グレイスティアラ
グレイスティアラ | ||||||||||||
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欧字表記 | Grace Tiara[1] | |||||||||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||||||||
性別 | 牝[1] | |||||||||||
毛色 | 鹿毛[1] | |||||||||||
生誕 | 2003年5月11日[1] | |||||||||||
死没 | 2019年12月11日(16歳没) | |||||||||||
抹消日 | 2007年10月14日 | |||||||||||
父 | フジキセキ[1] | |||||||||||
母 | ロイヤルティアラ[1] | |||||||||||
母の父 | ノーザンテースト[1] | |||||||||||
生国 | 日本(北海道門別町)[1] | |||||||||||
生産者 | 下河辺牧場[1] | |||||||||||
馬主 | (有)下河辺牧場[1] | |||||||||||
調教師 | 手塚貴久(美浦北)[1] | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 | 12戦4勝[1] | |||||||||||
獲得賞金 | 1億3221万8000円[1] | |||||||||||
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グレイスティアラ(Grace Tiara、2003年5月11日 - 2019年12月11日)[1] は日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2005年の全日本2歳優駿、エーデルワイス賞、2006年の兵庫チャンピオンシップ。
戦績
[編集]2005年9月の2歳新馬(ダート1200m)でデビューし、1番人気に応えて優勝した。新潟2歳ステークスでショウナンタキオンの4着と敗れた後、牝馬限定の統一重賞エーデルワイス賞に勝ち重賞初制覇を飾る。阪神ジュベナイルフィリーズでは16着と大敗したが、全日本2歳優駿では紅一点ながら優勝、GI制覇となった。この勝利は鞍上の田中勝春騎手にとって1992年にヤマニンゼファーで勝った安田記念以来、実に13年ぶりのGI制覇であった。
明け3歳となった2006年はクラシックを目指しアネモネステークスから始動、2着と健闘し桜花賞の優先出走権を獲得する。しかし本番では15着と惨敗を喫し、ダート路線に転向する。5月の兵庫チャンピオンシップではこの2ヵ月後にジャパンダートダービーを勝つフレンドシップをクビ差抑えて勝利。その後は関東オークス、スパーキングレディーカップ連続2着と悔しい競馬が続いた。さらにJBCマイルでは不利もあって6着、クイーン賞では3着となかなか勝ちきれないでいた。
その後は脚部不安のため戦列を離れていたが、2007年10月14日をもってJRA競走馬登録を抹消された[2]。今後は生まれ故郷の下河辺牧場にて繁殖牝馬となる。
引退後
[編集]引退後は下河辺牧場で繁殖生活に入り、2009年3月9日に初仔となるシンボリクリスエス産駒の黒鹿毛の牝馬を出産。
競走成績
[編集]以下の内容は、netkeiba.com[4]およびJBISサーチ[5]に基づく。
年月日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 頭数 | 枠番 | 馬番 | オッズ (人気) |
着順 | 騎手 | 斤 量 |
距離(馬場) | タイム (上3F) |
タイム 差 |
勝ち馬/(2着馬) | ||
2005 | 8. | 13 | 新潟 | 2歳新馬 | 13 | 6 | 9 | 1.5(1人) | 1着 | 田中勝春 | 54 | ダ1200m(稍) | 1.14.1 (38.4) | -0.4 | (コスモバーン) | |
9. | 4 | 新潟 | 新潟2歳S | GIII | 18 | 2 | 3 | 98.2(15人) | 4着 | 伊藤直人 | 54 | 芝1600m(重) | 1.36.4 (35.7) | 1.4 | ショウナンタキオン | |
10. | 20 | 門別 | エーデルワイス賞 | GIII | 16 | 1 | 2 | 4.1(2人) | 1着 | 田中勝春 | 54 | ダ1200m(稍) | 1.13.7 (38.0) | -0.3 | (アイアムエンジェル) | |
12. | 4 | 阪神 | 阪神JF | GI | 18 | 7 | 13 | 37.5(12人) | 16着 | 田中勝春 | 54 | 芝1600m(良) | 1.39.8 (38.2) | 2.5 | テイエムプリキュア | |
12. | 21 | 川崎 | 全日本2歳優駿 | GI | 11 | 8 | 10 | 5.6(4人) | 1着 | 田中勝春 | 54 | ダ1600m(良) | 1.42.3 (39.2) | -0.2 | (アテスト) | |
2006 | 3. | 11 | 中山 | アネモネS | OP | 16 | 2 | 3 | 16.6(6人) | 2着 | 田中勝春 | 54 | 芝1600m(良) | 1.35.4 (34.9) | 0.3 | アサヒライジング |
4. | 9 | 阪神 | 桜花賞 | GI | 18 | 3 | 6 | 55.8(13人) | 15着 | 田中勝春 | 55 | 芝1600m(良) | 1.36.5 (37.2) | 1.9 | キストゥヘヴン | |
5. | 4 | 園田 | 兵庫CS | GII | 11 | 3 | 3 | 3.2(2人) | 1着 | 田中勝春 | 53 | ダ1870m(良) | 2.01.2(-) | 0.0 | (フレンドシップ) | |
6. | 14 | 川崎 | 関東オークス | GII | 14 | 7 | 12 | 2.1(1人) | 2着 | 田中勝春 | 54 | ダ2100m(稍) | 2.18.5 (39.8) | 0.0 | チャームアスリープ | |
7. | 5 | 川崎 | スパーキングLC | GIII | 14 | 5 | 8 | 2.8(2人) | 2着 | 田中勝春 | 54 | ダ1600m(不) | 1.41.8 (39.5) | 0.1 | レマーズガール | |
11. | 2 | 川崎 | JBCマイル | GI | 14 | 6 | 9 | 20.1(6人) | 6着 | 田中勝春 | 54 | ダ1600m(良) | 1.41.5 (40.0) | 1.9 | ブルーコンコルド | |
12. | 6 | 船橋 | クイーン賞 | GIII | 14 | 7 | 12 | 3.2(1人) | 3着 | 田中勝春 | 56 | ダ1800m(稍) | 1.53.4 (38.7) | 1.2 | レマーズガール |
繁殖成績
[編集]生年 | 馬名 | 性 | 毛色 | 父 | 厩舎 | 馬主 | 戦績 | 出典 | |
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初仔 | 2009年 | マーメイドティアラ | 牝 | 鹿毛 | シンボリクリスエス | 栗東・角居勝彦 | 下河辺隆行 | 14戦1勝(繁殖) | [6] |
2番仔 | 2010年 | キングソング | 牡 | 鹿毛 | キングカメハメハ | 栗東・平田修 | 松岡隆雄 | 27戦2勝 | [7] |
3番仔 | 2011年 | ダノンバトゥーラ | 牡 | 黒鹿毛 | 栗東・角居勝彦 | (株)ダノックス | 11戦4勝(引退) | [8] | |
4番仔 | 2012年 | ダノンポラリス | 牡 | 栗毛 | ハービンジャー | 美浦・藤澤和雄 →園田・森澤友貴 |
(株)ダノックス | 7戦2勝(引退) | [9] |
5番仔 | 2013年 | クラウンドヘッド | 牝 | 鹿毛 | エンパイアメーカー | 栗東・角居勝彦 →園田・土屋洋之 |
下河辺隆行 →(有)下河辺牧場 |
59戦6勝(繁殖) | [10] |
6番仔 | 2015年 | ダノンロイヤル | 牡 | 鹿毛 | 栗東・千田輝彦 →高知・別府真司 |
(株)ダノックス →組)志士十二組合 |
51戦11勝(現役) | [11] | |
7番仔 | 2019年 | ハロースクロール | 牝 | 黒鹿毛 | ヘニーヒューズ | 美浦・手塚貴久 | (有)下河辺牧場 | 12戦1勝(引退) | [12] |
成績は2024年10月7日現在
血統表
[編集]グレイスティアラの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 フジキセキ 1992 青鹿毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ミルレーサーMillracer 1983 鹿毛 |
Le Fabuleux | Wild Risk | ||
Anguar | ||||
Marston's Mill | In Reality | |||
Millicent | ||||
母 ロイヤルティアラ 1991 栗毛 |
*ノーザンテースト Northern Taste 1971 栗毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Lady Victoria | Victoria Park | |||
Lady Angela | ||||
母の母 ロイヤルコスマー1982 鹿毛 |
*ロイヤルスキー | Raja Baba | ||
Coz o'Nijinsky | ||||
*マッチレスネイティヴ | Raise a Native | |||
Royal Match | ||||
母系(F-No.) | (FN:2-d) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Cosmah 4×5、Turn-to 5×5、Almahmoud 5×5、Lady Angela 5・4(母内)、Native Dancer 5・5(母内) | [§ 4] | ||
出典 |
- 母は中央競馬で準オープン止まりだったが5勝を挙げている。祖母ロイヤルコスマーは1985年桜花賞でエルプスの2着。5代母Cosmahはファーザーズイメージ、Haloの母。6代母はAlmahmoudである。
- 母の全姉レディコスマーの曾孫に2022年小倉2歳ステークス勝ち馬のロンドンプランがいる。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “グレイスティアラ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “グレイスティアラが登録抹消”. netkeiba.com. 2022年4月29日閲覧。
- ^ - グレイスティアラ(JPN) - 血統書サービス、2022年4月15日閲覧。
- ^ “グレイスティアラの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “グレイスティアラ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “マーメイドティアラ”. JBISサーチ. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “キングソング”. JBISサーチ. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “ダノンバトゥーラ”. JBISサーチ. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “ダノンポラリス”. JBISサーチ. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “クラウンドヘッド”. JBISサーチ. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “ダノンロイヤル”. JBISサーチ. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “ハロースクロール|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年9月8日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|グレイスティアラ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年4月14日閲覧。
- ^ “グレイスティアラの繁殖牝馬情報”. 競馬ラボ. 2020年6月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post
- グレイスティアラ - 競走馬のふるさと案内所