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タマモベストプレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タマモベストプレイ
2017年万葉S
欧字表記 Tamamo Best Play[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2010年2月28日(14歳)[1]
抹消日 2018年1月11日[2]
フジキセキ[1]
ホットプレイ[1]
母の父 ノーザンテースト[1]
生国 日本の旗 日本北海道浦河町[2]
生産者 信成牧場[1]
馬主 タマモ(株)[1]
調教師 南井克巳栗東[1]
厩務員 鶴田昌幸[3]
競走成績
生涯成績 40戦5勝[1]
獲得賞金 2億7672万7000円[1]
勝ち鞍
GIII きさらぎ賞 2013年
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タマモベストプレイ(欧字名:Tamamo Best Play2010年2月28日 - )は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2013年のきさらぎ賞

馬名の由来は、冠名+最上のプレイ。母名より連想[2]

全兄に2004年スワンステークス、2006年シルクロードステークスを制したタマモホットプレイがいる。

経歴

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2歳(2012年)

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2012年10月20日、京都競馬場5レースの2歳新馬戦(芝1400m)でデビュー。1番人気にこたえデビュー戦での初勝利を収めた。次走の500万下・秋明菊賞も勝利し2連勝を飾った。

3歳(2013年)

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重賞初出走となる1月6日のシンザン記念より始動し、エーシントップから僅差の3着。2月3日のきさらぎ賞(芝1800m)は短距離血統という背景から距離不安を指摘されていたが、番手に控えてレースを進めると、最後はマズルファイヤーとの追い比べを制して重賞初優勝を果たした[4]。3月17日のスプリングステークスは好位3番手グループから直線で仕掛けるも、ほぼ同じタイミングで馬群を抜け出したロゴタイプを捉えきれず、1.1/2馬身差の2着に惜敗[5]

GI初出走となったクラシック初戦・皐月賞は直線で伸びきれず5着。東京優駿菊花賞は共に着外に終わった。年末の有馬記念は16頭中最下位人気と全く期待されていなかったが、中団から徐々に進出すると直線で粘り5着に健闘した。

4歳(2014年)

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3月23日の阪神大賞典より始動し8着。その後は重賞戦線で連戦連敗が続いていたが、9月7日のオープン競走・丹頂ステークスできさらぎ賞以来、1年7か月ぶりの勝利を挙げた。10月14日の京都大賞典トゥザグローリーの番手待機から直線で前に出ると、最後はラストインパクトに交わされたものの、重賞では2013年3月のスプリングステークス以来となる2着に好走した[6]。11月30日のジャパンカップは番手から一時先頭に立つも、直線で失速し10着に終わった。

5~8歳(2015~2018年)

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5歳シーズンは1月18日の日経新春杯より始動。2番人気に支持されたが、7着に敗北。その後も勝てないレースが続き、2年以上にわたって勝ち星から遠ざかった。

7歳シーズンは1月5日のオープン競走・万葉ステークスより始動し、丹頂ステークス以来となる2年4か月ぶりの勝利を挙げた。その後は7月16日の函館記念で14番人気ながら2着に入ったのが最高成績で、シーズン2勝目を挙げることはできなかった。

8歳シーズンは連覇がかかっていた1月7日の万葉ステークスより始動し6着。このレースがラストランとなり、競走馬を引退した。

引退後

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競走馬引退後、滋賀県甲賀市の甲賀ファームで乗馬となった[7]

2022年現在は大阪府羽曳野市の乗馬クラブ・クレイン大阪にて繋養されている[8]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[9]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2012.10.20 京都 2歳新馬 芝1400m(良) 11 3 3 001.60(1人) 01着 R1:22.4(34.3) -0.1 0和田竜二 55 (メイショウライナー) 484
0000.11.03 京都 秋明菊賞 500万下 芝1400m(良) 10 4 4 004.00(2人) 01着 R1:22.4(33.6) -0.1 0和田竜二 55 ティーハーフ 486
2013.01.06 京都 シンザン記念 GIII 芝1600m(良) 16 3 5 005.00(3人) 03着 R1:34.5(35.6) -0.2 0和田竜二 56 エーシントップ 492
0000.02.03 京都 きさらぎ賞 GIII 芝1800m(良) 8 3 3 008.30(6人) 01着 R1:48.9(34.3) -0.0 0和田竜二 56 (マズルファイヤー) 492
0000.03.17 中山 スプリングS GII 芝1800m(良) 16 1 2 006.20(2人) 02着 R1:48.0(35.1) -0.2 0和田竜二 56 ロゴタイプ 486
0000.04.14 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 3 5 025.90(8人) 05着 01:58.5(35.6) -0.5 0和田竜二 57 ロゴタイプ 486
0000.05.26 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 5 10 064.8(10人) 08着 02:24.7(34.2) -0.4 0和田竜二 57 キズナ 488
0000.09.22 阪神 神戸新聞杯 GII 芝2400m(良) 18 7 13 023.00(6人) 05着 02:25.6(35.1) -0.8 0和田竜二 56 エピファネイア 480
0000.10.20 京都 菊花賞 GI 芝3000m(不) 18 4 8 043.8(11人) 08着 R3:07.0(36.8) -1.8 0和田竜二 57 エピファネイア 490
0000.12.07 阪神 朝日チャレンジC GIII 芝1800m(良) 18 2 3 005.80(3人) 06着 01:46.8(34.2) -0.3 0和田竜二 55 アルキメデス 502
0000.12.22 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 4 7 113.7(16人) 05着 02:34.3(38.3) -2.0 0和田竜二 55 オルフェーヴル 496
2014.03.23 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m(良) 9 7 7 031.50(6人) 08着 03:09.5(37.0) -2.9 0和田竜二 55 ゴールドシップ 492
0000.05.11 新潟 新潟大賞典 GIII 芝2000m(良) 16 1 2 010.60(4人) 07着 R1:59.6(33.9) -0.4 0津村明秀 55 ユールシンギング 492
0000.06.01 東京 目黒記念 GII 芝2500m(良) 16 7 13 009.30(3人) 08着 R2:31.5(35.1) -0.5 0C.ウィリアムズ 55 マイネルメダリスト 488
0000.06.15 東京 エプソムC GIII 芝1800m(良) 17 5 10 010.40(3人) 04着 R1:46.4(34.2) -0.2 0内田博幸 56 ディサイファ 482
0000.08.24 札幌 札幌記念 GII 芝2000m(良) 14 3 3 118.1(13人) 06着 02:00.3(37.1) -1.2 0和田竜二 57 ハープスター 476
0000.09.07 札幌 丹頂S OP 芝2600m(良) 14 6 9 003.80(1人) 01着 R2:43.2(36.7) -0.0 0津村明秀 55 (サトノシュレン) 476
0000.10.14 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 12 7 10 013.10(6人) 02着 R2:24.2(34.5) -0.0 0津村明秀 56 ラストインパクト 482
0000.11.30 東京 ジャパンC GI 芝2400m(良) 18 6 12 127.8(13人) 10着 R2:24.6(36.7) -1.5 0津村明秀 57 エピファネイア 484
2015.01.18 京都 日経新春杯 GII 芝2400m(良) 18 4 7 005.50(2人) 07着 R2:25.4(34.8) -0.6 0津村明秀 57 アドマイヤデウス 498
0000.03.28 中山 日経賞 GII 芝2500m(良) 12 6 7 022.80(8人) 07着 R2:30.9(35.2) -0.7 0津村明秀 56 アドマイヤデウス 476
0000.05.03 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 17 3 5 141.2(15人) 14着 R3:16.4(36.7) -1.7 0津村明秀 58 ゴールドシップ 480
0000.08.08 札幌 札幌日経OP 芝2600m(良) 11 8 11 003.90(2人) 02着 R2:38.8(35.0) -0.1 0津村明秀 58 ペルーサ 482
0000.09.06 札幌 丹頂S OP 芝2600m(良) 14 4 6 002.80(1人) 03着 R2:42.7(37.0) -0.9 0津村明秀 57 ヒラボクディープ 478
0000.09.27 中山 オールカマー GII 芝2200m(良) 15 6 11 033.3(11人) 12着 02:13.5(35.8) -1.6 0津村明秀 56 ショウナンパンドラ 478
2016.02.21 小倉 小倉大賞典 GIII 芝1800m(良) 16 6 12 038.7(12人) 13着 01:47.6(36.0) -0.9 0津村明秀 56 アルバートドック 488
0000.03.20 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m(良) 11 7 9 072.10(9人) 04着 03:06.8(36.5) -1.0 0D.バルジュー 56 シュヴァルグラン 488
0000.04.23 東京 メトロポリタンS OP 芝2400m(良) 6 1 1 004.80(3人) 02着 R2:26.3(34.6) -0.1 0津村明秀 56 モンドインテロ 482
0000.05.29 東京 目黒記念 GII 芝2500m(良) 18 7 14 051.0(13人) 10着 02:31.3(35.5) -0.7 0津村明秀 56 クリプトグラム 484
0000.08.06 札幌 札幌日経OP 芝2600m(良) 14 5 7 008.40(4人) 06着 02:40.5(36.4) -0.7 0三浦皇成 58 モンドインテロ 480
0000.09.04 札幌 丹頂S OP 芝2600m(良) 13 7 11 008.80(5人) 02着 02:41.3(35.9) -0.2 0吉田隼人 56 ヤマカツライデン 482
0000.10.10 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 10 5 5 074.70(8人) 10着 R2:26.9(34.6) -1.4 0藤岡康太 56 キタサンブラック 478
0000.12.03 中山 ステイヤーズS GII 芝3600m(良) 13 4 4 029.50(6人) 05着 R3:48.8(37.1) -1.4 0津村明秀 56 アルバート 484
2017.01.05 京都 万葉S OP 芝3000m(良) 12 7 10 005.10(2人) 01着 R3:06.1(37.3) -0.1 0V.シュミノー 56 (ラブラドライト) 486
0000.03.19 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m(良) 10 7 8 048.00(6人) 04着 03:03.4(36.6) -0.8 0吉田隼人 56 サトノダイヤモンド 490
0000.04.30 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 17 4 8 211.5(14人) 13着 R3:15.1(36.7) -2.6 0吉田隼人 58 キタサンブラック 488
0000.07.16 函館 函館記念 GIII 芝2000m(重) 16 7 14 069.1(14人) 02着 R2:01.4(36.1) -0.2 0吉田隼人 56.5 ルミナスウォリアー 488
0000.08.20 札幌 札幌記念 GII 芝2000m(良) 13 5 6 043.80(9人) 07着 R2:00.9(35.9) -0.5 0吉田隼人 57 サクラアンプルール 476
0000.09.03 札幌 丹頂S OP 芝2600m(良) 14 2 2 006.20(3人) 05着 R2:44.6(37.8) -0.4 0吉田隼人 57 プレストウィック 484
2018.01.07 京都 万葉S OP 芝3000m(良) 9 5 5 002.60(1人) 06着 R3:08.5(36.8) -1.5 0川田将雅 57 トミケンスラーヴァ 490

血統表

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タマモベストプレイ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系

フジキセキ
青鹿毛 1992
父の父
*サンデーサイレンス
青鹿毛 1986
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
ミルレーサー
鹿毛 1983
Le Fabuleux Wild Risk
Anguar
Marston's Mill In Reality
Millicent

ホットプレイ
栗毛 1992
*ノーザンテースト
栗毛 1971
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
母の母
ダイナホツト
栗毛 1982
*ディクタス Sanctus
Doronic
*ロイヤルサッシュ Princely Gift
Sash of Honour
母系(F-No.) ロイヤルサッシュ系(FN:1-t) [§ 2]
5代内の近親交配 Almahmoud 5×5、Lady Angela 5×4(母内) [§ 3]
出典
  1. ^ [10], [11]
  2. ^ [10], [11]
  3. ^ [10], [11]


脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n タマモベストプレイ”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年10月3日閲覧。
  2. ^ a b c タマモベストプレイ Tamamo Best Play(JPN)”. 競走馬情報. 日本中央競馬会. 2022年10月3日閲覧。
  3. ^ タマモベストプレイ、最終追い切り速報”. netkeiba.com. 2022年10月9日閲覧。
  4. ^ 【きさらぎ賞】タマモベストプレイ、距離克服!重賞初制覇”. スポニチannex. スポーツニッポン新聞社 (2013年2月4日). 2022年10月5日閲覧。
  5. ^ 【スプリングS】タマモベストプレイ2着 折り合いに指揮官手応え”. スポニチannex. スポーツニッポン新聞社 (2013年3月18日). 2022年10月5日閲覧。
  6. ^ 【京都大賞典】ラストインパクト 競り勝って重賞2勝目飾る”. スポニチannex. スポーツニッポン新聞社 (2014年10月14日). 2022年10月5日閲覧。
  7. ^ タマモベストプレイ競走馬登録を抹消”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2018年1月11日). 2022年10月4日閲覧。
  8. ^ クレイン所属の元競走馬たち”. 乗馬クラブ クレイン. 2022年10月4日閲覧。
  9. ^ "タマモベストプレイの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年10月3日閲覧
  10. ^ a b c 血統情報:5代血統表|タマモベストプレイ”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年10月3日閲覧。
  11. ^ a b c タマモベストプレイの血統表”. netkeiba.com. 2022年10月3日閲覧。

外部リンク

[編集]