ダヴィッド・ディ・ドナテッロ監督賞
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ダヴィッド・ディ・ドナテッロ監督賞(David di Donatello per il miglior regista)はダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の部門の一つ。1956年、賞の創設と同時に設置された。
2019年現在での最多受賞者は6回受賞のフランチェスコ・ロージである。
受賞者・候補者一覧
[編集]太字が受賞者。なお、1980年以前はノミネート制度が導入されていなかったため、賞は受賞者に直接授与されていた。
1950年代
[編集]1960年代
[編集]- 1960年
- フェデリコ・フェリーニ(『甘い生活』)
- 1961年
- ミケランジェロ・アントニオーニ(『夜』)
- 1962年
- エルマンノ・オルミ(『定職』)
- 1963年
- ヴィットリオ・デ・シーカ(『アルトナ』)
- 1964年
- 1965年
- フランチェスコ・ロージ(『真実の瞬間』)
- ヴィットリオ・デ・シーカ(『ああ結婚』)
- 1966年
- アレッサンドロ・ブラゼッティ(『Io, io, io... e gli altri』)
- ピエトロ・ジェルミ (『蜜がいっぱい』)
- 1967年
- ルイジ・コメンチーニ(『Incompreso』)
- 1968年
- カルロ・リッツァーニ(『Banditi a Milano』)
- 1969年
1970年代
[編集]- 1970年
- ジッロ・ポンテコルヴォ(『ケマダの戦い』)
- 1971年
- 1972年
- 1973年
- ルキノ・ヴィスコンティ (『 ルートヴィヒ』)
- 1974年
- 1975年
- 1976年
- マリオ・モニチェッリ (『私の友だち』)
- フランチェスコ・ロージ(『ローマに散る』)
- 1977年
- ヴァレリオ・ズルリーニ(『タタール人の砂漠』)
- マリオ・モニチェッリ(『ちゃちなブルジョワ』)
- 1978年
- 1979年
- フランチェスコ・ロージ(『エボリ』)
1980年代
[編集]- 1980年
- ジッロ・ポンテコルヴォ(『Ogro』)
- マルコ・ベロッキオ(『Salto nel vuoto』)
- 1981年
- フランチェスコ・ロージ(『Tre fratelli』)
- ルイジ・コメンチーニ(『Voltati Eugenio』)
- エットレ・スコラ(『パッション・ダモーレ』)
- 1982年
- マルコ・フェッレーリ(『町でいちばんの美女/ありきたりな狂気の物語』)
- サルヴァトーレ・ピシチェッリ(『Le occasioni di Rosa』)
- カルロ・ヴェルドーネ(『Borotalco』)
- 1983年
- パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ(『サン★ロレンツォの夜』)
- ジャンニ・アメリオ(『Colpire al cuore』)
- エットレ・スコラ(『Il mondo nuovo』)
- 1984年
- エットレ・スコラ(『ル・バル』)
- フェデリコ・フェリーニ(『そして舟は行く』)
- ナンニ・ロイ(『Mi manda Picone』)
- 1985年
- フランチェスコ・ロージ(『カルメン』)
- プーピ・アヴァーティ(『Impiegati』)
- パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ(『カオス・シチリア物語』)
- 1986年
- マリオ・モニチェッリ(『女たちのテーブル』)
- フェデリコ・フェリーニ(『ジンジャーとフレッド』)
- ナンニ・モレッティ(『ジュリオの当惑』)
- 1987年
- エットレ・スコラ(『ラ・ファミリア』)
- プーピ・アヴァーティ(『クリスマス・プレゼント』)
- フランチェスコ・マゼッリ(『Storia d'amore』)
- 1988年
- ベルナルド・ベルトルッチ(『ラストエンペラー』)
- フェデリコ・フェリーニ(『インテルビスタ』)
- ニキータ・ミハルコフ(『黒い瞳』)
- 1989年
- エルマンノ・オルミ(『聖なる酔っぱらいの伝説』)
- マルコ・リージ(『永遠のマリー』)
- ジュゼッペ・トルナトーレ(『ニュー・シネマ・パラダイス』)
1990年代
[編集]- 1990年
- マリオ・モニチェッリ(『Il male oscuro』)
- ジャンニ・アメリオ(『宣告』)
- プーピ・アヴァーティ(『いつか見た風景』)
- フェデリコ・フェリーニ(『ボイス・オブ・ムーン』)
- ナンニ・ロイ(『Scugnizzi』)
- ナンニ・モレッティ(『赤いシュート』)
- 1991年
- マルコ・リージ(『Ragazzi fuori』)
- リッキー・トニャッツィ(『Ultrà』)
- ガブリエレ・サルヴァトレス(『エーゲ海の天使』)
- ダニエーレ・ルケッティ(『Il portaborse』)
- フランチェスカ・アルキブージ(『黄昏に瞳やさしく』)
- 1992年
- ジャンニ・アメリオ(『小さな旅人』)
- マルコ・リージ(『Il muro di gomma』)
- カルロ・ヴェルドーネ(『Maledetto il giorno che t'ho incontrato』)
- 1993年
- ロベルト・ファエンツァ (『鯨の中のジョナ』)
- リッキー・トニャッツィ(『La scorta』)
- フランチェスカ・アルキブージ(『かぼちゃ大王』)
- 1994年
- カルロ・ヴェルドーネ(『Perdiamoci di vista』)
- ナンニ・モレッティ(『親愛なる日記』)
- パスクァーレ・ポッツェッセレ(『Padre e figlio』)
- 1996年
- ジュゼッペ・トルナトーレ(『明日を夢見て』)
- ベルナルド・ベルトルッチ(『魅せられて』)
- カルロ・リッツァーニ(『Celluloide』)
- パオロ・ヴィルズィ(『Ferie d'agosto』)
- 1997年
- フランチェスコ・ロージ(『遙かなる帰郷』)
- ロベルト・ファエンツァ(『Marianna Ucria』)
- ヴィルマ・ラバーテ(『ぼくらの世代』)
- ガブリエレ・サルヴァトレス(『ニルヴァーナ』)
- マウリツィオ・ザッカロ(『Il carniere』)
- 1998年
- ロベルト・ベニーニ(『ライフ・イズ・ビューティフル』)
- マリオ・マルトーネ(『戦争のリハーサル』)
- パオロ・ヴィルズィ(『Ovosodo』)
- 1999年
- ジュゼッペ・トルナトーレ(『海の上のピアニスト』)
- ベルナルド・ベルトルッチ (『シャンドライの恋』)
- ジュゼッペ・ピッチョーニ(『もうひとつの世界』)
2000年代
[編集]- 2001年
- ガブリエーレ・ムッチーノ(『最後のキス』)
- マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ(『ペッピーノの百歩』)
- ナンニ・モレッティ(『息子の部屋』)
- 2002年
- エルマンノ・オルミ(『ジョヴァンニ』)
- シルヴィオ・ソルディーニ(『風の痛み』)
- ジュゼッペ・ピッチョーニ(『ぼくの瞳の光』)
- 2003年
- プーピ・アヴァーティ(『心は彼方に』)
- マルコ・ベロッキオ(『母の微笑』)
- マッテオ・ガッローネ(『剥製師』)
- ガブリエーレ・ムッチーノ(『リメンバー・ミー』)
- フェルザン・オズペテク(『向かいの窓』)
- 2004年
- マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ(『輝ける青春』)
- プーピ・アヴァーティ(『クリスマスの雪辱』)
- マルコ・ベロッキオ(『夜よ、こんにちは』)
- セルジオ・カステッリット(『赤いアモーレ』)
- マッテオ・ガッローネ(『Primo amore』)
- 2005年
- パオロ・ソレンティーノ(『愛の果てへの旅』)
- ジャンニ・アメリオ(『家の鍵』)
- ダヴィデ・フェッラーリオ(『トリノ、24時からの恋人たち』)
- アンドレア&アントニオ・フラッツィ(『Certi bambini』)
- フェルザン・オズペテク(『聖なる心』)
- 2006年
- ナンニ・モレッティ(『夫婦の危機』)
- アントニオ・カプアーノ(『La guerra di Mario』)
- ミケーレ・プラチド(『野良犬たちの掟』)
- セルジオ・ルビーニ(『La terra』)
- カルロ・ヴェルドーネ(『わが人生最良の敵』)
- 2007年
- ジュゼッペ・トルナトーレ(『題名のない子守唄』)
- マルコ・ベロッキオ(『結婚演出家』)
- エマヌエーレ・クリアレーゼ(『新世界』)
- ダニエーレ・ルケッティ(『マイ・ブラザー』)
- エルマンノ・オルミ(『ポー川のひかり』)
- 2008年
- アンドレア・モライヨーリ(『湖のほとりで』)
- クリスティーナ・コメンチーニ(『Bianco e nero』)
- アントネッロ・グリマルディ(『クワイエット・カオス 〜パパが待つ公園で』)
- カルロ・マッツァクラーティ(『まなざしの長さをはかって』)
- シルヴィオ・ソルディーニ(『日々と雲行き』)
- 2009年
- マッテオ・ガッローネ(『ゴモラ』)
- プーピ・アヴァーティ(『ボローニャの夕暮れ』)
- パオロ・ソレンティーノ(『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』)
- ファウスト・ブリッツィ(『恋するローマ 元カレ/元カノ』)
- ジュリオ・マンフレドニア(『人生、ここにあり!』)
2010年代
[編集]- 2010年
- マルコ・ベロッキオ(『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』)
- ジュゼッペ・トルナトーレ(『シチリア!シチリア!』)
- ジョルジョ・ディリッティ(『やがて来たる者へ』)
- パオロ・ヴィルズィ(『はじめての大切なもの』)
- フェルザン・オズペテク(『あしたのパスタはアルデンテ』)
- 2012年
- パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ(『塀の中のジュリアス・シーザー』)
- ナンニ・モレッティ(『ローマ法王の休日』)
- フェルザン・オズペテク(『異人たちの棲む館』)
- マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ(『フォンターナ広場 イタリアの陰謀』)
- エマヌエーレ・クリアレーゼ(『海と大陸』)
- パオロ・ソレンティーノ(『きっと ここが帰る場所』)
- 2013年
- ジュゼッペ・トルナトーレ(『鑑定士と顔のない依頼人』)
- ベルナルド・ベルトルッチ(『孤独な天使たち』)
- マッテオ・ガッローネ(『リアリティー』)
- ガブリエレ・サルヴァトレス(『ゴッド・オブ・バイオレンス シベリアの狼たち』)
- ダニエーレ・ヴィカーリ(『Diaz - Don't Clean Up This Blood』)
- 2014年
- パオロ・ソレンティーノ (『グレート・ビューティー/追憶のローマ』)
- フェルザン・オズペテク(『カプチーノはお熱いうちに』)
- エットレ・スコラ(『フェデリコという不思議な存在』)
- カルロ・マッツァクラーティ(『幸せの椅子』)
- パオロ・ヴィルズィ(『人間の値打ち』)
- 2015年
- フランチェスコ・ムンズィ(『黒の魂』)
- サヴェリオ・コスタンツォ(『ハングリー・ハーツ』)
- マリオ・マルトーネ(『レオパルディ』)
- ナンニ・モレッティ(『母よ、』)
- エルマンノ・オルミ(『緑はよみがえる』)
- 2016年
- マッテオ・ガッローネ(五日物語 -3つの王国と3人の女-』)
- ジャンフランコ・ロージ(『海は燃えている ~イタリア最南端の小さな島~』)
- クラウディオ・カリガーリ(『Non essere cattivo』)
- パオロ・ジェノヴェーゼ(『おとなの事情』)
- パオロ・ソレンティーノ(『グランドフィナーレ』)
- 2017年
- パオロ・ヴィルズィ(『歓びのトスカーナ』)
- マルコ・ベロッキオ(『甘き人生』)
- エドアルド・デ・アンジェリス(『切り離せないふたり』)
- クラウディオ・ジョヴァンネージ(『花咲く恋』)
- マッテオ・ロヴェーレ(『ゴッド・スピード・ユー!』)
- 2018年
- ジョナス・カルピニャーノ(『チャンブラにて』)
- マネッティ・ブラザーズ(『愛と銃弾』)
- ジャンニ・アメリオ(『ナポリの隣人』)
- フェルザン・オズペテク(『ナポリ、熟れた情事 』)
- パオロ・ジェノヴェーゼ(『ザ・プレイス 運命の交差点』)
- 2019年
- マッテオ・ガッローネ(『ドッグマン』)
- マリオ・マルトーネ(『カプリ島のレボリューション』)
- ルカ・グァダニーノ(『君の名前で僕を呼んで』)
- ヴァレリア・ゴリーノ(『幸せな感じ』)
- アリーチェ・ロルヴァケル(『幸福なラザロ』)
2020年代
[編集]- 2020年
- マルコ・ベロッキオ(『シチリアーノ 裏切りの美学』)
- マッテオ・ロヴェーレ(『ザ・グレイテスト・キング』)
- クラウディオ・ジョヴァンネージ(『La paranza dei bambini』)
- ピエトロ・マルチェッロ(『マーティン・エデン』)
- マッテオ・ガローネ(『ほんとうのピノッキオ』)
- 2021年
- ジョルジョ・ディリッティ(『私は隠れてしまいたかった』)
- ファビオ&ダミアーノ・ディンノチェンツォ(『悪の寓話』)
- ジャンニ・アメリオ(『Hammamet』)
- エンマ・ダンテ(『Le sorelle Macaluso』)
- スザンナ・ニッキアレッリ(『ミス・マルクス』)
- 2022年
- パオロ・ソレンティーノ(『Hand of God -神の手が触れた日-』)
- レオナルド・ディ・コスタンツォ(『内なる鑑』 )
- ジュゼッペ・トルナトーレ(『モリコーネ 映画が恋した音楽家』)
- ガブリエーレ・マイネッティ(『フリークスアウト』)
- マリオ・マルトーネ(『笑いの王』)
- 2023年
- マルコ・ベロッキオ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- ジャンニ・アメリオ(『蟻の王』)
- ロベルト・アンドー(『奇妙なこと』)
- フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン、シャルロッテ・ファンデルメールシュ(『帰れない山』)
- マリオ・マルトーネ(『ノスタルジア』)
- 2024年
- マッテオ・ガッローネ(『僕はキャプテン』)
- ナンニ・モレッティ(『チネチッタで会いましょう』)
- アンドレア・ディ・ステファノ(『アモーレの最後の夜』)
- アリーチェ・ロルヴァケル(『墓泥棒と失われた女神』)
- マルコ・ベロッキオ(『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』)
外部リンク
[編集]- 公式サイト(イタリア語)