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ホンダ・ライフステップバン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホンダ・ライフ > ホンダ・ライフステップバン
ホンダ・ライフステップバン
VA型
ホンダコレクションホール所蔵車
EA型エンジン
ヘッドカバーの黄色ペイントはノンオリジナル
概要
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1972年9月-1974年[1]
ボディ
乗車定員 2/4名
ボディタイプ トールボーイ型軽ボンネットバン
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン EA型:水冷 直列2気筒 SOHC 356 cc
最高出力 30 PS/8,000 rpm[2]
最大トルク 2.9 kgf·m/6,000 rpm[2]
変速機 4速MT[2]
サスペンション
マクファーソンストラット+コイルスプリング
固定車軸+半楕円リーフスプリング
車両寸法
ホイールベース 2,080 mm[2]
全長 2,995 mm[2]
全幅 1,295 mm[2]
全高 1,620 mm[2]
車両重量 605 kg[2]
最大積載量 2名乗:300 kg
4名乗:200 kg
その他
生産台数 1万8,297台
※ピックアップの1,132台を含む。[1]
新車時価格 スタンダード:37万6,000円[2]
スーパーデラックス:40万3,000円[2]
系譜
後継 ホンダ・アクティバン(発売まで5年間の空白あり)
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ライフ ステップバンLIFE STEP VAN)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたトールワゴン型の軽規格ライトバン(広義の軽ボンネットバン)である。「ステップバン」の通称で親しまれた。

概要

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同社の軽乗用車であるライフプラットフォームの上に、ボンネットの付いたトールボーイ型の背の高いボディを被せて成り立っている。このような形は、現代の軽トールワゴンにおいて主流のパッケージングではあるが、1972年(昭和47年)当時、少なくとも軽自動車では唯一のものであった。前輪駆動の軽自動車であるライフをベースとしたおかげで、これまでの軽バンよりも圧倒的に床が低かったのが大きな特徴である(『絶版日本車カタログ』三推社・講談社80頁参照)。

コストダウンのためか、左前ドアと右後ドア、右前ドアと左後ドアで(サッシ、ドアハンドルを除き)同じ形をしているのが特徴である。計器類にはセンターメーターを採用し、ダッシュボード上面はデスク代わりとして使え、伝票整理などもしやすく、運転席側もデスク代わりとして使えたため、営業マンには好評だった。後席を畳むとフラットな荷室が現れるため、荷室の使い勝手も優秀であった[3]

ステップバンは1代限りで販売を終了したが、販売終了から22年後に、ステップワゴンや、S-MXの愛称「ステップ・バーン」の形で名称が復活している。また、カスタムベースとしての人気も高く、中古車市場では高い人気を誇っており、後継車種のバモスN-WGNには外部のアフターパーツとしてステップバンをイメージしたグリルが発売された例もある。

初代 VA型(1972-1974年)

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  • 1972年(昭和47年)9月19日に発表された(発売は翌9月20日)。発売時の価格は東京地区店頭渡し標準現金価格で「スタンダード」37万6,000円であった。型式はVA。
  • 1973年(昭和48年)8月20日ピックアップトラックライフピックアップ(PA型)が追加された。
  • 1974年(昭和49年)10月に既存の軽トラックのTN-Vを除く軽自動車市場一時撤退に伴い、ライフ、およびライフピックアップと共に生産・販売終了。

エピソード

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80年代に人気絶頂期を迎えたアイドル歌手の小泉今日子は、ステップバンが好きである旨を事あるごとに公言していた。1984年8月6日の日本テレビザ・トップテン』の放送においては、ヒット曲『迷宮のアンドローラ』が二週連続1位となった記念に、ピンク色のステップバンを小泉自ら運転して登場する演出がされた。小泉は免許取得後、初めての運転であったという。

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b c デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第12号15ページより。
  2. ^ a b c d e f g h i j k デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第12号16ページより。
  3. ^ 360cc軽自動車のすべて. 三栄書房. (2013). pp. 108. ISBN 9784779618963 

外部リンク

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