第4即応旅団 (ウクライナ国家親衛隊)
第4即応旅団 | |
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創設 | 2015年6月1日 |
所属政体 | ウクライナ |
所属組織 | ウクライナ国家親衛隊 |
部隊編制単位 | 旅団 |
兵科 | 国家憲兵 |
兵種/任務 | 即応部隊 |
所在地 | キーウ州ホストメリ |
愛称 |
セルヒイ・ミハルチュク ルビジ |
上級単位 | 国家親衛隊司令部 |
戦歴 |
ドンバス戦争 ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | アルテム・イホロヴィチ大佐 |
第4即応旅団(だい4そくおうりょだん、ウクライナ語: 4-та бригада оперативного призначення)は、ウクライナ国家親衛隊の旅団。国家親衛隊司令部隷下。
概要
[編集]ドンバス戦争
[編集]2015年6月1日、ドンバス戦争の影響に伴い、NATOモデルに準拠したウクライナ国家親衛隊司令部直轄の即応部隊として創設された。
2016年6月から、ドンバス戦争に投入され、東部ルハーンシク州に配置された。
2020年8月21日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、名誉称号「セルヒイ・ミハルチュク」を授与された[1]。
ロシアのウクライナ侵攻
[編集]北部・キーウ戦線
[編集]2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻では、北部キーウ州ブチャ地区に配備され、侵攻初日にアントノフ国際空港を占拠したロシア空挺軍を包囲殲滅した[2]。第35諸兵科連合軍、第36諸兵科連合軍の攻勢を1か月以上防御して大損害を出したが、4月上旬にロシア軍はキーウ州から撤退した[3]。戦後にキーウ戦線での損害を補填するため義勇軍のスボボダ大隊が配属された[4]。
東部・セベロドネツク戦線
[編集]2022年4月、激戦地の東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に再配置され、5月上旬にポパスナが陥落して主力部隊の第24独立機械化旅団が撤退するとセベロドネツク守備隊は軽歩兵のウクライナ国家親衛隊、ウクライナ領土防衛隊が中心となり、火力不足のため連日メディアを通じて重火器供与を訴えた。5月中旬にはルガンスク人民共和国第2軍団の援軍で第5諸兵科連合軍、第58諸兵科連合軍、第8親衛諸兵科連合軍隷下の第150自動車化狙撃師団が攻勢を開始し、セヴェロドネツィク市外を防御していた第115独立機械化旅団(出典によれば当時は同じ旅団番号の第115独立領土防衛旅団と誤報されていた)隷下の1個中隊が無断撤退してロシア軍がセベロドネツク市内に侵入し、市街戦となり「ゲリラ戦しかない!」と腹を括って7月上旬まで粘ったがセヴェロドネツィク、リシチャンシクが陥落してロシア軍はルハーンシク州全域を占領した[5][6][7][8]。
2022年7月27日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された[9]。
東部・北ドネツク戦線
[編集]2022年9月下旬、東部ドネツィク州クラマトルシク地区に再配置され、第81独立空中機動旅団と合同で攻勢を開始し、リマンを解放した[10]。
東部・バフムート戦線
[編集]2022年11月、東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、ロシア軍の攻勢を防御している。セベロドネツク同様バフムートも激戦地となっており、団員はこの戦線を「生き地獄」と評した[11][12]。
編制
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ ウクライナ大統領令 No. 336/2020 ウクライナ大統領府
- ^ “Bloody Day in Ukraine Ends With Russian Advances, Setbacks | Aviation Week Network”. aviationweek.com. 2022年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月25日閲覧。
- ^ From Hostomel to Rubizhne: Story of infantry officer about heavy fighting against Russians RBCウクライナ
- ^ List of volunteer units included into army ミリタリー・ランド
- ^ Russian Offensive Campaign Assessment, June 3 戦争研究所
- ^ У статті була допущена серйозна помилка, яка стосується неправильного зазначення роду військ бригади, що стояла в Сєвєродонецьку. У місті стояла механізована 115 бригада ЗСУ, а не 115 бригада ТРО – УП. ウクラインスカヤ・プラウダ
- ^ ゲリラ戦しかない防衛手段 リシチャンシクのスボボダ大隊 AP通信
- ^ 「すべてが燃えている」:国家警備隊員はシエヴィエロドネツクの戦いがどのようなものであったかを示しています ウクラインスカヤ・プラウダ
- ^ ウクライナ大統領令 No. 536/2022 ウクライナ大統領府
- ^ ドネツク地方のノヴォセリフカはゴキブリから解放されました! 🇺🇦 の兄弟と一緒に 私たちの男たちは、第81独立空中機動旅団、素晴らしい仕事をして 第4即応旅団 Facebook
- ^ 前線のどこにも敵の前で放牧していません。特定の分野では、将来の成功を準備しています-ウクライナ大統領の演説 ウクライナ大統領府
- ^ バフムートは「生き地獄」、ロシア戦力はワグネルから空挺兵に ウクライナの指揮官 CNN
- ^ セベロドネツクは半分包囲されていますが、ウクライナ軍の撤退に疑問の余地はありません-「スヴォボダ」大隊(ビデオ) フォーカス