コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ロサンゼルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロスアンジェリカから転送)
ロサンゼルス
City of Los Angeles
ロサンゼルスの市旗 ロサンゼルスの市章
市旗 市章
愛称 : L.A.、天使の街 (City of Angels)
位置
ロサンゼルス市の位置(カリフォルニア州)の位置図
ロサンゼルス市の位置(カリフォルニア州)
座標 : 北緯34度3分0秒 西経118度15分0秒 / 北緯34.05000度 西経118.25000度 / 34.05000; -118.25000
行政
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  カリフォルニア州の旗 カリフォルニア州
  ロサンゼルス郡
 市 ロサンゼルス
市長 カレン・バス英語版
民主党
地理
面積  
  市域 1,301.970 km2 (502.693 mi2)
    陸上   1,213.850 km2 (468.670 mi2)
    水面   88.119 km2 (34.02 mi2)
      水面面積比率     6.7%
標高 ※71 m (233 ft)
人口
人口 2016年現在)
  市域 3,976,322人
    人口密度   3,276人/km2(8,484人/mi2
その他
等時帯 太平洋標準時 (UTC-8)
夏時間 太平洋夏時間 (UTC-7)
ZIPコード 90001-90084、
90086-90089、90091、
90093-90097、90099、
90101-90103、90174、
90185、90189、90291-90293、91040-91043、91303-91308、91311、91316、91324-91328、91330-91331、91335、91340、91342-91349、91352-91353、91356-91357、91364-91367、91410-91499、91504-91505、91601-91609
市外局番 213、310、323、424、747、818
ISO 3166-2 US-CA
市庁舎所在地の標高
公式ウェブサイト : [1]
ロサンゼルス市庁舎

ロサンゼルス英語: Los Angeles アメリカ: [lɔːs ˈænələs] ( 音声ファイル) lawss AN-jəl-əs;[注 1] スペイン語: Los Ángeles [los ˈaŋxeles])は、アメリカ合衆国カリフォルニア州都市。同州最多の人口を誇る北米屈指の世界都市。アメリカ国内ではニューヨークに次いで人口が多い[1]略称は、L.A.(英語: [ɛlˈeɪ])。

概要

[編集]

市としてのロサンゼルスはロサンゼルス郡内にある。同郡にはほかにビバリーヒルズサンタモニカロングビーチなどが含まれる。郡の面積は12,308 km2で、人口は約976万人。映画産業で有名なハリウッドや、バレー(サン・フェルナンド・バレー)の多くの部分は、ロサンゼルス市内の地区になる。

ロサンゼルスに滞在する日本人(永住者と3ヶ月以上の長期滞在者で、日本国総領事館に届け出をしている者)は、2003年10月1日時点で29,809人と、トップのニューヨーク(49,748人)に次いで2番目に多い。なお、2011年10月1日時点では、ロサンゼルス郡とオレンジ郡の合計で70,629人の在留日本人がいる[2]。この他にも届け出をしていない滞在者も数多くいると想定される。

アメリカのシンクタンク2017年に発表した総合的な世界都市ランキングにおいて、世界8位の都市と評価された[3]。アメリカの都市では、ニューヨークに次ぐ2位である。2014年都市の経済規模 (GDP) では東京、ニューヨークに次いで世界第3位である[4]

ちなみに、アメリカ合衆国統計局の地域分担における「Los Angeles Region」には、上記5郡を含むカリフォルニア州南部の19郡およびハワイ州も含まれており、さらに2013年1月1日付で、カリフォルニア州北部、ネバダ州オレゴン州ワシントン州アイダホ州アラスカ州も含まれることになった[5]

名称

[編集]

Los Angeles」の発音は、[lɔːs ˈændʒələs]ローサンジャラス)または [lɔːs ˈændʒəliːz]ローサンジャリーズ)のように発音する。日本語では、外務省など政府機関においては「ロサンゼルス」としているが、「ロサンジェルス」「ロスアンゼルス」「ロスアンジェルス」などとも表現されている。

日本語では略して「ロス」と言うことがあるが、英語圏では通じない。英語圏での略称は「LA(エルエイ)」となる[6]

Los Angeles」という都市名は、スペイン語[los ˈaŋxeles] (ロサンヘレス)と発音し、「天使たち」を意味する(英語: the angelsに相当)。1781年にこの土地に入植した人々が町の名を「我らが貴婦人、ポルツィウンコラの天使たちの女王の町」を意味する El Pueblo de Nuestra Señora la Reina de los Ángeles de Porciúncula(エル・プエブロ・デ・ヌエストラ・セニョーラ・ラ・レイナ・デ・ロス・アンヘレス・デ・ポルツィウンコラ)と名づけ、それが縮まったものである。「天使たちの女王」とは聖母マリアを意味する[7]ポルツィウンコラ英語版イタリアアッシジにあるフランシスコ会の聖地。

19世紀には、中国語では音訳して「羅省枝利」と表記していた。これを受けて、1894年にロサンゼルス在住の船橋義七という漢詩の得意な日本人が「羅府(らふ)」と省略して日本人社会で使用することを提唱した[8]1903年創刊の邦字新聞羅府新報』は、全米最大の日本語新聞である。

地理

[編集]
マッカーサーパークから見たダウンタウン

地勢

[編集]

ロサンゼルスはカリフォルニア州の南部に位置し、西は太平洋に面する。広大な平地が広がるが、大きな河川は流れておらず、コロラド川などから水路を引っ張っている。市の北東にモハーベ砂漠、北西にコースト山脈、東にシエラネバダ山脈がそれぞれ広がる。

アメリカ合衆国統計局によると、この都市は総面積1,290.6km2 (498.3mi2) である。このうち1,214.9km2 (469.1mi2) が陸地で75.7km2 (29.2mi2) が水地域である。総面積の5.86%が水地域となっている。

気候

[編集]

ケッペンの気候区分ではダウンタウンや沿岸部は地中海性気候 (Csa)、内陸部は砂漠気候 (BWh) に属する。年間降水量は300mm程度と少ない。特に夏の降雨が少なく、統計年によっては7月、8月の降水量が0mmであったこともある。1年を通して温暖だが、冬は雨も多く朝晩は10℃前後まで下がる。夏の日中は40℃近くまで上がることもあるが、乾燥しているため夕方を過ぎると涼しくなり、夜は15℃近くまで下がって肌寒くなることもある。

ロサンゼルス市の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 35
(95)
35
(95)
37
(99)
41
(106)
39
(102)
44
(111)
42
(108)
41
(106)
43
(109)
42
(108)
38
(100)
33
(91)
44
(111)
平均最高気温 °C°F 18.7
(65.7)
18.8
(65.8)
18.6
(65.5)
19.7
(67.5)
20.6
(69.1)
22.2
(72.0)
24.1
(75.4)
24.8
(76.6)
24.8
(76.6)
23.6
(74.5)
21.3
(70.3)
18.8
(65.8)
21.3
(70.4)
平均最低気温 °C°F 8.8
(47.8)
9.6
(49.3)
10.3
(50.5)
11.6
(52.9)
13.5
(56.3)
15.3
(59.5)
17.1
(62.8)
17.9
(64.2)
17.3
(63.1)
15.1
(59.2)
11.6
(52.9)
8.8
(47.8)
13.1
(55.5)
最低気温記録 °C°F −4
(25)
0
(32)
0
(32)
3
(37)
0
(32)
8
(46)
10
(50)
9
(48)
8
(46)
3
(37)
1
(34)
−1
(30)
−4
(25)
降水量 mm (inch) 86.5
(3.406)
100.2
(3.945)
67
(2.64)
22.7
(0.894)
7.5
(0.295)
2.4
(0.094)
0.6
(0.024)
1.8
(0.071)
7.5
(0.295)
14.5
(0.571)
26.2
(1.031)
49.7
(1.957)
386.6
(15.223)
出典:[9]

都市圏

[編集]

ロサンゼルスを中心とする広域都市圏は、グレーター・ロサンゼルス・エリアあるいはグレーター・ロサンゼルス、またはサウスランド: Southland)などと呼ばれるが、単にロサンゼルスと呼ばれることもある。広域都市圏の範囲は、ロサンゼルス郡オレンジ郡ディズニーランドで有名なアナハイムがある。人口約306万人)を合わせた2郡のみとする場合と、さらに周辺のリバーサイド郡サンバーナーディーノ郡ベンチュラ郡を合わせた計5郡を指す場合とがある。2郡の面積は12,562km²で、人口は約1292万人であり、5郡の面積は87,941km²で、人口は約1763万人である。ロサンゼルス郡とオレンジ郡のロサンゼルス都市圏は、日本の京阪神大都市圏(面積11,169km²、人口1864万人(2000年国勢調査))と同程度で、映画産業を初めとして世界への情報発信力が強い。ちなみに、2010年の近郊を含む都市的地域の人口は1,477万人であり、世界第14位、北米ではニューヨークに次ぐ第2位である[10]

衛星都市は30以上を有し、ロサンゼルス都市圏は北はパームデール、西はヴェンチューラ、東はサンバーナーディーノ、南はサンディエゴ都市圏との境界であるエスコンディードあたりに至る。有名な都市にアナハイムリバーサイドロングビーチサンタアナなどがあり、これらはいずれも人口30万人を超える。なお、カリフォルニア州にはサンフランシスコ大都市圏(700万人)を形成しているが、サンフランシスコとは約500km離れているため(東京-大阪間程)、基本的に商圏における競合は起こりえない。

街並み

[編集]
ゲティ・センターから見たロサンゼルスのパノラマ
マルホランドドライブから見たロサンゼルスのパノラマ(左から右へ:サンタアナ山脈ダウンタウンハリウッド(前景)、ウィルシャーブルバードロサンゼルス港英語版パロスバーデス半島サンタカタリナ島ロサンゼルス国際空港

人口

[編集]
人口動態
人種構成 2010[11] 1990[12] 1970[12] 1940[12]
白人 49.8% 52.8% 77.2% 93.5%
—非ヒスパニック 28.7% 37.3% 61.1%[13] 86.3%
黒人 9.6% 14.0% 17.9% 4.2%
ヒスパニック(肌の色問わず) 48.5% 39.9% 17.1%[13] 7.1%[14]
アジアン 11.3% 9.8% 3.6% 2.2%
人口推移
人口
18501,610
18604,385172.4%
18705,72830.6%
188011,18395.2%
189050,395350.6%
1900102,479103.4%
1910319,198211.5%
1920576,67380.7%
19301,238,048114.7%
19401,504,27721.5%
19501,970,35831.0%
19602,479,01525.8%
19702,816,06113.6%
19802,966,8505.4%
19903,485,39817.5%
20003,694,8206.0%
20103,792,6212.6%
2012(推計)3,857,7991.7%
source:[15][16]

2000年現在の国勢調査で、この都市は人口3,694,820人、1,275,412世帯および798,407家族が暮らしている。人口密度は3,041.3/km2 (7,876.8/mi2) である。1,101.1/km2 (2,851.8/mi2) の平均的な密度に1,337,706軒の住宅が建っている。この都市の人種的な構成は白人46.93%、黒人11.24%、インディアン0.80%、アジア9.99%、太平洋諸島系0.16%、その他の人種25.70%および混血5.18%である。このうち白人の人口の46.53%はヒスパニックまたはラテン系であり、29.75%はヒスパニックまたはラテン系でない白人となっている。

この都市内の住民は26.6%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が11.1%、25歳以上44歳以下が34.1%、45歳以上64歳以下が18.6%および65歳以上が9.7%にわたっている。中央値年齢は32歳である。女性100人ごとに対して男性は99.4人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は97.5人である。

この都市の世帯ごとの平均的な収入は36,687米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は39,942米ドルである。男性は31,880米ドルに対して女性は30,197米ドルの平均的な収入がある。この都市の一人当たりの収入 (per capita income) は20,671米ドルである。人口の22.1%および家族の18.3%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の30.3%および65歳以上の12.6%は貧困線以下の生活を送っている。

また、ホームレスの数は全米最大の規模であり、2007年10月11日に発表された調査によると、ロサンゼルス市内に40,000人以上、ロサンゼルス全域では73,000人のホームレスが居住している。そのうち10,000人が未成年、24,505人が精神疾患、8,453人が退役軍人、約7,200人が家庭内暴力の被害者である[17]。2019年現在もスキッド・ロウなどを中心に、36,000人のホームレスが路上にテントを張るなどして居住している[18]

周辺都市

[編集]
ビバリーヒルズ

歴史

[編集]

先住民の時代

[編集]

もともとは沿岸部で、トングヴァ族英語版チュマシュ族英語版カフイラ族英語版モハーヴェ族クミアイ族などのインディアン部族が豊富な漁猟資源を糧に漁猟採集生活を営んでいた。彼らはカヌーを使って周辺部族と交易し、貝殻の装飾品や滑石の器や彫刻を作り、魚のほかにアシカカワウソクジラを狩った。

1542年、白人で初めてフアン・ロドリゲス・カブリージョが船でこの地を訪れ、トングヴァ族に歓迎された。この探検家はサンタカタリナ島で死去した。

スペイン人による征服とアメリカ領へ

[編集]

1769年から1771年に、スペイン人はこの地に「サンガブリエル・アークアンヘル伝道所英語版」を建設した。1777年、スペイン人のネベ英語版総督が一般市民の居住する村落 (civic pueblos) を計画した。1781年に、ロス・アンヘルス住民英語版 ("townspeople") が現ロサンゼルス市ダウンタウンのオルベラ街あたりに小さな村落を建設した。一方、地名はそれ以前にこの地に踏み入れ、モンテレー湾を目指していたポルトラが、聖母マリアにちなんでLos Angeles(ポルシンウラの天使達の女王)と名づけていたのを、そのまま利用したといわれる。

スペイン人はこの地に農場を作りはじめ、前述のインディアンたちを捕らえ、彼らをキリスト教に強制改宗させて十把一絡げに「ミッション・インディアン英語版(伝道インディアン)」と名づけ、農場労働や周辺部族の監督役に使役した。彼ら「ミッション・インディアン」は現在では、カリフォルニア独自のインディアン集団となっている。

1804年、スペイン領ヌエバ・エスパーニャラス・カリフォルニアズLas Californias1770年-1804年)が分割されアルタ・カリフォルニア (Alta California) になった。1821年にはメキシコ帝国が独立し、メキシコ帝国領となったが1年ほどでメキシコ合衆国に移行した。1848年アメリカ・メキシコ戦争1846年-1848年)中にジョン・C・フレモントベアフラッグ反乱英語版をきっかけに独立したカリフォルニア共和国 (California Republic) は、グアダルーペ・イダルゴ条約によりメキシコ割譲地(アリゾナ・ニューメキシコなど)とともにアメリカ合衆国領となった。1850年には市制が敷かれたが、当時の人口はまだ1610人であった。1853年ガズデン購入に際し、米墨国境線が確定した。

飛躍的発展

[編集]
市の近郊に立ち並ぶオイルリグ(1896年)

その後、鉄道網の発達に伴って、とりわけ柑橘類をはじめ野菜、穀物、牧畜などを東部に運び出すための集散地として北部のサンフランシスコとともに発展、同時にパサデナバーバンクサンタモニカなどの郊外都市も発展し、メトロポリス形成の基盤となる。しかし、ロサンゼルスが飛躍的に発展したのは20世紀に入ってからであり、さまざまな要因がある。1つ目は19世紀末の油田発見による石油化学工業の発達、2つ目は大戦中に急伸した航空機産業の発達、そして3つ目はハリウッドに代表される映画産業の発達が大きい。そして自動車交通の発展である。ロサンゼルス都市圏は非常に広域であるため、交通手段にマイカーは欠かせない。そのため、他の都市よりいち早くフリーウェイ高速道路)を整備し、10本以上の幹線が市街を網羅している。一方、市街交通手段として発達していたパシフィック電鉄などの路面電車は、1930年代から1960年代に次々と撤去され、世界的に例のないほどの自動車交通偏重の都市となった。そのため、1980年代大気汚染が深刻であったが、今日ではかなり改善されてきている。

こうして、市街地は急速に発展していった。しかし、一方で飲料水、工業用水の確保が急務となった。そこで1913年シエラネバダ山脈の東部を流れるオーエンズ川と市を結ぶ水路を建設、1936年には豊富な水量をもつコロラド川から水を供給し、この問題は解決された。

第二次世界大戦

[編集]
「ロサンゼルスの戦い」を報じるロサンゼルスタイムズ(1942年)
ロサンゼルス空港(1959年)

アメリカが1941年12月より参戦した第二次世界大戦中は、日本軍の上陸や空襲に備えて対空砲や防空レーダー、防空シェルターの整備、灯火管制が行われたほかに、小中学生に対して学童疎開も検討された。さらには、日本陸軍の上陸や日本海軍機による空襲を恐れるあまり、また人種差別的観点から日系人の強制収容が行われたものの、大戦期を通じてロサンゼルス市内への日本軍の上陸や空襲、艦砲射撃を受けることはなかった。

しかし開戦翌年の1942年にかけては、沿岸部において日本海軍潜水艦通商破壊戦を含む活発な活動を行い、多くの艦艇が攻撃、撃沈されたほか、沿岸部では攻撃され沈みゆく船が市民から目撃された。さらに1942年2月24日には、近郊のサンタバーバラの製油施設が日本海軍艦艇の砲撃を受けたうえに、その翌日には、パニックに陥ったアメリカ軍による「ロサンゼルスの戦い」のような、市民に死傷者を出す悲劇も起き、その模様はラジオ中継されアメリカ西海岸のみならずアメリカ全土を恐怖に陥れた。

なお、第二次世界大戦時を通じてロサンゼルスは軍事物資や原油の供給地として発展し、とりわけ地元に工場を構えるダグラス・エアクラフトロッキードなどに対する軍用機の需要によって市況は大きく潤った。

住人急増

[編集]

第二次世界大戦終戦後、戦地から戻る若者がロサンゼルスに多く住みはじめ、1900年には10万人だった人口は1960年には248万人まで膨れあがった。その一方で、住宅供給が課題となり、郊外に大規模な一戸建て住宅地を提供していったが、カーン郡地震英語版発生を機に1957年に市街の高度制限を撤廃、地価高騰もあいまって中高層集合型住宅(日本でいういわゆるマンション)が急増していった。

そしてダウンタウンにはニューヨークやシカゴに引けをとらない高層ビル群がそびえ立つようになり、今日にみる大都市へと成長している。その後、ノースリッジ地震などでも被害を受け、災害対策がさらに充実された[注 2]

商業、金融拠点

[編集]
サンセット大通りの看板(2001年)

それに伴い、商業も発展していき、西海岸最大の商業・金融拠点となった。しかし中東メキシコ湾沿岸からの廉価な原油の供給の増加により、原油の掘削はあまり行われなくなった。更に今日では電子機器半導体宇宙産業など最先端工業が発展している。これは学術・文化都市として培っていた技術力の蓄積、また軍事産業や航空機産業関係者が持つ高度な技術力の産業形態転換によるものが大きく、今日におけるロサンゼルス経済の主力にもなっている。

2022年の調査によると、世界7位の金融センターであり、アメリカの都市では3位である[19]。また、貿易の拠点としての地位も高まり、サンフランシスコシアトルオークランドサンディエゴらと共にアジア向け市場の窓口としての機能を果たしている。

アジア系移民

[編集]

古くから労働力としてのアジア系移民を受け入れてきており、ダウンタウン近辺に第二次世界大戦前からあった日本人街であるリトルトーキョーチャイナタウンのほか、戦後の韓国系移民の急増を受けて広がってきたコリアタウンなどいくつかのアジア系タウンがある。また、ダウンタウンとサンタモニカ間にはリトル・オーサカが、郊外のオレンジ郡近辺にはベトナム系移民街であるリトルサイゴン英語版もある。一方、さまざまな人々が共存する社会ゆえに人種、民族間の対立が存在し、ロサンゼルス暴動などの事件も起きている。

日系移民

[編集]

ロサンゼルスで日本人の定住が公式に認められたのは1888年である。1900年には150人の日本人が住んでいた。1899年発足の鹿児島県人会に続き、さまざまな県人会が設立された[20]。1906年のサンフランシスコ地震により、ロサンゼルスに移動してくる日本人が増え、この急激な増加と白人による人種差別の高まりによって排日ムードが高まった。

サンフランシスコからの移住組は身を守るため、ロサンゼルス街とアラメダ街の間にある通りに集まって暮らしはじめ、1908年にはこれが「リトルトーキョー」と呼ばれるようになった。1909年、当時日本人会長だった甲斐政次郎は、生花栽培と流通を担う南カルフォルニア花市場株式会社を設立し[21]、この生花流通システムを全米に拡げた。ただ、日曜の営業や低賃金女性労働者利用は社会からの批判もあり、1913年にはカリフォルニア州外国人土地法が施行された[22]市民権獲得資格のない外国人の土地所有が制限され、1924年移民法では移民が制限されたものの、1928年には藤井整が最高裁で勝訴し日系人がロサンゼルスで病院を開設することが認められ、1931年には加州毎日新聞社も設立された[23]

1930年代には2万人を超える日本人や日系人が暮らし、リトルトーキョーはアメリカ最大の日本人街になった。その後日本人および日系人の数は4万人近くまで膨らんだが、第二次世界大戦により、日系人の強制収容が始まり、日本人や日系人のいなくなった街には黒人が住みついた。

戦後になり、1948年にはカリフォルニア州外国人土地法が藤井の裁判によって覆され、日系1世は土地の購入をできるようになった[23]。日系人や日本人が戻ってきたが、強制収容により土地や職業や資産を奪われたことや、日本人漁業禁止法などによって生業を奪われたことから、以前のような勢いには戻らなかった[24]。ただ、花市場は現在も日系人社会を背景に運営されている[22]

1964年には、南加県人会協議会が発足した[20]

ヒスパニック移民とスペイン語圏

[編集]

もともとメキシコ領だったこともありスペイン語地名も多く、古くからヒスパニック系が存在するが近年のメキシコなどからの移民の流入により、今では全人口の46.5%がヒスパニックもしくはラテン系である。また全人口のうち41.7%[25]がスペイン語話者であり、英語の42.2%とほぼ同数であるなど、全米一のスペイン語人口を抱える都市としてヒスパニック文化の中心地となっている。

治安

[編集]
ロサンゼルス暴動では4,000人を超える連邦軍(陸軍、および海兵隊)部隊までが投入された。
ワッツ暴動で燃える建物
ストリートギャングクリップス」のタギング

かつて犯罪件数がアメリカの都市の中でも上位に位置していたが、過去最悪であったロサンゼルス暴動の時期と比較すると、警察官の増員、治安部隊であるジョイント・タスク・フォースの導入などもあって犯罪発生件数が激減している。2014年現在、CQプレス社における安全な街ランキングでは、全米5位にランキングされている。(安全な50万人以上の街ランキング[26])日本では治安がよいというイメージをもたれているサンフランシスコよりもランキングが上であり、一部のスラム地域を除いて、そこまで危険ではない。

オフィスビルが占めるダウンタウン西側および市庁舎からリトルトーキョー一帯は90年代は空き地が多く、治安がよいとはいえなかったが、ダウンタウン南エリアでステイプルズ・センターをはじめとする大規模な再開発が始まり、治安状況が大きく向上、夜間でも安全に歩けるような場所へと生まれかわった。また、リトルトーキョー近辺ではコンドミニアムの新築が目立ち、出店ラッシュに沸いたラーメン店などの人気もあって、深夜でも多くのアメリカ人の客が見られるなど、以前とは一変したにぎわいを見せている。

リトル・トーキョーの南側にあるスキッド・ロウなどは、かつてスラム街であったが、現在は路上生活者など極度な低所得者の一時的な滞在地になっており、多いときで数千人の路上生活者が滞在している。これはスキッド・ロウ地区に路上生活者支援の施設があるためである。スキッド・ロウは、問屋市場であるファッション・ディストリクト地区と隣接しているため、夕方以降のファッションディストリクト地区はスキッド・ロウからあふれ出た多くの路上生活者が一時的に滞在している。

ギャング

[編集]

ロサンゼルス市警察によると、45,000人ものストリートギャングメンバーが存在し、450のギャング組織がロサンゼルスを本拠地としている。その中でも最も有名な、アフリカ系アメリカ人クリップスブラッズサウス・ロサンゼルスを本拠地としている。ラテン系ではメキシカンギャングのスレーニョスがロサンゼルスを発祥としている。そのため、ロサンゼルスは「アメリカにおけるギャングの首都」と呼ばれている。

暴動

[編集]

ロサンゼルスでは何度も大規模な暴動が発生している。有名なものでは1965年のワッツ暴動では死者34人・負傷者1,032人、逮捕者は約4,000名を出し、1992年のロサンゼルス暴動では、被害は死者58人、負傷者約2,000人を出し、放火件数は3,600件、崩壊した建物は1,100件にも達した。

経済

[編集]
ロサンゼルスの夜景
ダウンタウンのスカイライン

第一次産業

[編集]

農業

[編集]

古くから機能していた農業(農産物)の加工、集散地としての機能はフレズノベーカーズフィールドなど、他の都市に移転している傾向が見られる。

第二次産業

[編集]

工業

[編集]
石油化学工業

1892年、実業家のエドワード・L・ドヒーニーが現在のダウンタウン近隣で石油を発見[27]、以後石油産業が発展し、石油精製工場、化学薬品工場が相次いで建てられた。今ではメキシコ湾岸の都市が豊富な産出量を誇っており、産油地としてのカリフォルニアの地位は低下しているが、今もなお健在で、近年は内陸の都市でも油田採掘が行われている。

航空宇宙産業

ロッキードボーイング(旧マクドネル・ダグラス)などの航空産業や宇宙産業半導体などの最先端工業である。これは特に第二次世界大戦中の各種軍用機の需要とともに飛躍的に発展、戦後は数多くの旅客機も造られた(現在はロッキードは旅客機製造を行っていない)。また、その技術は多方面に利用され、自動車組立工業やタイヤ、チューブ製造などの関連工業などに派生していった。さらに戦後にはスプートニク・ショックによる宇宙開発産業の促進やシリコンバレーから飛び火してきた電子機器、半導体産業があり、シリコンバレーにならって、テックコーストという俗称がある。

第三次産業

[編集]

観光業

[編集]
エンターテイメント産業

ハリウッドに代表される映画などのエンターテイメント産業や観光産業である。初期の映画撮影では高い光度が必要であり、曇天・雨天や室内撮影では多くの照明が必要であったが、ロサンゼルスの夏季に降雨が少ない気候は戸外撮影には最適の地であった。そのため、ニューヨークから逃れたユダヤ系の映画会社が当地で撮影を行うようになり、ワーナー・ブラザースRKOパラマウントなど多くの映画製作会社が誕生、市の経済を支える一つとなった。また、郊外におけるユニバーサルスタジオ建設やディズニーランド進出などのレジャー観光都市としての発展を促し、今日ではリゾートや保養都市としての性格も強いほか、コンベンションなどの誘致も盛んである。

商業

[編集]

特に商業金融業である。工業、娯楽産業の発展が同市に与えた影響は大きいが、サンフランシスコとともにアメリカ西海岸における商業の中枢である。さらに前述したように海運、貿易の拠点としての重要性も高い。金融センターとしての台頭も目覚ましく、イギリスのシンクタンクが発表した指標では世界7位の競争力をもつ金融センターと評価された[19]

サービス業

[編集]

5つ目はサービス業で、ファッションや宝飾などのデザイン業は特に進んでいる。今日ではニューヨークとならぶファッション最先端基地として知られており、高度な技術をもった専門家の移住が多い。特にユダヤ系白人が多くの職に就いている。

また、地の利のよさなどから、日本企業や韓国企業などアジアの大企業の多くがアメリカにおける本社機能をロサンゼルス近郊に置いており、これらの企業による雇用の創出や税収が地域経済を大きく潤している。

情報・通信

[編集]

マスメディア

[編集]

放送局

[編集]
テレビ

テレビ局では24時間放送の「ユナイテッド・テレビジョン・ブロードキャスティング・システム」(UTB) 18.2チャンネルがある。

新聞社

[編集]

ロサンゼルスの主要な日刊新聞は「ロサンゼルス・タイムズ」(LA Times) である。主要なスペイン語新聞として「ラ・オピニオン」(La Opinión) がある。また、日本語新聞としては「羅府新報

教育

[編集]
南カリフォルニア大学
カリフォルニア大学ロサンゼルス校

大学

[編集]

ロサンゼルスには、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA)、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校 (CSULA) およびカリフォルニア州立大学ノースリッジ校 (CSUN) を含む、いくつかの州立単科大学および総合大学がある。

ロサンゼルスの私立大学には南カリフォルニア大学 (USC)、ペパーダイン大学ロヨラ・メリーマウント大学 (LMU)、アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン (Art Center College of Design)、オクシデンタル・カレッジ (Oxy)、オーティス芸術大学 (Otis College of Art and Design) およびサウスウェスタン法科大学 (Southwestern University School of Law) などがある。

コミュニティ・カレッジとしては、ロサンゼルス・シティー・カレッジ (Los Angeles City College; LACC)、ロサンゼルス・ピアース・カレッジ (Los Angeles Pierce College)、ロサンゼルス・ヴァレー・カレッジ (Los Angeles Valley College)、サンタモニカ・カレッジ (Santa Monica College; SMC) およびロサンゼルス・ミッション・カレッジ (Los Angeles Mission College) がある。

初等・中等教育

[編集]

ロサンゼルスの主要な初等中等教育の公立学区は、ロサンゼルス統一学区 (Los Angeles Unified School District) である。また、多数の日本企業の駐在員の子弟が在住することから、日本語補習校が周辺に数多く存在する。

交通

[編集]
ロサンゼルス国際空港
ユニオン駅待合室
フライアウェイの大型バス
フリーウェイ

空港

[編集]

アメリカ西海岸への主な玄関口の一つとして、毎日多数の航空便がロサンゼルス国際空港に発着している。ほかにもロサンゼルス周辺にはロングビーチ空港ハリウッド・バーバンク空港ジョン・ウェイン空港など空港がいくつかあり、主に国内線で利用されている。またホーソンなどの小型機専用の空港も多数存在している。

日本からは日本航空全日本空輸ZIPAIR Tokyoアメリカン航空デルタ航空ユナイテッド航空シンガポール航空東京東京国際空港成田国際空港)から直行便を運航している。なお、大阪関西国際空港)からの直行便は日本航空のみによって運航されている[28]

鉄道

[編集]
長距離鉄道

ダウンタウンにはアムトラックユニオン駅がある。

バス

[編集]
長距離バス

グレイハウンドのバスターミナルはダウンタウンの東外れに位置している。サンフランシスコ、サンディエゴ、フェニックスラスベガスをはじめ多くの都市へのバスが発着する主要なターミナルである。しかし、イーストロサンゼルスに近く、スラム街の中に位置するため周辺の治安が悪い。

ロサンゼルス国際空港シャトル便"フライアウェイ"

[編集]

ロサンゼルス国際空港から市街地へ向かう手段として最も早く、そして低価格で抑えられる手段として便利なフライアウェイ (FLY AWAY) がある。大型バス・ミニバン・VIPセダンの3種用意されているが、種類によって料金が異なる。ロサンゼルス国際空港からの乗り場はターミナル1から8とTBITから発着する。一例からすると料金は以下の通りとなる。

  • 空港 - ダウンタウン(ユニオン駅)
大型バス - 7.00米ドル
VIPセダン - 12.00米ドル

市内・近郊交通

[編集]

アメリカの多くの都市と同様、ロサンゼルスの主要な移動手段は自動車である。市内をフリーウェイが縦横に走っている一方で、かつて市内・近郊地域を縦横に走っていたパシフィック電鉄ロサンゼルス鉄道による市内電車網が1960年代までに全廃されたために、1990年代初頭まで公共交通機関バスのみに頼る状態が続いていた。また、流しのタクシーもほとんどない。旅行者の場合、移動手段としてはレンタカーが一般的である。1990年代以降地下鉄LRT網(ロサンゼルス・メトロ)や近郊列車(メトロリンクアムトラック・カリフォルニア)が整備されつつあり、渋滞や公害の解消が期待されている。

2008年11月、ロサンゼルスとサンフランシスコを結ぶカリフォルニア高速鉄道の建設の是非を問うカリフォルニア州民の住民投票が行われ、賛成票が過半数を占めて可決した。

観光

[編集]
チャイニーズシアター
ディズニーランド

観光スポット

[編集]

文化

[編集]
ドジャー・スタジアムダウンタウン
Crypto.comアリーナ

スポーツ

[編集]

ロサンゼルスは、1932年大会1984年大会および2028年大会(予定)の3度の夏季オリンピックの開催都市に選ばれた。また2028年にはパラリンピックも開催される予定である。

ロサンゼルスは全米2位の市場規模であるにもかかわらず、北米4大プロスポーツリーグで最も人気が高いとされるNFLのチームが1995年から2015年まで存在しないという状況にあった。1946年サンフランシスコ・49ersとともに西海岸初のプロスポーツチームとなったロサンゼルス・ラムズ1980年アナハイムへ移転した(ただし、「ロサンゼルス」を冠し続けた)が、1982年にオークランド・レイダース(現・ラスベガス・レイダース)がロサンゼルスへ移転してきた。アナハイムをロサンゼルス都市圏とみなせば2チームが存在していたことになる状況は、ラムズがセントルイスへ移転、レイダースがオークランドへ再移転し、2チームを同時に失った1995年に一変した。

その後ロサンゼルス市は積極的に誘致活動を行ったが、NFLチームの移転構想が浮上しては、何度も頓挫した。2016年にラムズがロサンゼルス市域に隣接するイングルウッドへ移転し、再び「ロサンゼルス」を冠したことでNFLチームを取り戻した。続けて、2017年にサンディエゴ・チャージャーズ(現・ロサンゼルス・チャージャーズ)が同じくイングルウッドへ移転し、「ロサンゼルス」を冠したことで、1982年から1994年までの片方のチームがロサンゼルス市域に隣接せずも異なるアナハイムに存在する状況よりも好転した。

かつてのラムズよりも14年早くロサンゼルスからアナハイムへ移転し、その後もアナハイムにとどまっているMLBロサンゼルス・エンゼルスは、1966年から長らく「ロサンゼルス」を冠していなかったが、2005年にロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムと改称し、2016年に現チーム名に改称している。

アリーナフットボールリーグ(AFL)のロサンゼルス・アベンジャーズ英語版は2019年に解散した。2023年にはプロクリケットリーグのメジャーリーグクリケット(MLC)が開始され、ロサンゼルス・ナイトライダーズが所属している[29]

スポーツ種別 チーム 所属団体 団体内所属 ホーム競技場
野球 ロサンゼルス・ドジャース MLB ナショナルリーグ ドジャー・スタジアム
ロサンゼルス・エンゼルス MLB アメリカンリーグ エンゼルスタジアム
アメリカンフットボール ロサンゼルス・ラムズ NFL NFC西地区 SoFiスタジアム
ロサンゼルス・チャージャーズ NFL AFC西地区 SoFiスタジアム
バスケットボール ロサンゼルス・レイカーズ NBA ウェスタン・カンファレンス Crypto.comアリーナ
ロサンゼルス・クリッパーズ NBA ウェスタン・カンファレンス Crypto.comアリーナ
ロサンゼルス・スパークス WNBA ウェスタン・カンファレンス Crypto.comアリーナ
アイスホッケー ロサンゼルス・キングス NHL ウェスタン・カンファレンス Crypto.comアリーナ
サッカー ロサンゼルス・ギャラクシー MLS ウェスタン・カンファレンス スタブハブ・センター
ロサンゼルスFC MLS ウェスタン・カンファレンス BMOスタジアム
クリケット ロサンゼルス・ナイトライダーズ MLC 無し グレートパーク・クリケットスタジアム

1962年から1968年にかけて、オリンピック・オーディトリアムを中心に興行を開催したプロレス団体WWAが活動しており、フレッド・ブラッシーザ・デストロイヤー力道山豊登大木金太郎などがWWA世界王座となった。

音楽

[編集]

出身・関連著名人

[編集]

出身者

[編集]

居住その他ゆかりある人物

[編集]

姉妹都市・提携都市

[編集]

姉妹都市

[編集]

ロサンゼルスは25の姉妹都市を有している[54]。ここでは、姉妹都市になった年代順に並べる。全米国際姉妹都市協会(Sister Cities International)加盟都市。

提携都市

[編集]

2007年に当時のビヤライゴーサ市長はイスラエルのテルアビブとの文化交流提携を正式に認めた[55]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ イギリス: [lɒs ˈænɪlz, -lɪz, -lɪs] ( 音声ファイル) loss AN-jih-leez, --liz, --liss
  2. ^ カリフォルニア州議会は州内全ての公立病院が救急医療部を備え、救急室が耐震構造をもつことを義務化する法律を2005年1月1日に通過させた。
  3. ^ ストライサンド効果の英語版(en)を参照。

出典

[編集]
  1. ^ Census Bureau Announces Most Populous Cities(アメリカ合衆国国勢調査局)
  2. ^ 在ロサンゼルス日本国総領事館、在留邦人数調査結果
  3. ^ JLL、世界の都市比較インデックスを分析「都市パフォーマンスの解読」を発表 JLL 2017年10月25日閲覧。
  4. ^ Cities Rank Among the Top 100 Economic Powers in the World Chicago Council on Global Affairs 2016年10月28日閲覧。
  5. ^ Los Angeles Region United Census Bureau 2012年8月28日閲覧
  6. ^ アメリカを英語でいうときAmericaだと正しくないってほんと?【今日の英語マメ知識】 | English Lab(イングリッシュラボ)┃レアジョブ英会話が発信する英語サイト”. RareJob English Lab produced by レアジョブ英会話 (2019年4月19日). 2023年8月27日閲覧。
  7. ^ Noelle Sullivan (2009). It Happened in Southern California: Remarkable Events That Shaped History. Rowman & Littlefield. p. 9. ISBN 0762763221 
  8. ^ 『南加州日本人七十年史』45ページ、南加日系人商業会議所編(1960年)
  9. ^ MSN天気予報 - ロサンゼルス”. msn.com. 2009年11月19日閲覧。
  10. ^ Demographia: World Urban Areas & Population Projections
  11. ^ Los Angeles (city), California”. State & County QuickFacts. U.S. Census Bureau. 2012年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月16日閲覧。
  12. ^ a b c Race and Hispanic Origin for Selected Cities and Other Places: Earliest Census to 1990”. U.S. Census Bureau. 2012年1月2日閲覧。
  13. ^ a b From 15% sample
  14. ^ Hispanic origin based on the White population of Spanish mother tongue.
  15. ^ Moffatt, Riley (1996). Population History of Western U.S. Cities & Towns, 1850–1990. Lanham, Maryland: Scarecrow. p. 41 
  16. ^ Annual Estimates of the Resident Population for Incorporated Places Over 100,000, Ranked by July 1, 2011 Population: April 1, 2010 to July 1, 2011” (CSV). United States Census Bureau, Population Division (2011年7月1日). 2012年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月9日閲覧。
  17. ^ “ロサンゼルスのホームレス人口は全米最大、当局発表”. AFPBB News. (2007年10月12日). https://www.afpbb.com/articles/-/2296736?pid=2234174 2013年6月21日閲覧。 
  18. ^ 増え続けるLAのホームレス人口、立ち並ぶテントが犯罪の温床に”. CNN (2019年6月6日). 2019年6月6日閲覧。
  19. ^ a b GFCI 32 Rank - Long Finance”. www.longfinance.net. 2022年9月24日閲覧。
  20. ^ a b 南加県人会協議会 ABOUT US
  21. ^ 甲佐町甲佐町の先人 甲斐政次郎」。
  22. ^ a b Southern California Flower Market: A Japanese American Business Blooms。 Public Media Group of Southern California(2012年)。
  23. ^ a b “日系人の人権のため戦う:藤井整の勇気描く”. Rafu Shimpo. (2013年5月9日). http://www.rafu.com/2013/05/%E6%97%A5%E7%B3%BB%E4%BA%BA%E3%81%AE%E4%BA%BA%E6%A8%A9%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E6%88%A6%E3%81%86%EF%BC%9A%E8%97%A4%E4%BA%95%E6%95%B4%E3%81%AE%E5%8B%87%E6%B0%97%E6%8F%8F%E3%81%8F/ 2017年6月30日閲覧。 
  24. ^ 中町泰子「日系チャプスイレストランにおけるフォーチュンクッキーの受容」『年報非文字資料研究』第5号、神奈川大学日本常民文化研究所 非文字資料研究センター、2009年3月、173-186頁、ISSN 18839169NAID 120006603626 
  25. ^ http://www.mla.org/map_data_results&state_id=6&county_id=&mode=&zip=&place_id=44000&cty_id=&ll=&a=&ea=&order=r Modern Language Association Data Center Results of Los Angeles, California Modern Language Association
  26. ^ http://www.infoplease.com/us/cities/safest-dangerous-cities.html
  27. ^ Discovery of Oil in Los Angeles (USC)
  28. ^ JALグループ、2014年度国際線路線便数計画を一部変更 日本航空 2014年9月5日閲覧
  29. ^ Los Angeles Knight Riders ロサンゼルス・ナイトライダーズ公式サイト 2023年10月21日閲覧。
  30. ^ 終わりなき闇 チェット・ベイカーのすべて. 河出書房新社. (2006) 
  31. ^ Beyette, Beverly (July 3, 1990). “After Smoke Cleared: Survivors: Some lost everything in the 1961 fire in Bel-Air and Brentwood. Others fought the blaze and the odds. They all remember the terror”. Los Angeles Times. オリジナルのSeptember 2, 2018時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180902104902/http://articles.latimes.com/1990-07-03/news/vw-698_1_bel-air 4-7, 2023閲覧。 
  32. ^ Wolfe, Donald H. (1998). The Last Days of Marilyn Monroe. New York: Morrow. ISBN 978-0-68816-288-7 
  33. ^ David Rosenberg (25 January 2016). “An Intimate Portrait of Elizabeth Taylor as Seen Through Her Home”. Slate. オリジナルの29 March 2020時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200329204732/https://slate.com/culture/2016/01/inside-elizabeth-taylors-bel-air-home-700-nimes-road.html 7 april 2023閲覧。 
  34. ^ Brenoff, Ann (05-20, 2011). “Liz Taylor's Bel-Air Home Hits Market at $8.6 Million”. AOL Real Estate. 04-07, 2023閲覧。
  35. ^ フィールド・オブ・ドリームス』映画パンフレット「キャスト・プロフィル」より。
  36. ^ Jennifer Aniston buys big digs in Bel Air”. Real Estalker (January 24, 2012). April 7, 2023閲覧。
  37. ^ INSIDE LEONARDO DICAPRIO'S HOUSES: FROM A HISTORIC HOLLYWOOD MANSION TO MALIBU BEACH HOUSE”. LOVEPROPERTY.COM (28 January 2023). 9 April 2023閲覧。
  38. ^ Sanchez, Rene (June 6, 2004). “Presidential library, Bel Air streets become centers for grieving”. Milwaukee Journal Sentinel: p. 13A. https://news.google.com/newspapers?id=x7caAAAAIBAJ&pg=6244,3707654&dq=bel-air+reagan+decades&hl=en 04-07, 2023閲覧。 
  39. ^ Manure-filled package sent to Treasury Secretary Steve Mnuchin sends bomb squad to Bel Air”. ABC 7 (2017年). 2023年4月7日閲覧。
  40. ^ Local Inspiration for Movie Classics: Hitchcock had Link to Santa Cruz”. Santa Cruz Public Libraries. September 5, 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。04-07, 2023閲覧。
  41. ^ Groves, Martha (November 12, 2012). “Actor Robert Taylor's former ranch is set to go on auction block”. Los Angeles Times. オリジナルのDecember 12, 2012時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121212124256/http://articles.latimes.com/2012/nov/12/local/la-me-robert-taylor-ranch-20121112 04-07, 2023閲覧。 
  42. ^ Peter Haldeman (SEPTEMBER 7, 2016 4:00 PM). “FROM THE ARCHIVES Look Inside Joan Fontaine's House in California”. Architectural Digest. 4-7-2023閲覧。
  43. ^ 'Are you building a Taj Mahal?' :Clint Eastwood goes badass on construction workers near Bel Air home”. Realty Today (April 26, 2014). 2023年4月3日閲覧。
  44. ^ 846 Stradella Rd, Los Angeles, CA - 7 beds/5 baths”. Redfin. 2020年4月3日閲覧。
  45. ^ LAUREN BEALE (MAY 13, 2012, 12 AM PT). “Julie Andrews’ Brentwood house isn’t going for a song”. LOS ANGELES TIMES. APR 6 2023閲覧。
  46. ^ Actress Sondra Locke, Embittered Ex of Clint Eastwood, Dies at 74”. The Hollywood Reporter (December 13, 2018). 04-07, 2023閲覧。
  47. ^ Oliver Stone's house”. Virtual Globe-Trotting. 2023年4月3日閲覧。
  48. ^ Schiffman, Betsy (June 27, 2003). “Next Stop – Governor's Mansion?”. Forbes. オリジナルのApril 11, 2008時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080411195942/http://www.forbes.com/2003/06/27/cx_bs_0627movers.html April 07, 2023閲覧。 
  49. ^ Lacayo, Richard (August 10, 2003). “The Mind Behind the Muscles”. Time. オリジナルのSeptember 30, 2007時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20070930044742/http://www.time.com/time/printout/0,8816,474589,00.html April 07, 2023閲覧。. 
  50. ^ Schindehette, Susan (August 1, 1994). “To Live and Die in L.A. - Murder, Nicole Brown Simpson”. People. オリジナルのOctober 19, 2019時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20191019092446/https://people.com/archive/cover-story-to-live-and-die-in-l-a-vol-42-no-5/ April 07, 2023閲覧。. 
  51. ^ Jerry Oppenheimer (May 2, 2022, 3:25pm). “Wild history of Johnny Depp’s castle, which keeps luring nosy tourists”. New York Post. https://nypost.com/2022/05/02/wild-history-of-johnny-depps-west-hollywood-castle/ April 7, 2023閲覧。 
  52. ^ Leitereg, Neal J.; Beale, Lauren; Flemming, Jack (August 26, 2017). “Jay-Z and Beyoncé put down roots in L.A. with $88-million splash”. Los Angeles Times. https://www.latimes.com/business/realestate/hot-property/la-fi-hp-hotprop-20170826-story.html 2023年4月7日閲覧。 
  53. ^ Jonah Waterhouse (26 OCT 2020). “Inside Miranda Kerr And Evan Spiegel's Luxurious Los Angeles Home Take a peek inside her gorgeous Malibu abode ”. marieclaire Australia. 6 APR, 2023閲覧。
  54. ^ ロサンゼルス市の姉妹都市 ,2024年2月閲覧
  55. ^ テルアビブ・ロサンゼルスの協力関係 Archived 2008年6月23日, at the Wayback Machine. グレーター・ロサンゼルスのユダヤ連合

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
公式
日本政府
観光
その他