丸森町
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(丸森村から転送)
まるもりまち 丸森町 | |||||
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| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 宮城県 | ||||
郡 | 伊具郡 | ||||
市町村コード | 04341-9 | ||||
法人番号 | 7000020043419 | ||||
面積 |
273.30km2 | ||||
総人口 |
10,861人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 39.7人/km2 | ||||
隣接自治体 |
宮城県:白石市、角田市、亘理郡山元町 福島県:相馬市、伊達市、相馬郡新地町 | ||||
町の木 | スギ | ||||
町の花 | ヤマユリ | ||||
町の鳥 | ウグイス | ||||
丸森町役場 | |||||
町長 | 保科郷雄 | ||||
所在地 |
〒981-2192 宮城県伊具郡丸森町字鳥屋120番地 北緯37度54分41秒 東経140度45分55秒 / 北緯37.91144度 東経140.76539度座標: 北緯37度54分41秒 東経140度45分55秒 / 北緯37.91144度 東経140.76539度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
丸森町(まるもりまち)は、宮城県の最南端にある町。伊具郡に属し、県の最南端に位置する。
地理
[編集]位置
[編集]宮城県の最南端に位置する。 阿武隈高地に囲まれた盆地状であり、阿武隈川が流れる北部に平地がある。 町の面積のほぼ1割を国有林が占める。
地形
[編集]山岳
[編集]- 主な山
河川
[編集]- 主な川
気候
[編集]1月の平均気温は1.3℃、8月の平均気温は24.0℃[1]。
- 最高気温極値:37.6℃(2015年7月14日)
- 最低気温極値:-16.7℃(1990年2月2日)
かつて猪の生息域北限が同町付近と言われていたが、冬場の積雪が少なくなるにつれて生息域も北上している。
丸森(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 17.1 (62.8) |
21.3 (70.3) |
25.5 (77.9) |
31.8 (89.2) |
34.2 (93.6) |
35.6 (96.1) |
37.6 (99.7) |
37.2 (99) |
35.6 (96.1) |
31.8 (89.2) |
26.3 (79.3) |
20.8 (69.4) |
37.6 (99.7) |
平均最高気温 °C (°F) | 6.0 (42.8) |
6.9 (44.4) |
10.6 (51.1) |
16.4 (61.5) |
21.2 (70.2) |
23.8 (74.8) |
27.1 (80.8) |
28.6 (83.5) |
25.1 (77.2) |
20.0 (68) |
14.5 (58.1) |
8.8 (47.8) |
17.4 (63.3) |
日平均気温 °C (°F) | 1.3 (34.3) |
1.8 (35.2) |
4.9 (40.8) |
10.3 (50.5) |
15.7 (60.3) |
19.2 (66.6) |
22.8 (73) |
24.0 (75.2) |
20.3 (68.5) |
14.4 (57.9) |
8.4 (47.1) |
3.6 (38.5) |
12.2 (54) |
平均最低気温 °C (°F) | −3.7 (25.3) |
−3.4 (25.9) |
−1.0 (30.2) |
3.7 (38.7) |
10.2 (50.4) |
15.2 (59.4) |
19.3 (66.7) |
20.3 (68.5) |
16.2 (61.2) |
9.2 (48.6) |
2.6 (36.7) |
−1.5 (29.3) |
7.3 (45.1) |
最低気温記録 °C (°F) | −15.7 (3.7) |
−16.7 (1.9) |
−13.3 (8.1) |
−7.5 (18.5) |
−0.1 (31.8) |
6.0 (42.8) |
10.8 (51.4) |
11.1 (52) |
4.3 (39.7) |
−2.5 (27.5) |
−5.7 (21.7) |
−12.8 (9) |
−16.7 (1.9) |
降水量 mm (inch) | 52.9 (2.083) |
35.8 (1.409) |
73.7 (2.902) |
90.9 (3.579) |
99.9 (3.933) |
126.8 (4.992) |
176.0 (6.929) |
169.0 (6.654) |
210.0 (8.268) |
168.0 (6.614) |
57.6 (2.268) |
38.9 (1.531) |
1,298.7 (51.13) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 6.0 | 5.1 | 8.0 | 8.0 | 9.4 | 11.7 | 14.2 | 12.3 | 12.3 | 9.1 | 5.8 | 6.1 | 108.2 |
平均月間日照時間 | 168.1 | 165.4 | 187.2 | 190.7 | 193.3 | 142.2 | 130.4 | 152.5 | 125.9 | 143.0 | 148.7 | 154.6 | 1,901.2 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[2] |
人口
[編集]丸森町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 丸森町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 丸森町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
丸森町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
隣接自治体
[編集]歴史
[編集]近代
[編集]- 明治時代
近現代
[編集]- 昭和時代
現代
[編集]- 平成時代
- 2002年(平成14年)3月17日 - 廻倉地区での不注意な火の取扱により山火事が発生。自衛隊も出動して3日間に及ぶ消火活動を行ったが、最終的に次郎太郎山西側斜面を中心に162haを焼失した[3]。その跡地には桜が植樹され、今後は景勝地になることが期待されている。
- 令和時代
- 2019年(令和元年)10月12日 - 令和元年東日本台風(台風19号)で阿武隈川支流の堤防が決壊し、浸水被害を受けた[4]。町内全域に避難勧告が出され、上層階に避難住民を収容した町役場も周辺の浸水で一時孤立した[5]。11人の死者・行方不明者が出たことから翌年、10月12日を「鎮魂の日」と定める[6]。
政治
[編集]行政
[編集]首長
[編集]- 歴代村長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
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1 | 阿部千橘 | 1889年(明治22年)4月1日 | 1897年(明治30年)2月8日 |
- 歴代町長
- 昭和の合併以前
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
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1 | 阿部千橘 | 1897年(明治30年)2月9日 | 1901年(明治34年)3月31日 | 村長より留任 |
2 | 二瓶廉吉 | 1901年(明治34年)5月9日 | 1902年(明治35年)4月14日 | |
3 | 斎藤桂太郎 | 1902年(明治35年)4月28日 | 1903年(明治36年)5月11日 | |
4 | 三明保 | 1903年(明治36年)5月27日 | 1916年(大正5年)2月15日 | |
5 | 阿部千次郎 | 1916年(大正5年)5月3日 | 1917年(大正6年)7月10日 | |
6 | 成田鶴吉 | 1917年(大正6年)9月7日 | 1925年(大正14年)6月30日 | |
7 | 斎藤小右ェ門 | 1925年(大正14年)9月7日 | 1929年(昭和4年)9月2日 | |
8 | 二瓶泰次郎 | 1929年(昭和4年)9月20日 | 1930年(昭和5年)7月12日 | |
9 | 阿部小太郎 | 1930年(昭和5年)8月14日 | 1936年(昭和11年)4月7日 | |
10 | 齋藤理助 | 1936年(昭和11年)6月2日 | 1936年(昭和11年)10月5日 | |
11 | 二瓶泰次郎 | 1936年(昭和11年)12月26日 | 1941年(昭和16年)12月1日 | 再任 |
12 | 二瓶好雄 | 1941年(昭和16年)12月8日 | 1942年(昭和17年)6月22日 | |
13 | 斎藤善平 | 1942年(昭和17年)7月15日 | 1946年(昭和21年)11月28日 | |
14 | 宍戸寿 | 1947年(昭和22年)4月15日 | 1954年(昭和29年)11月30日 |
- 昭和の合併以後
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 森健次郎 | 1955年(昭和30年)1月14日 | 1963年(昭和38年)1月13日 | |
2 | 佐藤寅之助 | 1963年(昭和38年)1月14日 | 1971年(昭和46年)1月13日 | |
3 | 二瓶泰助 | 1971年(昭和46年)1月14日 | 1987年(昭和62年)1月13日 | |
4 | 高野正道 | 1987年(昭和62年)1月14日 | 1999年(平成11年)1月13日 | |
5 | 渡辺政巳 | 1999年(平成11年)1月14日 | 2011年(平成23年)1月13日 | |
6 | 保科郷雄 | 2011年(平成23年)1月14日 | 現職 |
施設
[編集]警察
[編集]- 本部
- 交番
- 丸森交番
消防
[編集]- 本部
- 消防職員:15名
- 配備車両:4台(ポンプ車1/水槽車1/救急車1/指揮車1)
- 消防署
- 丸森出張所(宮城県伊具郡丸森町字鳥屋82-1)
- 消防団
- 組織体制:3方面隊・8分団20部45班
- 団員定数:557名
- 配備車両:小型動力ポンプ積載車 45台(軽37台/普通8台・内、多機能型消防車REDSEAGULL 1台)
町の消防の主な歴史は下記の通りとなっている。
- 1954年(昭和29年)12月1日 -町村合併により8消防団が合併し、丸森町消防団(初代団長・鈴木三郎、団員965名・8分団80班)が発足する。
- 1957年(昭和32年) -消防組織法の改正により、団員定数も720名に削減された。
- 1970年(昭和45年)8月-町の一般職員12名を消防団員に兼任させ消防団常備部を設置する。(普通消防ポンプ自動車・1台配備)
- 1971年(昭和46年)5月-消防団常備部の消防ポンプ自動車更新。(トヨタBDI型普通消防ポンプ自動車・1台配備)
- 1972年(昭和47年)4月-仙南地域広域行政事務組合 角田消防署丸森出張所が設置された。
- 1974年(昭和49年)4月-広域消防の発足により、消防団常備部を廃止。団員定数も700名に削減された。
- 2003年(平成15年)4月1日-消防団組織の再編成が行われ、団員定数も557名に削減された。
再編成前の組織体制は、3方面隊・8分団24部70班(丸森分団に団本部付の先行出動の消防ポンプ自動車を1台配備)。
団員定数は700名であった。
団員が定員に満たない班を統廃合し全ての班に小型動力ポンプ積載車が配備された。==== 仙南地域広域行政事務組合 角田消防署丸森出張所 ==== - 消防職員:15名
- 配備車両:4台(ポンプ車1/水槽車1/救急車1/指揮車1)
郵便局
[編集]- 主な郵便局
- 丸森郵便局(集配局)
- 大内郵便局
- 館山郵便局
- 大張郵便局
- 金山本郷郵便局
- 筆甫郵便局
- 小斎郵便局
- 耕野簡易郵便局
対外関係
[編集]姉妹都市・提携都市
[編集]海外
[編集]- 姉妹都市
都市名 | 国名 | 地域名 | 提携年月日 |
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ヘメット | アメリカ合衆国 | カリフォルニア州 | 1990年(平成2年)5月12日 - 姉妹都市提携。 |
国内
[編集]- 姉妹都市
都市名 | 都道府県 | 地方名 | 提携年月日 |
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北見市 | オホーツク総合振興局 | 北海道地方 | 1996年(平成8年)8月19日 旧端野町と姉妹都市提携締結。 |
経済
[編集]- 産業別就業者数
第三次産業
[編集]地域商社「GM7」が町内の物産販売や観光集客、住民生活の支援などに取り組んでいる[7]。 また、宮城県南部への外国人観光客誘致をめざす一般社団法人「宮城インバウンドDMO」は本部を丸森町に置いている[8]。
金融機関
[編集]- 七十七銀行丸森支店(指定金融機関)
- みやぎ仙南農業協同組合丸森支店
教育
[編集]高等学校
[編集]- 公立
※ 丸森町の受験生は宮城県の公立高校以外に、福島県立の梁川、相馬、相馬総合の各高校を志願できる[9]。
中学校
[編集]- 町立
小学校
[編集]- 町立
- 私立
交通
[編集]鉄道
[編集]鉄道路線
[編集]バス
[編集]路線バス
[編集]道路
[編集]高速道路
[編集]国道
[編集]県道
[編集]- 宮城県道24号白石丸森線
- 宮城県道28号丸森柴田線
- 宮城県道・福島県道45号丸森霊山線
- 宮城県道・福島県道101号丸森梁川線
- 宮城県道・福島県道102号平松梁川線
- 宮城県道・福島県道103号金山新地停車場線
- 宮城県道・福島県道104号川前梁川線
- 宮城県道105号越河角田線
- 宮城県道106号川前白石線
- 福島県道・宮城県道228号相馬大内線
- 宮城県道245号角田大内線
観光
[編集]名所・旧跡
[編集]- 主な城郭
- 主な寺院
- 主な史跡
観光スポット
[編集]- 阿武隈ライン舟下り
- 蔵の郷土館齋理屋敷
- 不動尊公園
- 清滝
- 百々石(どどいし)公園
- 丸森の大いちょう(宮城県指定天然記念物)
- 沢尻の棚田 - 大張川張字宗膳。日本の棚田百選に入選。
- 夫婦岩
- 立石(たていし)
- 阿武隈渓谷県立自然公園
- 不動尊公園キャンプ場
文化・名物
[編集]祭事・催事
[編集]祭事
[編集]催事
[編集]名産・特産
[編集]出身関連著名人
[編集]- 大槻文平 - 第5代日本経営者団体連盟(日経連)会長
- 秋葉賢也 - 衆議院議員、元復興大臣
- 鈴木正夫 - 民謡歌手。『新相馬節』などのヒット曲を残し、NHK紅白歌合戦に5度出場。
- 二瓶哲治 - 元東京都江東区長
- 天野幸一 -元東京都大田区長
その他
[編集]- キリスト看板や年末年始のスピーカー伝道で有名な聖書配布協力会は同町に本拠地を置いている。
- 平成28年(2016年)10月14日、同町が推進している移住・定住促進プロジェクトに日本オラクルのデータベースクラウドを採用する事が発表された[10]。
- 2021年4月、丸森町で名産の椎茸を使った地元名物の椎茸ラーメンが、阿武隈ライン舟下りの乗船場の食堂に復活[11]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 気象庁(丸森の平年値)
- ^ “丸森 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年12月8日閲覧。
- ^ 宮城県内における過去の主な山火事 宮城県 (PDF)
- ^ 【台風19号】阿武隈川「決壊連鎖」南から北への流れ、台風の進路と並行に産経新聞ニュース(2019年10月17日)2019年10月28日閲覧
- ^ 「19号上陸3週間/台風氾濫 その時何が」『読売新聞』朝刊2019年11月3日(6面)
- ^ 台風被災の10月12日「鎮魂の日」に 丸森町、追悼式開催へ『毎日新聞』朝刊2020年6月9日(宮城県版)2020年6月16日閲覧
- ^ GM7公式サイト(2019年10月28日閲覧)
- ^ 宮城インバウンドDMO(2019年11月10日閲覧)
- ^ 宮城県教委 高校教育課事業案内
- ^ “宮城県丸森町、IoTとデータ分析を活用した移住・定住促進プロジェクトにオラクルのクラウドを採用”. 2017年6月25日閲覧。
- ^ 椎茸ラーメンもう一度 あきらめかけた再建、74歳店主の挑戦:朝日新聞デジタル
参考文献
[編集]- 『丸森町史』(宮城県伊具郡丸森町、1984年)
関連項目
[編集]→「Category:丸森町」も参照
外部リンク
[編集]- 丸森町
- 宮城県伊具郡丸森町 (04341A1968) | 歴史的行政区域データセットβ版 - Geoshapeリポジトリ