佐喜眞淳
佐喜眞 淳 さきま あつし | |
---|---|
2018年5月20日撮影 | |
生年月日 | 1964年8月9日(60歳) |
出生地 | 沖縄 宜野湾市 |
出身校 | 千葉商科大学商経学部 |
前職 | 旅行会社社員 |
所属政党 |
(自由民主党→) 無所属 |
親族 | 父・佐喜眞博(宜野湾市議会議員) |
公式サイト | サキマ淳公式ウェブサイト |
当選回数 | 3回 |
在任期間 |
2012年2月13日 - 2018年8月18日 2024年9月8日 - 現職 |
選挙区 | 宜野湾市選挙区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2006年[1] - 2012年 |
宜野湾市議会議員 | |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2001年[1] - 2006年 |
佐喜眞 淳(さきま あつし、1964年(昭和39年)8月9日[2] - )は、日本の政治家。沖縄県宜野湾市長(第16、17代、20代)、元沖縄県議会議員(2期)、元宜野湾市議会議員(2期)。
来歴
[編集]沖縄(米国統治時代)の宜野湾市生まれ。父親は宜野湾市議会議員を務めた佐喜眞博。沖縄県立普天間高等学校、千葉商科大学商経学部経営学科卒業[3]。大学卒業後、フランスに留学し、8年間滞在した。フランスでは空手の指導などをした[4]。日本に帰国後、自由民主党に入党。1997年より旅行会社に勤務。
2001年、父親の佐喜眞博が宜野湾市議会の議長在職時にくも膜下出血で倒れ、死去。同年に行われた補欠選挙に父親の後継として立候補し、初当選した[5]。2005年に再選。2006年、沖縄県議会議員選挙に宜野湾市選挙区から立候補し、初当選。2010年に再選。
2011年12月28日、宜野湾市長の安里猛が健康上の理由により辞職。安里の辞職に伴い2012年2月12日に行われた宜野湾市長選挙に自民・公明・新党改革3党の推薦を受け、立候補。安里の前任者で、社民・共産・沖縄社会大衆3党が推薦する伊波洋一を900票の僅差で破り、初当選した[6][7]。
2015年9月、翌年の宜野湾市長選挙に再選を目指し立候補する意向を表明[8][9]。前回に引き続き自民・公明両党の推薦を受けたほか、舛添要一東京都知事の支援も受け[10]、相手候補を約6千票の大差で破り、再選された[11][12][13]。
2018年6月5日に任期満了に伴う、11月の沖縄県知事選挙に佐喜真を擁立することを自民党沖縄県連が決定[14]。翁長知事の死去に伴い選挙が9月に前倒しされたことを受け、8月14日に辞表を提出した上で知事選への立候補を正式表明した[15]。同年9月30日執行の知事選において元衆議院議員の玉城デニーに敗れ、落選[16]。
2022年沖縄県知事選挙
[編集]2022年5月28日、自民党沖縄県連は任期満了に伴う、9月11日投開票の沖縄県知事選挙に佐喜真を擁立することを決めた[17]。
現職の玉城デニーと佐喜眞の一騎打ちとみられていたが、同年7月13日、元衆議院議員の下地幹郎が立候補する意向を表明[18]。下地の支持基盤は保守層であり、保守分裂の構図が生まれた[19]。7月27日、佐喜眞は、台湾で開かれた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の合同結婚式に参加[20]したことに関し、「旧統一教会だという認識はなかった」「誤解を招くような経緯があったことについては深く反省している」との声明を発表した[21]。
佐喜眞の陣営は、7月10日実施の参院選の沖縄県選挙区で「オール沖縄」勢力の現職の伊波洋一に2888票の票差まで肉薄した元総務官僚の古謝玄太に目を付けた[19]。同年8月5日、佐喜眞は正式に出馬表明[22]。翌8月6日、自民党県連は地元2紙に「チームサキマ始動」と題したカラーの全面広告を掲載。おそろいの水色のポロシャツを着た佐喜眞と古謝をそれぞれチームの「隊長」「副隊長」とし、当選後は古謝が副知事として佐喜眞を支えるというイメージ戦略を打ち立てた[19][23]。8月18日、古謝が参院選の際、統一教会の2つの関連団体「世界平和連合沖縄県連合会」と「沖縄県平和大使協議会」から推薦を受けていたことがメディアで報じられた[24]。
同年8月22日、沖縄セルラースタジアム那覇で総決起大会を開催。スタジアムの内野席に支持者ら1万人(主催者発表)が結集した[25]。東京からは自民党の茂木敏充幹事長や公明党の高木陽介選対委員長らが駆け付けた。日本商工連盟那覇地区の石嶺伝一郎代表世話人は「県経済は危機的状況にあると言っても過言ではない。佐喜眞淳さんのような強いリーダーシップがあり、国とも太いパイプを持つ知事が必要だ」と訴えた。観光関連事業者が主体となる「これまでの沖縄県の自粛要請に伴う観光事業者への協力金支給を実現させる会」の金城仁会長は「現知事は『誰も取り残さない』と言っているが、観光業界は取り残されている。我々は県政に絶望を感じている」と訴えた[26]。
同年8月25日、知事選が公示。佐喜眞は出陣式で「旧統一教会関連との一切の関係を、今後行わない、断つということをお約束する」と明言した[27]。しかし取材に対しては冷淡で、沖縄入りしたTBS『報道特集』の金平茂紀キャスターが佐喜眞に統一教会との関係について取材を申し込むと、無言のまま車に乗り込んだ。金平は陣営のスタッフに問い合わせるが、スタッフは「取材を受ける理由はない」と断った。この模様は8月20日に放映された[28]。また、別のジャーナリストが、佐喜眞が懇意にしている統一教会信者のラジオパーソナリティーの夫婦について佐喜眞に問い合わせたときも、佐喜眞は無言を貫いた[29][30]。
同年8月26日、那覇市で行われた街頭演説会で、東村在住の女性が佐喜真らに向けて多数の薬莢を投げつける事件が発生した(後述)。9月3日、佐喜眞は知事選をめぐり、自身のインスタグラムの「ストーリーズ」の中で、他のアカウントが「死にたいならデニー」「生きたいならサキマ」などと記した画像に対し「県外からの応援嬉しいですね~ありがとうございます」と書き込み、再投稿した。その際に「#死にたいならデニー#生きたいならサキマ」というハッシュタグを付けた。佐喜眞の陣営は同日夜、外部からの指摘を受けて投稿は「不適切だった」として削除した。翌4日には謝罪文を掲載した[31]。
同年9月11日、投票が終わった20時ちょうど、NHK、琉球放送、琉球朝日放送、沖縄テレビ放送など県内各テレビ局および県内2紙は、現職の玉城の「当選確実」を報じ、いわゆる「ゼロ打ち」となった[32]。佐喜眞は候補者3人中、次点で落選[33]。
2024年宜野湾市長選挙
[編集]2024年7月26日に宜野湾市長であった松川正則が東京での公務中に死去したことに伴い、後継を決定する同市長選挙が9月8日に行われることとなり、松川の後継候補として2024年8月7日に立候補を表明した[34]。普天間基地移設問題の是非については既に法廷闘争がほぼ決着し工事が進められていたこともあって選挙戦での大きな争点にはならず、佐喜眞は政府と連携して跡地開発を進めると訴えた。9月8日執行の市長選挙で前沖縄県議の桃原功らを破って当選(通算3選目)を果たした[35]。
政策・主張
[編集]普天間基地問題
[編集]- 宜野湾市の総面積 (19.5km2) の25%を占める普天間飛行場について、2009年に自民党が下野するまでは、条件付きで県内移設を容認していた[36]。
- 2012年2月の宜野湾市長選挙において、「普天間飛行場の県外移設、基地の固定化阻止」を訴えた[36]。
- 2013年12月1日、自民党沖縄県連は、名護市辺野古の移設受け入れを容認することを決定した[37]。同年12月4日、佐喜眞は取材に応じ、普天間飛行場の移設について「県内、県外、国外を問わず全ての可能性を含め、一日も早い閉鎖・返還を図るべきだ」と述べ、県外移設公約を事実上撤回した。辺野古移設を容認した党県連の判断について「固定化を避けられるなら、苦渋の判断は評価したい」と理解を示し、県連同様に辺野古移設を容認する考えを表明した[38]。
- 2015年12月8日、菅義偉官房長官と首相官邸で会談。普天間飛行場の跡地利用として宜野湾市にディズニーリゾートを誘致する構想を示した[39]。
- 2016年1月24日に行われた宜野湾市長選挙では、普天間飛行場の移設先について辺野古を含めて具体的な地名の言及は避け、「普天間の固定化阻止」「早期の危険性除去」「5年以内の運用停止」を主張し、辺野古への移設反対を掲げる対立候補の志村恵一郎を破り再選された[40]。
- 2016年1月29日、首相官邸で安倍晋三首相に面会し、改めて普天間飛行場の早期閉鎖を要請した[41]。
- 2018年9月3日、那覇市内で記者会見し、同年9月30日執行の沖縄県知事選挙に向けた「県民の暮らし最優先宣言」と題する政策集を発表した。普天間飛行場の「一日も早い返還を実現する」とした一方で、政府が進める名護市辺野古への移設計画には賛否を明確にしなかった。翁長雄志知事(当時)が2015年10月13日に辺野古埋め立て承認を取消した[42]ことについては「政府と県の法廷闘争も考えられる。法的にどうなるか注視しなければいけない」「県と政府の連携が密にできなかった点は反省すべきだ」と述べた[43][44]。
- 2022年8月5日、記者会見を開き、沖縄県知事選挙への出馬を正式に表明。会見で基地問題について問われた際、「普天間飛行場の早期の返還を実現するためには現在の移設計画が現実的だ。私は辺野古の移設を容認する」と答えた[22]。
米軍事故対応
[編集]- 2017年10月に起きた東村高江で米軍大型輸送ヘリコプターCH53Eの不時着・炎上事故に関し、安全確認ができるまでの飛行停止を米軍に要望した。琉球新報のインタビューでは「(飛行停止)は最低限の対応だと思う。確認されないままの運用はやっぱり問題」と述べた[45]。
人物
[編集]統一教会との関係
[編集]- 2014年2月14日、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)系の日刊紙「ワシントン・タイムズ」のトーマス・マクデビット会長と宜野湾市役所で面会。普天間基地移設問題について語り合った[46]。
- 2016年2月23日、世界日報社の情報サイト「ビューポイント」の単独インタビューに応じ、普天間飛行場の名護市辺野古移設の完了時期が予定より2年延びることについて、「残念でならない。市民の立場からすれば怒り心頭だと思う」と述べた。インタビュー記事は2日後の2月25日に配信された[47]。
- 2017年3月26日、統一教会の関連団体「平和大使協議会」は宜野湾市で「日韓トンネル推進沖縄県民会議」の結成大会を開催。同大会に沖縄県議会議員らとともに出席した[48]。
- 2019年7月15日、統一教会は2000人規模のイベント「平和と家庭の祭典」を豊見城市で開催。同イベントに来賓として出席し、挨拶した[49]。
- 2019年9月末、市議会の保守系会派「絆クラブ」の上地安之、桃原朗、山城康弘、又吉亮の4人と台湾に渡航し、「平和大使協議会」を視察し、台中市役所で副市長や各区長、各部署との意見交換を行った[50]。9月29日、既婚の信者カップルを集めた「既成祝福式」が桃園市で開催[20][50]。佐喜眞はこの既成祝福式に来賓として参加し、ステージ上で「素晴らしいです。私も非常に感動しております」と述べた。出席した信者には「浄水」が振りまかれた[51]。
- 2019年11月8日、統一教会の関連団体「世界平和青年学生連合」初代会長の稲森一郎[52]が同性結婚を「伝統的結婚制度形骸化の危機」と批判する講演会を沖縄市で開催。この講演会に参加した[49][注 1]。
- 2020年1月5日、統一協会の沖縄代表が講師を務めた「家庭講演会」に複数の自民党議員とともに参加した[49]。
- 2020年1月11日、統一教会は徳野英治会長を迎えた講演会を豊見城市で開催。この講演会に参加し、挨拶した[49]。
- 2020年1月17日、統一教会による被害の相談などに取り組む「日本基督教団沖縄教区カルト問題特設委員会」は、佐喜眞に対し、教団は反社会的な団体だとして関係の行事に参加しないよう呼びかける文書を送った。佐喜眞はこれに取り合わず、出席を続けるが、2年後の声明発表の内容と矛盾が生じることになる(後述)[54]。
- 2020年2月3日から5日にかけて、統一教会の関連団体「天宙平和連合」は韓国高陽市のキンテックスで「ワールドサミット2020」を開催[55][56]。佐喜眞は韓国に渡航し、同イベントに参加した。統一教会の関連団体「沖縄県平和大使協議会」は、佐喜眞が教団会長の徳野英治、沖縄教区長の咸鎮模らと並んで写した記念写真をホームページに掲載した[57][20][58]。
- 2021年1月8日、統一教会の関連団体「沖縄県平和大使協議会」が新春の青年フォーラムを開催。同フォーラムで、元知事の仲井真弘多とともに講演を行った[59]。
- 2021年4月11日、統一教会の関連団体「世界平和連合」が「中国の脅威と共産主義による家庭破壊」と題する講演会をうるま市で開催。同講演会に参加し、発言した[49]。
- 2022年3月22日、宜野湾市のコミュニティ放送「ぎのわんシティFM」の統一教会関連の番組「はごろもシティへめんそ~れ!」にゲスト出演した[60]。同番組は教団の「那覇家庭教会」が宣伝する9つの番組の一つ[30]。パーソナリティーを務める照喜名昇とその妻は統一教会の信者で、佐喜眞とは「長い付き合い」であると証言している。2019年の台湾行きでは佐喜眞に同行した[29]。佐喜眞は番組の中で基地問題について見解を求められた際、玉城デニー知事が国と戦っている状況を批判的に語った[30]。
- 2022年7月27日、教団の関連団体の会合への出席に関し「(当時は)旧統一教会だという認識はなかった」との声明を発表した。しかし前述のとおり2020年1月に佐喜眞は、被害の相談に取り組む団体から、「統一教会は反社会的な団体である」ため関係の行事に参加しないよう呼びかける文書を受け取っており、弁明に矛盾が生じていることが報道により指摘されている[21][54]。
- 2022年8月5日、佐喜眞は那覇市内のホテルで記者会見を開き、任期満了に伴う沖縄知事選挙に立候補する意向を正式に表明した。会見には「沖縄県平和大使協議会」の議長を務めた西田健次郎が同席した[61][62]。
- 2022年8月25日、知事選の出陣式で「会員であるとか、資金の提供を受けたとか、そのようなことは一切ない」「旧統一教会関連との一切の関係を、今後行わない、断つということをお約束する」「このたびの選挙においても、関係を持たないことをお約束する」と訴えた[27]。選挙期間中の9月7日、統一教会系の「世界日報」は「玉城氏が(前回選挙で掲げた公約の)291項目のうち実際に達成できたのはわずか8項目だけだ」と述べ、現職候補の玉城デニーを批判。「佐喜真陣営 振興予算減額に危機感」と見出しに掲げ、自民党衆議院議員の政策報告会で佐喜眞が述べた沖縄振興予算に関する発言を紹介し、佐喜眞を後押しする論調の記事を報道した[63]。
日本会議との関係
[編集]- 2009年から日本会議のメンバーであった。
- 2012年6月27日、市議会定例会で桃原功市議から日本会議の活動を続けていくかと問われた際、「私も日本会議に加盟している一人ではございますけれども、日本会議が持つ政策について、同意できるものに対してはやっていきたい」と答弁した[64]。
- 2014年5月10日、日本会議の沖縄県祖国復帰42周年大会の閉会式で、「日本人としての誇りを持つという一言につき、日本人としての誇りを持たなければならない。それを多くの方々に伝えていく」と閉会の辞を述べた[65]。
- 2018年8月24日、沖縄県知事選に向け事務所開きを行い、記者団の囲み取材で日本会議との関わりを問われた際、「私はメンバーでもないし、現在でもメンバーではない」と答えた。前述の市議会での答弁内容と矛盾が生じ、経歴詐称の疑いがあると報じられた[66][67]。桃原市議は「有権者を愚弄するもので許されるものではない」と述べた[64]。
薬莢投げつけ事件
[編集]- 2022年8月26日午後6時30分ごろ、那覇市で行われた沖縄県知事選挙での街頭演説会で、街宣車の上で演説を行っていた佐喜真らに向けて、東村在住の宮城秋乃が多数の薬莢(自動小銃の空砲)を投げつける事件が起こった。佐喜真に薬莢が当たることはなかったが、司会を行っていた仲村国治県議、他の選挙スタッフに薬莢が当たった。薬莢は在沖米軍が沖縄本島北部で演習に使用したのち、当地の山林に放棄したもの。投げた宮城秋乃はその場で取り押さえられ、駆けつけた警官に身柄が引き渡された。その後演説は続行された[68]。
- 同年8月27日、仲村、新垣淑豊沖縄県会議員、選挙スタッフ1名から被害届、告訴状が那覇署に提出された。同日、自民党沖縄県連から、薬莢を投げつけた宮城秋乃に対して、公職選挙法225条の「自由妨害罪」による告発状の提出が行われた[69]。
政治資金規正法違反の疑い
[編集]- 政治団体「佐喜真アツシ後援会」の2019年分の政治資金収支報告書には当初、佐喜眞から300万円の寄付があったと記載されていた。しかし、政治資金規正法で定められた寄付上限の150万円を超えていると外部から指摘を受けたため、2022年8月に佐喜眞は、300万円の内訳を、佐喜真からの150万円ずつの寄付と貸し付けだったとして、2019年、2020年分の報告書をそれぞれ訂正した。これに対し、県外在住の市民が当該訂正が「虚偽」に当たるとして、那覇地方検察庁に政治資金規正法違反(虚偽記入)の疑いで告発した。告発されているのは佐喜真、「佐喜真アツシ後援会」代表の木材会社社長、同団体団体会計責任者の佐喜眞の親族の女性の3人[70]。
批判
[編集]- 宜野湾市長在職中、市民の住所・氏名など1万人近くの名簿を本人の同意を得ず、自衛隊に対し提供[71]。これに対し市民団体が抗議した[72]。佐喜眞は法令には基づいているとした。県内では初の事例である[73]。
- 2018年の沖縄県知事選挙で「携帯電話利用料の4割減」を公約に掲げたが[74]、有識者やジャーナリストから「知事にその権限はない」などと指摘された[75]。総務省に確認したところ、携帯電話料金を値下げする権限は、県知事にも国にも無いことが明らかになった[75]。
- 2018年9月5日、沖縄知事選挙に向けた候補者による公開討論会が開かれた。女性政策について問われた際、佐喜眞は「女性の質の向上が重要だ」と回答した[76]。この発言はインターネットでも拡散され、「女性は男性よりも劣っているという意味か」との批判が殺到した[77]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 佐喜眞アツシ特設サイト・プロフィール - ウェイバックマシン(2021年7月30日アーカイブ分)
- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、452頁。
- ^ 第16代市長のページ(プロフィール)宜野湾市公式ホームページ - ウェイバックマシン(2014年1月3日アーカイブ分)
- ^ 伊藤和行、山下龍一 (2018年8月31日). “翁長氏後継の玉城氏×政権が推す佐喜真氏…2人の横顔”. 朝日新聞. 2018年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月23日閲覧。
- ^ “佐喜真淳氏 沖縄の現状 打開へ <駆ける 2018知事選>”. 琉球新報 (2018年9月15日). 2022年8月23日閲覧。
- ^ “佐喜真氏が初当選 26年半ぶりに保守市政へ 普天間の「早期返還」優先”. 産経新聞. (2012年2月12日). オリジナルの2012年2月13日時点におけるアーカイブ。 2012年2月12日閲覧。
- ^ “900票で佐喜真氏 開票結果”. 産経新聞. (2012年2月12日). オリジナルの2012年2月13日時点におけるアーカイブ。 2012年2月12日閲覧。
- ^ “佐喜真氏が出馬表明「普天間の危険除去」宜野湾市長選”. 琉球新報. (2015年9月6日) 2016年1月26日閲覧。
- ^ “佐喜真氏が宜野湾市長選出馬表明 「普天間の固定化阻止」”. 沖縄タイムス. (2015年9月6日) 2016年1月26日閲覧。
- ^ “宜野湾市長選あす告示 普天間争点、現新一騎討ちへ”. 産経新聞. (2016年1月16日) 2016年1月26日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “「オール沖縄」敗北の波紋 宜野湾市長選、明暗分かれる”. 朝日新聞. (2016年1月26日). オリジナルの2016年2月1日時点におけるアーカイブ。 2016年1月30日閲覧。
- ^ “宜野湾市長選挙、佐喜真氏が圧勝 実績・経済政策訴え、再選”. 沖縄タイムス. (2016年1月25日) 2016年1月25日閲覧。
- ^ “宜野湾市長に佐喜真氏再選 志村氏に5857票差”. 琉球新報. (2016年1月25日) 2016年1月25日閲覧。
- ^ “選挙 沖縄県知事選 宜野湾市長擁立、自民県連が決定”. 毎日新聞. (2018年7月6日). オリジナルの2018年7月6日時点におけるアーカイブ。 2018年7月6日閲覧。
- ^ “佐喜真淳氏が正式出馬表明「国との関係を再構築」宜野湾市長の辞表も提出 沖縄県知事選”. 産経新聞. (2018年8月14日). オリジナルの2018年8月14日時点におけるアーカイブ。 2018年8月14日閲覧。
- ^ Rich, Motoko (September 30, 2018). “U.S. Marine’s Son Wins Okinawa Election on Promise to Oppose Military Base”. The New York Times October 1, 2018閲覧。
- ^ “沖縄知事選、玉城デニー氏の対抗馬に佐喜真淳氏 自民県連が擁立へ”. 産経新聞. (2022年5月29日) 2022年5月29日閲覧。
- ^ “下地幹郎氏、沖縄知事選への出馬を表明 動画公開、オール沖縄や自民と異なる立場”. 琉球新報. (2022年7月13日) 2022年7月13日閲覧。
- ^ a b c 矢野恵祐、今村知寛 (2022年8月20日). “再挑戦 保守分裂に懸念…参院選善戦 佐喜真氏手応え”. 読売新聞. 2022年9月19日閲覧。
- ^ a b c “県内政治家が会合参加 旧統一教会団体、佐喜真氏も”. 琉球新報 (2022年7月26日). 2022年7月26日閲覧。
- ^ a b 池田哲平 (2022年7月28日). “「旧統一教会と認識せず」沖縄知事選立候補予定の佐喜真氏、関連団体会合への出席で声明”. 琉球新報. 2022年9月6日閲覧。
- ^ a b “「辺野古移設を容認」佐喜真淳氏 再挑戦で明言、陣営はピリピリ”. 毎日新聞 (2022年8月21日). 2022年8月23日閲覧。
- ^ “サキマ淳 Twitter 2022年8月6日 午後2:50”. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “旧統一教会関連団体から推薦状 国場議員と古謝氏に”. 琉球放送 (2022年8月18日). 2022年9月19日閲覧。
- ^ 竹内望 (2022年9月14日). “自民への逆風で失速、論戦の前に足元崩れ 沖縄知事選・佐喜真氏”. 毎日新聞. 2022年10月3日閲覧。
- ^ “【沖縄県知事選】佐喜眞淳氏が総決起大会「未来をつくる沖縄」掲げ”. HUB沖縄 (2022年8月23日). 2022年10月3日閲覧。
- ^ a b “【全文】佐喜真淳候補の第一声 沖縄県知事選告示”. 琉球新報 (2022年8月25日). 2022年9月12日閲覧。
- ^ TBS『報道特集』2022年8月20日。
- ^ a b 横田増生 (2022年9月19日). “【沖縄自民と旧統一教会】自公推薦・佐喜真氏、教団との関係深めたのは過去の知事選落選後か”. NEWSポストセブン. 2022年9月19日閲覧。
- ^ a b c “佐喜真氏 統一協会系ラジオ番組出演 「長い付き合い」の信者が提供”. しんぶん赤旗 (2022年8月25日). 2022年8月25日閲覧。
- ^ “「#死にたいならデニー#生きたいならサキマ」沖縄知事選で佐喜真陣営がインスタで県外の投稿を再投稿 「不適切」とおわび”. 琉球新報 (2022年9月4日). 2022年9月6日閲覧。
- ^ “県内各メディア 当確「ゼロ打ち」”. 沖縄タイムス (2022年9月12日). 2022年9月12日閲覧。
- ^ 「沖縄知事選、現職・玉城デニー氏が再選…前宜野湾市長ら新人2人破る」『読売新聞』2022年9月11日。2022年9月11日閲覧。
- ^ “元市長の佐喜真淳氏、立候補を正式表明 松川市長死去に伴う宜野湾市長選挙 市政継続をアピール”. 沖縄タイムス. (2024年8月7日) 2024年8月7日閲覧。
- ^ “沖縄・宜野湾市長選、元市長の佐喜真淳氏が3回目の当選”. 読売新聞. (2024年9月8日) 2024年9月8日閲覧。
- ^ a b “普天間移設、なお壁高く 宜野湾市長に佐喜真氏当選”. 日本経済新聞 (2012年2月12日). 2022年8月23日閲覧。
- ^ 自民沖縄県連、辺野古容認を決定 公約変更で会長が辞意 2013年12月1日21時25分 - ウェイバックマシン(2014年3月15日アーカイブ分) -『朝日新聞』
- ^ “宜野湾市長、辺野古移設を容認 「県内、県外、国外問わず」”. 琉球新報. (2013年12月5日) 2013年12月5日閲覧。
- ^ “普天間跡地 ディズニー誘致構想 菅官房長官が支援示唆”. ニュースサイト「毎日新聞」. (2015年12月8日) 2018年9月9日閲覧。
- ^ “宜野湾市長選挙、佐喜真氏が圧勝 5857票の大差”. 沖縄タイムス. (2016年1月25日) 2016年1月26日閲覧。
- ^ “【宜野湾市長再選】安倍首相「良い結果でよかった」佐喜真淳市長と官邸で面会”. 産経新聞. (2016年1月29日) 2016年1月30日閲覧。
- ^ “辺野古移設:沖縄知事、沿岸部埋め立て承認を取り消し”. 毎日新聞. (2015年10月13日) 2015年10月14日閲覧。
- ^ “佐喜真淳氏が政策集 普天間「一日も早い返還実現」、辺野古移設には賛否示さず”. 産経新聞. (2018年9月3日) 2018年9月12日閲覧。
- ^ “沖縄県知事選:佐喜真氏が公約 辺野古移設の是非示さず - 毎日新聞” (日本語). 毎日新聞 2018年9月12日閲覧。
- ^ “安全確認まで同型機飛行停止を要求 佐喜真宜野湾市長が米軍に”. (2017年10月16日) 2018年9月9日閲覧。
- ^ “さきま淳 Facebook 2014年2月15日” (2014年2月15日). 2022年8月1日閲覧。
- ^ “宜野湾市長 佐喜真淳氏に聞く”. ビューポイント (世界日報社). (2016年2月25日) 2022年7月20日閲覧。
- ^ “日韓トンネル推進沖縄県民会議が発足”. 平和大使協議会 (2017年5月7日). 2020年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月26日閲覧。
- ^ a b c d e “徹底追及 統一協会 関連行事 沖縄知事選候補・佐喜真氏 8回も参加 会長の講演会にも出向く”. しんぶん赤旗 (2022年8月17日). 2022年8月23日閲覧。
- ^ a b c d 鈴木エイト (2019年11月27日). “<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第24回> 沖縄地元市議を取り込む統一教会。台湾での「祝福式」参加議員も”. ハーバー・ビジネス・オンライン. 扶桑社. 2019年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月19日閲覧。
- ^ “徹底追及統一協会 沖縄県知事選 自民など擁立の佐喜真候補「知らなかった」と釈明も…参加の式典会場に「家庭連合」の旗 本紙が動画で確認”. しんぶん赤旗 (2022年8月4日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “石川県大会予告”. 世界平和統一家庭連合 金沢家庭教会. 2022年10月5日閲覧。
- ^ a b “「議員にメリットなければあそこにいく必要ない」旧統一教会と県内政治家の繋がり次々と ”. TBS NEWS DIG. TBSテレビ (2022年8月19日). 2022年11月22日閲覧。
- ^ a b ““反社会的団体。行事不参加を” 佐喜真氏に提起していた 統一協会問題 20年に沖縄の団体 その後も出席 「認識なかった」通用せず”. しんぶん赤旗 (2022年9月5日). 2022年9月6日閲覧。
- ^ “ワールドサミット2020”. 世界文化体育大典. 2022年7月26日閲覧。
- ^ “旧統一教会系イベントに地方議員170人参加か 旅費負担も”. 毎日新聞 (2023年3月3日). 2023年3月3日閲覧。
- ^ “ワールドサミット”. 沖縄県平和大使協議会 (2020年11月16日). 2022年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月26日閲覧。
- ^ 『しんぶん赤旗』日曜版2022年9月4日、「自民党丸抱えの佐喜真沖縄知事候補 統一教会会長と写真」。
- ^ “新春の青年フォーラム”. 沖縄県平和大使協議会. (2021年1月18日). オリジナルの2022年7月1日時点におけるアーカイブ。 2022年7月19日閲覧。
- ^ ぎのわんシティFM (2022年3月22日). “【ゲストに佐喜眞淳さんとゆんたくさびらな】はごろもシティへめんそーれ! 2022.3.22”. YouTube. 2022年11月23日閲覧。
- ^ 琉球新報 (2022年8月5日). “【2022沖縄県知事選】前宜野湾市長の佐喜真淳氏が出馬表明”. YouTube. 2022年8月8日閲覧。
- ^ “『VISION2020』2015年9月30日号”. 世界平和統一家庭連合 NEWS ARCHIVES. 2022年8月8日閲覧。
- ^ “玉城県政の公約達成は2% 佐喜真陣営 振興予算減額に危機感”. 世界日報 (2022年9月7日). 2022年9月12日閲覧。
- ^ a b “佐喜真氏、市長時代に答弁 改憲右翼団体の日本会議 「私も加盟」議会で明言 沖縄知事選”. しんぶん赤旗 (2018年9月15日). 2022年8月24日閲覧。
- ^ “平成26年5月10日 沖縄県祖国復帰42周年大会その4”. (2014年6月21日) 2018年9月1日閲覧。
- ^ “【沖縄県知事選】与党推薦候補の佐喜真淳氏が経歴“詐称”か 日本会議との関係で疑惑|ニフティニュース” (日本語). ニフティニュース 2018年9月29日閲覧。
- ^ “佐喜真氏はなぜ沖縄県知事選で日本会議との関係を隠すのか|永田町の裏を読む”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 2018年9月29日閲覧。
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ “佐喜真淳氏を告発 政治資金「虚偽記入疑い」 佐喜真氏「事務方の単純なミス」と違法性を否定”. 琉球新報 (2023年3月1日). 2023年3月1日閲覧。
- ^ “自衛隊へ2市名簿提供 適齢者情報2.4万人分 宜野湾と沖縄”. 琉球新報. (2015年10月25日) 2018年9月1日閲覧。
- ^ “自衛隊に個人情報を提供 宜野湾市民に怒り広がる”. しんぶん赤旗. (2016年1月11日) 2018年9月1日閲覧。
- ^ “自衛隊に適齢者の名簿提供 沖縄市と宜野湾市”. 沖縄タイムス. (2015年11月3日) 2018年9月1日閲覧。
- ^ “官房長官、異例の沖縄通い 佐喜真氏の応援…今月すでに3度目 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス” (日本語). 沖縄タイムス+プラス 2018年9月29日閲覧。
- ^ a b “沖縄県知事選 公約「携帯料金を削減」 → 知事や国に権限なし” (日本語). 琉球新報 2018年9月29日閲覧。
- ^ “沖縄の自立へ論戦 「撤回」評価割れる 知事選公開討論会”. 琉球新報. (2018年9月6日) 2018年10月1日閲覧。
- ^ “玉城デニー圧勝の理由を選対幹部が明かす「本土頼みで自滅した佐喜眞陣営、沖縄主体で勝利」”. AERA. (2018年7月13日) 2018年10月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- サキマ淳公式ウェブサイト
- 佐喜眞淳 (sakimaatsushi) - Facebook
- サキマ淳(あつし) (@AtsushiSakima) - X(旧Twitter)
公職 | ||
---|---|---|
先代 安里猛 松川正則 |
宜野湾市長 第16・17代:2012年 - 2018年 第20代:2024年 - |
次代 松川正則 現職 |