KKT杯バンテリンレディスオープン
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KKT杯バンテリンレディスオープン | |
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トーナメント情報 | |
創設 |
1980年 (熊本中央レディスカップゴルフトーナメントとして) |
開催地 | 熊本県 |
開催コース | 熊本空港カントリークラブ |
基準打数 | Par72(2023年)[1] |
ヤーデージ | 6,518Yards(2024年)[1] |
主催 | 株式会社熊本県民テレビ |
ツアー | 日本女子プロゴルフ協会(LPGA) |
競技方法 | ストロークプレー |
賞金総額 | 1億円(2023年)[2] |
開催月 | 4月 |
最高記録 | |
最少打数 | 202 山下美夢有(2021年)[1] |
通算スコア | -14 同上[1] |
最新優勝者 | |
竹田麗央(2024年) |
KKT杯バンテリンレディスオープン(ケーケーティーはいバンテリンレディスオープン)は、毎年4月第2週から第3週にかけて熊本県で開催されているくまもと県民テレビ(KKT)の主催、興和の特別協賛、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)公認による女子プロゴルフトーナメントの一つである。2021年現在、賞金総額1億円、優勝賞金1800万円[2]。
大会の歴史
[編集]ツアー制度施行前の1980年に、「熊本中央レディスカップゴルフトーナメント」として開催されたのが前身。1988年、ツアー制度施行の最初の年に、KKTと不動産会社のマルコーの主催により「マルコー中央レディスゴルフトーナメント」(翌1989年から「マルコーレディス」に改題)として開催。当初は熊本中央カントリークラブで行われたが、1991年より、玉名市の玉名カントリークラブに会場を移す。
1992年、新たな主催社に再春館製薬所を迎え「再春館レディース」として開催[3]。1993年から1995年までは益城町の高遊原カントリークラブで、1996年以降は菊陽町の熊本空港カントリークラブに会場を移して現在まで開催されている。
2000年から「再春館レディース・火の国オープン」に改称され行われてきたが、2004年大会をもって再春館製薬所が冠スポンサーから撤退(ただし撤退後もサブスポンサーとして協賛は継続)。翌2005年からライフに変更され、同時に大会名を「ライフカードレディスゴルフトーナメント」に改称されたが、2009年大会をもって撤退。2010年大会から西陣に変更し、同時に大会名を「西陣レディスクラシック」に改称した。
2011年3月11日午後に発生した東北地方太平洋沖地震の影響によってPRGRレディス杯以降の2011年度JLPGAツアーが中止されていたが、この大会よりツアーを再開する事になった。大会名を「心をひとつに 西陣レディスクラシック〜東北地方太平洋沖地震 復興支援チャリティ〜」に変更[4]し、被災地の復興支援を趣旨[5][注釈 1]として開催された。
2012年12月13日にLPGAより発表された2013年度の大会名称は当初「KKTレディス熊本」となっていたが、2013年1月22日、新たな特別協賛社として興和を迎え、大会名を「KKT杯バンテリンレディスオープン」に変更することが決定した[6]。
2016年は4月14日に発生した熊本地震の影響で、初日の競技が中止された[7]。翌15日午前、主催のくまもと県民テレビ、特別協賛の興和、日本女子プロゴルフ協会が大会の開催について協議し、ギャラリーバスの運行ができずボランティアや観客の輸送ができないこと、余震が続くことが予想されること、選手の心情等を考慮し、大会の中止を決定した[8]。
2018年12月、2019年以降の放映権を巡り、LPGAとの交渉が決裂した日本テレビ(及び系列局)が、主催・テレビ中継していた大会からの撤退を表明[9]。系列局であるKKTも同年の開催取り止めを一旦決定。しかし女子プロゴルファーの反発[10]などもあり、2019年1月にLPGAとの交渉が再開され[11]、同月25日に大会の継続が発表された[12]。
2020年は新型コロナの大流行[13]の影響により中止された。2021年は無観客で開催された[2][14]。
大会歴代優勝者
[編集]再春館レディース | ||
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開催年 | 優勝者名 | 開催コース |
1992年 | 塩谷育代 | 玉名カントリークラブ |
1993年 | 城戸富貴 | 高遊原カントリークラブ |
1994年 | 塩谷育代 | |
1995年 | 吉川なよ子 | |
1996年 | 李英美 | 熊本空港カントリークラブ |
1997年 | 山崎千佳代 | |
1998年 | 服部道子 | |
1999年 | 平尾名芳子 | |
再春館レディース・火の国オープン | ||
開催年 | 優勝者名 | 開催コース |
2000年 | 米山みどり | 熊本空港カントリークラブ |
2001年 | 肥後かおり | |
2002年 | 涂阿玉 | |
2003年 | 李知姫 | |
2004年 | 不動裕理 | |
ライフカードレディスゴルフトーナメント | ||
開催年 | 優勝者名 | 開催コース |
2005年 | 横峯さくら | 熊本空港カントリークラブ |
2006年 | 不動裕理 | |
2007年 | 上田桃子 | |
2008年 | 馬場ゆかり | |
2009年 | 李知姫 | |
西陣レディスクラシック | ||
開催年 | 優勝者名 | 開催コース |
2010年 | 朴仁妃 | 熊本空港カントリークラブ |
2011年 | 不動裕理 | |
2012年 | 若林舞衣子 | |
KKT杯バンテリンレディスオープン | ||
開催年 | 優勝者名 | 開催コース |
2013年 | 佐伯三貴 | 熊本空港カントリークラブ |
2014年 | 勝みなみ(当時アマチュア)[注釈 2] | |
2015年 | 菊地絵理香 | |
2016年 | 熊本地震により中止 | |
2017年 | 西山ゆかり[15] | 熊本空港カントリークラブ |
2018年 | 比嘉真美子[16] | |
2019年 | 李知姫[17] | |
2020年 | 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止[13] | |
2021年 | 山下美夢有[1] | 熊本空港カントリークラブ |
2022年 | 植竹希望[18] | |
2023年 | 岩井明愛[19] | |
2024年 | 竹田麗央[20] |
テレビ放送
[編集]- 予選ラウンド(初日・2日目)は、熊本県民テレビ(KKT)ローカル[注釈 3]、最終日は熊本県民テレビを制作局としてNNS系列28局で録画放送されている(2013年までは22局ネットだった)。2023年のコメンタリー陣を以下に記す。
- 解説:平瀬真由美
- ラウンド解説:山崎千佳代
- 実況:上野聡行(熊本県民テレビ)
- ラウンドリポーター:安藤翔(日本テレビ)
- インタビューアー:宮澤奎太(熊本県民テレビ)
2012年はゴルフネットワークでも、「とことん1番ホール生中継」にて1番ホールの模様を3日間全て生中継された。
- 熊本地震により開催が中止となった2016年は、本来中継が予定されていた時間帯に、熊本県民テレビ制作による地震関連の報道特別番組を放送したが、最終日放送予定時間帯については、これを全国ネットで放送した。ただ、CMは大会スポンサーではなく、ACジャパンに差し替えた。
- 2021年の予選ラウンド(初日・2日目)及び決勝ラウンド(最終日)の前半9ホールの模様を日テレジータス(CS放送)で生中継[21]。また初日については日テレNEWS24にて14時台に1時間生中継を行った。
参考資料
[編集]- 日本女子プロゴルフ協会 KKT杯バンテリンレディスオープン・過去大会・歴代優勝者
関連項目
[編集]- THE QUEENS - 日本を含む4ヶ国対抗の女子ツアー団体戦。当大会と同じく興和が特別協賛として2017年まで開催されていた。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ただし、冠スポンサーである西陣は提供クレジットを出しながらコマーシャル放映は自粛していた。これは開催当時、遊技機業界全体で企業活動の自粛期間として充てられていたことに因るものである。
- ^ アマチュア規定により賞金が支給されないため、2位のイ・ボミが本来の優勝賞金1800万円を獲得した。
- ^ この内、2015年まで(熊本地震に伴う中止がなければ2016年も。)は、初日について「テレビタミン」の特別版として放送していたが、2017年からは初日について『スッキリ!!・第2部』を臨時非ネットとして放送するようになった。
出典
[編集]- ^ a b c d e “19歳山下美夢有が5打差圧勝でツアー初制覇!01年度生まれ「新世紀世代」笹生に続く2人目快挙”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2021年4月19日) 2021年4月19日閲覧。
- ^ a b c “19歳山下美夢有、涙の初V 父が買ってくれた古いパターでスランプ脱出”. nikkansports.com. 日刊スポーツNEWS. (2021年4月18日) 2021年4月19日閲覧。
- ^ 冠大会に不況の風 スポンサーの降板目立つ 代役が見つからない例も 朝日新聞1992年11月16日 夕刊3ページ
- ^ 女子ゴルフ、15日の西陣レディスから再開 - デイリースポーツ 2011年4月1日閲覧
- ^ 女子ゴルフ西陣レディースで再開 中止続いた国内大会 - 共同通信 2011年4月1日閲覧
- ^ LPGAツアー『KKTレディス熊本』 大会名称変更のお知らせ - 日本女子プロゴルフ協会(2013年1月22日)
- ^ “熊本地震 KKT杯バンテリンレディース第1日中止”. 日刊スポーツ. (2016年4月15日) 2016年4月15日閲覧。
- ^ “KKT杯バンテリンレディース、地震で大会開催中止”. 日刊スポーツ. (2016年4月15日) 2016年4月15日閲覧。
- ^ 放映権決裂で日テレ撤退 女子ゴルフ11年ぶり試合減 ゴルフダイジェスト・オンライン 2018年12月19日
- ^ “「裏切られた」女子プロは落胆と反発=ゴルフ放映権”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2018年12月19日) 2019年1月25日閲覧。
- ^ “中止発表した来季3大会主催者がLPGAと交渉再開”. 日刊スポーツ. (2019年1月11日) 2019年1月11日閲覧。
- ^ “3大会の開催継続決定 日本女子プロゴルフ協会/国内女子”. サンケイスポーツ. 産業経済新聞社. (2019年1月25日) 2019年1月25日閲覧。
- ^ a b KKT杯バンテリンレディスオープン「開催中止」の決定について 熊本県民テレビ、日本女子プロゴルフ協会
- ^ KKT杯バンテリンレディスオープン 無観客開催のお知らせ 熊本県民テレビ、日本女子プロゴルフ協会
- ^ 西山ゆかり 上田桃子とのPO制しツアー2勝目 - スポーツニッポン、2017年4月16日閲覧
- ^ 比嘉真美子4勝目 成田美寿々2位、三浦桃香34位 - 日刊スポーツ、2018年4月15日配信、同日閲覧
- ^ “吉本ひかる2位、李知姫が最終18番で優勝決める”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2019年4月21日) 2019年4月21日閲覧。
- ^ "植竹希望が涙のツアー初優勝 史上最長2時間の死闘PO制す". GDOニュース. ゴルフダイジェスト・オンライン. 17 April 2022. 2022年4月17日閲覧。
- ^ "岩井明愛が逆転初V 妹千怜は昨季2勝、双子姉妹そろって優勝はツアー史上初の快挙". 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. 16 April 2023. 2023年4月16日閲覧。
- ^ "21歳竹田麗央が逆転初V「優勝を意識しないようにプレー」首位一転…岩井明愛は崩れて10位". 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. 14 April 2024. 2024年4月14日閲覧。
- ^ 日テレG+ 2021年4月月間番組表 (PDF) 日テレG+
外部リンク
[編集]- KKT杯バンテリンレディスオープン (熊本県民テレビによる大会サイト)