初山別駅
初山別駅 | |
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しょさんべつ Shosambetsu | |
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所在地 | 北海道苫前郡初山別村字初山別 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 羽幌線 |
キロ程 | 79.5 km(留萠起点) |
電報略号 | サン |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
開業年月日 | 1957年(昭和32年)11月6日[1] |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)3月30日[1] |
備考 | 羽幌線廃線に伴い廃駅[1] |
初山別駅(しょさんべつえき[2])は、北海道苫前郡初山別村字初山別にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の駅(廃駅)である。電報略号はサン。事務管理コードは▲121619[3]。
1986年(昭和61年)10月まで運行されていた、急行「はぼろ」の停車駅であった。
歴史
[編集]- 1957年(昭和32年)11月6日 - 日本国有鉄道羽幌線の築別駅 - 当駅間延伸開通に伴い、開業[4]。一般駅[1]。
- 1958年(昭和33年)10月18日 - 当駅 - 遠別駅間の延伸開通に伴い、中間駅となる。羽幌線全通。
- 1982年(昭和57年)3月29日 - 貨物取扱い廃止[1]。業務委託駅となる[5]。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)3月30日 - 羽幌線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅名の由来
[編集]所在地名(村名)より[4]。
駅構造
[編集]廃止時点で、島式ホーム1面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった[6]。駅舎側(西側)が下りの1番線、外側(東側)が上りの2番線となっていた。そのほか、1番線の外側駅舎寄りに貨物側線と貨物ホームを有していた[6]。この側線は1983年(昭和58年)時点では留萌方、幌延方両側の転轍機も残存していたが[6]、その後留萌方の転轍機と線路が途中まで撤去された[7]。保線用モーターカーの留置に使用されていた[7]。
職員配置駅となっており、駅舎は構内の南西側に位置し、ホームとは構内踏切で連絡した。
利用状況
[編集]- 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は131人[6]。
駅周辺
[編集]- 北海道道448号千代田初山別停車場線
- 国道232号(天売国道/日本海オロロンライン)
- 初山別村役場
- 羽幌警察署初山別駐在所
- 初山別郵便局
- 留萌信用金庫初山別支店
- 初山別村立初山別中学校
- 初山別村立初山別小学校
- 初山別海岸 - 駅から西に約0.2km。釣り場となっている[6]。
- 初山別川
駅跡
[編集]1999年(平成11年)時点では旧駅構内は細長い公園となり、駅舎跡地にはバスターミナルが設置され[8]、沿岸バスが乗り入れる。2010年(平成22年)時点でも同様であった[9]。
※特急はぼろ号、快速旭川線は「初山別役場前」停留所に停車
その他
[編集]初山別駅から500mほど北上した金駒内地区の海岸線に、豊岬方面へ向かって約700mの長さに渡って崖横に設けられた、連続する3本の初山別陸橋、通称「金駒内陸橋」が存在し、その神殿状に支柱の連続する形状と、眼下に日本海を見下ろして空中を走るような景観で、羽幌線を代表する風景の一つとして知られていた。
これらの遺構は国道の地滑り対策のため[9]、1999年(平成11年)時点では撤去が進んでおり[8]、2010年(平成22年)時点では撤去が完了していた[9]。この少し北の「金駒内川橋梁」のコンクリート橋は2011年(平成23年)時点でも残存している[10]。
隣の駅
[編集]参考文献
[編集]- 国土地理院25000分の1地形図
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、872頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 公報では「しょざんべつ」であった。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、231頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、108頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ 「羽幌線 合理化スタート 寂しい無人化」『北海道新聞』1982年3月30日、朝刊、道北版。
- ^ a b c d e 宮脇俊三 編『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』原田勝正、小学館、1983年7月、201頁。ISBN 978-4093951012。
- ^ a b 工藤裕之『北海道廃止ローカル線写真集 追憶の鉄路』北海道新聞社、2011年12月、72頁。ISBN 978-4894536197。
- ^ a b 宮脇俊三 編『鉄道廃線跡を歩くVI』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、1999年3月、23-24頁。ISBN 978-4533031502。
- ^ a b c 今尾恵介 編『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』JTBパブリッシング、2010年3月、47-48頁。ISBN 978-4533078583。
- ^ 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、217頁。ISBN 978-4894536128。