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岐南駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
境川駅から転送)
岐南駅*
下り方面の駅舎(2024年1月)
ぎなん
GINAN
NH56 笠松 (1.8 km)
(1.4 km) 茶所 NH58
地図
所在地 岐阜県羽島郡岐南町下印食四丁目69
北緯35度23分23秒 東経136度46分9秒 / 北緯35.38972度 東経136.76917度 / 35.38972; 136.76917座標: 北緯35度23分23秒 東経136度46分9秒 / 北緯35.38972度 東経136.76917度 / 35.38972; 136.76917
駅番号 NH  57 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 名古屋本線
キロ程 96.9 km(豊橋起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線(ただし本線にホームなし)
乗降人員
-統計年度-
2,089人/日
-2022年[1]-
開業年月日 1914年大正3年)6月2日
備考 無人駅駅集中管理システム導入駅)
1980年現在地に移転と同時に境川より改称
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岐南駅(ぎなんえき)は、岐阜県羽島郡岐南町下印食四丁目にある、名古屋鉄道名古屋本線。駅番号はNH57

歴史

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駅構造

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通過線2線をはさんだ相対式ホーム2面2線。ホームは6両分。急行や特急は内側の通過線を走る。新幹線などに見られる待避型の構造(名鉄では当駅の他に二ツ杁駅堀田駅それに聚楽園駅(常滑方面行きのみ)がこの構造となっている)。改札口は各ホームの北側(名鉄岐阜寄り)にあり、付近には自動券売機(継続manaca定期乗車券及び新規通勤manaca定期乗車券の購入も可能ではあるが、名鉄ミューズカードでの決済は7:00~22:00の間に限られる[10])及び自動精算機(ICカードのチャージ等も可能)を1台ずつ備えている。改札外に各改札口を結ぶ地下通路があるが、改札内に両ホームを結ぶ通路はないので、入口ののりば案内を確認してから改札口を通る必要がある。

2005年平成17年)12月14日よりトランパス対応となり、駅集中管理システム(管理駅は名鉄岐阜駅[11])が導入された。新木曽川名鉄岐阜間にある唯一の待避可能駅(笠松駅では待避不可)である。ただし、日中ではダイヤ乱れ時を除き、当駅では待避しない。

のりば
のりば 路線 方向 行先
1 NH 名古屋本線 下り 名鉄岐阜ゆき[12]
4 上り 名鉄一宮名鉄名古屋金山方面[12]
付記事項
  • 2・3番の通過線にはホームがないため、のりばの番号からも欠番となっている。

配線図

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岐南駅 構内配線略図

一宮・
名古屋方面
0 0D222
1
sensd sensd
sensg sensg
4
0

岐阜方面
凡例
出典:[13]

連続立体交差事業

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名鉄岐阜駅 − 岐南駅間では岐阜県、岐阜市、名鉄を事業主体とする高架化の計画があり、2021年令和3年)度内に国から事業認可が下りる見通しとなった[14]

利用状況

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  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は1,667人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中188位、名古屋本線(60駅)中49位であった[15]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は1,779人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中181位、 名古屋本線(61駅)中44位であった[16]

名鉄社史および移動等円滑化取組報告書による一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。

一日平均乗降人員の推移
年度 一日平均
乗降人員
備考
1992(平成04)年度 1779 [16]
2013(平成25)年度 1667 [15]
2019(令和元)年度 2018 [17]
2020(令和02)年度 1641 [18]
2021(令和03)年度 1901 [19]

駅周辺

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主な施設

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最寄の交通機関

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岐南駅東ロータリー
マックスバリュ岐南店前
  • 岐阜乗合自動車(加納松籟線) 名鉄岐南駅東バス停 上り「松籟団地」行き。 下り「岐南営業所」行き。

※ かつては岐南町巡回バスふれあいバス岐阜市コミュニティバス)が乗り入れていたが、岐南町巡回バス2009年(平成21年)9月30日に廃止。ふれあいバス(現在の厚見・茜部ぐるりふれあいバス)は2015年(平成27年)2月の路線変更で乗り入れは無くなった。

その他

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2015年 (平成27年) 6月3日に、オーバーラン事故発生[20]。午前7時32分ごろ[20]名鉄岐阜駅須ヶ口駅ゆき普通列車2両が当駅に進入した際、何らかの原因で車両電源が喪失した[21](「連結器内に雨水が入り込みショートした」と報道されている)。運転士は当駅進入中に停電に気付いて非常ブレーキをかけたが間に合わず、停車位置から300メートルオーバーランして停止した[22]。その後、当該列車は電源が復旧したため5分後に運転を再開したが、オーバーランした際に上り線名古屋方の分岐器を破損させたため[21]、8時00分ごろから11時02分ごろまで新木曽川駅 - 名鉄岐阜駅間の上下線で運転を見合わせた[20]。運行再開後も分岐器の切り替え操作ができず待避線に列車を入線させられなかったため、当駅上りホームは終日運休となった[21]。事故原因については名鉄が調査を始めた[22]ほか、事態を重く見た中部運輸局も職員を現地に派遣している[21]

隣の駅

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名古屋鉄道
NH 名古屋本線
ミュースカイ快速特急特急快速急行急行準急
通過
普通
笠松駅 (NH56) - 岐南駅 (NH57) - 茶所駅 (NH58)

※ 名鉄岐阜駅 − 岐南駅間の高架化事業により名鉄岐阜駅方面にある加納駅と茶所駅は将来的に廃止され、両駅の中間に新設される統合駅(仮称)が隣の駅になる[14]
※ かつては笠松駅 - 当駅間に下徳田駅八剣駅印食駅が存在した。また当駅 - 茶所駅間にも下川手駅があった。

脚注

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  1. ^ 令和4年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年7月17日閲覧。
  2. ^ 服部重敬『名古屋本線西部・津島線・尾西線』 2巻、フォト・パブリッシング〈昭和-平成時代の名古屋鉄道〉、2024年、136頁。ISBN 978-4802134637 
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、868頁。 
  4. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1048頁。 
  5. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1072頁。 
  6. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1076頁。 
  7. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1078頁。 
  8. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、182頁。 
  9. ^ 太田健一、宮田信美「名鉄空港線正式開業に伴うダイヤ改正」『RAIL FAN』第632号、鉄道友の会、2005年6月、16頁。 
  10. ^ 名古屋鉄道”. 名古屋鉄道. 2024年10月1日閲覧。
  11. ^ 共通SFカードシステム「トランパス」を名古屋本線未導入駅10駅と豊川線3駅に導入します - 名古屋鉄道、2005年11月15日
  12. ^ a b 岐南(NH57)(ぎなん) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  13. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  14. ^ a b 「開かずの踏切」解消へ 名鉄岐阜 − 岐南駅、高架化事業に着手”. 中日新聞. 2022年2月27日閲覧。
  15. ^ a b 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  16. ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  17. ^ 令和元年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2020年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月15日閲覧。
  18. ^ 令和2年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月15日閲覧。
  19. ^ 令和3年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2022年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月15日閲覧。
  20. ^ a b c 6月3日(水) 岐南駅における輸送障害について(お詫び) - 名古屋鉄道、1998年2月27日(Archive.isによるアーカイブ、2015年6月3日取得、2016年3月12日閲覧)。
  21. ^ a b c d “名鉄でオーバーラン 岐南駅 あわや重大事故”. 中日新聞: 31面(社会). (2015年6月4日) 
  22. ^ a b 野村阿悠子 (2015年6月4日). “名鉄名古屋線 故障原因、列車の接触 ポイント上 オーバーラン”. 毎日新聞中部本社: 23面(社会) 

関連項目

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外部リンク

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