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聚楽園駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
聚楽園駅
駅舎(2023年4月)
しゅうらくえん
SHŪRAKUEN
TA06 名和 (2.2 km)
(0.9 km) 新日鉄前 TA08
地図
所在地 愛知県東海市荒尾町リノ割235-3
北緯35度2分34秒 東経136度54分11秒 / 北緯35.04278度 東経136.90306度 / 35.04278; 136.90306座標: 北緯35度2分34秒 東経136度54分11秒 / 北緯35.04278度 東経136.90306度 / 35.04278; 136.90306
駅番号 TA  07 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 常滑線
キロ程 9.7 km(神宮前起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
6,613人/日
-2023年-
開業年月日 1917年大正6年)5月10日
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聚楽園駅(しゅうらくえんえき)は、愛知県東海市荒尾町リノ割にある名鉄常滑線。駅番号はTA07。準急・普通の標準停車駅であるが、上り(神宮前・名鉄名古屋方面)のみ平日朝に一部の快速急行と急行が停車する。東海市内において、旧上野町域(北部)にある駅で唯一速達種別が停車する。

歴史

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駅構造

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上り線・神宮前方面は島式ホーム(一線通過型)、下り線・太田川方面は相対式ホーム(通過線あり)。他に留置線を持つ。駅舎は2004年に改築されたもの。下りホームに面しており、上りホームへは跨線橋でつながっているほか、名古屋方面への車椅子は、南側の踏切を通りスロープで上がれる。ホームは1・3・4番線共に6両分。

この駅において、準急列車や普通列車が優等列車を待避する光景がしばしば見られる。2004年平成16年)12月3日に駅集中管理システム(管理駅は太田川駅[7])による駅員無配置駅となった(ただし運転扱いの係員は引き続き当駅に常駐)。トイレは太田川方面ホーム近くの改札内にある。従来はエレベーターがなく、スロープも太田川方面ホームにしかなかったが、2022年12月9日にエレベーターと多機能トイレが供用開始されバリアフリーに対応した。

常滑線改良工事では信号機の増設が行われ、当駅にも待避線(1・4番線)に第2場内信号機がつけられた。このうち4番線は、6両の停止位置の先に設置された。留置線では車両留置の他、配線や運用の都合上太田川駅で折り返し作業のできない上り方面の列車の折り返し作業に使用されることもある。

太田川駅の多層高架化に伴い、同駅で別方向から来る名古屋方面の列車への対面乗り換えができなくなったため、2011年12月17日のダイヤ改正以降、平日朝ラッシュ時に当駅で対面乗り換えができるように上りの快速急行4本と急行5本が特別停車している[8]。下り列車は当駅では緩急接続ができないため、大江駅または太田川駅で行っている。当駅での8両編成の待避はできないために同様に大江駅または太田川駅で行う(そのような列車はごくまれにしかない)。

かつて、当駅からは駅西側に隣接する愛知製鋼への専用線が分岐していた。分岐点は4番線の西側にある留置線へ繋がる線路の途中にあった。主に有蓋車による製品輸送を行っていたほか、1970年代頃までは原料輸送を行っていた。当駅での貨物営業を1983年に廃止した後に廃線となり、現在線路は全て撤去されている。

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1 TA 常滑線 下り 中部国際空港河和内海方面[9] 待避線
3 上り 金山名鉄名古屋方面[9] 本線
4 待避線
付記事項
  • 2番線は下りの通過線でホームがないため、のりばの番号からは欠番となっている。

配線図

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聚楽園駅 構内配線略図

神宮前
名古屋方面
聚楽園駅 構内配線略図
中部国際空港
河和方面
凡例
出典:[10]


利用状況

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  • 「移動等円滑化取組報告書」によれば、2023年度の1日平均乗降人員は6,613人である[11]
  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は5,541人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中75位、常滑線・空港線・築港線(26駅)中9位であった[12]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は4,681人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中100位、常滑線・築港線(24駅)中15位であった[13]
  • 「東海市の統計」、「移動等円滑化取組報告書」によると、近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである[14][15]。 近年は利用客が増加しており、特急停車駅である尾張横須賀駅朝倉駅新舞子駅よりも利用者数は多い。
年度 1日平均
乗降人員
2007年(平成19年) 4,610
2008年(平成20年) 4,703
2009年(平成21年) 4,735
2010年(平成22年) 4,747
2011年(平成23年) 4,968
2012年(平成24年) 5,215
2013年(平成25年) 5,541
2014年(平成26年) 5,647
2015年(平成27年) 5,951
2016年(平成28年) 6,142
2017年(平成29年) 6,314
2018年(平成30年) 6,631
2019年(令和元年) 6,671
2020年(令和02年) 5,591

駅周辺

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聚楽園駅から聚楽園大仏をのぞむ。

バス路線

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隣の駅

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名古屋鉄道
TA 常滑線
ミュースカイ特急快速急行急行
通過
快速急行(特別停車)
神宮前駅(NH33) - 聚楽園駅(TA07) - 太田川駅(TA09)
急行(特別停車)
大江駅(TA03) - 聚楽園駅(TA07) - 太田川駅(TA09)
準急
大同町駅(TA04) - (一部柴田駅(TA05)) - 聚楽園駅(TA07) - 太田川駅(TA09)
普通
名和駅(TA06) - 聚楽園駅(TA07) - 新日鉄前駅(TA08)

脚注

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  1. ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名鉄電車・バス時刻表』 VOL.3、名古屋鉄道、1986年、270頁。 
  2. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1042頁。 
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。 
  4. ^ 清水武、田中義人、澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォト・パブリッシング、2021年、268頁。ISBN 978-4802132701 
  5. ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、256頁。ISBN 978-4777013364 
  6. ^ 太田貴之「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、44頁。 
  7. ^ SF カードシステム「トランパス」導入路線図 - 名古屋鉄道、2004年12月24日
  8. ^ 聚楽園(TA07) 時刻表”. www.meitetsu.co.jp. 2021年10月6日閲覧。
  9. ^ a b 聚楽園(TA07)(しゅうらくえん) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  10. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  11. ^ 令和5年度 移動等円滑化取組報告書” (PDF). 名古屋鉄道. 2024年7月20日閲覧。
  12. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  13. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  14. ^ 東海市の統計 - 東海市
  15. ^ 移動等円滑化取組計画書・報告書 - 名古屋鉄道
  16. ^ 日本国有鉄道貨物局 著「専用線一覧表 昭和45年10月1日」、名取紀之・滝澤隆久 編『トワイライトゾーン MANUAL―全国鉄道面白謎探検』ネコ・パブリッシング、2003年、394頁。ISBN 978-4777000487 
  17. ^ アクセス - 愛知製鋼”. 愛知製鋼. 2019年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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