コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

常滑駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
常滑駅
西口(2019年2月)
とこなめ
TOKONAME
地図
所在地 愛知県常滑市鯉江本町五丁目141-2
北緯34度53分26秒 東経136度50分8秒 / 北緯34.89056度 東経136.83556度 / 34.89056; 136.83556座標: 北緯34度53分26秒 東経136度50分8秒 / 北緯34.89056度 東経136.83556度 / 34.89056; 136.83556
駅番号 TA  22 
所属事業者 名古屋鉄道
駅構造 高架駅
ホーム 島式 2面4線
乗降人員
-統計年度-
9,967人/日
-2022年[1]-
開業年月日 1913年大正2年)4月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 常滑線*
キロ程 29.3 km(神宮前起点)
TA21 多屋 (0.7 km)
所属路線 空港線*
キロ程 0.0 km(常滑起点)
(1.6 km) りんくう常滑 TA23
備考 * 両線は直通運転実施。有人駅
テンプレートを表示

常滑駅(とこなめえき)は、愛知県常滑市鯉江本町にある名古屋鉄道常滑線空港線。駅番号はTA22

概要

[編集]

常滑線と空港線の境界駅であり、現在のダイヤでは一部時間帯の普通列車、空港行き終電後の当駅止まりの急行列車などを除くほとんどの列車が両線を直通する。また、始発とその次の空港行きへの送り込みのため、5時台に当駅から西ノ口駅まで回送列車が2本運転されている。

強風で空港線が不通になると、ミュースカイ(通常は朝の上り以外は通過)を含めた全列車が当駅止まりになるが、この駅から中部国際空港へのバス代行輸送は実施されないため、予め空港バスを利用するか、タクシーを使う必要がある。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

2面4線のホームを持つ高架駅である。ホームは8両まで対応しており、上屋は6両分ある。高架化と同時にLED式発車案内(2段表示)も設置された。1・2番線は2004年の空港線暫定開業時(1番線を使用していた)まではほとんど使用されていなかった。ホームはややカーブしており、ミュースカイが通過する際は少し減速する。バリアフリー設備としてエレベータと多目的トイレがある。

かつては、陶器を中心とする貨物輸送に重きを置いていたため、貨物用の広大な敷地に対し、旅客用ホームは1面1線で、駅構内直前から単線となっており、多客時はネックとなっていた。

のりば
番線 路線 行先 備考
1 TA 空港線 中部国際空港ゆき[8] 一部の太田川方面折り返し列車も発着
2  
3・4 TA 常滑線 太田川金山名鉄名古屋方面[8]  

配線図

[編集]
常滑駅 構内配線略図

太田川・
名古屋方面
常滑駅 構内配線略図
中部国際空港方面
凡例
出典:[9]


利用状況

[編集]
  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は10,581人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中32位、常滑線・空港線・築港線(26駅)中5位であった[10]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は10,011人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中41位、常滑線・築港線(24駅)中4位であった[11]
  • 「とこなめの統計」によると2016年度の1日平均乗降人員は11,284人である。常滑線・空港線では、神宮前駅・中部国際空港駅・太田川駅・大同町駅に次いで5番目に多い。近年の1日平均

乗降人員は下表のとおりである。

年度別一日平均乗降人員[12]
年度 1日平均乗降人員
定期 定期外 合計
2003年(平成15年) 7,400
2004年(平成16年) 5,540 3,316 8,856
2005年(平成17年) 6,616 3,913 10,529
2006年(平成18年) 6,656 3,600 10,256
2007年(平成19年) 6,686 3,545 10,231
2008年(平成20年) 6,520 3,545 10,065
2009年(平成21年) 6,560 3,358 9,918
2010年(平成22年) 6,708 3,228 9,936
2011年(平成23年) 6,936 3,266 10,202
2012年(平成24年) 7,014 3,259 10,273
2013年(平成25年) 7,200 3,381 10,581
2014年(平成26年) 7,184 3,415 10,599
2015年(平成27年) 7,494 3,610 11,104
2016年(平成28年) 7,542 3,742 11,284

駅周辺

[編集]
μPLAT常滑

駅ビルには名鉄ストアーとして開店したパレマルシェがあったが、2012年平成24年)8月に閉店となった[13]。跡地には2018年(平成30年)10月、スーパーや飲食テナントが入居する商業施設「μPLAT常滑」がオープンした[14]

バス路線

[編集]
知多バス

2020年令和2年)10月からは電気バスを使用したコミュニティバス「グルーン」が乗り入れている

  • 半田・常滑線
    • 知多半田駅 - 西板山 - 常滑駅 -- ボートレース北 - 中部国際空港
常滑市北部バス

1980年(昭和55年)に運行開始[15]。平日のみ運行[15]。無料。2022年9月いっぱいで運行終了。

コミュニティバス「グルーン」(2022年10月運行開始)
  • ボートレース常滑・イオンモール常滑方面、市民病院方面、上野間駅・武豊方面

隣の駅

[編集]
名古屋鉄道
TA 常滑線・空港線
ミュースカイ中部国際空港駅発9時以降の上り列車と全ての下り列車)
通過
ミュースカイ(中部国際空港駅発9時以前の上り列車)・特急快速急行
新舞子駅 (TA16) - 常滑駅 (TA22) - 中部国際空港駅 (TA24)
急行
大野町駅 (TA17) - (一部西ノ口駅 (TA18)・榎戸駅 (TA20)) - 常滑駅 (TA22) - りんくう常滑駅 (TA23)
準急
大野町駅 (TA17) - 常滑駅 (TA22) - りんくう常滑駅 (TA23)
普通
多屋駅 (TA21) - 常滑駅 (TA22) - りんくう常滑駅 (TA23)

脚注

[編集]
  1. ^ 令和4年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年7月18日閲覧。
  2. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。 
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1052頁。 
  4. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、pp578, 581, 1062頁。 
  5. ^ ダイヤ改正に関する別紙資料(1)はこちらをご参照ください。” (PDF). 名古屋鉄道. 2015年3月9日閲覧。
  6. ^ 名鉄 常滑ビルを解体 活用策を検討”. 2019年11月22日閲覧。
  7. ^ ミュープラット常滑 2018年10月5日(金)開業!テナント5店舗一覧! 出店ウォッチ”. 2019年11月22日閲覧。
  8. ^ a b 常滑(TA22)(とこなめ) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  9. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  10. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  11. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  12. ^ とこなめの統計 Archived 2012年12月6日, at the Wayback Machine. - 常滑市
  13. ^ “名鉄常滑駅の商業施設「パレマルシェ」来夏閉鎖”. 中部経済新聞(中部経済新聞社).(2011年10月18日)
  14. ^ μPLAT常滑(ミュープラット常滑) | 名古屋鉄道”. www.meitetsu.co.jp. 2019年3月8日閲覧。
  15. ^ a b c d 安田功(2015年5月1日). “「北部バス」1日6便に 常滑市倍増、停留所も追加”. 中日新聞(中日新聞社)

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]