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東海大学前駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大根駅から転送)
東海大学前駅
南口(2008年1月6日)
とうかいだいがくまえ
Tokaidaigaku-mae
OH 37 鶴巻温泉 (1.1 km)
(4.7 km) 秦野 OH 39
地図
所在地 神奈川県秦野市南矢名一丁目1-1
北緯35度22分23秒 東経139度16分16秒 / 北緯35.37306度 東経139.27111度 / 35.37306; 139.27111座標: 北緯35度22分23秒 東経139度16分16秒 / 北緯35.37306度 東経139.27111度 / 35.37306; 139.27111
駅番号 OH38
所属事業者 小田急電鉄
所属路線 小田原線
キロ程 57.0 km(新宿起点)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[小田急 1]32,462人/日
-2022年-
開業年月日 1927年昭和2年)4月1日*
* 駅名改称:
1987年(昭和62年)3月9日 大根→東海大学前
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東海大学前駅(とうかいだいがくまええき)は、神奈川県秦野市南矢名一丁目にある、小田急電鉄小田原線である。駅番号OH 38

秦野市に所在するが、秦野盆地外側に位置しており平塚市との市境が近い。徒歩約15分の距離にある東海大学湘南キャンパスが駅名の由来[1]である。

歴史

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年表

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  • 1927年昭和2年)4月1日大根駅(おおねえき)として開設。「直通」の停車駅となる。なお、各停は新宿駅 - 稲田登戸駅(現・向ヶ丘遊園)間運行であり、当駅までの運行はなかった。
  • 1945年(昭和20年)6月:新宿駅 - 稲田登戸駅間行であった各停が全線運行されることとなり、停車駅となる。同時に「直通は廃止。
  • 1946年(昭和21年)10月1日準急新設、停車駅となる。
  • 1960年(昭和35年)3月25日:通勤準急新設、停車駅となる。
  • 1972年(昭和47年)12月18日急行停車開始。
  • 1987年(昭和62年)3月9日東海大学前駅(とうかいだいがくまええき)へ改称[2][3]。橋上駅舎化される[2][3]
  • 2004年平成16年)12月11日快速急行区間準急が設定され、停車駅となる。
  • 2007年(平成19年)6月13日:1番線ホームで乗客の指がドアに挟まれたまま発車、列車とホーム間に転落して負傷する人身事故が発生する。[4]
  • 2008年(平成20年)
    • 4月4日:駅前広場内ロータリー・ペデストリアンデッキ使用開始。
    • 7月19日 - 7月20日:駅前広場ロータリーとペデストリアンデッキの完成記念イベントとして、新しくできた駅前広場で「サマーフェスタ in 大根」が開催される。
    • 9月22日:駅前広場内ロータリーに東海大学前駅南口バス停が新設、神奈中バス乗入開始。
  • 2012年(平成24年)3月17日:本厚木以西での区間準急設定が消滅、停車駅から外れる。
  • 2014年(平成26年)1月OH 38駅ナンバリング導入、使用開始[5]
  • 2018年(平成30年)3月17日:伊勢原以西での準急設定消滅、停車駅から外れる[6]

駅名の由来

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大根駅記念碑(南口・マクドナルド前)(2008年1月6日)

当駅開設時は中郡大根村に位置していたことから大根駅おおねえきと名付けられた。その後も付近一帯(北矢名・南矢名・下大槻・鶴巻)は大根地区と呼ばれている。

1987年(昭和62年)に現在の東海大学前駅へ改められた。橋上駅舎へ改修する際に東海大学が資金を提供した(ほぼ同時期に熊本県東海学園前駅の建設資金も当時の国鉄に提供している)ことによりその名前が付けられた。その際に地元住民の働き掛けで旧駅名である「大根」という地名のいわれを後世に伝えるための石碑が駅前に設置された[3]

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅橋上駅舎を備える。改札階 - ホーム階間を連絡するエレベーターが設置されている。

トイレはかつて下りホームにあったが、2007年(平成19年)3月に2F改札口内に移転した。移転前から多目的トイレを備えていたが、移転後はオストメイト乳幼児対応設備が追加された。

2014年度(平成26年度)設備投資計画にて行先案内表示器新設が盛り込まれた。さらに、ホーム上家の増設工事を実施する予定である[7]

のりば

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ホーム 路線 方向 行先[8]
1 OH 小田原線 下り 小田原箱根湯本方面
2 上り 相模大野新宿C 千代田線方面

利用状況

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2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員32,462人である[小田急 1](小田急線全70駅中30位)。2020年度(令和2年度)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響で東海大学がオンライン授業を採用し[9]、大学へ直接通う学生が減少したため、前年度比-52.7 %という小田急線内全駅の中で最大の減少率を記録した。

近年の乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[* 1]
年度 1日平均
乗降人員[* 2]
1日平均
乗車人員[* 3]
出典
1982年(昭和57年) 35,585
1995年(平成07年) 20,131 [神奈川県統計 1]
1998年(平成10年) 19,300 [神奈川県統計 2]
1999年(平成11年) 19,474 [神奈川県統計 3]
2000年(平成12年) 19,509 [神奈川県統計 3]
2001年(平成13年) 39,593 19,936 [神奈川県統計 4]
2002年(平成14年) 39,379 19,853 [神奈川県統計 5]
2003年(平成15年) 38,997 19,737 [神奈川県統計 6]
2004年(平成16年) 38,887 19,570 [神奈川県統計 7]
2005年(平成17年) 38,311 19,301 [神奈川県統計 8]
2006年(平成18年) 37,916 19,111 [神奈川県統計 9]
2007年(平成19年) 38,089 19,194 [神奈川県統計 10]
2008年(平成20年) 37,776 19,051 [神奈川県統計 11]
2009年(平成21年) 37,917 19,122 [神奈川県統計 12]
2010年(平成22年) 38,078 19,189 [神奈川県統計 13]
2011年(平成23年) 38,503 19,399 [神奈川県統計 14]
2012年(平成24年) 39,283 19,764 [神奈川県統計 15]
2013年(平成25年) 40,589 20,422 [神奈川県統計 16]
2014年(平成26年) 39,922 20,072 [神奈川県統計 17]
2015年(平成27年) 41,131 20,652 [神奈川県統計 18]
2016年(平成28年) 41,306 20,743 [神奈川県統計 19]
2017年(平成29年) 40,950 20,559 [神奈川県統計 20]
2018年(平成30年) 39,974 20,084 [神奈川県統計 21]
2019年(令和元年) 38,909 19,539 [神奈川県統計 22]
2020年(令和02年) 18,421
2021年(令和03年) [小田急 2]24,878
2022年(令和04年) [小田急 1]32,462

駅周辺・施設

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教育機関

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金融

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公民館・交番

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バス路線

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北口・南口それぞれに路線バスが発着する。北口の乗り場の名称は東海大学前駅であるが、北口を出て線路沿いを秦野方面に100mほど進んだ先に乗り場がある。南口は東海大学前駅南口で、バスロータリーに発着する。

コミュニティタクシーを除いた全路線が神奈川中央交通西により運行されている。

東海大学前駅
  • 学01 - オレンジヒル循環
  • 学02 - オレンジヒル行
東海大学前駅南口
  • 1番乗り場
  • 2番乗り場
  • 秦野市コミュニティタクシー乗り場
    • おおね台循環(右回り・左回り)

隣の駅

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小田急電鉄
OH 小田原線
快速急行・急行・各駅停車
鶴巻温泉駅 (OH 37) - 東海大学前駅 (OH 38) - 秦野駅 (OH 39)

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 湘南キャンパス│大学の概要ページ│東海大学”. 東海大学. 2021年8月22日閲覧。
  2. ^ a b 鉄道ジャーナル』第21巻第6号、鉄道ジャーナル社、1987年5月、104頁。 
  3. ^ a b c 小田急電鉄株式会社社史編集事務局 編『小田急75年史』2003年、122頁。 
  4. ^ 安全報告書2008 小田急電鉄
  5. ^ 小田急線・箱根登山線・箱根ロープウェイ・箱根海賊船にて 2014年1月から駅ナンバリングを順次導入します! 新宿駅から箱根・芦ノ湖まで通しのナンバリングにより、わかりやすくご利用いただけます』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄 / 箱根登山鉄道、2013年12月24日。オリジナルの2021年5月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210509093516/http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8052_1284200_.pdf2021年5月9日閲覧 
  6. ^ 小田急線路線図2018
  7. ^ 2014年度の鉄道事業設備投資計画 (2)駅施設の改良、サービスの向上 3.行先案内表示装置の新設 (PDF) - 小田急電鉄(2014年4月30日閲覧)
  8. ^ 東海大学前駅のご案内 駅立体図”. 小田急電鉄. 2023年6月3日閲覧。
  9. ^ 【新入生、在学生、ご家族の皆さまへ】2020年度春学期の授業について - 東海大学
小田急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月6日閲覧。
  2. ^ 鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月6日閲覧。
小田急電鉄の統計データ
  1. ^ 統計はだの - 秦野市
  2. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  3. ^ 神奈川県県勢要覧
神奈川県県勢要覧
  1. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 21ページ
  2. ^ 平成12年 - 223ページ
  3. ^ a b 平成13年 (PDF) - 225ページ
  4. ^ 平成14年 (PDF) - 223ページ
  5. ^ 平成15年 (PDF) - 223ページ
  6. ^ 平成16年 (PDF) - 223ページ
  7. ^ 平成17年 (PDF) - 225ページ
  8. ^ 平成18年 (PDF) - 225ページ
  9. ^ 平成19年 (PDF) - 227ページ
  10. ^ 平成20年 (PDF) - 231ページ
  11. ^ 平成21年 (PDF) - 241ページ
  12. ^ 平成22年 (PDF) - 239ページ
  13. ^ 平成23年 (PDF) - 239ページ
  14. ^ 平成24年 (PDF) - 235ページ
  15. ^ 平成25年 (PDF) - 237ページ
  16. ^ 平成26年 (PDF) - 239ページ
  17. ^ 平成27年 (PDF) - 239ページ
  18. ^ 平成28年 (PDF) - 247ページ
  19. ^ 平成29年 (PDF) - 239ページ
  20. ^ 平成30年 (PDF) - 223ページ
  21. ^ 令和元年 (PDF) - 223ページ
  22. ^ 令和2年 (PDF) - 223ページ

関連項目

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外部リンク

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