安藤光造
あんどう こうぞう 安藤 光造 | |
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別名義 | 安祖兄小屋次(アンソニーコヤジ) |
生年月日 | 1969年10月21日(55歳) |
出生地 | 日本 東京都世田谷区 |
職業 | 映画監督、脚本家、プロデューサー、作曲家、俳優 |
ジャンル | 映画、テレビドラマ、ミュージック・ビデオ |
活動期間 | 1997年 - |
安藤 光造(あんどう こうぞう、1969年10月21日 - )は、日本の映画監督、脚本家、プロデューサー、作曲家、俳優。別名、安祖兄小屋次(アンソニーコヤジ)。
東京都世田谷区代沢にて出生。法政大学法律学部法律学科中退、カリフォルニア大学・サンタバーバラ校 ELP(University of California Santa Barbara English Language Program)卒業。
来歴
[編集]13歳の時、叔父の勧めでモトクロスを始め、16歳からロードバイクに没頭。この頃GPにレーサーのフレディ・スペンサーに憧れ、毎日首都高速を走っていた。高校時代から渋谷に通い、10代は第一次チーマー世代で当時はアメカジを筆頭に渋谷のファッションやカルチャーに拘っていた。バブル期は新宿東亜会館や渋谷ラスカラ等、都内中のディスコに通って人脈を築いていた。爆笑問題の太田光とは同じ高校である。
19歳の時、アメリカ合衆国カリフォルニア州、カリフォルニア大学サンタバーバラ校のELP(語学学校)に単独渡米し、研修で行った映画学校にて映画、映像に改めて興味を持つ。初めて見た映画は8歳の時でスター・ウォーズ第一作(1977年)007/私を愛したスパイ(1977年)だった。幼少期から、これらの映画が映画として当たり前だと感じていた事もあり、後に幾つかの独立邦画を見て愕然とし、いずれハリウッドに負けない映画制作に取り組まなければいけないと通感する。
帰国後、PanasonicCAD開発会社に就職。サラリーマン時代、同じ世田谷出身である俳優小家山晃に誘われ俳優へ転向。翌年、短期で映像のビジネスを学び、異例の早さで予てからの目標であったプロデューサーに昇進したが、業界への未熟さとバブル崩壊が重なり、後に幾度の挫折を繰り返す。
当時オリジナルビデオ時代に知り合ったスタッフに、ロケーション車輌会社、株式会社ランナーズ代表取締役、猪股啓司を紹介され、ロケバスドライバー、カーアクションと、撮影に携わる車輌の扱いと制作を始める。後に猪股から同社の代表取締役を依頼されるが、目標のだった映画制作を志す。
2002年に特撮映画監督雨宮慶太原作『鉄甲機ミカヅキ』のラインプロデューサーだった片嶋一貴に「制作会社を作ろう」と声をかけられたことがきっかけで、2003年に片嶋監督、門馬直人監督と株式会社ドッグシュガーを立ち上げる[1](所属:韓英恵)。
2004年、映画『ハーケンクロイツの翼』(ダブル主演:小栗旬、山根和馬/監督:片嶋)でアソシエイトプロデューサーとして参加。『魔弾戦記リュウケンドー』(2006年)、『トミカヒーロー レスキューフォース 爆裂MOVIE マッハトレインをレスキューせよ!』(2008年)、『大魔神カノン』(2010年)の参加をきっかけに、番組や映画を撮り進める。
2006年、ルー大柴第二次ブレイクのきっかけとなった、新宿や渋谷のクラブでの第二次パラパラブームと呼ばれるトラパラを題材に映画『パラ族 パラパラじゃないか!』(FARM RECORDS)を手掛け、東京のクラブシーンをプロデュース。その後、脚本家、監督として都会のアンダーグランドを描いた短編映画『のりおくんとまっきーにゃ-楽しい歌舞伎町』(2016年)、日本伝統酒造りを描いた映画『酒蔵』(主演:アベラヒデノブ・2017年)、バブル後期の若者抗争や刑務所での仕打ちを描いた映画『灰色の壁-大宮ノトーリアス』(主演:奥野壮・2022年)等、幅広いジャンルの映画を公開[2]。2024年、自らの地元である下北沢を舞台とするアクションコメディムービー『シモキタブレイザー』が公開。
人物
[編集]SABU作品には度々役者やカーアクションで登場しており、レーサーの谷口信輝、織戸学、脇阪寿一、お笑いのどぶろっく、ミュージシャン、アーティストであるNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのBIGZAM、LUNA等、数々の異業種著名人を俳優として映画で起用している。
ギター、バイク、クルマ、熱帯魚等多趣味であり、FIA国内A級ライセンスを所有。
千原せいじ、マイナーリーグのVo大工原亨等と趣味でバンドを組んでいた時期がある。
俳優、大鶴義丹とバイク仲間であり、共にラリー等にエントリーしている。
監督作品
[編集]- 2006年
- 「サンモニ」
- 2007年
- 2015年
- 2016年
- 2021年
- 2024年
主なプロデュース作品
[編集]- 1997年
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- 「マモル」メインプロデューサー
- 2003年
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- 「ハーケンクロイツの翼」アソシエイトプロデューサー
- 2005年
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- 「グロヅカ」ラインプロデユーサー
- 2006年
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- 「ナイチンゲーロ」ラインプロデユーサー
- 「魔弾戦記リュウケンドー」ラインプロデユーサー
- 2007年
-
- 「スピードマスター」アソシエイトプロデューサー
- 「スペースゲーニンズ」ラインプロデユーサー
- 2008年
-
- 「トミカヒーロー レスキューフォース 爆裂MOVIE マッハトレインをレスキューせよ!」ラインプロデユーサー
- 2009年
-
- 「アジアの純真」ラインプロデユーサー
- 2010年
-
- 「大魔神カノン」ラインプロデユーサー
- 2011年
-
- 「ガクドリ」プロデユーサー
- 「たとえば檸檬」ラインプロデユーサー
- 2016年
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- 「逢いたい」日本、北海道実景パート ラインプロデユーサー
- 2017年
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- 「ターコイズの空の下で」ラインプロデユーサー
- 2018年
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- 「MANRIKI」ラインプロデユーサー
- 「お控えなすって神宿でござる」ラインプロデユーサー
- 2019年
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- 「すじぼり」ラインプロデユーサー
- 「MANIAC DRIVER」プロデユーサー
- 2020年
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- 「ペンション・恋は桃色」ラインプロデユーサー
- 「ATEOTD」ラインプロデユーサー
- 2021年
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- 「Soldiers〜慈しむ者達〜」ラインプロデユーサー
- 「その日、カレーライスができるまで」ラインプロデューサー
- 「Hitch×HooK」ラインプロデューサー
- 「まったり!赤胴鈴之助」ラインプロデューサー
- 2022年
-
- 「スクロール」ラインプロデューサー
- 2023年
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- 「White Flag」プロデューサー
- 「ペンション・恋は桃色-season2」ラインプロデューサー
- 2024年
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- 「カオルの葬式-Performing KAORU's Funeral」ラインプロデューサー
制作協力・車両協力作品
[編集]- 1998年
- 「モーニング刑事。抱いてHOLD ON ME!」(監督:今関あきよし/出演:モーニング娘。、上島竜兵、住田隆他)
- 1999年
- 2000年
- 「鉄甲機ミカヅキ」(監督:雨宮慶太/出演:高柳勇太、高知東生、螢雪次朗、奈良沙緒理他)
- 「東京ゴミ女」(監督:廣木隆一/出演:柴咲コウ、鈴木一真、中村麻美他)
- 「ブリスター!」(監督:須賀大観/出演:伊藤英明、山崎裕太、鮎貝健他)
- 2001年
- 2002年
- 「アイノウタ」(監督:廣木隆一/出演:池内博之、つぐみ、佐藤二朗、大森南朋、千葉哲也他)
- 「タスクフォース」(監督:行定勲/出演:三上博史、豊原功補、北村一輝、釈由美子、山崎力、渡辺いっけい他)
- 「幸福の鐘」(監督:SABU/出演:寺島進、西田尚美、篠原涼子、益岡徹、安藤光造他)
- 2003年
- 2004年
- 「るにん」(監督:奥田瑛二/出演:松坂慶子、奥田瑛二、小沢まゆ、根津甚八、西島数博他)
- 「銀のエンゼル」(監督:鈴井貴之/出演:三上博史、豊原功補、北村一輝、釈由美子、山崎力、渡辺いっけい他)
- 「あゝ!一軒家プロレス」(監督:久保直樹/出演:橋本真也、ソニン、藤原喜明、ニコラス・ペタス、浅草キッド他)
- 「下妻物語」(監督:中島哲也/出演:深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、篠原涼子、樹木希林、阿部サダヲ他)
- 2005年
- 2008年
- 2014年
- 2016年
- 2017年
- 2018年
- 「DANCING MARY ダンシング・マリー」(監督:SABU/出演:EXILE NAOTO(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、山田愛奈、石橋凌他)
- 「Welcome to Japan」(監督:西村喜廣/出演:藤田恵名、笹野鈴々音、鳥居みゆき)
- 「GIVER 復讐の贈与者」(テレビ東京/出演:吉沢亮、森川葵、水橋研二、夏菜、田山涼成他)
- 2019年
- 2020年
- 「ブルーバード」(監督:SABU/出演:佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、醍醐虎汰朗他)
- 「ハンサムセンキョ」(監督:米山和仁/出演:武子直輝、深澤大河、横山真史、一ノ瀬竜、奥谷知弘他)
- 「女子グルメバーガー部」(テレビ東京/出演:瑛茉ジャスミン、大原優乃、北村優衣、佐々木美玲(日向坂46)他)
- 「jam2」(監督:SABU/出演:青柳翔、町田啓太、鈴木伸之他)
- 「孤独な楽園」(監督:片嶋一貴/出演:大坪あきほ、青柳翔、忍成修吾他)
- 2021年
- 2022年
- 「大川と小川の時短捜査」(監督:松本佳奈/出演:松重豊、濱田岳、夏帆、迫田孝也、水間ロン他)
- 「私のエレガンス」(テレビ東京・BSテレビ東京他/監督:松本佳奈他/出演:ファーストサマーウイカ、草刈民代、吉沢悠他)
- 「ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち」(NHK総合、NHK BSプレミアム/出演:植村友結、茅島みずき、平野綾他)
- 「チバケンのマツモトさん。」(千葉テレビ放送/出演:大塚寧々、長谷川朝晴、中村俊介、小手伸也他/千葉テレビ開局50周年記念ドラマ)
- 2023年
- 「おいしい給食 season3」(監督:綾部真弥他/出演:市原隼人、大原優乃、田澤泰粋、栄信、六平直政他)
- 「対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~」(Lemino/出演:茅島みずき、田鍋梨々花、池田朱那、永瀬莉子他)
- 「十津川警部の事件簿 第3作:草津・殺しのトライアングル」(監督:鈴木浩介/出演:船越英一郎、大野いと、大場泰正、西沢仁太、山村紅葉他)
- 「HUNT-日フィリピン合作」(監督:ドニー・オルディアレス/出演:平岳大、カルロ・アキノ、柴田理恵他)
- 2024年
(監督:綾部真弥/出演:市原隼人、大原優乃、田澤泰粋、栄信、石黒賢、いとうまい子、六平直政、高畑淳子 他)
- 「Qrosの女」
(テレビ東京・BSテレ東/監督:守屋健太郎 他/出演:桐谷健太、影山拓也、黎架、 田村保乃、増子敦貴、なえなの、三浦孝太、川島海荷、岡部たかし、哀川翔 他)
- 「私をもらって」
(日本テレビ/監督:池田千尋 他/出演:前田公輝、久保田紗友、栗原類、K(&TEAM)、柾木玲弥、手塚真生 他)
- 「完璧ワイフによる完璧な復讐計画」
( 毎日放送/監督:湯浅弘章 他/出演:中村ゆりか、犬飼貴丈、中村海人、三原羽衣 他)
- 「ヤバイTシャツ屋さんMV」
- 「出光アポロCM」
ノミネート・受賞歴
[編集]- 「のりおくんとまっきーにゃ。楽しい歌舞伎町」
- 新宿国際映画祭2位(2016年)
- 「酒蔵」
- 全米オンライン公開NDFF特別招聘(2017年)
- 「シモキタブレイザー」
- ニューヨーク月例映画祭 グランプリ受賞(2024年)
- カナダ ゼンサメディア国際映画祭 グランプリ(2024年)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 日本映画データベース
- ^ “安藤光造の監督・出演映画作品|MOVIE WALKER PRESS”. MOVIE WALKER PRESS (2024年2月16日). 2024年1月31日閲覧。
- ^ “ユーロスペース”. www.eurospace.co.jp. 2024年1月31日閲覧。