安部裕葵
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名前 | ||||||
カタカナ | アベ ヒロキ | |||||
ラテン文字 | ABE Hiroki | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1999年1月28日(25歳) | |||||
出身地 | 東京都北区 | |||||
身長 | 171cm | |||||
体重 | 65kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | 浦和レッズ | |||||
ポジション | FW / MF | |||||
背番号 | 7 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2014-2016 | 広島県瀬戸内高校 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2017-2019 | 鹿島アントラーズ | 49 | (4) | |||
2019-2023 | FCバルセロナB | 28 | (4) | |||
2023- | 浦和レッズ | 0 | (0) | |||
代表歴2 | ||||||
2019 | 日本 | 3 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年12月8日現在。 2. 2019年6月25日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
安部 裕葵(あべ ひろき、1999年1月28日 - )は、東京都北区出身のプロサッカー選手。Jリーグ・浦和レッズ所属。ポジションはフォワード、ミッドフィールダー。元日本代表。
来歴
[編集]プロ入り前
[編集]北区立浮間小学校[1] 時代は城北アスカFC、北区立十条富士見中学校[2] 時代はS.T.FOOTBALL CLUB(帝京FCジュニアユース)でプレー。高校からは自身の成長のために親元を離れての寮生活を選び、広島県瀬戸内高等学校へ進んだ[3]。 2016年、広島県で開催された全国高校総体では3ゴールを挙げるなどチームの8強進出に貢献した。準々決勝で優勝した市立船橋高校に敗れるも、大会優秀選手に選出された[4]。9月23日、J1リーグに所属する鹿島アントラーズ加入が内定したことが発表された[5]。
鹿島アントラーズ
[編集]2017年、鹿島アントラーズに入団。4月1日、J1リーグ第5節大宮アルディージャ戦でプロ初出場を果たした。4月22日、第8節のジュビロ磐田戦でプロ入り初先発を果たした[6]。6月21日、天皇杯2回戦のFCマルヤス岡崎戦でプロ入り初得点を含む2得点1アシストの活躍を見せた[7]。7月22日、JリーグワールドチャレンジのセビージャFC戦では後半途中出場し、DFとGKをともに引きつけながらラストパスを出し鈴木優磨の先制点をアシストして勝利に貢献した。7月29日のJ1第19節vsヴァンフォーレ甲府戦でリーグ戦初得点を挙げた。
2018年7月19日、第16節のジュビロ磐田戦では1得点1アシストの活躍を見せた[8]。12月13日、同年のJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞した[9]。12月15日、FIFAクラブワールドカップ1回戦のCDグアダラハラ戦では決勝点を決めて勝利に貢献した[10]。12月20日に行われたクラブW杯準決勝のレアル・マドリード戦ではフル出場するも1-3で敗れた。この試合後に涙を流した場面について、シーズン最後のタイトルを目指して戦っているなかで負けてしまい、自身がケガをして復帰した事も含めてチームのこの一年の戦いを思い返して感極まってしまったと振り返っている[11]。
FCバルセロナB
[編集]2019年7月12日、リーガ・エスパニョーラのFCバルセロナBへの完全移籍[13] でクラブ間合意に達したことが鹿島アントラーズから発表された[14]。7月15日、FCバルセロナと正式に4年間の契約を結んだ。移籍金は110万ユーロで、契約解除金はバルサBの選手である間は4千万ユーロ、トップチームに所属する場合は1億ユーロに設定された[15]。
2019-20シーズンは、9月1日、第2節のジムナスティック・タラゴナ戦で公式戦デビューを果たすと[16]、先発16試合を含む公式戦20試合に出場して主力として活躍し、11月17日、第13節のUEコルネジャ戦で移籍後初ゴールを決める[17] など4得点を記録。2月2日、第23節のプラット戦で右大腿二頭筋腱を断裂し、2月11日、フィンランド・トゥルクにて手術を受け全治5ヶ月と診断された[18][19][20]。
背番号9を付けて臨んだ[21] 2020-21シーズンは、11月6日、練習中に右大腿二頭筋を怪我し[22]、12月13日、第9節のエスパニョールB戦で復帰するものの同試合で同箇所を再受傷[23]。4月18日、グループリーグ第3節のビジャレアルB戦で戦列復帰したが[24]、同シーズンは8試合の出場にとどまった。
2021-22シーズン開始前、7月21日、トップチームのプレシーズン初戦となるタラゴナ戦で途中出場してトップチームデビューを果たしたが[25]、8月8日、バルセロナBのテストマッチ・ジローナ戦で右太腿の違和感により負傷交代[26][27]。以降は登録外となり、2022年2月23日、フィンランドで右ハムストリングの手術を受けた[28]。
2022-23シーズン終了後、6月30日、契約満了によりFCバルセロナ・アトレティックを退団した[29]。
浦和レッズ
[編集]2023年7月3日、浦和レッズへ完全移籍[30]。しかしながらコンディション調整や相次ぐ負傷離脱で試合に出場することはできず、2年間で出場は親善試合の1試合に留まった。
代表
[編集]2019年5月24日、コパ・アメリカに臨む東京五輪世代中心で構成された日本代表に初選出された[31][32]。6月18日、コパ・アメリカ初戦のチリ戦で途中出場し、A代表デビューを果たした[33]。その後は、世代別代表で時には10番を背負うなどとメンバー入りを果たしていたが、怪我もあってメンバーから外れると、東京五輪まで復帰することなく、本大会にも選出されなかった。
人物
[編集]- ロアッソ熊本所属の岡崎慎とは同じ小学校でクラスメイトだった[34]。
- セビージャとの試合後、対戦相手のスペイン人左サイドバックのセルヒオ・エスクデロ・パロモからもっとも印象に残った選手として積極的な仕掛けで先制点をアシストしマン・オブ・ザ・マッチに輝いた安部裕葵の「ドリブルがいい」と評価された[35]。
所属クラブ
[編集]- ユース経歴
- - 2010年 城北アスカFC
- 2011年 - 2012年 帝京FCジュニアユース
- 2013年 S.T.FOOTBALL CLUB
- 2014年 - 2016年 瀬戸内高校
- プロ経歴
個人成績
[編集]国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2017 | 鹿島 | 30 | J1 | 13 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 16 | 4 |
2018 | 22 | 2 | 2 | 0 | 5 | 1 | 29 | 3 | |||
2019 | 10 | 14 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 15 | 1 | ||
スペイン | リーグ戦 | 国王杯 | オープン杯 | 期間通算 | |||||||
2019-20 | バルセロナB | 12 | セグンダB | 20 | 4 | - | - | 20 | 4 | ||
2020-21 | 9 | 8 | 0 | - | - | 8 | 0 | ||||
2021-22 | - | 0 | 0 | - | - | 0 | 0 | ||||
2022-23 | - | 0 | 0 | - | - | 0 | 0 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2023 | 浦和 | 7 | J1 | 0 | 0 | - | - | 0 | 0 | ||
2024 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | ||||
通算 | 日本 | J1 | 49 | 4 | 3 | 1 | 8 | 3 | 60 | 8 | |
スペイン | セグンダB | 28 | 4 | - | - | 28 | 4 | ||||
総通算 | 77 | 8 | 3 | 1 | 8 | 3 | 88 | 12 |
国際大会個人成績 | FIFA | |||||
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年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | クラブW杯 | ||||
2017 | 鹿島 | 30 | 1 | 0 | - | |
2018 | 8 | 1 | 3 | 1 | ||
2019 | 10 | 6 | 0 | - | ||
通算 | AFC | 15 | 1 | 3 | 1 |
その他の国際公式戦
- 2019年
- AFCチャンピオンズリーグ2019・プレーオフ 1試合0得点
- 出場歴
- 公式戦初得点 - 2017年6月21日 天皇杯2回戦 vsFCマルヤス岡崎戦 (茨城県立カシマサッカースタジアム)
- Jリーグ初出場 - 2017年4月1日 J1第5節 vs大宮アルディージャ戦 (NACK5スタジアム大宮)
- Jリーグ初得点 - 2017年7月29日 J1第19節 vsヴァンフォーレ甲府戦 (茨城県立カシマサッカースタジアム)
タイトル
[編集]クラブ
[編集]- 鹿島アントラーズ
- FUJI XEROX SUPER CUP:1回(2017年)
- AFCチャンピオンズリーグ:1回(2018年)
個人
[編集]- 全国高等学校総合体育大会 優秀選手:1回(2016年)
- Jリーグベストヤングプレーヤー賞(2018年)
代表歴
[編集]出場大会
[編集]- U-18日本代表
- AFC U-19選手権2018・予選(2017年)
- U-19日本代表
- トゥーロン国際大会(2017年)
- インドネシア遠征(2018年)
- ロシア遠征(2018年)
- AFC U-19選手権(2018年)
- U-20日本代表
- 欧州遠征(2019年)
- U-22日本代表
- 北中米遠征(2019年)
- キリンチャレンジカップ(2019年)
- 日本代表
- コパ・アメリカ(2019年)
試合数
[編集]- 国際Aマッチ 3試合 0得点(2019年)
日本代表 | 国際Aマッチ | |
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年 | 出場 | 得点 |
2019 | 3 | 0 |
通算 | 3 | 0 |
出場
[編集]No. | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦国 | 結果 | 監督 | 大会 |
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1. | 2019年6月17日 | サンパウロ | エスタジオ・ド・モルンビー | チリ | ●0-4 | 森保一 | コパ・アメリカ2019 |
2. | 2019年6月20日 | ポルト・アレグレ | アレーナ・ド・グレミオ | ウルグアイ | △2-2 | ||
3. | 2019年6月24日 | ベロオリゾンテ | エスタジオ・ミネイロン | エクアドル | △1-1 |
脚注
[編集]- ^ “バルサ「安部裕葵」とFC東京「岡崎慎」は浮間小の同級生 苦労人とエリートが高3で再会するまで”. デイリー新潮. 2020年4月22日閲覧。
- ^ 瀬戸内高校学校案内 広島県瀬戸内高等学校 2020年1月17日閲覧
- ^ “日本代表|公式記録|日本代表|日本サッカー協会”. www.jfa.jp. 2019年7月16日閲覧。
- ^ “[総体大会優秀選手発表!優勝した市立船橋から杉岡ら、岩崎、廣末、高橋の名も]”. ゲキサカ. 2019年7月16日閲覧。
- ^ “鹿島アントラーズ オフィシャルサイト”. www.so-net.ne.jp. 2019年7月16日閲覧。
- ^ 俊輔が豪快ミドルで今季2点目!磐田が鹿島に3発快勝 サンケイスポーツ(2017年4月22日)
- ^ 鹿島ルーキーMF安部2G1A「ヘディングベスト」 日刊スポーツ(2017年6月22日)
- ^ 鹿島19歳安部、カタールW杯へ希望弾!技術光った1G1A スポニチ(2018年7月18日)
- ^ “安部選手ベストヤングプレーヤー賞受賞のお知らせ”. 鹿島アントラーズ. 2018年12月13日閲覧。
- ^ 「デル・ピエロのよう」鹿島MF安部裕葵の鮮烈ゴールをイタリア紙が絶賛 ゲキサカ(2018年12月17日)
- ^ 篤史, 飯尾. “20歳で鹿島の10番 安部裕葵が明かす「ジーコさんに肩を叩かれたあの日」”. 文春オンライン. 2019年6月28日閲覧。
- ^ 安部裕葵が鹿島の10番 「全冠制覇」新体制発表会 日刊スポーツ(2019年1月16日)
- ^ “「久保よりも良い」バルサBでデビューを飾った安部裕葵、現地の反応は上々も…公式アカウントには批判が殺到!?”. サッカーダイジェスト. 2019年8月1日閲覧。 “鹿島アントラーズからスペインの強豪バルセロナのBチームに移籍した安部裕葵”
- ^ “安部選手のFCバルセロナ移籍合意”. 鹿島アントラーズ. 2019年7月12日閲覧。
- ^ “安部裕葵、バルサに正式加入”. FCバルセロナ. 2019年7月15日閲覧。
- ^ “バルサB安部裕葵がキレキレ公式戦デビュー! ドリブルで退場誘い、ヘッドで決定機も”. ゲキサカ (2019年9月2日). 2019年9月3日閲覧。
- ^ “バルセロナB安部裕葵、公式戦10試合目で初ゴール!! CF起用に応える”. ゲキサカ (2019年11月18日). 2019年11月18日閲覧。
- ^ 『安部 裕葵、右足大腿二頭筋断裂』(プレスリリース)FCバルセロナ、2020年2月5日 。2023年7月4日閲覧。
- ^ 『安部 裕葵、5ヶ月離脱』(プレスリリース)FCバルセロナ、2020年2月12日 。2023年7月4日閲覧。
- ^ 高橋智行 (2020年2月12日). “バルサ安部裕葵、右足手術で5カ月離脱 五輪絶望的”. 日刊スポーツ 2023年7月4日閲覧。
- ^ 『安部 裕葵、バルサ Bで9番』(プレスリリース)FCバルセロナ、2020年10月6日 。2023年7月4日閲覧。
- ^ 『安部 裕葵、練習で負傷』(プレスリリース)FCバルセロナ、2020年11月6日 。2023年7月4日閲覧。
- ^ 『安部 裕葵、再び、離脱』(プレスリリース)FCバルセロナ、2020年12月16日 。2023年7月4日閲覧。
- ^ “バルサBの安部裕葵がケガから復活!チームは2部昇格最終プレーオフへ”. J SPORTS. (2021年5月7日) 2023年7月4日閲覧。
- ^ “バルセロナ、プレシーズン初戦で快勝…安部裕葵が後半開始から出場でアシスト!”. サッカーキング. (2021年7月22日) 2023年7月4日閲覧。
- ^ “バルセロナB安部裕葵が負傷…現地記者は「かなり悪そう」と予測”. ゲキサカ. (2021年8月9日) 2023年7月4日閲覧。
- ^ “安部裕葵、バルセロナBの練習試合を負傷欠場。2週間後に開幕控え不安”. フットボールチャンネル. (2021年8月14日) 2023年7月4日閲覧。
- ^ 『安部 裕葵、手術無事終了』(プレスリリース)FCバルセロナ、2022年2月24日 。2023年7月4日閲覧。
- ^ “浦和、FW安部裕葵の完全移籍加入を発表! 4年ぶりのJリーグ復帰…背番号は「7」”. サッカーキング. (2023年7月3日) 2023年7月4日閲覧。
- ^ “安部裕葵選手 完全移籍加入のお知らせ”. 浦和レッズ (2023年7月3日). 2023年7月3日閲覧。
- ^ “若手メンバーで臨むコパ・アメリカで森保一監督が掲げた目標は?ベテラン岡崎、川島らの招集にも言及”. サッカーダイジェスト. 日本スポーツ企画出版社 (2019年5月24日). 2019年5月25日閲覧。
- ^ “コパ・アメリカの代表メンバーに久保建英、中島翔哉らを選出!A代表初招集は安部裕葵ら13名!”. サッカーダイジェスト. 日本スポーツ企画出版社 (2019年5月24日). 2019年5月25日閲覧。
- ^ 久保初先発に8選手がデビューの日本、チリに4発完敗で黒星スタート ゲキサカ 2019年6月18日
- ^ 鹿島の“走れるファンタジスタ”安部裕葵東京五輪世代、過去と今と可能性(8)
- ^ セビージャDFが「印象に残った」鹿島の2選手は? サッカーダイジェスト(2017年7月22日)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 安部裕葵 - National-Football-Teams.com
- 安部裕葵 - Soccerway.com
- 安部裕葵 - Soccerbase.comによる選手データ
- 安部裕葵 - FootballDatabase.eu
- 安部裕葵 - WorldFootball.net
- 安部裕葵 - Transfermarkt.comによる選手データ
- 安部裕葵 - UEFA
- 安部裕葵 - J.League Data Siteによる選手データ
- 安部裕葵 - レキップ
- 安部裕葵 - playmakerstats.com
- 安部裕葵 (@hiroki.abe_official) - Instagram