小袋谷
小袋谷 | |
---|---|
町丁・大字 | |
北緯35度20分39秒 東経139度32分09秒 / 北緯35.344033度 東経139.535797度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 鎌倉市 |
地域 | 大船地域 |
人口情報(2023年(令和5年)9月1日現在[1]) | |
人口 | 3,454 人 |
世帯数 | 1,787 世帯 |
面積([2]) | |
0.36 km² | |
人口密度 | 9594.44 人/km² |
郵便番号 | 247-0055[3] |
市外局番 | 0467(藤沢MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
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小袋谷(こぶくろや)は、神奈川県鎌倉市の地名。古くは鎌倉郡小袋谷村。現行行政地名は小袋谷一丁目及び小袋谷二丁目と大字小袋谷。住居表示は一丁目及び二丁目は実施済み区域、大字小袋谷は未実施区域[5]。
地理
[編集]鎌倉市大船地域に属する。小袋谷は鎌倉市台および大船に挟まれた、西北から東南にかけて長辺1km、短辺150mほどの細長い地域で、「谷」と付く地名に反して2008年現在の小袋谷の大部分は平坦な地形である。北側は神奈川県道301号大船停車場線を境界に大船と、南側は柏尾川の支流のひとつである小袋谷川を境界に台と接する。西北端では徒歩3分ほどの大船駅が、東南端では北鎌倉駅が利用される。中間の地域では江ノ電バスが利用されることも多い。
歴史
[編集]古くは「巨福呂谷」とも呼ばれた。史料上の初見は文亀元年(1501年)の「雲頂庵[6]文書に「巨福礼(ママ)谷の田地が雲頂庵に寄進されたとの記載が残っている。さらに南方の建長寺の山号「巨福山」と「巨福呂坂」(現在は山ノ内)も関係がある。
戦国時代は東郡小袋谷の名義で北条幻庵が知行していたとの記録が残る。江戸時代は旗本の松前氏が幕末の一時期を除き知行した。
隣接する台村とは村境の小袋谷川(柏尾川支流)からの用水をめぐりたびたび水争論を起こしていた。
付近の光照寺に「小袋谷村に隠れキリシタンの集落があった」との伝承が残るが、詳細は不明。
世帯数と人口
[編集]2023年(令和5年)9月1日現在(鎌倉市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
大字・丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
小袋谷 | 39世帯 | 83人 |
小袋谷一丁目 | 628世帯 | 1,061人 |
小袋谷二丁目 | 1,120世帯 | 2,310人 |
計 | 1,787世帯 | 3,454人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 2,904
|
2000年(平成12年)[8] | 2,978
|
2005年(平成17年)[9] | 2,955
|
2010年(平成22年)[10] | 3,062
|
2015年(平成27年)[11] | 3,120
|
2020年(令和2年)[12] | 3,375
|
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 1,225
|
2000年(平成12年)[8] | 1,329
|
2005年(平成17年)[9] | 1,432
|
2010年(平成22年)[10] | 1,502
|
2015年(平成27年)[11] | 1,525
|
2020年(令和2年)[12] | 1,699
|
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2017年7月時点)[13][14]。
大字・丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
小袋谷 | 全域 | 鎌倉市立小坂小学校 | 鎌倉市立岩瀬中学校 |
小袋谷一丁目 | 1~2番 4~9番 |
鎌倉市立大船小学校 | 鎌倉市立大船中学校 |
3番 | 鎌倉市立山崎小学校 | ||
小袋谷二丁目 | 全域 | 鎌倉市立小坂小学校 |
事業所
[編集]2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]。
大字・丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
小袋谷 | 5事業所 | 97人 |
小袋谷一丁目 | 54事業所 | 569人 |
小袋谷二丁目 | 54事業所 | 364人 |
計 | 113事業所 | 1,030人 |
事業者数の変遷
[編集]経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 129
|
2021年(令和3年)[15] | 113
|
従業員数の変遷
[編集]経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 1,121
|
2021年(令和3年)[15] | 1,030
|
交通
[編集]鉄道
[編集]地域内に横須賀線および湘南モノレールが敷設されているが駅は存在しない。また、かつては横須賀線から鎌倉車両センター深沢地区(旧大船工場)への引き込み線が分岐していた。
道路
[編集]バス
[編集]小袋谷交差点
[編集]小袋谷は古くから交通の要衝として知られており、江戸時代は戸塚宿から鎌倉へ向かう鎌倉街道(現県道21号線)、藤沢宿から鎌倉へ向かう「鎌倉山之内往還」(現県道302号線)が合流し、江ノ島へ向かう江ノ島道も分岐していた。
上記の県道21号と302号が合流するT字路型の交差点で、南下してきた県道21号はこの交差点で東へ向きを変えて鎌倉に至る。交差点の北側には県道21号線と横須賀線との踏切が近接するうえ、踏切の北側では県道21号と301号も合流し、山ノ内経由で鎌倉に向かう交通が集中する。この交差点の鎌倉側は幅員が狭小であり、踏切の存在もあってこの交差点付近は大変混雑し、渋滞の名所として知られる。
施設
[編集]教育施設
[編集]- 鎌倉市立小坂小学校
神社仏閣
[編集]- 成福寺
- 厳島神社
その他
[編集]日本郵便
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “町丁字別・地域別人口と世帯数(国勢調査基準・各月・平成13年~)” (XLSX). 鎌倉市 (2023年9月12日). 2023年9月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “令和4年(2022年)版 鎌倉の統計” (PDF). 鎌倉市. 2023年8月14日閲覧。(CC-BY-4.0)
- ^ a b “小袋谷の郵便番号”. 日本郵便. 2023年8月9日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “鎌倉市の町名称及び住居表示の実施状況”. 鎌倉市 (2017年2月7日). 2018年2月22日閲覧。
- ^ 円覚寺の塔頭
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “鎌倉市の市立小学校通学区域”. 鎌倉市. 2017年7月6日閲覧。
- ^ “鎌倉市の市立中学校通学区域”. 鎌倉市. 2017年7月6日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年7月17日閲覧。