日本女子大学附属中学校・高等学校
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日本女子大学附属中学校・高等学校 | |
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北緯35度37分8.8秒 東経139度31分42秒 / 北緯35.619111度 東経139.52833度座標: 北緯35度37分8.8秒 東経139度31分42秒 / 北緯35.619111度 東経139.52833度 | |
過去の名称 | 日本女子大学校附属高等女学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人日本女子大学 |
理念 |
自念自動 (「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」) |
設立年月日 | 1901年(明治34年) |
創立者 | 成瀬仁蔵 |
共学・別学 | 女子校 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 |
3学期制(中学校) 2学期制(高等学校) |
学校コード |
D114313000057 高等学校) C114313000059 (中学校) | (
高校コード | 14541G |
所在地 | 〒214-8565 |
外部リンク |
日本女子大学附属中学校 日本女子大学附属高等学校 |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
日本女子大学附属中学校・高等学校(にほんじょしだいがくふぞくちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、神奈川県川崎市多摩区西生田一丁目1番1号に所在する私立女子中学校・高等学校である。高等学校においても入学者を募集する併設型中高一貫教育校。略称は日女(にちじょ)[1]。
西生田キャンパスにある。2020年度までは同キャンパスに大学の人間社会学部・大学院人間社会研究科が隣接していたが目白キャンパスに移転し、現在は本校単独の校地となっている。
概要
[編集]1901年(明治34年)、日本女子大学校(現:日本女子大学)の開学と同時に、現在の東京都文京区目白台に日本女子大学校附属高等女学校開校。戦後学制改革により1947年(昭和22年)、附属高等女学校を母体に新制日本女子大学附属中学校(目白台)、日本女子大学附属高等学校(西生田)が開校される。1979年(昭和54年)に附属中学校が西生田キャンパスに移転し、現在に至る。
建学の精神として、三大綱領「信念徹底、自発創生、共同奉仕」を掲げている[2]。
中学生は制服があるが、高校生には制服がない[3]。
蔵書5万冊超の中高共通の図書室がある[4]。
中学校卒業生のほぼ全員が附属高等学校に、高等学校卒業生の75%が日本女子大学にそれぞれ進学する[5]。
沿革
[編集]公式ホームページに拠る[6]。
1901年(明治34年) | 日本女子大学校の開校とともに附属高等女学校が開校される。 |
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1906年(明治39年) | 附属豊明小学校・幼稚園が開校される。
軽井沢三泉寮が開寮される。 |
1919年(大正8年) | 成瀬仁蔵告別講演が行われる。 |
1947年(昭和22年) | 附属高等女学校を母体に目白に附属中学校(新制)が開校される。 |
1948年(昭和23年) | 附属高等女学校を母体に西生田に附属高等学校(新制)が開校される。 |
1948年(昭和23年) | 日本女子大学(新制)が発足される。 |
1961年(昭和36年) | 日本女子大学、大学院の拡充が始まる。 |
1979年(昭和54年) | 西生田キャンパスに中高合同校舎(現在の校舎)が完成する。 |
1990年(平成2年) | 西生田キャンパスに日本女子大学人間社会学部開設される。 |
1993年(平成5年) | 第一回ニュージーランド国際交流が行われる。 |
1996年(平成8年) | 西生田成瀬講堂が竣工される。 |
2001年(平成13年) | 日本女子大学が創立百周年を迎える。また、附属高等女学校の開校からも100年目を迎える。 |
2002年(平成13年) | アフガニスタン女性教育支援プログラムへの取り組みを開始する。 |
教育の特色
[編集]校舎の廊下の壁に各クラスの全員の美術作品、国語、社会のレポート、調理実習の写真付きレポート、陶芸などが展示される[7]。
- 中学校
- 中学校の音楽の授業ではバイオリンの授業が必須である[8]。バイオリンは1人1台用意されており、希望者には貸与される[9]。
- 中学では毎年校外授業として、1年次には軽井沢・2年次には東北・3年次では「国際理解」「人間・文化」「平和」「環境」のテーマ別の研修旅行が催される[10]。
- 高等学校
クラブ活動
[編集]- 文科系[12]
- 文芸部
- インターナショナル部
- 演劇
- 書道
- ソーイング
- クッキング
- 軽音楽
- 弦楽合奏
- コーラス
- 茶道
- イラスト
- 生物
- 天文
- ミュージカル
- 物理化学
- 社会科研究
など
- 運動系[12]
- 器械体操
- 剣道
- 卓球
- 硬式テニス
- 水泳
- ソフトテニス
- バドミントン
- バスケットボール
- 陸上
- バレーボール
など
交通
[編集]著名な出身者
[編集]政治
[編集]法曹
[編集]実業
[編集]- 青木愛 - 実業家、ヴィリーナジャパン代表取締役社長
- 渡辺ミキ - 渡辺プロダクション代表取締役社長、ワタナベエンターテインメント代表取締役社長
- 小室淑恵 - 実業家、株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長
- 浜田有里恵 - キャリア・コンサルタント
学術・研究
[編集]- 蟻川芳子 - 化学者、元日本女子大学理事長兼学長、元日本分析化学会副会長
- 大隅正子 - 生物学者、日本女子大学名誉教授、元日本植物形態学会会長、猿橋賞受賞
- 高野晴代 - 日本文学研究者、日本女子大学名誉教授
- 近藤みゆき - 国文学者、元実践女子大学教授
- 松本和子 - 化学者、元早稲田大学理工学部教授
- 磯野富士子 - モンゴル研究家
- 木村盛世 - 医師、医学者、元厚生労働省医系技官
- 浜由樹子 - 国際政治学者、ロシア地域研究者、静岡県立大学准教授
- 池本美香 - 社会学者、日本総合研究所調査部主任研究員
- 木村由莉 - 古生物学者
文学
[編集]- 円地文子 - 小説家 ※中退
- 加藤恭子 - 中世フランス文学者、評論家
- 高良留美子 - 詩人
- 酒井洋子 - 翻訳家
- 平岩弓枝 - 脚本家、小説家
- 夏樹静子 - 小説家
- やなぎやけいこ - 児童文学作家
- 松田瓊子 - 小説家
- 和田はつ子 - 小説家
- 大石静 - 脚本家
- 小薗江圭子 - 作家・作詞家・映像作家・アニメーター
- 安房直子 - 児童文学作家
- 草間小鳥子 - 詩人、児童文学作家
芸能
[編集]- 河内桃子 - 女優
- 坪内ミキ子 - 女優
- 稲垣美穂子 - 女優
- 金田一敦子 - 元女優
- 関千恵子 - 女優
- 村松英子 - 女優、詩人
- 花形恵子 - 声優
- 君島十和子 - 元モデル、元女優
- 鈴木裕美 - 演出家
- 飯島早苗 - 劇作家、脚本家
- 池田貴美子 - 女優
- 歌川椎子 - 女優、声優
- 片石千春 - 声優
- 気谷ゆみか - タレント
- 横田美紀 - タレント、女優
- 滝沢由佳 - ミュージカル女優
- 木村好珠 - 精神科医、産業医、スポーツメンタルアドバイザー、健康スポーツ医、『このみ こころとからだクリニック』院長。元タレント、「準ミス日本」受賞、日テレジェニックメンバー
- 山岸舞彩 - 元タレント、元キャスター、書家
- 一木美里 - DJ、ファッションモデル、アーティスト、株式会社CiEl代表
宝塚歌劇団
[編集]- 花總まり - 元宙組・雪組トップ娘役
- 愛原実花 - 元雪組トップ娘役
- 城咲あい - 元月組娘役
- 君島憂樹 - 元月組娘役
- 千風カレン - 元雪組娘役
- 有栖妃華 - 元雪組娘役
- 礼華はる - 月組男役
- 眞ノ宮るい - 雪組男役
- 華世京 - 雪組男役
- 稀惺かずと - 星組男役
- 小桜ほのか - 星組娘役
放送
[編集]- 永井多恵子 - 元NHKアナウンサー
- 稲垣玲伊子 - フリーアナウンサー
- 茅原ますみ - 元テレビ東京アナウンサー
- 田口惠美子 - 元テレビ東京アナウンサー
- 高木広子 - 元フジテレビアナウンサー
- 與芝由三栄 - 元NHKアナウンサー
- 佐野仁美 - フリーアナウンサー
- 村上祐子 - 元テレビ朝日アナウンサー
- 早坂まき子 - 元仙台放送アナウンサー
- 渡邊佐和子 - 元NHKアナウンサー
- 植田萌子 - 元テレビ東京アナウンサー
- 林みなほ - 元TBSアナウンサー
- 笹川友里 - 元TBSアナウンサー
- 後呂有紗 - 日本テレビアナウンサー
- 下村彩里 - テレビ朝日アナウンサー
- 森本まりあ - 気象予報士
- 浅田春奈 - NHKアナウンサー
- 斎藤希実子 - NHKアナウンサー
- 浦野モモ - 日本テレビアナウンサー
音楽
[編集]- 吉田隆子 - 作曲家
- 長門美保 - 声楽家(ソプラノ)、歌手、オペラ歌手、翻訳家(訳詞家)、歌劇団主宰者・総監督、オペラ演出家
- 菊地美奈 - ソプラノ歌手、脚本家、訳詞家、プロデューサー
- 松居慶子 - ジャズミュージシャン・ピアニスト・キーボーディスト
- 大野方栄 - 歌手
- 小笠原育美 - 音楽家
- 辰巳真理恵 - ソプラノ歌手、タレント、ミュージカル女優
- PORIN - 歌手
- the peggies - 3人組ガールズバンド
- ラブリーサマーちゃん - シンガーソングライター
- 大島真帆 - Penthouseのボーカル
文化・その他
[編集]- 岩倉靖子 - 岩倉公爵家女、岩倉具視の曾孫 ※女子学習院から編入
- 平岡瑤子 - 三島由紀夫の妻
- 飯島愛子 - ウーマン・リブ活動家 ※中退
- 桝本セツ - ロシア語翻訳家、政治運動家
- 赤堀千恵美 - 料理研究家
- アキコ・カンダ - 舞踊家、ダンサー、振付家
- 坂東香菜子 - 将棋女流棋士
- 伊比恵子 - ドキュメンタリー映画監督、元ミス日本、米アカデミー最優秀短編ドキュメント賞受賞
- 笹栗実根 - 元フジテレビ報道記者、ジャーナリスト
- 杉山文野 - LGBT活動家
- 小川真理恵 - 元フィギュアスケート選手
- 中谷芙二子 - 芸術家
- 景山恭子 - 聖公会宣教師
- 遠藤真由 - 建築家、2000年度ミス・ユニバース・ジャパン
関連項目
[編集]- 神奈川県中学校一覧
- 神奈川県高等学校一覧
- 旧制中等教育学校の一覧 (神奈川県)
- 成瀬仁蔵 - 創立者
- 大村忠二郎 - 成瀬仁蔵の友人で、同じく女子教育の第一人者。大阪府立清水谷高等女学校の初代校長だが、創立時に成瀬から当校の校長として招請され、就任する直前だった[注 1]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 日本女子大学はもともと、大阪市東区清水谷東之町(現:天王寺区清水谷町)に建設される予定だった。この敷地に、大阪府第一高等女学校(現:大阪府立清水谷高等学校)が建設された。
出典
[編集]- ^ “日本女子大学附属高等学校”. 2024年12月22日閲覧。
- ^ “学校概要”. 日本女子大学附属高等学校. 2020年7月1日閲覧。
- ^ “教育方針”. 日本女子大学附属高等学校. 2020年7月1日閲覧。
- ^ “中高図書室”. 日本女子大学附属高等学校. 2020年7月1日閲覧。
- ^ “卒業後の進路”. 日本女子大学附属高等学校. 2020年7月1日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “学校の歴史”. 日本女子大学附属高等学校. 2020年7月1日閲覧。
- ^ “日本女子大学附属中学校 塾対象説明会”. 佐々木ゼミナール (2019年5月). 2020年7月1日閲覧。
- ^ “音楽科”. 日本女子大学附属高等学校. 2020年7月1日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “学校生活Q&A”. 日本女子大学附属高等学校. 2020年7月1日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “日本女子大学附属中学校学校案内” (PDF). 日本女子大学附属中学校. p. [要ページ番号] (2020年4月). 2020年7月1日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b “日本女子大学附属高等学校学校案内” (PDF). 日本女子大学附属高等学校. p. [要ページ番号] (2020年4月). 2020年7月1日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b “クラブ活動”. 日本女子大学附属高等学校. 2020年7月1日閲覧。[リンク切れ]
外部リンク
[編集]- 日本女子大学附属中学校
- 日本女子大学附属高等学校
- 日本女子大学附属中学校 (jwujhs) - Facebook