東京大学未来ビジョン研究センター
表示
東京大学未来ビジョン研究センター Institute for Future Initiatives | |
---|---|
正式名称 |
東京大学未来ビジョン研究センター Institute for Future Initiatives |
略称 | IFI |
所在地 |
日本 〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3番1号 |
センター長 | 福士謙介 |
活動領域 | 未来社会に関する学際的研究および社会連携 |
設立年月日 | 2019年(平成31年)4月1日 |
前身 |
東京大学政策ビジョン研究センター(PARI) サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S) |
所管 | 国立大学法人東京大学 |
出版物 | ワーキングペーパー(随時発行) |
公式サイト | 東京大学未来ビジョン研究センター |
東京大学未来ビジョン研究センター(とうきょうだいがくみらいビジョンけんきゅうセンター、英語: Institute for Future Initiatives, IFI)は、東京大学の学際融合研究施設[1]、シンクタンク[2]。2019年4月1日、東京大学政策ビジョン研究センター(英語: Policy Alternative Research Institute,PARI)と東京大学 国際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構(英語: Integrated Research System for Sustainability Science, IR3S)が統合して発足した[3] [4]。
沿革
[編集]- 2008年7月8日 - 「東京大学 アクションプラン2005-2008」[5] に基づき、東京大学での先端の研究成果を活用し、新たな政策の可能性を模索し提言を行うために、前身となる東京大学政策ビジョン研究センター(PARI)を設立[6]。
- 2013年4月1日 - 全学センターとしてリニューアル。
- 2019年4月1日 - 東京大学政策ビジョン研究センター(PARI)と東京大学 国際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)が統合[7]、新たに東京大学未来ビジョン研究センター(IFI)が発足。
- 2023年4月1日 - 研究部門をそれまでの7つから4つに再編[8]。
歴代センター長
[編集]歴代センター長は以下の通り。
代 | 氏名 | 在任時期 | 出身分野 | 備考 |
---|---|---|---|---|
初代 | 藤原帰一 | 2019年 4月 1日 - 2021年 3月31日 |
法学政治学研究科 | 現 未来ビジョン研究センター客員教授 |
第2代 | 城山英明 | 2021年 4月 1日 - 2023年 3月31日 |
法学政治学研究科 | 前身組織を通して再任となる。 現 公共政策大学院教授との兼務教員 |
第3代 | 福士謙介 | 2023年 4月 1日 - 現職 |
IR3Sの気候変動、 環境リスク研究 |
前身組織IR3Sからの初のセンター長 |
- 東京大学政策ビジョン研究センター(前身組織)
代 | 氏名 | 在任時期 |
---|---|---|
1 | 森田朗 | 2008年7月 - 2010年7月 |
2 | 城山英明 | 2010年8月 - 2014年3月 |
3 | 坂田一郎 | 2014年4月 - 2017年3月 |
4 | 藤原帰一 | 2017年4月 - 2019年3月 |
- 東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(前身組織)
機構発足時に東京大学総長が強いリーダーシップを発揮すべく機構長に就き、二代にわたった後、専任の副機構長が昇格して2019年の改組まで務めた。
組織
[編集]研究部門
[編集]4つの各研究部門の中に複数の研究ユニットがあり、実際の研究活動はユニット単位で行われている。
- 地球規模ガバナンス研究部門 [注釈 1]
- SDGs協創研究ユニット
- グローバル・コモンズ・センター
- 安全保障研究ユニット (SSU)
- 国際エネルギー分析と政策研究ユニット
- 持続可能性のためのガバナンス
- 気候変動とエネルギー転換
- 持続可能な社会生態システム研究ユニット
- 持続可能な未来のための日本モデル相互比較プラットフォーム(JMIP)
- フューチャー・アース
- 千年持続学
- 国際サステイナビリティ学会(ISSS)
- グローバル経済リスクの分析と政策研究ユニット
- AGS(Alliance for Global Sustainability)
- エネルギー持続性フォーラム
- コミュニティ協創研究部門 [注釈 2]
- イノベーション・ガバナンス研究部門 [注釈 4]
- 新規技術・システムの評価
- 知的財産権とイノベーション研究ユニット
- 次世代スカイシステム研究ユニット
- ナノテクノロジーイノベーション研究ユニット
- データヘルス研究ユニット
- ライフスタイルデザイン研究ユニット**
- データガバナンス研究ユニット
- グリーントランスフォーメーションとイノベーション研究ユニット
- 技術ガバナンス研究ユニット
- 産学及び社会連携システム研究ユニット
- より良い未来社会を推進する大学間パートナーシップ
- 理想の空気を持続するサーキュラーエコノミービジネスモデル連携研究ユニット
メンバー
[編集](2023年4月25日公式サイト閲覧時点)
- センター長:福士謙介
- 副センター長:渡部俊也、坂田一郎、宍戸常寿
- 専任教員:江守正多、飯島勝矢、石井菜穂子、梶川裕矢、川崎昭如、仲浩史、柴山創太郎、高村ゆかり(以上、教授)、江間有沙、アレクサンドロス・ガスパラトス、菊池康紀、向山直佑、杉山昌広(以上、准教授)、ナジア・フサイン、山野泰子(以上、講師)
- 特任教授:古月文志、福田慎一、古井祐司、木村廣道、近藤尚己、佐藤健二、住明正、鈴木真二、武内和彦、芳川恒志
- 特任准教授:井出博生、伊藤伸、小原聡、佐々木一
- 特任講師:藤井祥万、華井和代、堀之内裕理、石田哲也、紀佳淵、尾下優子、孫輔卿、田代藍
- 特任助教:Dompreh Eric Brako、コスタンティーニ・ヒロコ、小松原航、クリスティアン・メヒーア、レティシア・ドス・ムシャンゴス、中島弘貴、清水亮、杉本南、Dou Yi
この他にも兼務教員、客員教員、研究員(特任・受託・共同・客員)、事務職員(学術専門職員等)が多数いる。
不祥事
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 政治学・開発学・工学等の分野横断的な知見を生かして、気候変動や紛争、環境破壊といったグローバルな複合的リスクにアプローチ。
- ^ アクション・リサーチ(課題解決型実証研究)を通じて協創・共学習の場としてコミュニティを再構築し、複合的な社会課題(エネルギー、資源循環、生態系保全、健康長寿、医療福祉、安心・安全・Well-being、地域文化等)に横断的・自律的に対処可能な社会システムの仕組みの実現に取り組む。
- ^ 公益財団法人トヨタ財団との協働事業。
- ^ 科学技術イノベーションの政策・経営・社会デザインに関する多様な学問分野を起点とした学理の創出と、倫理的・法的・社会的課題を考慮した望ましい経済成長に向けた適切な技術の社会実装を目指す。
- ^ 民間企業や他大学等との連携を推進。
出典
[編集]- ^ 学部・大学院等 | 東京大学
- ^ センター長挨拶 | 東京大学未来ビジョン研究センター
- ^ 【UPDATE 知の現場】東京大 未来ビジョン研究センター/SDGs中心に政策提言『日本経済新聞』朝刊2021年5月26日(大学面)2021年5月29日閲覧
- ^ 『東京大学未来ビジョン研究センター (Institute for Future Initiatives) の設立について~卓越した学術知および多様な社会のステークホルダーとの協働を通じ、 持続可能な未来社会の創造に貢献~』(PDF)(プレスリリース)国立大学法人東京大学政策ビジョン研究センター・ 国立大学法人東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(連名)、2019年3月1日。オリジナルの2021年11月19日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 東京大学アクション・プラン(2020年5月20日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 『東京大学政策ビジョン研究センター(Todai Policy Alternative Research Institute)の新設について』(プレスリリース)東京大学 本部広報課、2008年7月23日。オリジナルの2021年11月19日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 東京大学未来ビジョン研究センターについて(2019年11月16日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 「センター長交代および研究部門の再編について」『』東京大学未来ビジョン研究センター、2023年4月1日。オリジナルの2023年4月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「研究費2000万円詐取の疑い、東大教授を逮捕」『日本経済新聞』2013年7月25日。2019年4月30日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ホームページ
- 東京大学未来ビジョン研究センター (@UTokyoIFI) - X(旧Twitter)
- 旧組織 東京大学政策ビジョン研究センター (PARI) のアーカイブサイト
- 政策ビジョン研究センター年報(2022年2月13日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project