松島幸太朗 (ラグビー選手)
ラグビーワールドカップ 2019 (2019年9月20日撮影) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1993年2月26日(31歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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出身地 | 南アフリカ共和国 プレトリア/ 日本 埼玉県[注 1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 1.78 m (5 ft 10 in) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
体重 | 88 kg (13 st 12 lb) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
愛称 | マツ、まっちゃん | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラグビーユニオンでの経歴 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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松島 幸太朗(まつしま こうたろう, Matsushima Munyaradzi Kotaro,1993年〈平成5年〉2月26日 – )は、南アフリカ、プレトリア出身の日本のラグビー選手。父はジンバブエ人、母は日本人。ポジションはバックスで走力に定評がある[注 2]。2011年1月、全国高校ラグビー大会優勝。2014年、日本代表初選出。愛称は「マツ」[4]。
来歴
[編集]南アフリカ共和国の首都プレトリアで、ジンバブエ人の父と日本人の母のもとに生まれる[注 3]。父親のジャーナリストとしての仕事の関係から、3 - 4歳のあいだは日本とを行き来して過ごす[5]。5歳の時に日本国籍を取得し[6]、6歳まで南アフリカでの生活を送った[7][8]。
ジンバブエ人の父親は経済記事を書く新聞記者であり、家族では誰もラグビーをプレーしていなかった[9]。母親はNGOの研究員[8]。
6歳の時に来日して東京で過ごす。小学生時代にはサッカーファンの父親の影響からサッカーをしていたが、中学1年の冬から1年間、南アフリカの東ケープ州・グラハムズタウンのグレーム・カレッジへ留学した際に、中学校の監督から誘われたことでラグビーを始め[5]、U13カテゴリーの最優秀選手に選ばれる[10]。帰国後は東京のラグビースクール(早稲田クラブ)に入り、ラグビーを続けた[8]。
桐蔭学園高等学校時代、第89回全国高等学校ラグビーフットボール大会決勝で、東福岡高等学校に敗れるが準優勝に貢献。翌年度の第90回の同大会では、東福岡高等学校と31-31の同点による両校優勝に貢献した。なお桐蔭学園高校時代、高校日本代表に選ばれたことがある[11]。高校2年の冬に、父親が急逝[8]。
高校卒業後は南アフリカへ渡り[5]、シャークスのアカデミー(育成組織)に2年間在籍。ラグビー留学中は南アフリカのU-20代表候補になったが、「日本代表で強いチームに勝ちたい」との理由から辞退している[12]。
2014年、サントリーサンゴリアス(現・東京サントリーサンゴリアス)に加入[13]。同年5月3日に行われた対フィリピン代表戦が日本代表としての初キャップとなった[14]。同年8月23日に行われたジャパンラグビートップリーグ1stステージ第1節のコカ・コーラレッドスパークス戦に先発出場で公式戦初出場を果たした[15]。
2015年、ワラターズに加入[16]。同年8月にはラグビーワールドカップ2015の日本代表に選出された[17]。このワールドカップの南アフリカ戦でフル出場し五郎丸歩のトライをアシストするなど勝利に貢献、「日本代表で強いチームに勝つ」初念を成し遂げた。
2016年、レベルズに加入[18]。同年12月にはスーパーラグビーサンウルブズの2017年スコッドに入った[19]。
2019年8月、ラグビーワールドカップ2019の日本代表に選出されると[20]、9月20日の開幕戦(ロシア戦)でハットトリックを達成した。ワールドカップで日本代表選手が達成するのは史上初[21]。
2020年シーズン終了後にフランス国内1部リーグトップ14のASMクレルモン・オーヴェルニュへ2年契約で2022年6月まで移籍することを、2020年1月28日、所属するサントリーサンゴリアスが本人コメントと共に発表した[22]。同年12月12日の欧州チャンピオンズカップ1次リーグ、ブリストル(ENG)戦でフルバックとして出場し、ハットトリックを達成した[23]。
受賞歴
[編集]テレビ
[編集]- ラグビーウィークリー(2014年8月15日、BS朝日)「ワイルドな奴 #96」
- サンデースポーツ(2014年8月17日、NHK総合)
- みらいのつくりかた(2015年1月8日、テレビ東京)
- Sportsプラス(2015年6月1日、NHK総合)
- ラグ1GP!(2017年11月3日、日本テレビ)
- くりぃむしちゅーの!THE☆レジェンド第10弾(2019年11月4日、日本テレビ)
- 人生最高レストラン(2019年12月21日、TBS)
- 笑点(2020年1月1日、日本テレビ)
- CM
- 富士フイルム『お正月を写そう♪2020 ラグビー七福神・音チェキ』篇(2019年12月28日 - )
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 「松島幸太朗公式WEBサイト」(2019年9月29日閲覧)ではプレトリア、「トップリーグ公式サイト 選手プロフィール」(2019年9月29日閲覧)では埼玉県とされている。詳細は来歴節を参照のこと。
- ^ 「しなやかな快足と緩急自在のステップ[1]」、「爆発的な加速と「目の前から消える」と評される鋭いステップ[2]」、「天性のバネとランに長けた万能BK[3]」などと評される。
- ^ ミドルネームのMunyaradziはジンバブエ人に多い名前である。
出典
[編集]- ^ 2015 Number記事
- ^ 2019 FRIDAY記事
- ^ JSPORTS選手名鑑
- ^ “クレルモン アゼマHCインタビュー 「マツは真のアスリートだ」。欧州制覇へ、松島に期待。”. ラグビーリパブリック - Part 2 (2021年4月2日). 2021年6月6日閲覧。
- ^ a b c “☆特別掲載☆ 松島幸太朗×二宮清純「世界に通用する力を」”. スポーツコミュニケーションズ (2019年9月21日). 2022年4月16日閲覧。
- ^ “Munyaradzi lives up to his name, comforts Japan” (英語). Nehanda Radio. (2019年10月14日) 2019年10月23日閲覧。
- ^ “松島 幸太朗 | ラグビーW杯2019 日本大会 | ラグビー”. J SPORTS【公式】. 2019年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月29日閲覧。
- ^ a b c d 開幕戦3トライ 松島幸太朗「悲しみを乗り越えて」日本の至宝にフライデイ、2019年09月20日
- ^ 松島幸太朗 「運命の一戦を待ちわびて」 . Number Web(2015年9月4日). 2016年12月30日閲覧。
- ^ “Teacher recalls how Graeme College got Japan star Matsushima started” (英語). The Times (South Africa). (2019年10月19日) 2019年10月23日閲覧。
- ^ 日本代表 2014年度選手名鑑 プロフィール(BK) . 日本ラグビーフットボール協会(2014年4月24日). 2017年12月16日閲覧。
- ^ “松島幸太朗 故郷南アフリカに最高の恩返し”. 日刊スポーツ. (2015年9月21日) 2015年10月4日閲覧。
- ^ “松島幸太朗がサントリー入団! 来季からトップリーグ参戦へ”. ラグビーリパブリック. ベースボール・マガジン (2013年12月2日). 2022年4月16日閲覧。
- ^ アジア五カ国対抗2014 第1戦 . 日本ラグビーフットボール協会. 2017年12月19日閲覧。
- ^ ファーストステージ 第1節 グループB コカ・コーラレッドスパークス vs サントリーサンゴリアス . ジャパンラグビートップリーグ公式サイト. 2017年12月16日閲覧。
- ^ “松島幸太朗選手のスーパーラグビー所属チーム“ワラタス”への期限付き移籍のお知らせ!”. サントリーサンゴリアス公式サイト (2015年2月6日). 2017年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月16日閲覧。
- ^ 日本代表「ラグビーワールドカップ2015」最終登録メンバー . 日本ラグビーフットボール協会(2015年8月31日). 2017年12月16日閲覧。
- ^ “松島幸太朗はレベルズだ! 2度目のスーパーラグビー挑戦、再び豪州へ渡る!”. ラグビーリパブリック. ベースボール・マガジン (2016年2月5日). 2022年4月16日閲覧。
- ^ サンウルブズ 2017シーズン 契約選手および新ジャージデザインを発表 . サンウルブズ公式サイト(2016年12月12日). 2017年12月16日閲覧。
- ^ 日本代表「ラグビーワールドカップ2019」最終登録メンバーのお知らせ . 日本ラグビーフットボール協会(2019年8月29日). 2019年9月8日閲覧。
- ^ 【ラグビーW杯】松島、ハットトリックの衝撃を海外打電 「史上初の栄誉」「日本に命を吹き込んだ」 . THE ANSWER(2019年9月21日). 2019年9月24日閲覧。
- ^ 「松島幸太朗「ASMクレルモン・オーヴェルニュ」への移籍のお知らせ!」 サントリーサンゴリアス公式サイト、2020年1月28日閲覧
- ^ “ラグビー、松島幸太朗が3トライ 欧州チャンピオンズ杯”. 日本経済新聞 (日経電子版). (2020年12月13日) 2020年12月13日閲覧。
- ^ 東京サントリーサンゴリアス 新加入選手のお知らせ! . 東京サントリーサンゴリアス公式サイト (2022年7月11日). 2022年7月11日閲覧。
関連項目
[編集]参考資料
[編集]- Kotaro MAtsushima ASM Rugby
- CTB松島 幸太朗Kotaro MATSUSHIMA - 時事ドットコム
- 松島幸太朗 (@kouta121315) - X(旧Twitter)
- 松島幸太朗 (@matsudesuyo) - Instagram
- 日本のラグビーユニオン選手
- ラグビー日本代表選手
- 東京サントリーサンゴリアス及びその前身チームの選手
- イースタンサバーブスRUFCの選手
- ASMクレルモン・オーヴェルニュの選手
- サンウルブズの選手
- レベルズの選手
- ワラターズの選手
- シャークスの選手 (カリーカップ)
- ラグビーワールドカップ日本代表選手
- ラグビーワールドカップ2015出場選手
- ラグビーワールドカップ2019出場選手
- ラグビーワールドカップ2023出場選手
- 桐蔭学園高等学校出身のラグビー選手
- アフリカ系日本人のスポーツ選手
- 在オーストラリア日本人のスポーツに関する人物
- 在フランス日本人のスポーツに関する人物
- ジンバブエ系日本人
- プレトリア出身の人物
- 1993年生
- 存命人物