渡島鶴岡駅
渡島鶴岡駅 | |
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駅舎(2008年9月) | |
おしまつるおか Oshima-tsuruoka | |
◄木古内 (2.3 km) (3.1 km) 吉堀► | |
所在地 | 北海道上磯郡木古内町字鶴岡鉄道用地[1] |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 江差線 |
キロ程 |
40.1 km(五稜郭起点) 函館から43.5 km |
電報略号 | ツル |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
6人/日(降車客含まず) -2013年- |
開業年月日 | 1964年(昭和39年)12月30日[1] |
廃止年月日 | 2014年(平成26年)5月12日 |
備考 | 路線廃止に伴う廃駅 |
渡島鶴岡駅(おしまつるおかえき)は、かつて北海道上磯郡木古内町字鶴岡にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)江差線の駅(廃駅)。事務管理コードは▲141418[2]。
歴史
[編集]- 1964年(昭和39年)12月30日:日本国有鉄道(国鉄)の駅として木古内駅 - 吉堀駅間に新設[3][4]。旅客のみ取扱い[3]の無人駅[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に承継[3]。
- 1989年(平成元年)12月8日:待合所(取扱上は駅舎)改築[1]。
- 2014年(平成26年)
駅名の由来
[編集]地名より。当地は1889年(明治19年)に現在の山形県鶴岡市から旧庄内藩士らが集団入植しており、「鶴岡」と命名された[8][9]。
駅名は、既存の羽越本線鶴岡駅との区別の為、旧国名の渡島を冠した[8]。
駅構造
[編集]開業当初から木古内駅管理の無人駅[1]。駅舎はなく、待合所のみがホーム脇に設置されていた。
利用状況
[編集]乗車人員推移 | |
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年度 | 一日平均乗車人員 |
2011 | 8 |
2012 | 7 |
2013 | 6 |
駅周辺
[編集]- 北海道道5号江差木古内線
- 中野館跡 - 道南十二館の一つ。
- 禅燈寺 - 境内を江差線が通っており、山門と本堂との間に禅燈寺踏切が設置されていた[1]。
- 鶴岡農村公園 - 公園の水路が旧駅構内に隣接している。園内に山形荘内藩士上陸之地碑や開拓遺功碑がある[1]。
- 木古内町立鶴岡小学校 - 2011年3月に閉校[1]、2015年より校舎を木古内町郷土資料館「いかりん館」に転用。
- 屏風山
函館バスの江差線廃止代替路線「江差木古内線」の停留所「鶴岡禅燈寺前」停留所が駅跡最寄りの北海道道5号江差木古内線上に設置されている[10][11]。
駅跡(道南トロッコ鉄道)
[編集]廃駅後、駅を中心とした江差線の線路跡を活用し、任意団体「北海道夢れいる倶楽部」によって保線用軌道自転車の運転体験施設「道南トロッコ鉄道」が運営されている[11][12]。
旧駅舎は「鶴岡公園駅」と称しており、乗車券売り場として利用されている[11][12]。
トロッコ鉄道は、例年、ゴールデンウィークから11月初旬までの期間中運営されている[11]。 主となるコースは当駅から江差方面への1,000 mほどの区間で、「北鶴岡線」と称している。この区間を行きは動力付きトロッコのアシストで終点の「キーコの郷駅」まで走行し、折返しの区間は軌道自転車のペダルを漕いで走行する[11]。この他、一部期間は当駅の道路を挟んだ反対側の「平成鶴岡駅」から木古内方面へ約500 mの「新在分岐前駅」までの区間の「中鶴岡線」での走行も行うことがある[11]。さらにその南の新幹線高架前までの区間についても「南鶴岡線」と称しているが、運行休止中となっている[11]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h さよなら江差線編集委員会(編集) 編『さよなら江差線』北海道新聞社、2014年、160頁。ISBN 978-4-89453-743-9。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、218頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、828頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「日本国有鉄道公示第600号」『官報』1964年12月21日。
- ^ 「通報 ●江差線渡島鶴岡及び宮越駅の各駅の設置について(営業局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1964年12月21日、2面。
- ^ 『駅の営業終了について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2013年9月13日 。2014年6月18日閲覧。
- ^ 『江差線(木古内・江差間)の鉄道事業廃止届の提出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2013年4月26日 。2013年4月26日閲覧。
- ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、17頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ 本多 貢 著、児玉 芳明 編『北海道地名漢字解』北海道新聞社、札幌市、1995年1月25日、111頁。ISBN 4893637606。OCLC 40491505。
- ^ 『広報きこない 2014年4月号』木古内町、2014年4月、10頁。オリジナルの2017年1月12日時点におけるアーカイブ 。2023年1月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g “道南トロッコ鉄道ホームページ”. 道南トロッコ鉄道. 2023年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月9日閲覧。
- ^ a b “道南トロッコ鉄道”. 木古内町観光情報. 木古内町. 2023年1月9日閲覧。