「熊本駅」の版間の差分
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=== 駅前再開発と新幹線開業 === |
=== 駅前再開発と新幹線開業 === |
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駅南側の春日2丁目(月星化成工場跡)では、国土交通省九州地方整備局により、現在熊本城敷地内にある国の合同庁舎の移転建替が進められている。うち、1棟目となるA棟は2008年7月に起工式が執り行われ現在建設中、2棟目となるB棟はPFI方式により建設され現在入札中である。 |
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A棟は2010年3月完成予定、鉄骨造り地上12階地下1階建て、延べ床面積26,000㎡、九州財務局,九州農政局,九州総合通信局、熊本労働局、九州地方整備局営繕事務所、熊本地方気象台が入居し職員数は約1600人程度となる。B棟は2010年度着工・2012年度完成予定、熊本行政評価事務所、熊本国税局、熊本国税不服審判所、熊本西税務署、熊本統計・情報センター、自衛隊熊本地方協力本部、長崎税関八代税関支署熊本出張所、九州地方環境事務所が入居予定である。両棟合わせた延べ床面積は約52,000㎡となり、福岡の合同庁舎を上回り九州最大規模となる。[http://www.kumamoto-keizai.co.jp/content/asp/dejikame/dejikame_detail.asp?PageID=20&Knum=10218&PageType=list][http://www.kumamoto-keizai.co.jp/content/asp/dejikame/dejikame_detail.asp?PageID=19&Knum=10369&PageType=top1] |
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1棟目は2009年度完成予定、敷地面積:約2.5ヘクタール、整備主体:国(国土交通省九州地方整備局)、入居予定官庁:九州財務局,九州農政局はじめ14官署、就業予定人口:約1,800人。 |
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駅東口側(東A地区)には、[[森ビル]]都市企画を代表者とする企業グループによる[[再開発]]ビル等の建設が行われる。駅正面からペディストリアンデッキで結ばれ、情報交流施設や熊本の食をテーマにした食料品店、[[ファッション]]ブランドなどの商業施設(地上6階、地下1階)、超高層タワーマンション(地上35階、地下1階)、地権者が入る権利者棟(地上2階)で構成され、交流広場や坪井川を利用した親水公園等を含んだ施設となる。建築規模が当初計画より拡大して延べ床面積は約59,800㎡となり、この事と用地交渉の難航により、全てが完成するのは2012年3月頃を目標とするよう変更された。[http://www.kumamoto-keizai.co.jp/content/asp/dejikame/dejikame_detail.asp?PageID=20&Knum=10306&PageType=list][http://www.k-tower.in/][http://www.k-tower.in/project.html] |
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駅東口側(東A地区)には、市電の電停を含めた広場、坪井川を利用した親水公園、図書情報センターや商業施設を含めた[[再開発]]ビルの建設が検討されている。2007年3月22日の地元紙([[熊本日日新聞]])では、[[森ビル]]都市企画と[[三井不動産]]のうち前者の事業提案書を受理し施工業者として決定した。素案は、情報交流施設や熊本の食をテーマにした食料品店、[[ファッション]]ブランドなどの商業施設(地上5階、地下1階)・超高層マンション(地上35階、地下1階)、地権者が入る権利者棟(地上4階、地下1階)で構成される予定で、総事業費約140億円を見込む。2008年度着工し2010年度の竣工を目指している。 |
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また、市電の電停はJRのホームに乗り入れる計画もあり、実現すれば日本初の試みである。 |
また、市電の電停はJRのホームに乗り入れる計画もあり、実現すれば日本初の試みである。 |
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これらの再開発計画でも未解決の問題点として、西口の再開発が白紙であること,市中心部から離れている為にターミナル駅としての役割を十分果たせてない事等が挙げられる。 |
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九州新幹線全線開業が迫っている中、熊本市は将来のビジョンを明確に示すと共に、早期に再開発事業に道筋をつけることが求められている。 |
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しかし、用地買収の遅れや予算増大などの問題があり、新幹線開通に間に合わない可能性が高くなっている。 |
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== 備考 == |
== 備考 == |
2009年2月7日 (土) 10:34時点における版
熊本駅 | |
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くまもと Kumamoto | |
所在地 | 熊本県熊本市春日三丁目 |
所属事業者 |
九州旅客鉄道(JR九州) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
電報略号 | クマ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面7線 |
乗車人員 -統計年度- |
10,364人/日(降車客含まず) -2007年度- |
開業年月日 | 1891年(明治24年)7月1日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 鹿児島本線 |
キロ程 | 196.6 km(門司港起点) |
◄上熊本 (3.3 km) (5.3 km) 川尻► | |
所属路線 | 豊肥本線 |
キロ程 | 0.0 km(熊本起点) |
(2.7km) 平成► | |
備考 |
JR九州直営駅(終日駅員配置) みどりの窓口 有 |
熊本駅前駅 | |
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電停の様子 | |
くまもとえきまえ Kumamoto-Ekimae | |
◄祗園橋 (- km) (- km) 二本木口► | |
所属事業者 | 熊本市交通局 |
所属路線 | 幹線・田崎線(2号線) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1924年(大正13年)8月1日 |
熊本駅(くまもとえき)は、熊本県熊本市にある九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。JR九州の駅は春日三丁目15番1号に、JR貨物の駅は南側ほど南の蓮台寺四丁目1番13号にある。
本稿では、JR九州の駅前にある熊本市交通局の熊本駅前電停についても記述する。
概要
熊本県の県庁所在地たる熊本市の中心駅。特急列車を含め、全列車が停車する。楽チャリ設置駅である。
2011年春に全線開業予定である九州新幹線の駅が併設される予定である。そのため、現在駅の改築工事が行われている。既に準備工事が開始され、車両基地については移転を完了。新幹線開業時は高架駅となる予定である。
なお、2006年9月24日より新幹線高架工事と在来線高架工事が開始されたため、のりばの変更が実施されている。
利用可能な鉄道路線
停車する列車
駅構造
JR熊本駅
駅舎
3階建て(一部4階)の駅舎が線路の東側に置かれている。跨線橋はガラス張りで、「シンデレラブリッジ」という名前が付けられている。
1階はコンコース。自動改札機やみどりの窓口、ジョイロードなどが設置されている。コンビニ(am/pm)、土産店、駅弁屋、パン屋、飲食店、郵便局などもある。2階は商店街となっており、書店(福家書店)や洋服店、レストランなどが入っている。跨線橋に直結した改札口もある。3階以上はJR九州熊本支社をはじめとするJR九州関連企業の業務スペースとなっている。
出札及び1階改札業務はJR九州直営で、マルス端末機及びPOS端末機の設備がある。2階の改札業務は九州交通企画に業務委託されている。駅自動放送が導入されている。
のりば
以前の熊本駅は単式ホーム1面と島式ホーム2面であった。単式ホーム(1番のりば)は改札とつながっており、さらに八代方に切り込み式ホームを2線設け、それぞれ0番A・Bのりばとしていた。2面の島式ホームは改札手前から順に2・3番のりば、4・5番のりばとしていた。
2006年9月24日より新幹線高架工事と在来線高架工事が開始されたため、のりばの変更が実施されている。主な変更点は以下の通り。
- 旧4・5番のりば→廃止の上撤去。
- 旧2・3番のりば→旧2番のりばを3番のりばに、旧3番のりばを5番のりばに変更の上、新3番のりばの八代方に切り込み線を設け、これを新4番のりばとする。
- 1番のりばの南側を一部削り、新3番のりばとの間に簡易ホームを設置し、これを新2番のりばとする。合わせて0・1番のりば、3~5番のりばと2番のりばを連絡する跨線橋を設置。
- 0番A・Bのりばに関しては特に変更なし。
- 新3~5番のりばには当初売店の設置はなかったが、不便であったことから臨時の売店が設けられた。その後正式にKIOSKが設置された。
- のりば変更の詳細も参照。
2009年1月17日の駅改装により、0番A・Bのりばの奥に0番Cのりばが設置された。 なお、1月20日にKKWINGにおいてサッカーアジアカップ日本代表対イエメン戦が開かれた際の臨時快速の乗り場として使用された。 今後のダイヤ改正によっては、使用される可能性もある。
-
4番のりば南端から北方向を見る
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北側の跨線橋から北方向を見る
-
2番のりばの配置
0A・0B・0C | ■特急「九州横断特急」 | 八代・人吉方面 |
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■快速「あそ1962」 | 肥後大津・宮地方面 | |
■豊肥本線 | 水前寺・武蔵塚・肥後大津・宮地方面 | |
1 | ■特急「リレーつばめ」 | 新八代・新幹線乗換鹿児島中央方面 |
■特急「有明」 | 水前寺・光の森方面 | |
■特急「くまがわ」 | 八代・人吉方面 | |
■鹿児島本線 | 八代方面 | |
■三角線 | 三角方面 | |
2 | ■鹿児島本線 | 八代方面 |
■肥薩おれんじ鉄道直通 | 八代・出水方面 | |
3 | ■特急「有明」 | 久留米・博多・小倉方面 |
■特急「九州横断特急」 | 宮地・大分方面 | |
■寝台特急「はやぶさ」 | 門司・下関・名古屋・東京方面 | |
■鹿児島本線 | 八代方面 | |
玉名・荒尾・大牟田方面 | ||
4 | ■三角線 | 三角方面 |
■特急「くまがわ」 | 八代・人吉方面 | |
5 | ■特急「リレーつばめ」「有明」 | 久留米・博多・小倉方面 |
■特急「九州横断特急」 | 宮地・大分方面 | |
■鹿児島本線 | 玉名・荒尾・大牟田方面 | |
■肥薩おれんじ鉄道 | 八代・出水方面 |
- 現在各ホームに発着する列車はおおよそ上記の通りであるが、列車到着の遅れや出入庫等の都合により異なる場合がある。
- 2008年3月15日から肥薩おれんじ鉄道は鹿児島本線直通運転(八代~熊本区間)で休日のみ運転されている。
- なお、快速「あそ1962」や普通列車などの一部の列車は休日のみの運転がある。また、逆に平日のみの運転もある。
構内の飲食店
- ケンタッキーフライドチキン(1階)
- 吉野家(1階)
- モスバーガー(1階)
- トランドール(1階)
- 音羽屋(駅弁販売、1階、1番ホーム)
- らん蘭(中華、2階)
- NANDEN やく蔵(2階)
- 火の国とらや(2階)
うどん・そば(駅うどん・そば、0・1番ホーム、2・3番ホーム)の営業は2006年9月30日をもって全廃された。
熊本市電熊本駅前電停
道路(熊本県道28号熊本高森線)の西端にある。JR駅と健軍町方面のりばとは屋根付きの歩道で結ばれている。
駅構造
旅客専用の安全地帯を持つ2面2線の単純構造である。健軍町方面のりばはJR駅からの歩道と一体化した幅の広い屋根付きホーム、田崎橋方面のりばは線路を挟んで向かい側にあり幅の狭い屋根無しホームになっている。
また田崎橋側には折り返し設備があり、当駅止まりの電車がこの設備を利用して折り返すことがある。
のりば
- 2号系統:辛島町・通町筋・健軍町方面(JR駅舎側)
- 2号系統:田崎橋方面(道路側)
田崎橋行きの便は、運行状況によっては当電停で打ち切りとなり、先行する電車に乗り換えなければならない場合がある。
貨物駅
JR貨物の駅は、旅客駅の南方1kmほどに位置する。旧・熊本操車場にあり、現在もJR貨物時刻表には熊本(操)と記述される。旅客駅とは別に着発線を備えており、豊肥本線から進入することはできない。
コンテナホーム付近は西側から、上り本線、熊本車両センター、下り本線、着発線4本、コンテナホームの順に並んでいる。コンテナホームは3面(うち1面は上屋付きホーム)、荷役線は5本あり、最も東側の着発線1本のみ着発線荷役方式(E&S方式)を採用する着発荷役線となっている。
また、駅構内には営業窓口のJR貨物熊本営業支店も置かれている。
取り扱う貨物の種類
- コンテナ貨物
- 産業廃棄物・特別産業廃棄物の取扱許可を得ている。
貨物列車
下り列車(八代駅方面行き)は、1日5本停車する。当駅終着の列車は1本のみある。上り列車(鳥栖貨物ターミナル駅方面行き)は、1日6本停車する。なお、そのうち1本が当駅終着、1本が当駅始発となっている。行き先は東京貨物ターミナル駅や名古屋貨物ターミナル駅、梅田駅など。
利用状況
2007年度の1日平均の乗車人員は10,364人である。これはJR九州で11番目、九州の駅の乗車人員では22番目で、67万都市の玄関口にあたる駅としては非常に利用客が少ない。なお「熊本市統計書」によると、2003~2006年度の乗車人員は以下の通りであった。
- 10,898人(2003年)
- 10,660人(2004年)
- 10,550人(2005年)
- 10,447人(2006年)
このように利用客が少ない理由としては、
- 熊本市の市街地は市内中心部を軸にすると東(水前寺駅、健軍町駅方面)、もしくは北(武蔵塚駅方面)に大きく偏って伸びており、西のはずれに立地している熊本駅は大半の市民にとって不便な位置にあること(当然ながら、こうした利用客は熊本駅ラッチ内での他線乗り継ぎをするケースが非常に多いため、熊本駅の数字上の乗車人員は少なくても「熊本駅利用客」はJR九州でも上位にランクされる[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。)
- 利用者が、鹿児島本線上り方面は上熊本駅を、豊肥本線肥後大津駅方面は新水前寺駅を利用するなど熊本市内のターミナル機能が分散されていること
- 新幹線未開業のため本州地区からの旅客需要が乏しいこと
- 八代~熊本~荒尾間において鹿児島本線沿線の住宅地化が進んでいないこと
- 熊本駅の東側は川(白川)、西側は山(花岡山)となっていることから大規模開発がしにくく、他都市のように駅前に商業集積がされなかったこと
などが挙げられる。
駅弁
- 味彩(音羽屋)
- 味の華(音羽屋)
- あやめ(音羽屋)
- おにぎり弁当(音羽屋)
- 春日野(音羽屋)
- 草枕(音羽屋)
- さつき(音羽屋)
- すいぜんじ(音羽屋)
- すみれ(音羽屋)
- 中華飯店(音羽屋)
- 殿様弁当(音羽屋)
- 肥後てまり(音羽屋)
- ふきよせ(音羽屋)
- もっこす(音羽屋)
バス
- 熊本市営バス
- 産交バス
- 電鉄バス
- 熊本バス(県庁・健軍・平成音楽大学経由御船方面・九品寺方面・田迎方面行きが各1本ずつ)
- そのほか一般道経由の都市間路線(大分・延岡)ならびに空港リムジン・定期観光バス・九州横断バス・熊本城周遊バス(しろめぐりん)も発着する。
かつては、産交バスの駅前ターミナルビルも存在し、当ターミナルより発着する路線(快速バス・特急バス・空港リムジンなど)の改札業務等もおこなっていたが、建物老朽化ならびに諸事情(合理化)により2004年頃廃止・取り壊されたのち売却されている(跡地は北九州予備校熊本校)。尚、高速道路を経由する都市間バス路線は当初からすべて熊本交通センターを発着し、熊本駅前に発着するものはない。
- 九州産交のターミナルは乗り場が3番まであった。熊本空港、大分、延岡、天草、定期観光バス等が乗り入れており、他のバスは発着所前にバス停があった。
- 交通センター方面行きの熊本駅前のバス停は、元々市営バスのバス停で、以前は横断歩道の南側に産交と電鉄のバス停があった。乗客の不便解消と交通渋滞緩和のため、市営バスのバス停に場所が統合された。
駅周辺
周辺は熊本駅周辺整備事業が進行中である。
宿泊
教育
観光・自然
そのほか
歴史
- 1891年(明治24年)7月1日 - 九州鉄道の駅として、玉名~熊本間の延伸と同時に開業。
- 1894年(明治27年)8月11日 - 九州鉄道線が川尻駅まで開通。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
- 1914年(大正3年)6月21日 - 宮地軽便線(現在の豊肥本線)が肥後大津駅まで開通。
- 1914年(大正3年)7月 - 駅舎新築。
- 1924年(大正13年)8月1日 - 熊本市電 熊本駅前~浄行寺・水前寺間開業。
- 1945年(昭和20年)7月27日 - 空襲被災により上りホーム上家全焼。駅本屋は被災を免れた。
- 1958年(昭和33年)3月 - 現駅舎に改築。
- 1959年(昭和34年)12月24日 - 熊本市電田崎線開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、国鉄駅はJR九州・JR貨物が継承。
- 1991年(平成3年) - 駅舎を改修。
- 2002年(平成14年)11月2日 - 1階改札口に自動改札機を5台設置。
- 2006年(平成18年) - 新幹線工事に伴うホーム配置大幅改変。
- 2010年(平成22年) - 九州新幹線、博多~新八代駅間開業予定し西口完成予定。
- 2016年(平成28年) - 鹿児島本線・豊肥本線連続立体交差化完成予定。
熊本駅を取り巻く問題
駅の設置位置
当駅が現在地に設置されたのには歴史的経緯がある。
「本来は、現在の新町付近に建設が予定されていた。ところが、『機関車の煙で生活環境が悪化する可能性がある』などという理由で付近の住民が反対した」という逸話が残されている。しかし、明確な記録はなく全国各地に残る鉄道忌避伝説の可能性がある。
[1]
合理的な理由として、新町付近は地価が高く大規模な用地の確保が困難であったこと、また当時百貫港の整備計画があり坪井川・白川の水運との接続を考慮したためだと考察する研究がある(余談だが、後に百貫港の整備は困難と判断され三角港が開港。これが三角線が敷設されるきっかけとなった)。
また、現在は全く面影がないが、駅に程近い二本木地区は風俗街として栄えていたため、市外からの客がお金を落とすことを期待して設置したという珍説もある。
一方、バスセンターであり市電との乗り換えも便利な熊本交通センターは市内中心部に立地し、佐賀市以外の九州内全県庁所在地及び佐世保市、延岡市、北九州市へ向けての高速バスが頻発しており、こちらの方が利用客が多い状況にある。例えば福岡に行く場合、交通センター発福岡行きの高速バスが10~15分間隔で運行され、市中心部を通ってから熊本市東部を縦断する高速道路に乗るため、市中心部・東部の住民は熊本駅をあまり利用しないのが実状である。
駅前再開発と新幹線開業
駅南側の春日2丁目(月星化成工場跡)では、国土交通省九州地方整備局により、現在熊本城敷地内にある国の合同庁舎の移転建替が進められている。うち、1棟目となるA棟は2008年7月に起工式が執り行われ現在建設中、2棟目となるB棟はPFI方式により建設され現在入札中である。 A棟は2010年3月完成予定、鉄骨造り地上12階地下1階建て、延べ床面積26,000㎡、九州財務局,九州農政局,九州総合通信局、熊本労働局、九州地方整備局営繕事務所、熊本地方気象台が入居し職員数は約1600人程度となる。B棟は2010年度着工・2012年度完成予定、熊本行政評価事務所、熊本国税局、熊本国税不服審判所、熊本西税務署、熊本統計・情報センター、自衛隊熊本地方協力本部、長崎税関八代税関支署熊本出張所、九州地方環境事務所が入居予定である。両棟合わせた延べ床面積は約52,000㎡となり、福岡の合同庁舎を上回り九州最大規模となる。[1][2]
駅東口側(東A地区)には、森ビル都市企画を代表者とする企業グループによる再開発ビル等の建設が行われる。駅正面からペディストリアンデッキで結ばれ、情報交流施設や熊本の食をテーマにした食料品店、ファッションブランドなどの商業施設(地上6階、地下1階)、超高層タワーマンション(地上35階、地下1階)、地権者が入る権利者棟(地上2階)で構成され、交流広場や坪井川を利用した親水公園等を含んだ施設となる。建築規模が当初計画より拡大して延べ床面積は約59,800㎡となり、この事と用地交渉の難航により、全てが完成するのは2012年3月頃を目標とするよう変更された。[3][4][5]
また、市電の電停はJRのホームに乗り入れる計画もあり、実現すれば日本初の試みである。
備考
- 駅西側にあった熊本鉄道事業部の車両基地、熊本輸センターの車両倉は煉瓦造りで有名だったが、移転に伴いこれも解体された。
- 近年まで、都道府県庁所在地駅の中で唯一、駅名標が全て旧国鉄型の駅であったが、前述の通り、2006年9月24日に、のりばの変更が実施されたのに伴い、新しくなったのりばには、JR九州仕様の駅名標が設置された。
- 駅名標のイラストは、当駅に設置されている駅スタンプと同様のデザインとなっている。
位置情報
隣の駅
関連項目
外部リンク
参考文献
- ^ 鉄道忌避伝説関連
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