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'''マジョラム'''(英:marjoram、学名''Origanum majorana'')は[[シソ科]]の多年草。[[ハーブ]]として様々な用途に用いられる。和名は'''マヨラナ'''。オレガノなど同じ属の他の種と区別するためスイート・マジョラム (sweet marjoram)、あるいはノッテッド・マジョラム (knotted marjoram) とも呼ばれている。30センチ程度の茂みに育ち、赤みがかった枝に、対になった丸く白い葉がつく。初夏に、先端に白い花を多数つける。ハーブの[[オレガノ]]は同属。マージョラムとも表記される。
'''マジョラム'''(英: marjoram、学名: ''origanum majorana'')は[[シソ科]]の多年草。[[ハーブ]]として様々な用途に用いられる。和名は'''マヨラナ'''。オレガノなど同じ属の他の種と区別するためスイート・マジョラム (sweet marjoram)、あるいはノッテッド・マジョラム (knotted marjoram) とも呼ばれている。30センチ程度の茂みに育ち、赤みがかった枝に、対になった丸く白い葉がつく。初夏に、先端に白い花を多数つける。ハーブの[[オレガノ]]は同属。マージョラムとも表記される。


==他のマジョラム==
==他のマジョラム==

2017年2月8日 (水) 22:14時点における版

マジョラム
マジョラム
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
: ハナハッカ属 Origanum
: マジョラム O. majorana
学名
Origanum majorana L.
和名
マヨラナ
英名
marjoram

マジョラム(英: marjoram、学名: origanum majorana)はシソ科の多年草。ハーブとして様々な用途に用いられる。和名はマヨラナ。オレガノなど同じ属の他の種と区別するためスイート・マジョラム (sweet marjoram)、あるいはノッテッド・マジョラム (knotted marjoram) とも呼ばれている。30センチ程度の茂みに育ち、赤みがかった枝に、対になった丸く白い葉がつく。初夏に、先端に白い花を多数つける。ハーブのオレガノは同属。マージョラムとも表記される。

他のマジョラム

マジョラムと呼ばれるものでは、他にポット・マジョラム (学名:Origanum onites)、別名フレンチ・マジョラムや、ワイルド・マジョラム (学名:Origanum vulgare)、別名オレガノ、和名ハナハッカなどがよく知られている。

歴史

属名のOriganumはギリシャ語のoros(山)とganos(喜び)の合成語で「山の喜び」の意がある。

古代ギリシャから栽培されていた。古代ギリシャ、ローマでは幸せを象徴するハーブとして、結婚する若い二人が頭にこの花冠をのせる習慣があった。また、故人の冥福を祈って、死装束の香りとして、また、お墓にも植えられた。中世、ローマ人イギリスに伝えると、ホップが使われる前までは、このハーブがビールの苦みに使用された。この香りを吸い込むと健康に良いとされ、乾燥したハーブが幅広く売られていた。[1]

薬効・料理

マジョラム(マージョラムとも表記)は香辛料精油として用いられている。精油やエキスは沈静、抗不安、制淫の目的で使用されている。 また、血流促進・血圧降下作用があり、筋肉痛頭痛不眠にも効果があるとされる。また、強壮茶として飲まれているところもある。葉からとれる刺激性のあるエッセンシャルオイルは、リウマチ痛、歯痛、消化不良にも効くとされる。強壮効果を期待した入浴剤としても使用される。 料理では、肉のハーブとして知られ、ソーセージやパテ、鶏や豚のローストなどあらゆる肉料理に用いられる。マジョラムより強い刺激的な風味を持つオレガノは、イタリア料理にかかせないハーブである。野菜、魚、肉、甲殻類など、利用は幅広い。[2]

関連項目

出典

  1. ^ 基本ハーブの事典 北野佐久子 東京堂出版 P166
  2. ^ 基本ハーブの事典 北野佐久子 東京堂出版P167

参考文献

  • ハーブ事典 レスリーブレムネス 文化出版局
  • ハーブを楽しむ本 集英社 1998年

関連項目

外部リンク