アオモジ
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アオモジ | |||||||||||||||||||||
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アオモジ
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Litsea cubeba (Lour.) Pers. (1807)[1] | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
アオモジ(青文字) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
May chang |
アオモジ(青文字[6]、学名: Litsea cubeba)は、クスノキ科ハマビワ属の落葉小高木。中国、日本(九州南部および[[[沖縄]][6])、台湾、インドネシアおよび他の東南アジア原産。暖かい地方の山野に生える[6]。別名、タイワンクロモジ[1]。
漢語名
[編集]中国名は山雞椒(別名:山胡椒)[1]。漢語では山蒼樹、山胡椒等と呼ばれる[7]。
台湾原住民タイヤル族の言葉(タイヤル語)でmaqawと呼ばれ、「馬告」と表記される。香辛料(スパイス)の一種として「マーガオ」という名前で日本でも入手可能である。
特徴
[編集]高さは3 - 5メートル (m) ほどになる[8]。雌雄異株で[6]、葉、木部、果実のそれぞれに芳香がある[9]。樹皮は若木は緑褐色だが、成木になると茶褐色で縦に裂ける[6]。枝は淡緑色[6]。葉芽は長楕円形の鱗芽で、2 - 3枚の葉状の芽鱗に包まれている[6]。花芽は総苞片に包まれた球形で目立ち、柄は下を向き、その多くは節につく[6]。葉痕は半円形で、維管束痕が1個つく[6]。
利用
[編集]早春の花材として出回っている[6]。木部は、家具や民芸品として、果実は、エッセンシャルオイルの抽出に利用される。
油の抽出
[編集]果実からの精油の抽出率は3〜5%ほどであり、その70〜85%はシトラールである[10]。中国における精油 "Litsea cubeba"としての農園栽培による年間の産出量は500トンから1,500トンにおよび、石鹸の香料や“香味”そのものとして、またビタミンAやスミレを模倣した香りの原料にも用いられる[11]。
脚注
[編集]- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Litsea cubeba (Lour.) Pers. アオモジ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年7月10日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Litsea cubeba (Lour.) Pers. var. formosana (Nakai) Y.C.Yang et P.H.Huang アオモジ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年7月10日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Litsea citriodora (Siebold et Zucc.) Hatus. アオモジ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年7月10日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Lindera citriodora (Siebold et Zucc.) Hemsl. アオモジ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年7月10日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Aperula citriodora (Siebold et Zucc.) Blume アオモジ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年7月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 236
- ^ 臺灣植物圖鑑 (上冊) 2000, p. 303.
- ^ 原色野生食用植物圖鑑 1993, p. 73.
- ^ みんなの花図鑑 アオモジ(ショウガノキ) [青文字]
- ^ The Illustrated Encyclopedia of Essential Oils 1995.
- ^ Litsea cubeba FAO essential oil profile
参考文献
[編集]- 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、236頁。ISBN 978-4-416-61438-9。
- 邱年永、許喬木共著『原色野生食用植物圖鑑』南天書局有限公司、1993年、283頁。ISBN 9789576381478。
- 國立編譯館、鄭武燦編著『臺灣植物圖鑑 (上冊)』茂昌圖書、2000年2月。ISBN 9578981619。
- Lawless, Julia (1995). The Illustrated Encyclopedia of Essential Oils. Element Books Ltd. ISBN 1-85230-661-0