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「リポビタンD」の版間の差分

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== 商品ラインナップ ==
== 商品ラインナップ ==
2017年現在、リポビタンシリーズは全20種類(うち[[医薬部外品|指定医薬部外品]]16種類)がある。以下に示す希望小売価格は、全て[[消費税]]8%程度込みの価格。
2018年現在、リポビタンシリーズは全20種類(うち[[医薬部外品|指定医薬部外品]]16種類)がある。以下に示す希望小売価格は、全て[[消費税]]8%程度込みの価格。

=== 指定医薬部外品 ===
=== 指定医薬部外品 ===
☆印は2017年4月の指定医薬部外品ビタミン含有保健剤における承認基準改正に伴う新効能表示対応済みの商品。
; リポビタンD

: 1962年に発売された、シリーズの代表格。[[タウリン]]1000mg配合。1999年に医薬部外品へ移行(2009年に指定医薬部外品となる)。Dの意味は「デリシャス」または「ダイナミック」。
; リポビタンD☆
: 1962年に発売された、シリーズの代表格。[[タウリン]]1000mg配合。1999年に医薬部外品へ移行(2009年に指定医薬部外品となる)。Dの意味は「デリシャス」または「ダイナミック」。2018年3月にパッケージリニューアル(ロゴまわりの色が水色~青色のグラデーションとなる)され、同時に効能表示が変更された
: 希望小売価格158円。
: 希望小売価格158円。
; リポビタンDスーパー
; リポビタンDスーパー
: 1965年発売。タウリンを「リポビタンD」の2倍量にあたる2000mgにして、[[アルギニン]]塩酸塩、ニンジンエキスをプラス配合。2005年3月にはニンジンエキス増量、[[ビタミンE]](トコフェロール酢酸エステル)を新配合しリニューアル。併せて、これまでの医薬品から医薬部外品(2009年より指定医薬部外品)へ移行。
: 1965年発売。タウリンを「リポビタンD」の2倍量にあたる2000mgにして、[[アルギニン]]塩酸塩、ニンジンエキスをプラス配合。2005年3月にはニンジンエキス増量、[[ビタミンE]](トコフェロール酢酸エステル)を新配合しリニューアル。併せて、これまでの医薬品から医薬部外品(2009年より指定医薬部外品)へ移行。
: 希望小売価格270円。
: 希望小売価格270円。
; リポビタンD8(販売名:リポビタン8R)
; リポビタンD8(販売名:リポビタン8R)☆
: タウリン1500mgと[[ローヤルゼリー]]500mgにビタミンB1・B2・B6など8種類の有効成分を配合。2015年にリニューアルを行い、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)とニンジンエキスを省く代わりにローヤルゼリーを増量(300mg → 500mg)し、「リポビタン8a」から販売名を変更した。
: タウリン1500mgと[[ローヤルゼリー]]500mgにビタミンB1・B2・B6など8種類の有効成分を配合。2015年にリニューアルを行い、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)とニンジンエキスを省く代わりにローヤルゼリーを増量(300mg → 500mg)し、「リポビタン8a」から販売名を変更した。2017年にパッケージリニューアルされた際に効能表示が変更された。
: 希望小売価格270円。
: 希望小売価格270円。
; リポビタンD11(販売名:リポビタン11s)
; リポビタンD11(販売名:リポビタン11s)☆
: [[エゾウコギ|シゴカ]]流エキス、ニクジュヨウエキス、[[クコシ]]流エキスの3種類の生薬、タウリン1500mg、アルギニン塩酸塩など11種類の有効成分を配合。2015年にリニューアルを行い、ローヤルゼリー、ニンジンエキス、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)を省く替わりにニクジュヨウエキスを配合し、シゴカ流エキス(0.6mL → 0.8mL)とL-アルギニン塩酸塩(100mg → 300mg)を増量。「リポビタン11a」から販売名を変更た。
: [[エゾウコギ|シゴカ]]流エキス、ニクジュヨウエキス、[[クコシ]]流エキスの3種類の生薬、タウリン1500mg、アルギニン塩酸塩など11種類の有効成分を配合。2015年にリニューアルを行い、ローヤルゼリー、ニンジンエキス、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)を省く替わりにニクジュヨウエキスを配合し、シゴカ流エキス(0.6mL → 0.8mL)とL-アルギニン塩酸塩(100mg → 300mg)を増量。「リポビタン11a」から販売名を変更。2017年にパッケージリニューアルされた際に効能表示が変更された。
: 希望小売価格378円。
: 希望小売価格378円。
; リポビタンファイン(販売名:リポビタンファインN)
; リポビタンファイン(販売名:リポビタンファインN)☆
: 2005年10月発売。タウリン1000mgとイノシトール、ビタミンB群などを配合した糖類ゼロタイプ。2015年にリニューアル。添加物として配合している[[甘味料]]を[[キシリトール]]から[[エリスリトール]]、[[ステビア]]エキスに替えたことで1本(100ml)あたりのカロリーを19kcalから6kcalに大幅低減した。
: 2005年10月発売。タウリン1000mgとイノシトール、ビタミンB群などを配合した糖類ゼロタイプ。2015年にリニューアル。添加物として配合している[[甘味料]]を[[キシリトール]]から[[エリスリトール]]、[[ステビア]]エキスに替えたことで1本(100ml)あたりのカロリーを19kcalから6kcalに大幅低減した。
: 2017年8月に再リニューアルが行われ、フレーバーをミックスフルーツ風味からピーチ&グレープフルーツ風味に変更し、キャップも白から淡いピンク色に変更した。同年10月に6本箱を追加発売。その際、同年4月に指定医薬部外品のビタミン含有保健剤における承認基準が改正されたことに伴って、効能表示が変更された(既存の1本バラと3本パックについても同時期に効能表示を変更)。
: 2017年8月に再リニューアルが行われ、フレーバーをミックスフルーツ風味からピーチ&グレープフルーツ風味に変更し、キャップも白から淡いピンク色に変更した。同年10月に6本箱を追加発売。その際、効能表示が変更された(既存の1本バラと3本パックについても同時期に効能表示を変更)。
: 希望小売価格158円。
: 希望小売価格158円。
; リポビタンファインプレシャス(販売名:リポビタンファインP)
; リポビタンファインプレシャス(販売名:リポビタンファインP)
: 2016年10月発売。「リポビタンファイン」の処方をベースに、タウリンを1500mgに増量、[[チアミン]]硝化物(ビタミンB1)とイノシトールを倍増(チアミン硝化物:5mg→10mg、イノシトール:50mg→100mg)するとともに、ローヤルゼリー、セイヨウ[[サンザシ]]エキスS、[[クコシ]]流エキスを追加配合した。
: 2016年10月発売。「リポビタンファイン」の処方をベースに、タウリンを1500mgに増量、[[チアミン]]硝化物(ビタミンB1)とイノシトールを倍増(チアミン硝化物:5mg→10mg、イノシトール:50mg→100mg)するとともに、ローヤルゼリー、セイヨウ[[サンザシ]]エキスS、[[クコシ]]流エキスを追加配合した。
: 希望小売価格270円。
: 希望小売価格270円。
; リポビタンフィール(販売名:リポビタンフィールN)
; リポビタンフィール(販売名:リポビタンフィールN)☆
: 2013年4月発売。タウリン1000mgとリボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2)、[[ニコチン酸]]アミドなど6種類の有効成分を配合。低カロリー(1本(100ml)あたり18kcal)・ノンカフェイン設計、[[カシス]][[グレープフルーツ]]風味。2015年10月にリニューアル。新たに[[グリシン]]を配合するとともに、添加物として配合している甘味料をキシリトール、D-[[ソルビトール]]からエリスリトール、ステビアエキスに替えたことで1本(100ml)当たりのカロリーを18kcalから7kcalに大幅低減した。
: 2013年4月発売。タウリン1000mgとリボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2)、[[ニコチン酸]]アミドなど6種類の有効成分を配合。低カロリー(1本(100ml)あたり18kcal)・ノンカフェイン設計、[[カシス]][[グレープフルーツ]]風味。2015年10月にリニューアル。新たに[[グリシン]]を配合するとともに、添加物として配合している甘味料をキシリトール、D-[[ソルビトール]]からエリスリトール、ステビアエキスに替えたことで1本(100ml)当たりのカロリーを18kcalから7kcalに大幅低減した。
: 2017年10月に6本箱を追加発売。その際、「リポビタンファイン」同様に効能表示が変更された。
: 2017年10月に6本箱を追加発売。その際、「リポビタンファイン」同様に効能表示が変更された。
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: 2009年5月発売。有効成分は「リポビタンD」と同一だが、カロリーを約半分としたもの(1本(100ml)あたり34kcal)。
: 2009年5月発売。有効成分は「リポビタンD」と同一だが、カロリーを約半分としたもの(1本(100ml)あたり34kcal)。
: 希望小売価格158円。
: 希望小売価格158円。
; リポビタンアミノ(販売名:リポビタンアミノNEW)
; リポビタンアミノ(販売名:リポビタンアミノNEW)☆
: 2004年6月発売。3種類のアミノ酸を配合。2008年8月にローヤルゼリー・イノシトール・[[ニコチン酸]]アミドを新配合し処方強化。希望小売価格も値下げした(本体価格 250円 → 190円)。
: 2004年6月発売。3種類のアミノ酸を配合。2008年8月にローヤルゼリー・イノシトール・[[ニコチン酸]]アミドを新配合し処方強化。希望小売価格も値下げした(本体価格 250円 → 190円)。
: 希望小売価格205円。
: 希望小売価格205円。
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: 2008年10月発売。タウリンやイノシトール、ビタミンB群など6種類の有効成分を配合したノンカフェインタイプ。
: 2008年10月発売。タウリンやイノシトール、ビタミンB群など6種類の有効成分を配合したノンカフェインタイプ。
: 希望小売価格158円。
: 希望小売価格158円。
; リポビタン11☆
: 2006年11月発売。2種類の生薬を含む11種類の有効成分が配合されたミニドリンク剤。
: 希望小売価格378円。
; リポビタンゴールドV☆
: 2014年発売。タウリン1500mgに4種類の生薬(ローヤルゼリー、ショウキョウ、チンピ、トウキ)を配合したミニドリンク剤。
: 希望小売価格302円。
; リポビタンDキッズ
; リポビタンDキッズ
: 2012年9月発売。[[グルコン酸カルシウム]]水和物をはじめ、3種類のビタミンやタウリンを配合したノンカフェイン処方のミニドリンク剤。5~14歳の子供用。
: 2012年9月発売。[[グルコン酸カルシウム]]水和物をはじめ、3種類のビタミンやタウリンを配合したノンカフェイン処方のミニドリンク剤。5~14歳の子供用。
: 希望小売価格158円。
: 希望小売価格158円。
; リポビタンールドV
: 2014年発売。タウリン1500mgに4種類の生薬(ローヤルゼリー、ショウキョウ、チンピ、トウキ)を配合したミニドリンク剤。
: 希望小売価格302円。
; リポビタンDW
; リポビタンDW
: 2005年2月発売。タウリン2000mg、ビタミンB群、[[イノシトール]]等を配合。
: 2005年2月発売。タウリン2000mg、ビタミンB群、[[イノシトール]]等を配合。
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=== 販売先限定品 ===
=== 販売先限定品 ===
; リポビタンライフ(販売名:リポビタンアミノローヤル)【指定医薬部外品】
; リポビタンライフ(販売名:リポビタンアミノローヤル)【指定医薬部外品】
: 2015年発売。4種類のアミノ酸とローヤルゼリー、タウリンなどを配合。通信販売「大正製薬ダイレクト」のみの取り扱いで、30本入りのケース単位での販売となる。
: 2015年発売。4種類のアミノ酸とローヤルゼリー、タウリンなどを配合。通信販売「大正製薬ダイレクト」のみの取り扱いで、30本入りのケース単位での販売となる。
; リポビタンビズ(販売名:リポビタンDローヤル8)【指定医薬部外品】
; リポビタンビズ(販売名:リポビタンDローヤル8)【指定医薬部外品】
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* リポビタンD2000【医薬品】(1997年4月発売 - 2005年製造終了)- 「リポビタンDW【医薬部外品→指定医薬部外品】」へ継承
* リポビタンD2000【医薬品】(1997年4月発売 - 2005年製造終了)- 「リポビタンDW【医薬部外品→指定医薬部外品】」へ継承
* リポビタン8【医薬部外品】(2000年発売) - 「リポビタン8II【医薬部外品】」へ継承
* リポビタン8【医薬部外品】(2000年発売) - 「リポビタン8II【医薬部外品】」へ継承
* リポビタンローヤル【医薬部外品】(2000年10月発売 - 2002年12月製造終了)- 「リポビタンローヤル11【医薬部外品】(販売終了品)」へ継承
* リポビタンローヤル【医薬部外品】(2000年10月発売 - 2002年12月製造終了)- 「リポビタン11ローヤル【医薬部外品】(販売終了品)」へ継承
* リポビタンDII【医薬品】(2001年発売) - 「リポビタンDIIα【医薬品→第2類医薬品】」へ継承
* リポビタンDII【医薬品】(2001年発売) - 「リポビタンDIIα【医薬品→第2類医薬品】」へ継承
* リポビタン11【医薬部外品】(2001年8月発売) - 「リポビタン11NEW【医薬部外品→指定医薬部外品】」へ継承
* リポビタン11【医薬部外品】(2001年8月発売) - 「リポビタン11NEW【医薬部外品→指定医薬部外品】」へ継承
* リポビタン8II【医薬部外品】(2002年発売) - 「リポビタン8NEW【医薬部外品→指定医薬部外品】」へ継承
* リポビタン8II【医薬部外品】(2002年発売) - 「リポビタン8NEW【医薬部外品→指定医薬部外品】」へ継承
* リポビタンローヤル11【医薬部外品】(2002年12月発売 - 2006年11月製造終了)- 「リポビタン11ローヤル【指定医薬部外品】」へ継承
* リポビタン11ローヤル【医薬部外品】(2002年12月発売 - 2006年11月製造終了) - 「リポビタンローヤル11【指定医薬部外品】」へ継承
* リポビタンG【医薬部外品】(2004年発売)
* リポビタンG【医薬部外品】(2004年発売)
* リポビタンゴールドII【医薬品】(2004年4月発売)
* リポビタンゴールドII【医薬品】(2004年4月発売)
219行目: 225行目:
* リポビタンゴールドN【第2類医薬品】 - 「リポビタンゴールドX【第3類医薬品】」へ継承
* リポビタンゴールドN【第2類医薬品】 - 「リポビタンゴールドX【第3類医薬品】」へ継承
* リポビタンジンジャー【指定医薬部外品】
* リポビタンジンジャー【指定医薬部外品】
* リポビタン11ローヤル【指定医薬部外品】


== コピー商品 ==
== コピー商品 ==

2018年4月14日 (土) 00:27時点における版

リポビタンD
販売会社 大正製薬
種類 栄養ドリンク指定医薬部外品
販売開始年 1962年
完成国 日本の旗 日本
関係する人物 王貞治
勝野洋
渡辺裕之
ケイン・コスギ
三浦知良
外部リンク http://www.taisho.co.jp/lipovitan/lipod/
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リポビタンD(リポビタン・デー、Lipovitan D)は、大正製薬が販売する栄養ドリンク剤であり、同社の登録商標(第528525号ほか)である。キャッチコピーは「ファイト!一発!」、略称はリポD(リポ・デー)。

現在ではシンガポールタイ中国インドネシアアメリカ合衆国イギリスアラブ首長国連邦など15ヶ国以上の国で販売されている(効能容量成分等が薬品に関する法規制や宗教上の禁忌とされる飲食物などの関係で日本国内販売物と異なる物もある)。

2003年度末には販売開始からの累計出荷本数が200億本を突破した。2004年現在年間約8億本が生産され、日本の栄養ドリンク市場において約5割のシェアを獲得するという[1]、まさに日本の栄養ドリンク業界を代表する商品となっている。

歴史

日本では1962年3月に医薬品として販売開始。その翌年150円から100円に値下げした[1][2]1999年3月31日より医薬部外品へ移行し(2009年6月からは改正薬事法により「指定医薬部外品」となった)、コンビニエンスストア等の一般小売店でも販売可能となった。また自社の自動販売機で本製品の販売を開始したほか、2001年3月にはアサヒ飲料と提携し、アサヒ飲料(カルピスとの自動販売機部門の統合に伴い、アサヒカルピスビバレッジを経て、現在はアサヒ飲料販売)が管理する自動販売機での販売も開始されている。商品ラベルは発売時から一貫して青色を基調とし、歯車の模様が施されたデザインが使用されている。ロゴは発売当初はまっすぐ立つ字体だったが後に現在の斜体に改められている(なおこの書体はパブロンアイリスなど大正製薬製品に共通使用されている)。歯車は、「活力」、「機械文明化」、「体内の毒を汲み出す」こと、青色は「ドリンク」「清涼感」をイメージして採用された[1]。販売初期の頃には兄弟品としてチューインガム「リポビタンガム」という商品も販売されていた。

由来

脂肪分解を意味するリポクラシス(lipoclasis、またはリポリシス lipolysis とも)と、ビタミンを合わせた造語である。これは、当初は強肝解毒の効能を謳ったためである。

Dは、ディーではなくデーと発するのが正しい。公式Twitterによれば「ドイツ語の発音であるため」である[3]。公式見解では「デリシャスなどを意味する」だが、社史では、先行商品「タウローゼC」、またこれとは別の「リポビタンⅭ」に続くものという記号的意味でDを付したとある[4]

工場

日本国内で販売されるリポビタンDは、東日本新潟県長野県静岡県以東、北海道除く)向けは大正製薬羽生工場(埼玉県羽生市)、西日本富山県岐阜県愛知県以西)および北海道向けは大正製薬岡山工場(岡山県勝田郡勝央町)にて、それぞれ製造されている。

コマーシャル

リポビタンD

「二人の男性俳優断崖絶壁を登ったり激流へと乗り出したりと、常にコマーシャルを見ている視聴者がハッとするような様々な困難に立ち向かう姿を見せ、その最も困難な場面において、ここぞというチカラを振り絞りながら「ファイトー!」「イッパーッツ!!」と互いに叫びあい困難を乗り越える」という印象的なCMで有名だが、このような男性俳優二人の起用によるコマーシャル形態をとったのは1977年以降のことである。その当時からテーマは常に「努力・友情・勝利」[5]。スタントマンやCG等は使わず危険なアクションの全てを出演俳優自身が行っている。2009年6月に400作を超えた[6]。また、試験管が集まって回るシーンや親指1本でキャップが回転し瓶口から外れるシーンも有名である。

最近は著名人の2世かそれに近い俳優の起用が目立つ(宍戸開[7]、ケイン・コスギ[8]、滝川英治[9]、三浦貴大[10])。また現行路線の長期出演者である勝野洋、渡辺裕之は37歳で降板しているが、ケインは38歳になってからも続投している。

CM路線については「偉大なるマンネリ」と揶揄されている。撮影地を探して選ぶことに苦労しているようで時にはスノーボード等時代の流行を取り入れたりもしている。

2015年4月より、「新シリーズ」と銘打ち、「スポーツと真剣に向き合う選手たちに、熱いエールを贈る」というスタイルが取り入れられた[11]。第一弾には、プロ野球独立リーグBASEBALL FIRST LEAGUE兵庫ブルーサンダーズの選手による試合・練習風景が、崖の上で「ファイト!」と叫ぶケイン・コスギの映像と組み合わせた形で登場した(最後に選手たちが「一発!」と全員でポーズを取る)[11]。同年7月からは、第二弾として、2001年から大正製薬がオフィシャルスポンサーとして協賛しているラグビー日本代表チームが宮崎県で行われた合宿に同行撮影し、1,000分以上にも及ぶ膨大な撮影時間から選りすぐりのカットが用いられた[11]

2016年9月に従来のCM演出を止め、三浦知良大谷翔平両名のスポーツ選手をメインとした爽やかなイメージのCMに転換した。「ファイト一発!」の台詞こそ残ったが、メインのキャッチコピーは「Have a Dream」となっている。背景には、エナジードリンクに押されてリポビタンDの売り上げが低迷している現状がある[12]。大正製薬の上原健副社長は、「汗と筋肉で表現していた高度成長時代の『頑張って頑張って頑張る』は今の時代に合わなくなってきた」と述べている[13]

2017年9月、テレビCMで三浦知良と共演しているプロ・クライマー大場美和と、ケイン・コスギによるリメイクCM「危機一髪(一発)CM」をweb限定で公開。

歴代の出演者

ナレーター
ラジオコマーシャル

疲労困憊のサラリーマンOLをメインとしたオフィスゴルフ場、プライベートなどの日常生活をラジオドラマコント風にした15秒CMを1993年頃から製作しており、その数は数百本に上る。CMの最後には「青いのぼりのお店でどうぞ」の一言も入るものもある。

リポビタンファイン

2007年に新発売となったリポビタンファインでは、リポビタンD以外の商品では初めてとなる独自のCM展開を行っている。上記のリポビタンDとは一線を画するイメージのCMが特徴である。

2007年〜2012年3月
出演者:寺尾聰夏木マリ原沙知絵小栗旬
キャッチコピーは「I'm Fine!」で、家族をイメージしたCM。
2012年4月〜
出演者:北乃きい木村文乃SHELLY
キャッチコピーは「Go!Go!Fine」で、ルームシェアしている女性3人のストーリー[15]
2014年7月〜
出演者:井上真央[16]
キャッチコピーは「わたしの元気のつくりかた。」。
2016年6月〜
出演者:前田敦子
キャッチコピーは「ゲンキなわたしは、キレイです。」。

リポビタンフィール

2013年に新発売となったリポビタンフィール(後述)では、CMキャラクターにが起用されている。

エピソード

  • 1999年の規制緩和により登場した自販機用のビンは、破損を防ぐためガラスが厚く、通常より若干大きくなっている。
  • 天才・たけしの元気が出るテレビ!!」内の企画で、同番組のスポンサーであった大正製薬にMr.オクレのCM出演を依頼したことがある。上記のCMポリシーに全くそぐわないオクレの起用に当初会社側は難色を示すが、深夜帯に1度だけ放映するとの条件で最終的に採用された。内容は、屋内プールで溺れる小学生をオクレと渡辺裕之(共にブーメランパンツ姿)が協力して救助にあたるというものであった。
  • 1996年は通常シリーズの他、当時プロサッカー選手の前園真聖を起用したCMも制作・放送された。同バージョンのナレーターは矢島正明でなく田子千尋が起用されている。
  • 2005年独立行政法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部(ISAS/JAXA)の運用する小惑星探査機「はやぶさ」が探査対象天体の小惑星イトカワに到達した際、着陸運用の様子を伝える公式ブログにて管制室内にリポビタンDの空瓶が次々に増えていく様子が紹介され[17]、日本国内のみならず海外でも話題となった。その後ブログを見た大正製薬関係者から同ブログ担当者宛にリポビタンDが2カートン贈られたという。
  • 2008年は映画「相棒 -劇場版-」の公開を記念し、本作に出演している川原和久六角精児がコンビを組んで役柄の容姿で出演する特別バージョンのCMが作られた。
  • 欧米で高い人気を持つ栄養ドリンクのレッドブルは、元々日本でリポビタンDシリーズ等の栄養ドリンクが大きな市場を形成していることを知ったディートリヒ・マテシッツが、同種のドリンクを欧米で展開しようとして販売を始めた製品であり、マテシッツは商品開発など多くの面でリポビタンDの影響を受けていることを認めている。
  • ニンテンドーDS版「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」にゲーム中アイテムとして「ファイトいっぱつ」が登場する。製品および企業とは無関係だが、戦闘中の攻撃力が2倍になる効果が得られる、アイテムの外観などから当製品を意識したものだと思われる。
  • ユニクロより企業コラボレーションシリーズとして商標がデザインされたTシャツが発売されている。
  • 2012年5月10日、発売50周年を記念して歴代CM出演者(王、宝田、渡辺、ケインほか)らが一堂に会した記念イベントが開かれた。なお5月10日は「ファイト一発!の日」であり、当日は「ファイト、イッパーツ!」とかけて午後1時8分2秒、一斉に気勢が上げられた。なお2012年には発売50周年を記念して「とどけ、ファイト!キャンペーン」も6月11日まで実施された[18]
  • 2015年10月2日には、「リポビタンD」の数量限定品として、2001年からオフィシャルスポンサーとして協賛しているラグビー日本代表の桜のロゴを配し、ロゴの周りを青から紅白のボーダーに変更した「ラグビー日本代表応援ボトル」を通信販売の「大正製薬ダイレクト」限定で予約受注を開始(10本箱のみ)[19]。同年10月20日からは数量限定でコンビニエンスストアでの店頭販売も開始した[20]。2016年6月に新デザインに変更するリニューアルを行って再発売し、1日に「大正製薬ダイレクト」、7日にコンビニエンスストアで順次発売を開始した。今回は、収益の一部が日本ラグビーフットボール協会を通じ、日本のラグビー発展のために使われる[21]。本ボトルは2017年10月に「大正製薬ダイレクト」限定で再発売。10本箱のみの設定となる[22]
  • 2015年10月27日、「ファイトー、イッパーツ」のかけ声が、日本で初めて、特許庁より、この年の4月1日より申請が始まった新しいタイプの商標動画など)において、音の商標の一つとして認められた[23]
  • 2017年3月からは、「リポビタンD」の数量限定品として「プロ野球球団ボトル」をコンビニエンスストアや駅売店などで順次発売。同年3月7日に第1弾として北海道日本ハムファイターズ北海道限定販売)、東北楽天ゴールデンイーグルス東北地区限定販売)、阪神タイガース近畿四国地区限定販売)、福岡ソフトバンクホークス九州地区限定販売)の4種類[24]が発売され、同年4月4日には千葉ロッテマリーンズ千葉県東京都限定販売)、埼玉西武ライオンズ埼玉県・東京都限定販売)、広島東洋カープ中国地区限定販売)の3種類を追加し、同年4月25日にはオリックス・バファローズ(近畿地区限定販売)を追加[25]。同年5月16日には第3弾として横浜DeNAベイスターズ神奈川県限定販売)と中日ドラゴンズ愛知県岐阜県三重県限定販売)の2種類を追加し[26]、10球団[27]がラインナップされている。それぞれに球団のマスコットキャラクターがあしなわれ、ロゴ周りの色も球団のカラーに合わせて変更(例:阪神→黄、広島→赤)されており、ロッテ限定ボトルはラベル全体にストライプが施される。球団ごとに販売エリアが限られているため、エリアによっては複数の限定ボトルが購入できる場合や、限定ボトルの購入ができない場合もある。その為、第3弾の発売に合わせて「大正製薬ダイレクト」にて全10球団の限定ボトル10本箱の販売を開始し、販売エリアに関係なく購入することが可能になった。なお、10本箱のパッケージデザインはラベルとデザインが統一されている。同年9月には、広島東洋カープと福岡ソフトバンクホークスのリーグ優勝を記念した「優勝記念 限定デザインボトル」を数量限定で発売。「大正製薬ダイレクト」での販売(10本箱での販売)に加え、店頭でも販売されたが、「プロ野球球団ボトル」の場合とは異なり、広島県(広島東洋カープのみ)及び福岡県(福岡ソフトバンクホークスのみ)での販売となる[28]

商品ラインナップ

2018年現在、リポビタンシリーズは全20種類(うち指定医薬部外品16種類)がある。以下に示す希望小売価格は、全て消費税8%程度込みの価格。

指定医薬部外品

☆印は2017年4月の指定医薬部外品ビタミン含有保健剤における承認基準改正に伴う新効能表示対応済みの商品。

リポビタンD☆
1962年に発売された、シリーズの代表格。タウリン1000mg配合。1999年に医薬部外品へ移行(2009年に指定医薬部外品となる)。Dの意味は「デリシャス」または「ダイナミック」。2018年3月にパッケージリニューアル(ロゴまわりの色が水色~青色のグラデーションとなる)され、同時に効能表示が変更された。
希望小売価格158円。
リポビタンDスーパー
1965年発売。タウリンを「リポビタンD」の2倍量にあたる2000mgにして、アルギニン塩酸塩、ニンジンエキスをプラス配合。2005年3月にはニンジンエキス増量、ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)を新配合しリニューアル。併せて、これまでの医薬品から医薬部外品(2009年より指定医薬部外品)へ移行。
希望小売価格270円。
リポビタンD8(販売名:リポビタン8R)☆
タウリン1500mgとローヤルゼリー500mgにビタミンB1・B2・B6など8種類の有効成分を配合。2015年にリニューアルを行い、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)とニンジンエキスを省く代わりにローヤルゼリーを増量(300mg → 500mg)し、「リポビタン8a」から販売名を変更した。2017年にパッケージリニューアルされた際に効能表示が変更された。
希望小売価格270円。
リポビタンD11(販売名:リポビタン11s)☆
シゴカ流エキス、ニクジュヨウエキス、クコシ流エキスの3種類の生薬、タウリン1500mg、アルギニン塩酸塩など11種類の有効成分を配合。2015年にリニューアルを行い、ローヤルゼリー、ニンジンエキス、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)を省く替わりにニクジュヨウエキスを配合し、シゴカ流エキス(0.6mL → 0.8mL)とL-アルギニン塩酸塩(100mg → 300mg)を増量。「リポビタン11a」から販売名を変更。2017年にパッケージリニューアルされた際に効能表示が変更された。
希望小売価格378円。
リポビタンファイン(販売名:リポビタンファインN)☆
2005年10月発売。タウリン1000mgとイノシトール、ビタミンB群などを配合した糖類ゼロタイプ。2015年にリニューアル。添加物として配合している甘味料キシリトールからエリスリトールステビアエキスに替えたことで1本(100ml)あたりのカロリーを19kcalから6kcalに大幅低減した。
2017年8月に再リニューアルが行われ、フレーバーをミックスフルーツ風味からピーチ&グレープフルーツ風味に変更し、キャップも白から淡いピンク色に変更した。同年10月に6本箱を追加発売。その際、効能表示が変更された(既存の1本バラと3本パックについても同時期に効能表示を変更)。
希望小売価格158円。
リポビタンファインプレシャス(販売名:リポビタンファインP)
2016年10月発売。「リポビタンファイン」の処方をベースに、タウリンを1500mgに増量、チアミン硝化物(ビタミンB1)とイノシトールを倍増(チアミン硝化物:5mg→10mg、イノシトール:50mg→100mg)するとともに、ローヤルゼリー、セイヨウサンザシエキスS、クコシ流エキスを追加配合した。
希望小売価格270円。
リポビタンフィール(販売名:リポビタンフィールN)☆
2013年4月発売。タウリン1000mgとリボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2)、ニコチン酸アミドなど6種類の有効成分を配合。低カロリー(1本(100ml)あたり18kcal)・ノンカフェイン設計、カシスグレープフルーツ風味。2015年10月にリニューアル。新たにグリシンを配合するとともに、添加物として配合している甘味料をキシリトール、D-ソルビトールからエリスリトール、ステビアエキスに替えたことで1本(100ml)当たりのカロリーを18kcalから7kcalに大幅低減した。
2017年10月に6本箱を追加発売。その際、「リポビタンファイン」同様に効能表示が変更された。
希望小売価格158円。
リポビタンZERO(販売名:リポビタンFN)
2017年9月発売。有効成分は「リポビタンD」と同一だが、複数の甘味料に置き換えることで糖類をゼロ化し、カロリーを大幅に低減したもの(1本(100ml)あたり6kcal)。
希望小売価格158円。
リポビタンDライト
2000年2月発売(1999年8月にテスト発売されたのを経て本格発売)。有効成分は「リポビタンD」と同一だが、カロリーを約20%カットしたもの(1本(100ml)あたり58kcal)。
希望小売価格158円。
リポビタンハーフ(販売名:リポビタンDハーフ)
2009年5月発売。有効成分は「リポビタンD」と同一だが、カロリーを約半分としたもの(1本(100ml)あたり34kcal)。
希望小売価格158円。
リポビタンアミノ(販売名:リポビタンアミノNEW)☆
2004年6月発売。3種類のアミノ酸を配合。2008年8月にローヤルゼリー・イノシトール・ニコチン酸アミドを新配合し処方強化。希望小売価格も値下げした(本体価格 250円 → 190円)。
希望小売価格205円。
リポビタンノンカフェ
2008年10月発売。タウリンやイノシトール、ビタミンB群など6種類の有効成分を配合したノンカフェインタイプ。
希望小売価格158円。
リポビタンローヤル11☆
2006年11月発売。2種類の生薬を含む11種類の有効成分が配合されたミニドリンク剤。
希望小売価格378円。
リポビタンゴールドV☆
2014年発売。タウリン1500mgに4種類の生薬(ローヤルゼリー、ショウキョウ、チンピ、トウキ)を配合したミニドリンク剤。
希望小売価格302円。
リポビタンDキッズ
2012年9月発売。グルコン酸カルシウム水和物をはじめ、3種類のビタミンやタウリンを配合したノンカフェイン処方のミニドリンク剤。5~14歳の子供用。
希望小売価格158円。
リポビタンDW
2005年2月発売。タウリン2000mg、ビタミンB群、イノシトール等を配合。
希望小売価格184円。

第2類医薬品

リポビタンゴールドエース
2009年10月発売。4つの生薬(ニンジン・オウギ・ハゲキテン・ローヤルゼリー)を配合したミニドリンク剤。
希望小売価格324円。

第3類医薬品

リポビタンDロイヤル
1998年発売。タウリン2000mg、4種の強壮生薬、塩化カルニチンを配合。現行の100mlリポビタンの中では一番価格が高い製品。
希望小売価格540円。
リポビタンJr.
2000年1月発売。ゴミシ流エキスとシゴカ乾燥エキスの2種類の生薬、カルシウム(グルコン酸カルシウム水和物・塩化カルシウム水和物)、L-アスパラギン酸マグネシウム、タウリン、ビタミンB群などを配合したミックスベリー風味のミニドリンク剤。8~14歳用。
希望小売価格216円。
リポビタンゴールドX
2015年4月発売。ローヤルゼリーやビタミンB群などを配合したミニドリンク剤。従来の「リポビタンゴールドN」をベースに配合生薬をハンピチンキ、サンヤク流エキス、レマネジン855(自社開発のジオウエキス)に替え、イノシトールと無水カフェインの配合量を変更(100mg・40mg → 50mg・50mg)。また、有効成分の変更に伴ってリスク区分も「リポビタンゴールドN」の【第2類医薬品】から【第3類医薬品】に変更した。
希望小売価格324円

販売先限定品

リポビタンライフ(販売名:リポビタンアミノローヤル)【指定医薬部外品】☆
2015年発売。4種類のアミノ酸とローヤルゼリー、タウリンなどを配合。通信販売「大正製薬ダイレクト」のみの取り扱いで、30本入りのケース単位での販売となる。
リポビタンビズ(販売名:リポビタンDローヤル8)【指定医薬部外品】
2008年6月発売。タウリンやローヤルゼリーなどを配合したプラム味。JR東日本ウォータービジネスとの共同開発で東日本旅客鉄道(JR東日本)グループ店舗(駅構内)限定。
リポビタンゴールドα【第2類医薬品】
タウリン・オウギ流エキス・ハゲキテン流エキスを配合。ハピコム(旧イオン・ウエルシア・ストアーズ)限定品。
リポビタンGX【第2類医薬品】
ジップドラッグライフォートウォンツ限定品。

販売終了品

※配置薬限定品を除き発売順に序列。区別(医薬品、医薬部外品など)は発売していた当時のもの。

  • リポビタンA【医薬品】(1976年発売)- 「アニマリンA【医薬品→医薬部外品→指定医薬部外品】」へ継承
  • リポビタンゴールド【医薬品】(1979年発売) - 「リポビタンゴールドN【第2類医薬品】」へ継承
  • リポビタン小児用【医薬品】 (1980年発売 - 2004年10月製造終了)- 「リポビタンこども【医薬部外品→指定医薬部外品】」へ継承
  • リポビタンDエース【医薬品】(1992年発売 - 1998年製造終了) - 「リポビタンDロイヤル【医薬品→第3類医薬品】」へ継承
  • リポビタンD EX【医薬品】(1996年発売 - 2001年製造終了)
  • リポビタンD2000【医薬品】(1997年4月発売 - 2005年製造終了)- 「リポビタンDW【医薬部外品→指定医薬部外品】」へ継承
  • リポビタン8【医薬部外品】(2000年発売) - 「リポビタン8II【医薬部外品】」へ継承
  • リポビタンローヤル【医薬部外品】(2000年10月発売 - 2002年12月製造終了)- 「リポビタン11ローヤル【医薬部外品】(販売終了品)」へ継承
  • リポビタンDII【医薬品】(2001年発売) - 「リポビタンDIIα【医薬品→第2類医薬品】」へ継承
  • リポビタン11【医薬部外品】(2001年8月発売) - 「リポビタン11NEW【医薬部外品→指定医薬部外品】」へ継承
  • リポビタン8II【医薬部外品】(2002年発売) - 「リポビタン8NEW【医薬部外品→指定医薬部外品】」へ継承
  • リポビタン11ローヤル【医薬部外品】(2002年12月発売 - 2006年11月製造終了) - 「リポビタンローヤル11【指定医薬部外品】」へ継承
  • リポビタンG【医薬部外品】(2004年発売)
  • リポビタンゴールドII【医薬品】(2004年4月発売)
  • リポビタンアミノゴールド【医薬部外品】(2004年6月発売)
  • リポビタンこども(販売名:リポビタン小児用)【医薬部外品→指定医薬部外品】(2004年10月発売) - 「リポビタンDキッズ【指定医薬部外品】」へ継承
  • リポビタンウインズエース【医薬部外品】(2005年発売)
  • リポビタンD復刻版【医薬部外品】(2005年発売) - 発売当時のラベルを忠実に再現した復刻版で、中身は通常の「リポビタンD」と同一。ロゴ書体や「ワシのマーク」は当時のものを使用しており、上部には当時のキャッチコピーであった「ファイトで行こう!」を記載。
  • リポビタンDマクシオ【医薬部外品】(2006年発売)
  • リポビタンVC【医薬部外品】(2006年発売、数量限定製品)
  • リポビタン11NEW【指定医薬部外品】(2006年発売) - 「リポビタンD11【指定医薬部外品】」へ継承
  • リポビタンD PRO【医薬品→第2類医薬品】(2007年発売)
  • リポビタンDIIα【医薬品→第2類医薬品】(2007年3月発売)
  • リポビタン8NEW【医薬部外品→指定医薬部外品】(2007年発売) - 「リポビタンD8【指定医薬部外品】」へ継承
  • リポビタンエース【指定医薬部外品】(2009年8月発売)
  • リポビタンFB【指定医薬部外品】(2010年3月発売)
  • リポビタンDビビカ【医薬部外品】- 配置薬限定品

販売終了品で発売時期が不明だった商品

  • リポビタンウインズ【医薬部外品】- コンビニエンスストア限定品
  • リポビタンゴールドN【第2類医薬品】 - 「リポビタンゴールドX【第3類医薬品】」へ継承
  • リポビタンジンジャー【指定医薬部外品】

コピー商品

韓国では成分からラベルのデザインまでリポビタンDに酷似している「バッカスD」(ko:박카스디)という栄養ドリンクが販売されている[29]

海外展開

海外での販売は国内発売の翌年1963年に台湾から始まった。茶色の小瓶に白と青の配色と歯車が一貫して採用されることが多いが、パッケージ、調合、容量、そして名称は現地に応じて適宜変更される[30][31]

海外での名称
国・地域 名称 発売年 備考
台湾 力保美達 1963年 容量は最初日本と同じ100mlだったが、多めが好まれ150mlとなった。
香港 力保健 1969年 100mlビン製品。読み方はリボゲン
タイ LIPOVITAN-D 1965年 100mlビン製品
マレーシア LIVITA 1972年 GET YOU GOING(ファイト一発!の意味)のフレーズが添えられている。ビンもあるが若者が好む内容量の多めの250mlの缶がある。
シンガポール LIVITA(利必大) 1972年 GET YOU GOING(ファイト一発!の意味)のフレーズが添えられている。
フィリピン LIPOVITAN 1973年 100mlビン製品。
アラブ首長国連邦 LIPOVITAN 1977年 100mlビン製品。
インドネシア LIPOVITAN HONEY 1979年 蜂蜜入りのビン製品で、赤系統の配色を用いている。
バーレーン LIPOVITAN 1981年 100mlビン製品。アラブ首長国連邦とほぼ同一。
アメリカ LIPOVITAN 1982年 100mlビン製品だが「歯車」の意匠は用いられない独特のもの。サプリメント感覚で、カリフォルニア州のヒスパニック系の人々を中心に飲まれるという。「持続エネルギー処方」というフレーズが添えられる。
ベトナム LIPOVITAN HONEY 1996年 内容量は250mlと多めの缶製品で、嗜好に合わせた蜂蜜入りの甘口である。ビン製品は農薬を想起させるため販売していない。
中国 力保健 1998年 100mlビン製品。抗疲労・調節血脂のフレーズが添えられている。
カタール LIPOVITAN 2000年 100mlビン製品。アラブ首長国連邦とほぼ同一。
メキシコ LIPOVITAN 2003年 100mlビン製品だが「歯車」の意匠は用いられない。米国版と似ているがスペイン語である。「日本オリジナル処方」というフレーズが添えられる。

脚注

  1. ^ a b c nttコムウエア_ニッポン・ロングセラー考
  2. ^ 【リポビタンD】「ファイト・一発!」で日本に活!(男の浪漫伝説 Vol.19) | ドリームメール
  3. ^ Lipod_taishoの2017年12月4日のツイート2017年12月5日閲覧。
  4. ^ 朝日新聞 be編集グループ 『社名・商品名検定 キミの名は』 朝日新聞社、2008年、128ページ、ISBN 9784022731913
  5. ^ 集英社週刊少年ジャンプ」の作品コンセプトにも以上の3語が使われており、同誌連載作「とっても!ラッキーマン」では3語をイメージしたキャラクターが登場したうえ、同作品のテレビアニメ版では矢島正明がナレーションを担当している。
  6. ^ [1] 「ファイト一発!」が400作品目「リポビタンD」がCM記念イベント MSN産経ニュース 2009年6月10日。
  7. ^ 父:宍戸錠
  8. ^ 父:ショー・コスギ
  9. ^ 従姉:滝川クリステル
  10. ^ 父:三浦友和、母:山口百恵
  11. ^ a b c CMギャラリー - 大正製薬
  12. ^ 大正製薬でも「RAIZIN(ライジン)」のブランド名でエナジードリンクを発売している。
  13. ^ 森田岳穂 (2017年5月28日). “「ファイトー、イッパーツ」、消えた絶叫 リポD「時代に合わない」”. withnews (朝日新聞社). http://withnews.jp/article/f0170528000qq000000000000000W04310301qq000015230A 2017年5月28日閲覧。 
  14. ^ “リポD新CMキャラクターのカズ 夢は「サッカー上手くなりたい」”. スポニチアネックス. (2016年9月14日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/09/14/kiji/K20160914013350330.html 2016年9月14日閲覧。 
  15. ^ 「リポビタンファイン」のCMキャラクターに北乃きいさん、木村文乃さん、SHELLYさんを起用
  16. ^ 井上は2008年3月から2012年2月までエーザイ「チョコラBBシリーズ」のCMに出演していた。
  17. ^ Hayabusa Live » archive for November 2005”. JAXA (2005年11月26日). 2011年7月13日閲覧。
  18. ^ “リポビタンD :発売50周年で歴代CMタレント集結 渡辺裕之らが「ファイト、一発!」”. 毎日新聞デジタル. (2012年5月10日). http://mantan-web.jp/2012/05/10/20120510dog00m200023000c.html 
  19. ^ "けファイト!「リポビタンD ラグビー日本代表応援ボトル」新発売 リポビタンDはラグビー日本代表チームを応援しています!" (Press release). 大正製薬株式会社. 2 October 2015. 2015年10月6日閲覧
  20. ^ "感動をありがとう!「リポビタンD ラグビー日本代表応援ボトル」全国の主要コンビニエンスストアで数量限定発売" (Press release). 大正製薬株式会社. 16 October 2015. 2015年10月21日閲覧
  21. ^ "今までも、そしてこれからもリポビタンDはラグビー日本代表チームを応援します" (Press release). 大正製薬株式会社. 9 May 2016. 2016年6月15日閲覧
  22. ^ "リポビタンDチャレンジカップ2017「日本代表 オーストラリア代表戦」特別協賛-リポビタンDラグビー日本代表応援ボトル通信販売開始-" (Press release). 大正製薬株式会社. 16 October 2017. 2017年10月17日閲覧
  23. ^ 新しいタイプの商標について初めての審査結果を公表します
  24. ^ "日本ハム・楽天・阪神・ソフトバンク「リポビタンD プロ野球球団ボトル」発売" (Press release). 大正製薬株式会社. 6 February 2017. 2017年5月26日閲覧
  25. ^ "千葉ロッテ、埼玉西武、広島東洋、オリックス「リポビタンD プロ野球球団ボトル」第2弾発売" (Press release). 大正製薬株式会社. 30 March 2017. 2017年5月26日閲覧
  26. ^ "横浜DeNA、中日「リポビタンD プロ野球球団ボトル」第3弾発売" (Press release). 大正製薬株式会社. 9 May 2017. 2017年5月26日閲覧
  27. ^ オーナー企業が競合商品を販売している東京ヤクルトスワローズと、理由は不明だが読売ジャイアンツは除く。
  28. ^ "広島東洋カープ セ・リーグ優勝、福岡ソフトバンクホークス パ・リーグ優勝おめでとう!「リポビタンD 広島東洋カープ優勝記念 限定デザインボトル」「リポビタンD 福岡ソフトバンクホークス優勝記念 限定デザインボトル」数量限定発売" (Press release). 大正製薬株式会社. 19 September 2017. 2017年9月19日閲覧
  29. ^ 韓国の疲労回復ドリンク“バッカス”、「国民ドリンクを超えて世界的ドリンクに」 中央日報 2013年8月9日
  30. ^ 世界のリポビタン|リポビタンD|大正製薬 - 各国の「リポビタンD」に関する情報を閲覧できる。
  31. ^ ロングセラー商品のデザインはここが違う! ISBN 978-4822264864

関連項目

外部リンク