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「津和野駅」の版間の差分

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2020年2月14日 (金) 22:47時点における版

津和野駅
駅舎
つわの
Tsuwano
船平山 (10.1 km)
(3.2 km) 青野山
地図
所在地 島根県鹿足郡津和野町後田
北緯34度28分21.37秒 東経131度46分25.76秒 / 北緯34.4726028度 東経131.7738222度 / 34.4726028; 131.7738222座標: 北緯34度28分21.37秒 東経131度46分25.76秒 / 北緯34.4726028度 東経131.7738222度 / 34.4726028; 131.7738222
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 山口線
キロ程 62.9 km(新山口起点)
電報略号 ツワ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
226人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1922年大正11年)8月5日
備考 業務委託駅
みどりの窓口
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津和野駅の位置
津和野駅の位置
津和野駅の
位置
津和野駅の位置
跨線橋から望む構内

津和野駅(つわのえき)は、島根県鹿足郡津和野町後田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山口線である。

「山陰の小京都」と称される観光の町、津和野の玄関口の駅で、蒸気機関車C57 1が牽引する快速「SLやまぐち号」の終着駅である。

歴史

  • 1922年大正11年)8月5日 - 国有鉄道津和野線が徳佐駅から延伸し、その終着として開業。三田尻機関庫津和野駐泊所を開設
  • 1923年(大正12年)3月28日 - 三田尻機関庫津和野駐泊所が三田尻機関庫津和野分庫に昇格[1]
  • 1923年(大正12年)4月1日 - 津和野線が石見益田駅(現・益田駅)まで延伸し山口線となり、同線の途中駅となる。
  • 1928年昭和3年) - 三田尻機関庫津和野機関分庫が津和野機関庫に昇格。
  • 1936年(昭和11年)9月1日 - 津和野機関区に名称変更。
  • 1960年(昭和35年)3月20日 - 統廃合により山口線管理所津和野支所が発足。
  • 1965年(昭和40年)3月1日 - 山口線管理所津和野支所を山口線管理所に組織変更。
  • 1974年(昭和49年)1月16日 - 山口線管理所を廃止し、同所は小郡機関区津和野支区に格下げ。
  • 1977年(昭和52年)3月3日 - 現在の2代目駅舎が竣工[2]
  • 1984年(昭和59年)1月1日 - 貨物扱い廃止。
  • 1986年(昭和61年) - 小郡機関区津和野支区を廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)が継承。
  • 2003年平成15年)11月1日 - ジェイアール西日本広島メンテック(現:JR西日本広島メンテック)による業務委託駅となる。
  • 2004年(平成16年)10月1日 - みどりの窓口の営業時間を短縮し、SL運転日を除き窓口閉鎖時間帯を導入。
  • 2013年(平成25年)
    • 7月28日 - 豪雨災害により山口線が被災し、津和野駅を含む一時全線が運休。(以降8月5日までに地福駅 - 新山口駅間については運行再開。)
    • 11月16日 - 益田駅 - 津和野駅間の運行再開。およそ4か月ぶりに列車が津和野駅に乗り入れるようになる。中国ジェイアールバスにより、新山口駅 - 津和野駅間でノンストップつわの号の運行が開始した。
  • 2014年(平成26年)8月23日 - 津和野駅 - 地福駅間が運行再開し、山口線全線運転再開。ノンストップつわの号の運行が終了した[3]

駅構造

ホームの一部
観光用駅名標

島式1面2線のホームを持ち、交換設備を有する地上駅。駅舎は上り線東側にあり、そこから跨線橋がホームの益田寄りに繋がっている。

山口地域鉄道部が管理し、JR西日本広島メンテックが駅業務を受託する業務委託駅であり、みどりの窓口が営業している。ただし営業時間外は車内精算を行う。当駅にある駅レンタカーの営業所は、長らくの間「SLやまぐち号」運転日のみ営業していたが、2017年9月 - 12月の「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」期間限定の毎日営業を経て、2018年1月より通年営業となり、それまで取り扱っていなかったクレジットカードも利用できるようになった。

構内には蒸気機関車用の転車台や、静態保存されているD51 194がある。また、留置線も何本か設けられている。

のりば

のりば 路線 方向 行先
2 山口線 上り 山口新山口方面
3 下り 益田浜田方面

1番線は2番線の駅舎寄りに隣接した線路であるが、乗降設備は設けられておらず、列車の留置などで使われている。「SLやまぐち号」は一旦この留置線に客車を留置した後に機関車のみ方向転換のために転車台へ向かう。また、2番線・3番線とも片方向の入線・出発しか対応しておらず、ホームでの列車の折り返しはできない。当駅止まりの列車は留置線に入る形となる。

駅弁

「くぼた」という業者が調製しており、かしわめし弁当が有名[4]。主な駅弁は下記の通り[5]

利用状況

1日平均の乗車人員は226人である(2017年度)。2004年度は411人、1994年度は596人、1984年度は873人だった。

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 508
2000 503
2001 501
2002 498
2003 468
2004 411
2005 360
2006 337
2007 309
2008 307
2009 276
2010 252
2011 255
2012 231
2013 179
2014 197
2015 233
2016 228
2017 226

駅周辺

旧・津和野町の中心部に立地しており周辺には観光名所や観光客向け店舗・宿泊施設などが多い。駅前を島根県道13号萩津和野線が通り、駅の東側約200mの場所を津和野川が山口線に並行して流れ、その川向こうを国道9号が並行する。

バスのりば

路線バス

高速バス

隣の駅

1番線に停車中のSLやまぐち号

快速「SLやまぐち号」の終着駅であるほか、特急スーパーおき」もこの駅に停車する。いずれも隣の停車駅については各列車記事を参照のこと。

西日本旅客鉄道
山口線
船平山駅 - 津和野駅 - 青野山駅

位置情報

脚注

  1. ^ 『蒸気機関車』vol.27 p.70 キネマ旬報社
  2. ^ 交建設計・駅研グループ、1996、『駅のはなし 明治から平成まで』改訂初版、成山堂書店 ISBN 4-425-76032-8 p. 206
  3. ^ 山陰線(須佐〜奈古駅間)、山口線(地福〜津和野駅間)の運転再開見込みなどについて - 西日本旅客鉄道プレスリリース、2014年7月16日
  4. ^ 駅弁くぼた
  5. ^ 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社、2017年、386頁。 

関連項目

外部リンク