「布原駅」の版間の差分
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|画像説明 = 遠景(2007年5月16日) |
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|よみがな = ぬのはら |
|よみがな = ぬのはら |
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|ローマ字 = Nunohara |
|ローマ字 = Nunohara |
2020年2月14日 (金) 22:50時点における版
布原駅 | |
---|---|
ぬのはら Nunohara | |
◄新見 (3.9 km) (2.5 km) 備中神代► | |
所在地 | 岡山県新見市西方字野々原3701-7 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 伯備線* |
キロ程 |
68.3km(倉敷起点)** 新見から3.9 km |
電報略号 | ヌノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
1人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1987年(昭和62年)4月1日 |
備考 | 無人駅 |
* 新見 - 当駅 - 備中神代間は線路名称上は伯備線に属するが、その途中の当駅には、備中神代駅から芸備線に入る系統のみ停車し、伯備線系統の列車はすべて通過する。 ** 伯備線としてのキロ程 |
布原駅(ぬのはらえき)は、岡山県新見市西方字野々原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。
概要
線路名称上、当駅を通る路線は伯備線であるが、伯備線の列車は普通列車も含めて全て客扱いは行わない一方、新見駅を発着して隣の備中神代駅から芸備線へと直通する列車(気動車)は停車し客扱いをするため、運転系統上は伯備線ではなく芸備線の駅として扱われている。そのため、新見駅および備中神代駅の伯備線ホーム駅名標や、線内各駅の駅掲示時刻表の駅一覧では、あたかも「布原駅は伯備線に存在しない」というような記載になっている[1]。
芸備線の列車のみが停車し客扱いをするのは、周囲に人家が少ないため乗客がほとんどおらず、芸備線の列車本数のみで十分に対応可能なためである。なお、伯備線の列車も停車することがあるが、対向列車との行き違いのための運転停車であり、先述のように客扱いは行われない。
列車到着および通過前のCTC連動の自動放送は伯備線内の他の駅同様に行われている。
立地や停車する本数の少なさから、いわゆる秘境駅の範疇にある。また、車で行く場合も1台分しか通れない狭い道、急な坂、急カーブ、狭い橋を通らなければならない。駅は峠道から分岐するが、かなり低い位置にある。
歴史
- 1936年(昭和11年)10月10日 - 国有鉄道伯備線の新見駅 - 備中神代駅間に、布原信号場として設置。
- 1946年(昭和21年)2月11日 - 上市村が町制施行して上市町となり、所在地表示が岡山県阿哲郡上市町西方字野々原になる。
- 1954年(昭和29年)6月1日 - 新見市(第1次)成立に伴い、所在地表示が岡山県新見市西方字野々原になる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化と同時に布原信号場を正式な駅に格上げ、布原駅として開業。西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2005年(平成17年)3月31日 - 新見市(第2次)成立に伴い、所在地表示が岡山県新見市西方字野々原になる。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持ち、行違い設備を有する地上駅である。ホーム有効長は1両分のみ。上下で千鳥状にホームが配置されているのは通票交換を行った信号場であった名残である。有人の信号場時代には駅舎があったが、現在では取り壊されている。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
入口側(1) | 芸備線 | 上り | 新見方面 |
反対側(2) | 下り | 東城・備後落合方面 |
- 実際には上記ののりば番号標はない。上記の番号は列車運転指令上の番線番号である。
- 本項ではJR西日本公式サイトの全域路線図[2]に従い路線記号・ラインカラーを表記しているが、実際の駅構内の主だった旅客案内には、2016年3月のダイヤ改正の段階では反映されていない。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである[3]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 2 |
2000 | 1 |
2001 | 1 |
2002 | 2 |
2003 | 2 |
2004 | 1 |
2005 | 0 |
2006 | 1 |
2007 | 0 |
2008 | 0 |
2009 | 0 |
2010 | 1 |
2011 | 0 |
2012 | 2 |
2013 | 1 |
2014 | 1 |
2015 | 1 |
2016 | 1 |
2017 | 1 |
駅周辺
周辺を流れる西川と、わずかに数軒の人家が存在するのみである。
かつて、伯備線に蒸気機関車が走っていた頃、布原はまだ信号場で、1972年まで運転されていたD51形蒸気機関車3両で貨物列車を牽引する蒸機 (SL) 三重連の撮影名所として知られていた。現在でも、鉄道ファンの撮影名所であることに変わりはなく、特に秋の紅葉の時期には注目されている。
その他
隣の駅
脚注
- ^ 運転系統によって停車したりしなかったりする駅について、停車しない運転系統においてその駅が存在しないかのように案内される例は、東海道本線の有楽町駅(運転系統上の東海道線には存在しないかのように案内される)や阪急電鉄の中津駅(同様)など多数あるが、都市部以外でこのような例は珍しい。
- ^ “JR西日本全域路線図” (PDF). JRおでかけネット. 2016年4月21日閲覧。 (PDF)
- ^ 出典:岡山県統計年報
関連項目
外部リンク
- 布原駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道