コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「豊岡駅 (兵庫県)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
京都丹後鉄道: JR線の線路使用状況との整合性を合わせた
タグ: モバイル編集 モバイルアプリ編集 Androidアプリ編集
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: Template:駅情報への地図引数挿入 - log
6行目: 6行目:
|pxl =250
|pxl =250
|画像説明 = JR駅舎
|画像説明 = JR駅舎
{{Infobox mapframe|zoom=13|frame-width=250|type=point}}
|地図={{Infobox mapframe|zoom=13|frame-width=250|type=point}}
|よみがな = とよおか
|よみがな = とよおか
|ローマ字 = Toyooka
|ローマ字 = Toyooka

2020年2月14日 (金) 22:59時点における版

豊岡駅
JR駅舎
とよおか
Toyooka
地図
所在地 兵庫県豊岡市大手町
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本・駅詳細
WILLER TRAINS駅詳細
テンプレートを表示
連絡通路と直結した駅改札とみどりの窓口
駅前公園完成後の豊岡駅

豊岡駅(とよおかえき)は、兵庫県豊岡市大手町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)のである。駅番号は京都丹後鉄道がT26

概要

兵庫県の北部の中心都市・豊岡市の中心駅。JR西日本の山陰本線と、京都丹後鉄道の宮津線が乗り入れ、接続駅となっている。宮津線は当駅が終点であり、「宮豊線」の愛称区間に含まれる。そのため旅客案内上では「京都丹後鉄道宮豊線」と呼称される。

京都発着の「きのさき」・新大阪発着の「こうのとり」をはじめとする、すべての定期旅客列車が当駅に停車する。浜坂方面・福知山方面双方とも、普通列車の多くは当駅始発である。以前は福知山方面から城崎温泉駅へ直通する普通列車も多かったが、2010年平成22年)3月13日のダイヤ改正による輸送力見直しを受けて削減され、結果として当駅止まりが中心となった。

豊岡市による駅前再開発事業により、駅前広場の拡張のため、JR西日本による豊岡駅の橋上駅舎化が検討され、2010年(平成22年)から豊岡駅東西連絡橋(陸橋)の一部を改良し、バリアフリー化を含めた改築が実施された。2011年(平成23年)2月13日新駅舎が完成しセレモニーが行われ、金色くす玉割り、また3月のダイヤ改正で採用された新大阪 - 福知山直通特急「こうのとり」の車両公開・試運転が開催された[1]

駅構内には兵庫県鉄道警察隊豊岡分駐隊があったが、一時閉鎖された後、姫路分駐隊豊岡駅詰所として人員配置を復活している(新駅では、1階の1番のりば付近にある)。なお、国鉄時代は福知山鉄道公安室豊岡鉄道公安派出所だった。

新駅舎の完成で商業施設でもあるアイティと自由通路で改札口から直接行けるようになり、実質駅ビルになっている。

ICOCAPitapaといった電子マネーには対応していない。

歴史

2011年2月12日まで使われていた旧駅舎
  • 1909年明治42年)
    • 7月10日 - 鉄道院の八鹿駅 - 当駅間延伸により開業(当初は終着駅)[2]。客貨取扱を開始。
    • 9月5日 - 城崎駅(現・城崎温泉駅)まで延伸に伴い途中駅となる。
    • 10月12日 - 線路名称制定。播但線の所属となる。
  • 1910年(明治43年)10月 - 駅舎改築[2]
  • 1912年(明治45年)3月1日 - 線路名称改定。播但線の福知山駅 - 和田山駅 - 香住駅間が山陰本線に編入され、当駅もその所属となる。
  • 1929年昭和4年)12月15日 - 峰豊線(宮津線の前身)が久美浜駅まで開業[3][4]
  • 1932年(昭和7年)8月10日 - 線路名称改定。峰豊線が宮津線の一部となる[4]
  • 1984年(昭和59年)1月21日 - 貨物取扱が廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 1990年平成2年)4月1日 - 宮津線が北近畿タンゴ鉄道宮津線に移管[5]
  • 2006年(平成18年)12月18日 - 午後から発車メロディーを使用を開始する。
  • 2008年(平成20年)8月11日 - 当駅で初めて223系電車が営業運転を始める。
  • 2011年(平成23年)2月13日 - JR新駅舎完成し、供用開始[1][2]
  • 2012年(平成24年)3月17日 - 駅前広場(路線バス・タクシー駐車場等)が完成。供用開始[6]
  • 2015年(平成27年)4月1日 - 北近畿タンゴ鉄道宮津線がWILLER TRAINSに移管され、京都丹後鉄道宮豊線となる[7]

駅構造

JR西日本

JR 豊岡駅
ホームの端にある国鉄型駅名標
とよおか
Toyooka
国府 (6.0 km)
(5.3 km) 玄武洞
所在地 兵庫県豊岡市大手町3-2[2]
北緯35度32分38.7秒 東経134度48分49.5秒 / 北緯35.544083度 東経134.813750度 / 35.544083; 134.813750座標: 北緯35度32分38.7秒 東経134度48分49.5秒 / 北緯35.544083度 東経134.813750度 / 35.544083; 134.813750
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 E 山陰本線
キロ程 148.4 km(京都起点)
電報略号 トカ
駅構造 地上駅橋上駅[2]
ホーム 2面3線[2]
乗車人員
-統計年度-
1,846人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1909年明治42年)7月10日[2]
備考 直営駅[2]管理駅
みどりの窓口
テンプレートを表示

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅[2]橋上駅舎で、改札口は2階にある[2]。単式の1番のりば、島式の3・4番のりばは1階にあり、階段またはエレベータを利用する。3・4番のりばの北側には国鉄時代の駅名標がある。新駅舎供用以前は、駅舎は単式の1番のりば側にあり、旧2・3番のりばへは跨線橋で連絡していた。

のりば

のりば 路線 方向 行先
1・3・4 E 山陰本線 上り 和田山京都大阪方面
下り 城崎温泉浜坂鳥取方面
1 宮豊線(一部列車) 網野天橋立宮津方面

1番のりばが上り本線、3番のりばが下り本線、4番のりばが上下副本線であるが、3線とも両方向の発車に対応している。また、1番のりばと3番のりばの間にはホームのない待機線がある。そのため列車運転指令上では待機線が「2番線」となっている(後述の京都丹後鉄道宮津線ホームは「宮津1番線」)。また、待機線(2番線)も両方向への出発に対応している。宮津線からJR線へは、1番のりばと3番のりばのみ出入り可能であり、久美浜から特急「はしだて」2号となる快速列車のみJRの1番のりばを使用する。なお、2011年2月13日の新駅舎完成後は旧2番のりばが3番のりば、旧3番のりばが4番のりばとなり、2番のりばが欠番となっている(待機線に相当)。

かつては、ある程度発着番線が固定されていたが2010年(平成22年)3月13日改正以降、普通列車が両方向とも当駅始発および終点になる運用を主体としたダイヤとなったこともあり、現在は3線とも上下線の区別なく使用している。なお、当駅を越えて運転される列車については、対向列車との行き違いのない場合は両方向とも駅舎側の1番のりばに発着する。対向列車がある場合は、上り(和田山・福知山方面行き)列車が1番のりば、下り(浜坂方面行き)列車が3番のりばか4番のりばに入る。山陰本線経由の上り特急はすべて1番のりばから発車するが、下りは固定されていない。

夜間滞泊の設定がある。

当駅は管理駅長が配置された直営駅であり、管理駅として養父駅 - 居組駅間の各駅を管轄している。

発車メロディ

2006年(平成18年)12月18日の午後よりコウノトリにちなんだメロディーが流れている。これは豊岡駅の放送設備の更新に伴ったもので、豊岡市は「観光客の耳に豊岡の記憶が残ってもらえれば」とPR効果を期待している。また同市の観光課が、鉄道利用促進担当だったため、発車メロディーの採用を申し出る形となった。「たじまうたのまつり実行委員会」が2006年(平成18年)9月23日に開催された『第2回こうのとり音楽祭』の中から2曲を選定。

放送形態の変更により、到着時のメロディーがハイテンポに1回なった後、JR西日本標準の到着ベルが鳴る様になった。発車時のメロディーについての変更はなかった。また発車時のメロディーについてはホームにある促進ベルボタンを押さないと作動しないため、豊岡駅に入線するすべての列車に対して鳴るわけではない。

1番線ホーム(左)、2番線に停車するKTR001 2番線と3番線の島式ホーム 1番線ホーム端にある京都丹後鉄道ホームへの乗換口
1番線ホーム(左)、2番線に停車するKTR001
2番線と3番線の島式ホーム
1番線ホーム端にある京都丹後鉄道ホームへの乗換口

駅構内施設

京都丹後鉄道

京都丹後鉄道 豊岡駅
駅入口
とよおか
Toyooka
T25 コウノトリの郷 (2.7 km)
所在地 兵庫県豊岡市大手町3-40[3]
駅番号 T26
所属事業者 WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)[7]
所属路線 宮津線宮豊線[7]
キロ程 83.6 km(西舞鶴起点)
電報略号 トカ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[2]
乗車人員
-統計年度-
201人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1990年平成2年)4月1日[3][5]
備考 直営駅
テンプレートを表示

頭端式ホーム1面1線を有し、JR線の1番のりばの線路反対側を切り欠いたホームとなっている[2]。JRとは独立した駅舎を持っており、JR側からも中間改札と柵で仕切られている[2]。ただし、久美浜から特急「はしだて」2号となる快速列車のみJR線の1番のりばに発着する。

直営駅であり[2]、15駅の有人駅の一つでもある(ただし、朝と夜間は無人になる。2011年3月より、無人時にはJR連絡用の中間改札が閉鎖されるので注意)。以前は通常の自動券売機が置かれていたが、2014年1月ごろ食券型券売機に変更された。

構内には駅舎とは別の建物に運転士が所属する豊岡運転所(旧・豊岡運転派出所)がある。

丹鉄ホーム
中間改札

駅弁

主な駅弁は下記の通り[8]

  • あっちっちかにめしとすきやき弁当

利用状況

京都丹後鉄道宮豊線との乗り換え客や特急に乗り換える客が多い。

  • JR西日本
    • 「豊岡市統計書[9]」によると、2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員1,846人である。
  • 京都丹後鉄道
    • 「豊岡市統計書[10]」によると、2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員は201人である。
年度 JR西日本 京都丹後鉄道
1日平均
乗車人員
1日平均
乗車人員
1998年 2,769
1999年 2,663
2000年 2,604
2001年 2,524
2002年 2,361
2003年 2,280 192
2004年 2,198 190
2005年 2,173 165
2006年 2,109 190
2007年 2,064 240
2008年 2,007 198
2009年 2,013 164
2010年 1,974 172
2011年 1,955 157
2012年 1,980 167
2013年 2,015 189
2014年 1,895 198
2015年 1,929 219
2016年 1,886 201
2017年 1,846 201

駅周辺

駅裏側

東口

西口

バス

駅構内の全但バス乗場

全但バス

  • 駅構内(豊岡駅)
    • 出石方面(出石町・但東町)
    • 夢但馬周遊バス「たじまわる」
  • 駅前(豊岡駅前)アイティ側
    • 特急バス 神戸
    • 豊岡(梶原)・奥野
    • コウノトリの郷公園・法花寺(団地バス)
    • (一部神美経由)出石・(一部神美経由)出石福祉ゾーン・出合・奧藤
    • 中筋経由江原駅
    • (一部コウノトリの郷公園経由)下の宮
    • 目坂
    • 城崎温泉(コウノトリ但馬空港シャトルバス)
    • 八鹿・但馬農高・とがやま温泉方面
    • (一部城崎温泉経由)日和山
    • 竹野浜(豊岡病院経由後・直通は除く)
  • 駅前(豊岡駅前)ホテル大丸側
    • 特急バス 城崎温泉
    • 豊岡病院方面
    • 日和山(但馬農高発の便のみ)
    • 総合市場・森本・竹野浜方面(直通)
    • コウノトリ但馬空港
    • 団地バス(豊岡駅西口(駅裏)経由)戸牧第2団地・豊岡病院

ニュープリンス高速バス

豊岡市市街地環状バス(コバス

  • 北ルート・南ルート

豊岡市営バス(イナカー

隣の駅

西日本旅客鉄道
E 山陰本線
快速
国府駅 - 豊岡駅 - (当駅発着の一部は玄武洞駅) - 城崎温泉駅
普通
国府駅 - 豊岡駅 - 玄武洞駅
京都丹後鉄道
宮豊線
快速
久美浜駅 (T24) - 豊岡駅 (T26)
普通
コウノトリの郷駅 (T25) - 豊岡駅 (T26)

脚注

  1. ^ a b “JR豊岡駅 新駅舎が営業開始 特急新型車両もお披露目”. 神戸新聞(朝刊) (神戸新聞社): p. 26(但馬W). (2011年2月15日) 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『兵庫の鉄道全駅』 133頁
  3. ^ a b c 『兵庫の鉄道全駅』 234頁
  4. ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』14号 27頁
  5. ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』14号 28頁
  6. ^ “コウノトリなどで装飾 豊岡駅前広場完成祝う 式典に50人 ロータリー拡大”. 神戸新聞(朝刊) (神戸新聞社): p. 27(但馬). (2012年3月18日) 
  7. ^ a b c “KTR 経営主体変わり再生 但馬三江駅 「コウノトリの郷」に”. 神戸新聞(朝刊) (神戸新聞社): p. 24(但馬W). (2015年4月1日) 
  8. ^ 『JTB時刻表』2019年3月号、JTBパブリッシング、2019年、364頁。 
  9. ^ 豊岡市統計書
  10. ^ 豊岡市統計書
  11. ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』14号 21頁
  12. ^ ヤマダ電機HPテックランド豊岡店(店舗案内) - ヤマダ電機
  13. ^ 店舗案内 - 星電社
  14. ^ 但馬地区で唯一の都市銀行の支店である。

参考文献

  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日。 
  • 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日。ISBN 9784343006028 

関連項目

外部リンク