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「白子駅」の版間の差分

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2020年2月14日 (金) 23:07時点における版

白子駅
西口 (2007年7月)
しろこ
Shiroko
E30 千代崎 (2.8 km)
(1.2 km) 鼓ヶ浦 E32
地図
所在地 三重県鈴鹿市白子駅前22-1
北緯34度50分2.49秒 東経136度35分22.5秒 / 北緯34.8340250度 東経136.589583度 / 34.8340250; 136.589583座標: 北緯34度50分2.49秒 東経136度35分22.5秒 / 北緯34.8340250度 東経136.589583度 / 34.8340250; 136.589583
駅番号  E31 
所属事業者 近畿日本鉄道 (近鉄)
所属路線 E 名古屋線
キロ程 52.9 km(*近鉄名古屋起点)
電報略号 シロ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
8,580人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1915年大正4年)9月10日[1]
備考 * 正式な起点は伊勢中川駅
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東口

白子駅 (しろこえき) は、三重県鈴鹿市白子駅前にある、近畿日本鉄道 (近鉄) 名古屋線である。駅番号はE31

概要

鈴鹿市南東部に位置し、中心市街地のひとつである白子地区の中心駅である。当駅は市内で最も利用客の多い駅だが[2]、名古屋線が市役所のある神戸(かんべ)地区を避けて通っているため、『鈴鹿市』の名は市役所最寄り駅の近鉄鈴鹿線鈴鹿市駅(鈴鹿市神戸)に譲った形となっている。市内の近鉄の駅では唯一の特急停車駅である。

2010年から当駅西口の駅前広場で再開発整備事業が実施された。駅前広場の拡幅工事やバス乗り場の改良、キスアンドライドのための駐車スペースの設置、広場への接続道路の改良がなされた。2015年 (平成27年) 4月1日に「白子駅西自転車駐車場」が開設され、一連の事業は完了した[2]

歴史

駅構造

島式ホーム2面4線を持つ待避可能な地上駅で、橋上駅舎を有する。ホーム有効長は8両分。改札口は1ヶ所のみ。駅出入口は東西双方に1ヶ所ずつある。トイレは改札内橋上駅舎内にあり、男女別の水洗式車椅子にも対応したものもある。

のりば

のりば 路線 方向 行先
1・2 E 名古屋線 下り E 方面 A 大阪神戸方面
M 鳥羽賢島方面
3・4 E 名古屋線 上り E 四日市桑名名古屋方面

内側2線 (2番線と3番線) が主本線、外側2線 (1番線と4番線) が待避線である。なお、4番のりばからは伊勢中川方面への出発も可能である。

特徴

停車列車

  • 名伊甲特急観光特急「しまかぜ」以外の全定期営業列車が停車しており、1列車のみ名阪甲特急 (大阪難波駅21時00分発、当駅22時33分着) も停車する[6]
  • 日中時間帯は乙特急、急行、普通列車がそれぞれ毎時3本停車している[6]
  • 全時間帯で特急・急行と普通列車の緩急接続が行われており、普通列車は接続と列車待避が連続する場合は当駅で10分ほど停車することがある[6]。本数は少ないものの、急行が当駅で特急の待避・緩急接続を行うことがある[6]
  • 本数は少ないものの、当駅を始発・終着とする列車が設定されている。
    • 名古屋方面からは、平日朝に当駅始発の近鉄名古屋行き急行が1本、夜間に近鉄四日市駅から当駅終着の普通列車が1本設定されている[6]
    • 伊勢中川方面へは、早朝に当駅始発の普通列車(平日は伊勢中川行き、休日は津新町行き)が1本設定されている[6]
  • 鈴鹿サーキットF1日本グランプリが開催される時は当駅発着の臨時特急・臨時急行が運転される。
  • かつて近鉄難波 (現・大阪難波) 発近鉄名古屋行き特急に併結されていた湯の山温泉行き特急(湯の山特急)は当駅で切り離された(分岐点の近鉄四日市駅の湯の山線ホームが6両分しか有効長がない上、有効長の長い名古屋線ホームから湯の山線へ直接入線できないため)。同様に、毎日午後に設定されていた湯の山温泉駅始発の難波行き特急も当駅で近鉄名古屋駅始発の難波行き特急と併結されていた。

駅設備・営業面

  • PiTaPaICOCA対応の自動改札機および自動精算機回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されており、改札内トイレ付近にICカード入金機も単独で設置されている(千円札のみ対応)。
  • 窓口および専用の券売機で特急券・定期券の購入が可能[7]
  • 当駅には駅長が置かれており、長太ノ浦駅 - 白塚駅間と、鈴鹿線の各駅を管理している[8]。なお、駅長室は営業所を併設している[7]

当駅乗降人員

近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[9]

  • 2018年11月13日:14,563人
  • 2015年11月10日:13,825人
  • 2012年11月13日:13,095人
  • 2010年11月09日:13,825人
  • 2008年11月18日:13,569人
  • 2005年11月08日:13,392人

利用状況

「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1997年 8,359
1998年 8,074
1999年 7,855
2000年 7,843
2001年 7,678
2002年 7,568
2003年 7,516
2004年 7,492
2005年 7,568
2006年 7,589
2007年 7,464
2008年 7,396
2009年 7,208
2010年 7,266
2011年 7,356
2012年 7,510
2013年 7,845
2014年 7,938
2015年 8,250
2016年 8,509
2017年 8,580

白子駅の利用状況の変遷を下表に示す。

  • 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
  • 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
  • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(白子駅)
年 度 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 乗降人員調査結果
人/日
特 記 事 項
通勤定期 通学定期 定期外 合 計 調査日 調査結果
1950年(昭和25年) 771,900 ←←←← 351,374 1,123,274      
1951年(昭和26年) 863,490 ←←←← 378,262 1,241,752      
1952年(昭和27年) 807,210 ←←←← 392,903 1,200,113      
1953年(昭和28年) 835,890 ←←←← 446,691 1,282,581      
1954年(昭和29年) 833,130 ←←←← 476,525 1,309,655      
1955年(昭和30年) 892,800 ←←←← 470,514 1,363,314      
1956年(昭和31年) 984,660 ←←←← 491,195 1,475,855      
1957年(昭和32年) 1,016,250 ←←←← 496,237 1,512,487      
1958年(昭和33年) 1,064,280 ←←←← 468,555 1,532,835      
1959年(昭和34年) 1,157,100 ←←←← 438,257 1,595,357      
1960年(昭和35年) 1,293,570 ←←←← 446,057 1,739,627      
1961年(昭和36年) 1,420,260 ←←←← 503,805 1,924,065      
1962年(昭和37年) 1,689,600 ←←←← 549,469 2,209,069      
1963年(昭和38年) 1,751,250 ←←←← 560,158 2,311,408      
1964年(昭和39年) 1,908,840 ←←←← 601,393 2,510,233      
1965年(昭和40年) 1,944,300 ←←←← 622,353 2,566,653      
1966年(昭和41年) 1,980,330 ←←←← 675,599 2,655,929      
1967年(昭和42年) 1,992,960 ←←←← 724,567 2,717,527      
1968年(昭和43年) 2,016,810 ←←←← 852,119 2,868,929      
1969年(昭和44年) 2,042,250 ←←←← 899,418 2,941,668      
1970年(昭和45年) 2,106,000 ←←←← 953,855 3,059,855      
1971年(昭和46年) 2,038,020 ←←←← 976,878 3,014,898      
1972年(昭和47年) 2,050,440 ←←←← 1,035,562 3,086,002      
1973年(昭和48年) 2,011,500 ←←←← 1,119,976 3,131,476      
1974年(昭和49年) 2,254,200 ←←←← 1,153,643 3,407,843      
1975年(昭和50年) 2,281,560 ←←←← 1,188,121 3,469,681      
1976年(昭和51年) 2,154,750 ←←←← 1,153,312 3,308,062      
1977年(昭和52年) 2,136,810 ←←←← 1,188,019 3,324,829      
1978年(昭和53年) 2,154,660 ←←←← 1,219,314 3,373,974      
1979年(昭和54年) 2,131,140 ←←←← 1,233,275 3,364,415      
1980年(昭和55年) 2,140,470 ←←←← 1,268,399 3,408,869      
1981年(昭和56年) 2,124,660 ←←←← 1,273,013 3,397,673      
1982年(昭和57年) 2,065,050 ←←←← 1,291,162 3,356,212 11月16日 14,587  
1983年(昭和58年) 2,043,990 ←←←← 1,270,441 3,314,431 11月8日 16,200  
1984年(昭和59年) 1,970,010 ←←←← 1,233,066 3,203,076 11月6日 16,291  
1985年(昭和60年) 1,964,550 ←←←← 1,273,925 3,238,475 11月12日 14,718  
1986年(昭和61年) 1,987,980 ←←←← 1,291,681 3,279,661 11月11日 14,258  
1987年(昭和62年) 1,977,180 ←←←← 1,293,259 3,270,439 11月10日 14,337  
1988年(昭和63年) 1,988,910 ←←←← 1,321,070 3,309,980 11月8日 14,803  
1989年(平成元年) 2,029,380 ←←←← 1,421,339 3,450,719 11月14日 16,058  
1990年(平成2年) 2,078,280 ←←←← 1,474,538 3,552,818 11月6日 18,036  
1991年(平成3年) 2,112,690 ←←←← 1,516,219 3,628,909      
1992年(平成4年) 2,096,100 ←←←← 1,453,527 3,549,627 11月10日 16,074  
1993年(平成5年) 2,114,940 ←←←← 1,412,143 3,527,083      
1994年(平成6年) 2,092,860 ←←←← 1,372,566 3,465,426      
1995年(平成7年) 2,082,600 ←←←← 1,372,087 3,454,687 12月5日 15,792  
1996年(平成8年) 1,959,690 ←←←← 1,370,138 3,329,828      
1997年(平成9年) 1,770,840 ←←←← 1,280,300 3,051,140      
1998年(平成10年) 1,715,490 ←←←← 1,231,561 2,947,051      
1999年(平成11年) 1,676,250 ←←←← 1,198,716 2,874,966      
2000年(平成12年) 1,675,170 ←←←← 1,187,486 2,862,656      
2001年(平成13年) 1,630,050 ←←←← 1,172,595 2,802,645      
2002年(平成14年) 1,611,660 ←←←← 1,150,651 2,762,311      
2003年(平成15年) 1,608,540 ←←←← 1,142,335 2,750,875      
2004年(平成16年) 1,604,520 ←←←← 1,130,173 2,734,693      
2005年(平成17年) 1,603,560 ←←←← 1,158,590 2,762,150 11月8日 13,392  
2006年(平成18年) 1,624,320 ←←←← 1,145,742 2,770,062      
2007年(平成19年) 1,619,490 ←←←← 1,112,180 2,731,670      
2008年(平成20年) 1,633,830 ←←←← 1,065,821 2,699,651 11月18日 13,569  
2009年(平成21年) 1,626,930 ←←←← 1,003,875 2,630,805      
2010年(平成22年) 1,663,410 ←←←← 988,738 2,652,148 11月9日 13,825  
2011年(平成23年) 1,701,360 ←←←← 991,107 2,692,467      
2012年(平成24年) 1,706,550 ←←←← 1,034,552 2,741,102 11月13日 13,095  
2013年(平成25年) 1,797,990 ←←←← 1,065,396 2,863,386  

駅周辺

バス路線

乗場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
1 01 中旭が丘1丁目、野田、イオンモール鈴鹿正面前 平田町駅 三重交通
03 中旭が丘1丁目、野田 鈴鹿サーキット
2 02 南玉垣、西玉垣、鈴鹿市駅 三交鈴鹿・鈴鹿市駅・鈴鹿中央病院
05 南玉垣、桜島四丁目 鈴鹿中央病院
南玉垣、アピタ鈴鹿店 鈴鹿中央病院
直通   稲生高校 登校日のみ運行
臨時   三重交通Gスポーツの杜鈴鹿 イベント開催時のみ運行
東京高速 立川駅北口、バスタ新宿新宿駅南口)、池袋駅東口、大宮駅西口 西武バス大宮営業所 三重交通
三交伊勢志摩交通
西武観光バス
夜行
YCAT・池袋駅東口・大宮駅西口 西武バス大宮営業所 夜行
  白子・平田線 稲生局前、徳田駅、国府台東 イオンモール鈴鹿 C-BUS
  WILLER EXPRESS バスタ新宿 川崎駅 ベイラインエクスプレス 夜行
JAMJAMライナー YCAT、バスタ新宿 東京ディズニーランド・バス・ターミナル・アネックス ジャムジャムエクスプレス 夜行
  • 三重交通、C-BUSのバス停名は白子駅西
  • ベイラインエクスプレス、ジャムジャムエクスプレスのバス停名は白子駅西口

隣の駅

近畿日本鉄道
E 名古屋線
急行
伊勢若松駅 (E29) - 白子駅 (E31) - 江戸橋駅 (E38)
普通
千代崎駅 (E30) - 白子駅 (E31) - 鼓ヶ浦駅 (E32)

脚注

  1. ^ a b 山本克也 (2015年9月10日). “愛されて1世紀 近鉄白子駅が記念入場券やグッズ きょう開業100周年”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 鈴鹿亀山版 16 
  2. ^ a b c 鈴木智重 (2015年3月31日). “白子駅西口 あすオープン 市営駐輪場 違法駐輪 解消期待も”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 鈴鹿亀山版 20 
  3. ^ a b c d e f 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 2号 近畿日本鉄道 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月22日、18-23頁。ISBN 978-4-02-340132-7 
  4. ^ a b 近畿日本鉄道『近畿日本鉄道100年のあゆみ』2010年、p.156
  5. ^ "平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります" (pdf) (Press release). 近畿日本鉄道. 30 January 2007. 2016年3月17日閲覧
  6. ^ a b c d e f 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.150 - p.157・p.162 - p.184・p.308 - p.315・p.320 - p.342
  7. ^ a b 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.81 - p.87
  8. ^ 『HAND BOOK 2010』、近畿日本鉄道総合企画部編、2010年9月
  9. ^ 駅別乗降人員 名古屋線 - 近畿日本鉄道
  10. ^ a b c “つ・すずかめ名所探訪 (2) 勝速日神社(鈴鹿市白子本町) 必勝祈願の参拝者増”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 鈴鹿亀山版 14. (2016年9月15日) 
  11. ^ 三重県観光連盟『春季大祭「屋台行事」(勝速日神社) 鈴鹿市のイベント情報|観光三重』2009年12月12日(2010年5月1日閲覧。)
  12. ^ a b 山本克也 (2016年11月29日). “匠地技 鈴鹿サーキット 三重(2) 勝利を招く地域の氏神”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 夕刊 1 

関連項目

外部リンク