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|画像説明= 蓼科口(2007年7月) |
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|よみがな= さくだいら |
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2020年2月14日 (金) 23:35時点における版
佐久平駅 | |
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蓼科口(2007年7月) | |
さくだいら Sakudaira | |
所在地 | 長野県佐久市佐久平駅東1-1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | サク |
駅構造 |
地上駅(橋上駅)(新幹線) 高架駅(在来線) |
ホーム |
2面2線(新幹線) 1面1線(在来線) |
乗車人員 -統計年度- |
3,113人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1997年(平成9年)10月1日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 北陸新幹線 |
キロ程 |
59.4km(高崎起点) 東京から164.4 km |
◄軽井沢 (17.6 km) (24.8 km) 上田► | |
所属路線 | ■小海線 |
キロ程 | 71.5 km(小淵沢起点) |
◄岩村田 (0.9 km) (0.9 km) 中佐都► | |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 標高:701.0m |
佐久平駅(さくだいらえき)は、長野県佐久市佐久平駅東にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
北陸新幹線と在来線の小海線が乗り入れ、両路線の接続駅となっている[1]。
歴史
駅名の由来
佐久盆地の通称、「佐久平」に由来するものである。
当駅設置にあたっては、佐久市と小諸市の間で、駅名についての論争[3][4]が発生し、佐久市側が「佐久駅」を、小諸市側が「小諸佐久駅」または「佐久小諸駅」を、それぞれ主張し譲らなかった。
最終的に当時の長野県知事・吉村午良に調停を依頼し、「佐久平」という名称とすることで1996年(平成8年)11月26日に決着した[5]。「佐久平」は、小諸市を含む佐久盆地一帯を指し、かつ県歌『信濃の国』に登場するなど親しまれている名称であったことから、両市ともに受諾した。
その後、佐久市と小諸市は2011年(平成23年)に供用開始された佐久小諸JCTの名称検討の際に対立している。
駅構造
新幹線は当駅前後のトンネルと道路との間の土被りの関係から縦曲線および勾配の基準を考慮して、当駅は地平に設置することが最も合理的と判断されたため、当駅の開業に際して、地上にあった小海線の線路を高架に持ち上げ、地平の新幹線ホームの上に在来線高架ホームを設置している[6][注釈 1]。当初の計画では小海線の駅は設置しない計画であったため、請願駅としてホーム建設費を地元自治体で負担した[6]。
駅舎
新幹線ホーム上に橋上駅舎を有する。駅舎には、近くの旧中込学校をモチーフに重厚感ある白壁やステンドグラス風のガラスが使用されているほか、周囲の山並みを表現するとして三角屋根が取りつけられている。出入り口は2か所あり、南口は蓼科口、北口は浅間口と呼ばれる。蓼科口と浅間口との間は自由通路で結ばれている。駅舎の蓼科口側には佐久市の施設「プラザ佐久」が併設され、施設内には、からくり時計、土産品店、レストラン、観光案内所、コミュニティ放送の「エフエム佐久平」などがある[7]。
乗車券・新幹線特急券・当駅への入場券などはみどりの窓口(営業時間 6:00 - 21:00)、指定席券売機、みどりの窓口横のタッチパネル式自動券売機で購入することができる。小海線や、しなの鉄道乗り継ぎの乗車券は、みどりの窓口のほか小海線のりば寄りのタッチパネル式自動券売機でも購入することができる。
北陸新幹線
相対式ホーム (310m) 2面2線を有する地上駅[7]。待避線がないため可動式安全柵が設置されている(開閉時のメロディーは八十日間世界一周のテーマ曲「Around the world」)。駅の東側(高崎方)には保守用車(確認車)用の留置線(2線)がある。
小海線
単式ホーム1面1線を有する高架駅[6]。ホームには待合室がないため、ホームと通路はドアで締め切るようになっている。また、新幹線と小海線の改札口は別で、自由通路から長い通路を通ることとなり、新幹線は自動改札機であるのに対し、小海線は改札がなく無人駅扱いである[6]。ただし、車掌が改札をすることも多く、駅員が臨時に改札をする場合がある。乗り換え改札口がないため、新幹線と小海線の乗り換えの際は、一旦改札口から出ることになるが、途中下車不可のきっぷであっても特例で改札口から出ることができる[注釈 2]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
新幹線ホーム | |||
1 | 北陸新幹線(長野経由) | 上り | 高崎・大宮・東京方面 |
2 | 下り | 長野・富山・金沢方面 | |
在来線ホーム | |||
小海線 のりば |
■小海線 | 上り | 中込・小海方面[8] |
下り | 小諸方面[8] |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 小海線が発着するホームは単に「小海線のりば」と表記されているのみで、番線表示はない。
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は3,113人である[利用客数 1]。また、新幹線の1日平均乗車人員は2,674人である[新幹線 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 計 | 新幹線 |
2000年(平成12年) | 2,309[利用客数 2] | |
2001年(平成13年) | 2,463[利用客数 3] | |
2002年(平成14年) | 2,597[利用客数 4] | |
2003年(平成15年) | 2,676[利用客数 5] | |
2004年(平成16年) | 2,708[利用客数 6] | |
2005年(平成17年) | 2,698[利用客数 7] | |
2006年(平成18年) | 2,769[利用客数 8] | |
2007年(平成19年) | 2,815[利用客数 9] | |
2008年(平成20年) | 2,827[利用客数 10] | |
2009年(平成21年) | 2,661[利用客数 11] | |
2010年(平成22年) | 2,664[利用客数 12] | |
2011年(平成23年) | 2,682[利用客数 13] | |
2012年(平成24年) | 2,770[利用客数 14] | 2,454[新幹線 2] |
2013年(平成25年) | 2,843[利用客数 15] | 2,498[新幹線 3] |
2014年(平成26年) | 2,832[利用客数 16] | 2,458[新幹線 4] |
2015年(平成27年) | 2,937[利用客数 17] | 2,530[新幹線 5] |
2016年(平成28年) | 3,006[利用客数 18] | 2,552[新幹線 6] |
2017年(平成29年) | 3,042[利用客数 19] | 2,603[新幹線 7] |
2018年(平成30年) | 3,113[利用客数 1] | 2,674[新幹線 1] |
駅周辺
パークアンドライド用の大型駐車場が存在する。駅開業当初、周辺には商店や住居等がほとんどなかったが、その後メインの蓼科口側にイオンやベイシアなどのロードサイド大型店舗が密集している。浅間口側には駐車場、マンションが密集している。新幹線開通による佐久市の急成長、および当駅を中心とした新たな街づくりは他の整備新幹線計画のある地域で参考とされることがある。
当駅の西側では、中部横断自動車道が新幹線をくぐる形で交差している(車高制限あり)。
- イオンモール佐久平
- スーパーモール佐久平
- ベイシア佐久平店
- カインズホーム佐久平店
- スーパースポーツゼビオ佐久平店
- 佐久市佐久平交流センター(旧・長野県佐久勤労者福祉センター)
- 国道141号長土呂バイパス
- 佐久平プラザ21
- アエラホーム 佐久平店
- 佐久の草笛(蕎麦屋)
- プラザ佐久 - 駅と一体で整備された佐久市の施設[1]。(土産物販売)
- ケーズデンキ佐久平店
- ニトリ佐久平店
- 長野県信用組合岩村田支店
- 佐久長聖中学校
- 佐久ホテル(旭湯温泉)
- 佐久長聖高等学校
- 岩村田高等学校
- 佐久平総合技術高等学校浅間キャンパス
バス路線
佐久平駅には、JRバス関東、千曲バスの高速バス、路線バスと佐久市内巡回バスが乗り入れている。
- JRバス関東
- 高速バス 「佐久・小諸号」 練馬駅(練馬区役所)・中野坂上・バスタ新宿(新宿駅)行
- 夜行高速バス「青春ドリーム信州号」京都駅・大阪駅・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン行(西日本JRバスと共同運行)
- 路線バス 「高峰高原線」 きのこの森・浅間登山口・高峰高原ホテル・高峰温泉行・アサマ2000スキー場行
※アサマ2000スキー場までは冬季のみ運行
- 千曲バス
- 佐久市循環バス(北循環線) (千曲バスに運行委託)
- 佐久医療センター - 北中込駅前 - 佐久市役所 - 岩村田駅前 - 佐久平駅 - 佐久大学前 - 佐久医療センター
駅弁
公式の駅弁業者は2006年(平成18年)春に撤退しており(小諸駅近くの商店では販売継続)、市販の時刻表から駅弁マークの表記が消滅した。
- お好み弁当(ひしや弁当店)
- おこわと山菜すしの道中べんとう(ひしや弁当店)
- 大人の休日信州の舞(ひしや弁当店)
- 栗おこわ(ひしや弁当店)
- 高原弁当(ひしや弁当店)
- 佐久鯉の押しすし恋そめし(ひしや弁当店)
- 佐久平物語コスモス浪漫(ひしや弁当店)
- 真田御膳(ひしや弁当店)
- 信州牛のすきやき弁当(ひしや弁当店)
- ソースかつ弁当(ひしや弁当店)
- 藤村の一膳めし(ひしや弁当店)
その他
ギャラリー
-
浅間口
-
蓼科口の横にある「幸せの鐘」
-
新幹線ホーム
-
小海線ホーム(新幹線ホームとの交差部分)
-
新幹線佐久平駅開業記念碑
隣の駅
※臨時快速「HIGH RAIL 1375」の隣の停車駅については、列車記事を参照のこと。
脚注
記事本文
注釈
出典
- ^ a b c “信濃路に新風、一番列車 響く万歳、歓迎太鼓” 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (1997年10月1日)
- ^ 佐久平駅(JRおでかけネット)
- ^ いよいよ佐久市、最後の日に… 長野県議会議員:木内均の県議日誌 2005年3月31日付
- ^ 新幹線特集 開業までの歩み 信濃毎日新聞 1997年10月1日閲覧
- ^ “新幹線特集 開業までの歩み” 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (1997年10月1日)
- ^ a b c d 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、138頁。ISBN 9784784071647。
- ^ a b 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、13頁。ISBN 9784784071647。
- ^ a b “時刻表 佐久平駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月11日閲覧。
- ^ 「あの夏で待ってる記念入場券(硬券)」好評発売中(pdf)(インターネットアーカイブのキャッシュ)
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
新幹線
- ^ a b “新幹線駅別乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。
- ^ “新幹線駅別乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “新幹線駅別乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “新幹線駅別乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “新幹線駅別乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “新幹線駅別乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “新幹線駅別乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月25日閲覧。
参考文献
- 武者忠彦「新幹線建設と近代都市「佐久平」の形成 ―都市計画をめぐる3つの分析軸―」『地学雑誌』第125巻第4号、東京地学学会、2016年、545-566頁、doi:10.5026/jgeography.125.545。