「根岸駅 (神奈川県)」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2006年12月) |
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|よみがな = ねぎし |
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|ローマ字 = Negishi |
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2020年2月15日 (土) 02:26時点における版
根岸駅 | |
---|---|
駅舎(2006年12月) | |
ねぎし Negishi | |
所在地 | 横浜市磯子区東町16-1 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物) 神奈川臨海鉄道 |
電報略号 | ネキ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
21,925人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1964年(昭和39年)5月19日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■根岸線(JR東日本) |
駅番号 | □JK 07 |
キロ程 |
7.1km(横浜起点) 大宮から66.2km 八王子から51.5 km |
◄JK 08 山手 (2.1 km) (2.4 km) 磯子 JK 06► | |
所属路線 | 神奈川臨海鉄道本牧線(貨物線) |
キロ程 | 0.0 km(根岸起点) |
(4.0km) 横浜本牧► | |
備考 |
みどりの窓口 有 横浜市内駅 |
根岸駅(ねぎしえき)は、神奈川県横浜市磯子区東町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)・神奈川臨海鉄道の駅である。
JRの根岸線と、神奈川臨海鉄道の貨物線である本牧線が乗り入れている。根岸線の駅番号はJK 07。
只見線の根岸駅と区別するため、当駅発着の切符には「(岸)根岸」と印字される(特定都区市内制度適用となるものを除く)。
歴史
駅名の由来となった根岸は、東町の旧地名である中根岸町からのものである。
年表
- 1964年(昭和39年)
- 1969年(昭和44年)10月1日:神奈川臨海鉄道本牧線が本牧埠頭駅まで開通。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本・JR貨物の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」供用開始。
- 2011年(平成23年)3月18日:東日本大震災被災に伴い不通となった東北本線・常磐線の代替として、タキ38000により当駅を発地として往路基準で4月19日までの32日間、新潟・青森経由、盛岡貨物ターミナルへの迂回燃料輸送を実施[1]。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。それ以外にもJR貨物の貨物列車が使用するホームのない着発線2本(下1・2番線)やそれにつながる専用線との授受線5本(授受3 - 7番線)がホーム南側に敷設されている。本牧線の到着線および出発線は駅構内の東側(横浜本牧駅寄り)に位置している。
駅舎は構内北側にあり、ホームとは跨線橋でつながっている。直営駅で、みどりの窓口(営業時間7:00 - 20:00)、自動券売機、自動改札機、自動精算機がある。
駅構内店舗は、改札を出て左手(南側)すぐのNEWDAYS根岸店と、改札内、改札を入って左手(北側)すぐのレッツキヨスク根岸1号店がある。かつてはホーム上横浜方でレッツキヨスク根岸2号店が営業を行っていたが2006年5月31日で閉店し、翌2007年1月に撤去された。
この他、神奈川臨海鉄道根岸駅輸送本部が駅南側の磯子寄りに設けられている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 根岸線 | 下り | 磯子・洋光台・大船方面 | |
2 | 上り | 横浜・東京・大宮方面 | 京浜東北線直通 | |
横浜線 | - | 新横浜・町田・八王子方面 | 朝晩のみ運転 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
改札口(2019年6月)
-
ホーム(2019年6月)
貨物取り扱い
-
着発線と荷役線に留置されたタキ車(2006年12月)
-
入換用機関車NDD56形(2008年12月)
-
入換用機関車D50形(2009年2月)
JXTGエネルギー専用線
当駅南側には、日本最大規模の製油所であるJXTGエネルギーの根岸製油所が存在する。この製油所へ専用線が敷設されており、当駅構内は石油製品を輸送するタンク車が留置されている。当駅の車扱貨物取扱量は日本国内1位(2008年度)[2]で、タンク車の出荷数量は国内最大である。旅客ホームに隣接する着発線・授受線と専用線の仕分線・荷役線との間で頻繁にタンク車の入れ換えが行われている。専用線の総数は34本、最大収容貨車数は375両[3]で、22ヶ所の積込口を備えた荷役線が2本ある。
専用線内の編成の入れ換えは日新が担当し、入換用機関車(スイッチャー:所有者も日新)NDD56形とD50形[注釈 1]が使用される。また、専用線内の奥ではスイッチャーにより編成が組成される。専用線を除く駅構内の入れ換え作業は、首都圏近郊の他の貨物駅と同様に神奈川臨海鉄道が行っている。
貨物の輸送先
タンク車は、主に以下の駅へと発送されている。当駅から直接着駅へ運ぶ列車の他、中継駅を経て別列車に継走されて着駅へ運ばれる貨車も存在する。
- 中央本線 - 八王子駅、竜王駅
- 篠ノ井線 - 南松本駅
- しなの鉄道線 - 坂城駅
- 高崎線 - 倉賀野駅(一部川崎貨物駅回りで継送)
- 東北本線 - 宇都宮貨物ターミナル駅
- 東海道貨物線 - 川崎貨物駅(川崎車両所での交番検査を行う空車の貨車および川崎貨物駅中継となる貨車[注釈 2])
- 神奈川臨海鉄道浮島線 - 浮島町駅(川崎貨物駅で別列車へ継送。日本石油輸送浮島メンテナンスセンターでのタンク体検修を行う空車の貨車のみ)
発送先はJXTGエネルギーや日本オイルターミナルの内陸油槽所で、輸送品目はガソリン・軽油・A重油・C重油・灯油の5種類である。一部の列車はタキ1000形式貨車のみで組成された最高速度95km/hの高速貨物列車で、主にEH200形電気機関車の牽引により石油の速達輸送が行われている。現在、当駅を発着する貨物列車の編成は石油列車で最大28両、コンテナ列車で最大20両となっている。
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は21,925人であった。
近年の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1991年(平成 | 3年)22,109 |
1992年(平成 | 4年)22,583 |
1993年(平成 | 5年)22,815 |
1994年(平成 | 6年)22,869 |
1995年(平成 | 7年)[6]22,303 |
1996年(平成 | 8年)22,043 |
1997年(平成 | 9年)21,370 |
1998年(平成10年) | 20,731 |
1999年(平成11年) | 20,352 |
2000年(平成12年) | [JR 1]20,202 |
2001年(平成13年) | [JR 2]20,182 |
2002年(平成14年) | [JR 3]20,029 |
2003年(平成15年) | [JR 4]20,104 |
2004年(平成16年) | [JR 5]20,096 |
2005年(平成17年) | [JR 6]19,828 |
2006年(平成18年) | [JR 7]20,201 |
2007年(平成19年) | [JR 8]20,681 |
2008年(平成20年) | [JR 9]20,830 |
2009年(平成21年) | [JR 10]20,665 |
2010年(平成22年) | [JR 11]20,594 |
2011年(平成23年) | [JR 12]20,188 |
2012年(平成24年) | [JR 13]20,697 |
2013年(平成25年) | [JR 14]20,998 |
2014年(平成26年) | [JR 15]21,119 |
2015年(平成27年) | [JR 16]21,572 |
2016年(平成28年) | [JR 17]21,811 |
2017年(平成29年) | [JR 18]21,774 |
2018年(平成30年) | [JR 19]21,925 |
貨物取扱
2009年度の年間貨物取扱量は、発送2,281,633トン、到着210,940トンであった。近年の年間発着トン数は下表の通り。
年度 | 年間貨物取扱量[7] | |
---|---|---|
発送(トン) | 到着(トン) | |
1998年 | 2,275,037 | 222,868 |
1999年 | 2,473,782 | 240,761 |
2000年 | 2,661,654 | 256,311 |
2001年 | 2,578,607 | 244,626 |
2002年 | 2,809,927 | 265,135 |
2003年 | 2,814,896 | 264,565 |
2004年 | 3,074,405 | 289,142 |
2005年 | 3,042,638 | 285,893 |
2006年 | 2,790,397 | 264,670 |
2007年 | 2,638,710 | 249,505 |
2008年 | 2,247,864 | 208,485 |
2009年 | 2,281,633 | 210,940 |
2010年 | 2,353,182 | 218,580 |
2011年 | 2,990,851 | 221,942 |
2012年 | 2,469,370 | 228,357 |
2013年 | 2,555,996 | 236,725 |
2014年 | 2,588,177 | 239,883 |
駅周辺
海側には工業地帯、山側には住宅地が広がる。駅前広場にはバスなどが発着し、それを囲むようにしてマンションなどが林立しているが、1980年頃までは空き地が目立っていた。
- JXTGエネルギー根岸製油所
- 東急ストア 根岸店(ミスタードーナツを併設)
- 根岸森林公園(旧・横浜競馬場)
- トヨタレンタリース 横浜根岸駅前店
- 横浜プールセンター(通称「マンモスプール」)
- 神奈川県立衛生看護専門学校
- 横浜市立根岸中学校
- 横浜市立根岸小学校
- 根岸駅前郵便局
- 首都高速湾岸線
- 米軍根岸住宅
- 横浜学園高等学校
路線バス
乗り場 | 系統 | 経由 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 58 | 間門・本牧・中華街入口 | 横浜駅東口バスターミナル | |
間門・本牧・みなと赤十字病院・中華街入口 | 平日日中のみ | |||
小港橋 | ||||
間門・本牧・中華街入口 | 桜木町駅前 | 平日朝・深夜のみ | ||
99 | 元町・尾上町 | |||
101 | 市庁前・桜木町駅前 | 保土ケ谷車庫 | ||
2 | 21 | 麦田町・旭台・元町 | 桜木町駅前 | |
103 | 旭台・石川町5丁目・御所山 | 横浜駅東口バスターミナル | ||
273 | 麦田町・小港橋 | みなと赤十字病院 | ||
4 | 21
273 |
市電保存館前 | 深夜バスあり | |
78 | 滝頭・岡村町 | 磯子駅前 | ||
133 | 上大岡駅前 | |||
135 | 脳卒中・神経脊椎センター | 【循環】根岸駅前 | ||
深夜 | 八幡橋・岡村町 | 磯子駅前 | ||
5 | 58
99 |
磯子車庫 | ||
7 | 54 | 本牧市民公園 | 本牧車庫 | |
日産工場前・本牧市民公園 | 土曜日朝のみ | |||
97 | 本牧市民公園前・北通り | 【循環】根岸駅前 | 主に朝に運行 | |
本牧車庫前・北通り・本牧車庫前 | 日中に運行 | |||
北通り・大鳥中学校裏 | 夕方以降に運行 | |||
本牧市民公園前 | 【急行】北通り | 平日朝のみ | ||
9 | 91 | 【急行】三菱本牧工場前 | ||
10 | 54 | 日産工場前 | 【循環】根岸駅前 | |
本牧車庫前 | ||||
日産工場前 |
整備計画
2000年1月、運輸省(当時)内の運輸政策審議会答申第18号で、2015年までに横浜環状鉄道の整備に着手することが答申された。
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
出典
- ^ 京浜東北線で石油のタンクが通るのをよく見ます。どこから来てどこに行くのですか? - はまれぽ.com
- ^ 2009年8月11日付交通新聞
- ^ “根岸製油所 装置構成”. JXエネルギー. 2016年1月5日閲覧。
- ^ 神奈川県県勢要覧
- ^ 横浜市統計書 - 横浜市
- ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 18ページ
- ^ 横浜市統計ポータル(運輸) http://www.city.yokohama.lg.jp/ex/stat/index2.html#46
- ^ “根岸駅前 のりば地図 | 横浜市交通局”. web.archive.org (2019年9月10日). 2019年9月10日閲覧。
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(根岸駅):JR東日本
- かなりんトピックス 根岸駅編