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「千歳駅 (北海道)」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 03:12時点における版

千歳駅
西口(2009年10月)
ちとせ
Chitose
H14 南千歳 (3.0 km)
(3.5 km) 長都 H12
地図
所在地 北海道千歳市千代田町7丁目
北緯42度49分42.38秒 東経141度39分6.29秒 / 北緯42.8284389度 東経141.6517472度 / 42.8284389; 141.6517472座標: 北緯42度49分42.38秒 東経141度39分6.29秒 / 北緯42.8284389度 東経141.6517472度 / 42.8284389; 141.6517472
駅番号 H13
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 千歳線
キロ程 21.4 km(沼ノ端起点)
電報略号 チセ
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
8,937人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1926年大正15年)8月21日
備考 社員配置駅
みどりの窓口
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千歳駅(ちとせえき)は、北海道千歳市千代田町7丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)千歳線駅番号H13電報略号チセ事務管コードは▲131408[1]

概要

千歳市の代表駅。快速エアポート」・特急すずらん」が停車する。その他の特急列車は当駅には停車しなかったが、2019年3月16日のダイヤ改正で「スーパー北斗」23号のみ停車するようになった[報道 1]。それ以外の列車に関しては、1駅隣の南千歳駅で乗り換えとなる。上り普通列車は当駅終着となる物が多く、終電など一部列車を除いて下り(札幌方面)へ折り返しとなる。ただし終電も回送列車として札幌方面まで回送となる。石勝線直通の普通列車も発着を行っている。

輸送量の増大と当駅の耐震基準が1970年(昭和45年)以前と古い適用基準であるため、高架橋の耐震補強が必要と判断され、工事を実施中。[報道 2]

歴史

1976年の地上駅時代最後の頃の千歳駅と周囲約1km範囲。右下が苫小牧方面。単式・島式の複合ホーム2面3線、石炭が野積みされた駅裏ヤード側に3本の留置線、駅舎横の札幌方面の貨物ホームに2本の引込み線、そのさらに札幌方面のヤードに斜めに1本の引込み線を有している。裏南端には転車台が残されている。かつての営林署貯木場は、写真左隅上方の国道の下に広がる空き地にあって構内端近くより90度近い円を描いて専用線が敷かれていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
1976年の千歳駅の南にあった軍用引込み線と周囲約1km範囲。右下が本線苫小牧方面。右方向へ旧海軍千歳第二飛行場(後の陸上自衛隊東千歳駐屯地)、左方向へ旧海軍千歳第一飛行場(後の航空自衛隊千歳基地)が向かっていた。いずれも戦後一旦廃止されたがGHQにより再敷設され、後に自衛隊が利用していた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
  • 1926年大正15年)8月21日もしくは22日:北海道鉄道札幌線の駅として開業(一般駅[2]
  • 1941年昭和16年)8月:海軍航空隊第1及び第2基地へ軍用引込線敷設(昭和14年頃に敷かれたという説もある)。
  • 1943年(昭和18年)10月1日:戦時買収により北海道鉄道が国有化され、鉄道省千歳線の駅となる[3]
  • 1946年(昭和21年):前年に設置された恵庭営林署管轄の貯木場へ専用線400m敷設。
  • 1948年(昭和23年)
    • 2月22日:駅舎が全焼[4][5]
    • 12月:2代目駅舎竣工。
  • 1949年(昭和24年)
  • 1953年(昭和28年)1月28日:再び駅舎が全焼[6][7]
  • 1954年(昭和29年)4月10日:3代目駅舎竣工[7]
  • 1960年(昭和35年):貯木場専用線撤去。
  • 1965年(昭和40年)9月22日:恵庭方面複線化供用開始[8]
  • 1968年(昭和43年)11月25日:美々方面複線化供用開始[8]
  • 1976年(昭和51年)8月:高架化工事着工[9][10]
  • 1978年(昭和53年)12月1日:航空自衛隊専用線廃止[11]
  • 1980年(昭和55年)
    • 4月30日:貨物取扱い廃止[9][10]。貨物取扱いを恵庭駅へ移管[10]
    • 7月10日:千歳市街地の千歳線高架が供用開始[10]
    • 10月1日:4代目駅舎(高架駅)開業[12]
  • 1985年(昭和60年)3月14日:荷物取扱い廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[13]
  • 1998年
    • 6月17日:バリアフリー化工事着工[11]
    • 12月14日:バリアフリー化工事完成。エレベーター2基・エスカレーター6基、自動改札機、身障者用トイレを設置[11]
  • 2004年平成16年)4月:JR千歳駅西口の周辺整備事業の一環としてペウレ千歳(現在の千歳ステーションプラザ)が開業し、駅2階コンコースに北改札口と連絡通路を新設[新聞 1]
  • 2005年(平成17年)11月21日:駅ナカBANK(ステーションATM)設置[新聞 2]
  • 2008年(平成20年)10月25日:ICカードKitaca使用開始[13]
  • 2015年(平成27年)10月27日:指定席券売機導入。
  • 2016年(平成28年)3月31日:旅行センターが営業終了[新聞 3]
  • 2019年(平成31年)

駅構造

島式ホーム2面4線を有する高架駅南千歳駅を過ぎてから当駅を挟み長都駅手前までの区間が高架化されている(南千歳・長都駅は地上駅)。 外側線(1・4番線)が本線である。なお、構内の本線にも速度制限が設けられている(110Km/h)。ホームは3階にあり、駅施設(駅長室など)は1階に位置する。これは当時建設中であった東北新幹線上越新幹線駅舎の試作として新幹線規格で建設したものであり、積雪寒冷地に建設される3階にホームを、2階にはコンコースを設けた[9]

終日社員配置駅。みどりの窓口(営業時間:5時20分 - 23時00分)・自動券売機自動改札機エレベーターエスカレーター設置。北口にもみどりの窓口(営業時間:5時30分 - 23時00分)・自動券売機・自動改札機設置。駅舎には北海道キヨスク運営のコンビニエンスストア(セブン-イレブン) がある。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 千歳線 上り 新千歳空港苫小牧方面
2 千歳線 上り 新千歳空港・苫小牧方面  
下り 札幌小樽方面  
石勝線 下り 追分方面  
3 千歳線 上り 苫小牧方面  
下り 札幌・小樽方面  
石勝線 下り 追分方面  
4 千歳線 下り 札幌・小樽方面
  • ※:特急列車・快速列車発着ホーム

利用状況

2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員は8,937人[14]である。JR北海道内の駅別乗車人員で8番目に多い駅となっている[14]

近年の乗車人員の推移は以下の通りである。なお、2011年(平成23年)度から2015年(平成27年)度は年間(単位は千人)、2016年(平成28年)度以降は1日平均(単位は人)の乗車人員データである。

年度 乗車人員 出典
2011年(平成23年) 2,951 [15]
2012年(平成24年) 3,013
2013年(平成25年) 3,065
2014年(平成26年) 3,114
2015年(平成27年) 3,156[注釈 1]
2016年(平成28年) 8,749 [14]
2017年(平成29年) 8,937

駅周辺

ペウレ千歳(現在の千歳ステーションプラザ)(2009年9月)
駅大通(2007年7月)

西口は青葉公園、千歳第一病院、千歳市役所、千歳市消防本部・消防署、千歳警察署、東口は青空公園道の駅サーモンパーク千歳サケのふるさと 千歳水族館への最寄口になっている。

路線バス

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
千歳線
快速「エアポート」
南千歳駅 (H14) - 千歳駅 (H13) - 恵庭駅 (H10)
普通
南千歳駅 (H14) - 千歳駅 (H13) - 長都駅 (H12)
石勝線(当駅 - 南千歳駅間は千歳線)
千歳駅 (H13) - 南千歳駅 (H14)

脚注

注釈

  1. ^ 1日平均乗車人員は、8,623人である[15]

出典

  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ 小さな私鉄の大きな変身 & 2006 1-22.新聞の記事に見る全通、認可、開業の日
  3. ^ 小さな私鉄の大きな変身 & 2006 4-55.戦時買収
  4. ^ 増補千歳市史 1983年発行、P1049。
  5. ^ 小さな私鉄の大きな変身 & 2006 7-87.RTO(railroad transportation office)の時代
  6. ^ a b 増補千歳市史、P1050。
  7. ^ a b 北海道鉄道百年史 下巻 日本国有鉄道北海道総局 1981年発行、巻末年表。
  8. ^ a b 北海道鉄道百年史 下巻、P63。
  9. ^ a b c 小さな私鉄の大きな変身 & 2006 9-1010.鉄空一貫(まとめとして)
  10. ^ a b c d 北海道鉄道百年史 下巻、P98。
  11. ^ a b c 新千歳市史通史編下巻 第5章 交通・通信 - 千歳市役所
  12. ^ 増補千歳市史、P1051。当初の工事工程では9月1日の供用開始予定であった(札幌工事局70年史)。
  13. ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、21頁。 
  14. ^ a b c JR北海道>>企業情報>>会社概要>>各種データ”. 北海道旅客鉄道. 2019年4月22日閲覧。
  15. ^ a b 第8章 空港・運輸・通信” (PDF). 平成29年版要覧ちとせ. 千歳市. p. 87 (2017年). 2018年1月23日閲覧。

報道発表資料

  1. ^ a b "2019年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 14 December 2018. p. 2. 2018年12月14日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年12月14日閲覧
  2. ^ "高架橋の耐震補強工事の実施について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 11 May 2017. 2017年5月13日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年5月15日閲覧 {{cite press release2}}: 不明な引数|deadlinkdate=は無視されます。 (説明)
  3. ^ "不慣れなお客様をオペレーターが遠隔サポート!! 「話せる券売機」の試行導入" (PDF) (Press release). 12 December 2018. 2019年1月23日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年1月23日閲覧 {{cite press release2}}: 名無し引数「publisher北海道旅客鉄道株式会社」は無視されます。 (説明)

新聞記事

  1. ^ “ペウレ千歳の商業棟がオープン”. 苫小牧民報 (苫小牧民報社). (2004年4月1日). https://www.tomamin.co.jp/2004/cp040401.htm 2015年8月17日閲覧。 
  2. ^ “駅構内ATM4カ所に開設 北洋銀”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2005年11月22日)
  3. ^ “JR北海道 ツインクルプラザ6支店の営業3月末で終了”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年2月24日) 

参考資料

関連項目

外部リンク