「小諸駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2008年7月) |
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|よみがな = こもろ |
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2020年2月15日 (土) 03:18時点における版
小諸駅 | |
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駅舎(2008年7月) | |
こもろ KOMORO | |
所在地 | 長野県小諸市相生町一丁目1-1[1] |
所属事業者 |
しなの鉄道 東日本旅客鉄道 (JR東日本)* |
電報略号 | コモ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面5線 |
乗車人員 -統計年度- |
(JR東日本) 1,787人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1888年(明治21年)12月1日[2]** |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■しなの鉄道線(しなの鉄道) |
キロ程 | 22.0 km(軽井沢起点) |
◄平原 (3.7 km) (5.9 km) 滋野► | |
所属路線 | ■小海線(JR東日本) |
キロ程 | 78.9 km(小淵沢起点) |
◄東小諸 (1.5km) | |
備考 |
共同使用駅(しなの鉄道の管轄駅)[1] 終日社員配置駅 * みどりの窓口 有[1] 標高:663.0m[1] **JR東日本では開業日を1997年(平成9年)10月1日としている。 |
小諸駅(こもろえき)は、長野県小諸市相生町一丁目にある、しなの鉄道・東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である[1][2]。しなの鉄道とJR東日本の共同使用駅で、駅管轄はしなの鉄道が行っている[1]。
乗り入れ路線
しなの鉄道のしなの鉄道線と、JR東日本の小海線が乗り入れており、小海線は当駅を終着駅としている。
1997年(平成9年)10月1日に北陸新幹線が長野駅まで開通したことにより、その並行在来線である信越本線の一部区間(軽井沢駅 - 篠ノ井駅間)がしなの鉄道線として経営分離された[3]。
歴史
- 1888年(明治21年)12月1日:官設鉄道の駅として開業[2]。
- 1915年(大正4年)8月8日:佐久鉄道が開業[1][4]。
- 1926年(大正15年)12月1日:布引電気鉄道が開業[5]。
- 1934年(昭和9年)9月1日:佐久鉄道が国有化される[6]。
- 1936年(昭和11年)10月28日:布引電気鉄道が正式に廃止[7]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道に継承。
- 1997年(平成9年)
- 2002年(平成14年)10月1日:しなの鉄道小諸駅窓口でのJR乗車券・特急券類の取扱廃止(M2型マルス端末が使用停止となったため)。JR小諸駅みどりの窓口を再設置[1]。
- 2013年(平成25年)11月30日:この日をもって2・3番線ホームの蕎麦屋「ひしや」が閉店[10]。
- 2018年 (平成30年) 3月17日:エレベーター新設工事が終了し、供用開始。駅舎・1番線ホームと2・3番線ホーム、4・5番線ホームを結ぶ跨線橋がバリアフリー化[11]。同時に手すりの設置や屋根の葺き替え、塗装の塗り替えも完了[12]。
- 2019年(令和元年)10月1日:JR東日本のみどりの窓口を廃止。しなの鉄道の窓口にマルス端末を再設置。
駅構造
単式・島式ホーム3面5線を有する地上駅である[1][2]。JRとしなの鉄道相互間の乗換えは改札を通らずに可能である。互いのホームは跨線橋で連絡している。
しなの鉄道社員配置駅。出札窓口、自動券売機2機のほか待合室がある。2019年9月30日までびゅうプラザ小諸支店跡地にみどりの窓口(営業時間10:00 - 18:00 途中で営業を休止する時間帯あり)があった。翌10月1日からJR券の販売も再度しなの鉄道への業務委託となり、マルス端末が同社の窓口に移設されたが、委託開始時点ではえきねっとの受け取りが不可能となった(大人の休日俱楽部割引とクレジットカードの取り扱いは、2019年12月1日より)。
国鉄時代は、出口と入口が別であったが、現在はかつての入口に出口が統合された形になっており、以前の出口は封鎖されている。
駅蕎麦が2・3番線ホーム、4・5番線ホームにあったが2・3番線ホーム上の駅蕎麦屋はホームかさ上げの際に、4・5番線ホーム上の駅蕎麦屋は待合室改装の際に取り壊された。
しなの鉄道線ホームにはJR時代の放送装置がそのまま残っており、自動放送はかつて我孫子や代々木で使用されていた我孫子型放送である。 かつては小海線と信越本線のレールはつながっていたが、その後両線のレールは分断され、直通できない構造になっている[1]。
なお、待合室には、軽食や土産品などを販売する「カッパヤ」が設置されており、一番線からも商品を購入できる。駅舎内の自動券売機前では、地元農産物の販売も行われている[13]。
のりば
番線 | 事業者 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | しなの鉄道 | ■しなの鉄道線 | 上り | 軽井沢方面[14] | 上田方面からの直通列車 |
2 | ごく一部の始発列車 | ||||
下り | 長野方面[14] | 折り返し列車 | |||
3 | 軽井沢方面からの直通列車 | ||||
上り | 軽井沢方面[14] | 折り返し列車 | |||
4 | JR東日本 | ■小海線 | - | 小海・清里・小淵沢方面[15] | |
5 |
- 1 - 3番線ではGK製の発車メロディーを、4・5番線では発車ベルを使用している。
利用状況
- JR東日本 - 2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は1,787人である[JR 1]。
- しなの鉄道 - 2017年度(平成29年度)の年間乗車人員は1,140,195人である[しなの 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | JR東日本 (1日平均) |
しなの鉄道 (年間) |
2000年(平成12年) | 2,264[JR 2] | |
2001年(平成13年) | 2,135[JR 3] | |
2002年(平成14年) | 2,009[JR 4] | |
2003年(平成15年) | 1,873[JR 5] | 1,294,288[しなの 2] |
2004年(平成16年) | 1,749[JR 6] | 1,264,607[しなの 2] |
2005年(平成17年) | 1,667[JR 7] | 1,256,415[しなの 2] |
2006年(平成18年) | 1,609[JR 8] | 1,248,848[しなの 2] |
2007年(平成19年) | 1,698[JR 9] | 1,232,075[しなの 2] |
2008年(平成20年) | 1,672[JR 10] | 1,233,012[しなの 2] |
2009年(平成21年) | 1,638[JR 11] | 1,204,670[しなの 2] |
2010年(平成22年) | 1,589[JR 12] | 1,158,592[しなの 2] |
2011年(平成23年) | 1,570[JR 13] | 1,158,265[しなの 2] |
2012年(平成24年) | 1,586[JR 14] | 1,197,408[しなの 2] |
2013年(平成25年) | 1,650[JR 15] | 1,180,916[しなの 1] |
2014年(平成26年) | 1,645[JR 16] | 1,155,788[しなの 1] |
2015年(平成27年) | 1,725[JR 17] | 1,141,092[しなの 1] |
2016年(平成28年) | 1,709[JR 18] | 1,130,275[しなの 1] |
2017年(平成29年) | 1,781[JR 19] | 1,140,195[しなの 1] |
2018年(平成30年) | 1,787[JR 1] |
駅周辺
- 小諸城跡(懐古園)[1][2] - 信越本線は城跡を横断する形で建設されたため、遺構の間に駅と線路が挟まっている。
- 鹿嶋神社
- 小諸宿本陣主屋
- 旧小諸本陣
- 小諸義塾記念館
- 小諸寅さん記念館(閉館中)
- 停車場ガーデン
- 大塚酒造酒蔵資料館
- 小諸警察署小諸駅前交番
- 小諸市役所[1][2]
- 市立小諸図書館
- 浅間南麓こもろ医療センター
- 長野県小諸商業高等学校
- 日本年金機構小諸年金事務所
- 小諸相生郵便局
- 小諸郵便局
- 佐久広域連合消防本部小諸消防署
- 小諸警察署
- JRバス関東小諸支店
- 東京電力西浦ダム
バス路線
- JRバス関東
- 高峰高原線 高峰高原・高峰温泉行 ※冬季はアサマ2000スキー場行
- 千曲バス
- 小諸市「こもろ愛のりくん」朝夕の定時定路線
- 【1】天池線 高原病院行/きのこの森・信州青少年の家行
- 【2】井子・滝原線 天池中央行
- 【3】北大井線 乗瀬行
- 【4】塩名田・耳取線 塩名田行
- 【5】川辺線 宮沢行
- 【6】御牧ヶ原線 いちご平行/市役所行 ※御牧ヶ原線はJRバス関東が運行
- 小諸市「こもろ愛のりくん」予約制相乗りタクシー
高速バス
- 練馬駅・中野坂上経由 バスタ新宿(新宿駅)行(JRバス関東)
- 川越的場・練馬駅・下落合駅経由 池袋駅東口行・バスタ新宿(新宿駅)行(千曲バス・西武観光バス)
- 玉川上水駅北口経由立川駅北口行(千曲バス)
- 「千曲川ライナー」 京都駅八条口・東梅田駅(大阪駅前)・大阪(あべの橋)経由 USJ行(千曲バス・近鉄バス)
- 「青春ドリーム信州号」 京都駅烏丸口・大阪駅JR高速バスターミナル経由 USJ行(JRバス関東・西日本JRバス)
新幹線開業の影響
かつての信越本線時代は、特急「あさま」全列車が停車する長野県東部の拠点駅であった。しなの鉄道移行後は、当駅始発の「しなのサンライズ号」が設定されたものの、長野までの運行で、ホームライナーということで運行時間帯が限定されており、しかも東京に直通する列車が消滅したということもあって、利便性の低下が著しい。
北陸新幹線建設に際して、1988年(昭和63年)8月11日に運輸省(現・国土交通省)がミニ新幹線規格での整備を打ち出した[16]。
しかし、1989年(平成元年)1月17日に「政府・与党」がフル規格着工を申し合わせで決定し、1990年(平成2年)11月30日に長野県や長野県市長会などで作る「北陸新幹線建設促進県協議会」がフル規格新幹線建設の場合に並行在来線の経営分離を受け入れることを決議した[16]。
これを受けて、約1週間後の12月5日にミニ新幹線規格での早期着工を求める決議案を市議会で可決し、この動きに抵抗したが、1991年(平成3年)6月2日に小諸市議会の全員協議会でミニ新幹線要求の断念を決定すると共に塩川市長が第3セクター化受け入れを表明することになった[16]。
長野オリンピックの開催決定などの影響もあり、結果として北陸新幹線はフル規格で建設され、開業時に信越本線軽井沢 - 篠ノ井間はしなの鉄道に転換され、東京から乗り換えなしで小諸に至る公共交通機関は高速バスのみとなった。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ※臨時快速「HIGH RAIL 1375」の隣の停車駅については、列車記事を参照のこと。
- ■小海線
- 東小諸駅 - 小諸駅
かつての接続路線
- ■布引電気鉄道
- 小諸駅 - 花川駅
脚注
記事本文
- ^ a b c d e f g h i j k l m 長野県全駅、p.132。
- ^ a b c d e f 長野県全駅、p.243。
- ^ a b “期待と不安乗せ しなの鉄道スタート” 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (1997年10月1日)
- ^ 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1915年8月19日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1926年12月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道省告示第395・396号」『官報』1934年8月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 鉄道免許失効(北佐久郡北御牧村-同郡本牧村間 工事施工ノ認可ヲ得サルタメ)「鉄道免許失効」『官報』1936年10月30日、鉄道免許取消(北佐久郡小諸町-同郡北御牧村間 地方鉄道法37条ノ規程ニヨリ「鉄道免許取消」『官報』1936年10月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ JR時刻表 1997年10月号
- ^ “信濃路に新風、一番列車 響く万歳、歓迎太鼓” 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (1997年10月1日)
- ^ 小諸駅そば屋「ひしや」の閉店について
- ^ 小諸駅エレベーター供用開始について | お知らせ | しなの鉄道ホームページ平成30年5月2日閲覧
- ^ 小諸駅にエレベーターが設置されました | 小諸市オフィシャルサイト平成30年5月2日閲覧
- ^ 直売所情報|小諸市オフィシャルサイト 平成30年4月27日閲覧
- ^ a b c “時刻表【小諸】”. しなの鉄道. 2019年8月19日閲覧。
- ^ “駅構内図(小諸駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年11月24日閲覧。
- ^ a b c “新幹線特集 開業までの歩み” 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (1997年10月1日)
利用状況
JR東日本
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月13日閲覧。
しなの鉄道
参考文献
- 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日。ISBN 9784784071647。