「御油駅」の版間の差分
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|駅構造 = [[地上駅]] |
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|ホーム = 2面2線 |
|ホーム = 2面2線 |
2020年2月15日 (土) 06:52時点における版
御油駅* | |
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御油駅(名古屋方面を望む) | |
ごゆ GOYU | |
◄NH04 国府 (1.1 km) (1.8 km) 名電赤坂 NH06► | |
所在地 | 愛知県豊川市御油町西井領24 |
駅番号 | NH 05 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 名古屋本線 |
キロ程 | 10.7 km(豊橋起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
312人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)4月1日 |
備考 |
無人駅(国府駅管理) * 1949年 本御油駅から改称 |
御油駅(ごゆえき)は、愛知県豊川市御油町西井領にある名古屋鉄道名古屋本線の駅である。駅番号はNH05。manacaが使用可能。
歴史
御油の町は東海道五十三次の御油宿として発展。過去には御油城もあった。
しかし、東海道本線は御油宿を経由せず、1888年から1948年の間は、現在の愛知御津駅が、御油駅を名乗っていた。この理由について、「当初の敷設計画では東海道に沿い現在の豊川市御油町経由であったが、当時、鉄道といえば汽車の時代だったため、汽車の黒煙が洗濯物・布団に付くことや徒歩や乗馬往来の減少との宿場町故の反対運動があり、結果として、豊橋 - 熱田間の東海道本線が蒲郡経由に変更され、海側に外れることで東海道経路上には沿わないこととなった」という俗説がしばしば語られているが、反対運動の裏付けになる資料がなく、当初より勾配を避けるために蒲郡経由で敷設される方針であったことが明らかにされている。詳しくは御油宿および鉄道と政治#鉄道忌避伝説の項を参照。
その後、東海道本線の複線化着工前、時代に乗り遅れた御油等の東海道の旧宿場町は、豊橋 - 熱田間で単線並列での官鉄路線誘致を進めたが、実現せず、愛知電気鉄道の開通を待つしかなかった。
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本御油駅(1929年)
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現駅舎建設前の御油駅の様子(2005年)
年表
- 1926年4月1日 - 愛知電気鉄道により本御油駅として開業。
- 1945年7月15日 - 空襲で付近を走行する列車が銃撃される[1]。
- 1949年3月1日 - 御油駅に改称。
- 1961年5月11日 - 貨物営業廃止[2]
- 1967年3月1日 - 無人化[3]。
- 2005年12月14日 - 駅集中管理システム開始及びトランパス導入。
- 2011年2月11日 - ICカード乗車券「manaca」の供用を開始する。
- 2012年2月29日 - 「トランパス」の供用を終了する。
駅構造
4両編成対応の相対式ホーム2面2線の地上駅である。6両編成の各駅停車は、後ろ2両は締切となる。無人駅で、駅集中管理システム(管理駅は国府駅[4])が導入されている。駅舎はパステルグリーンのアール屋根とアラバスターホワイト・ソリッドペイントの壁をもつ。駅にトイレはない。道路からプラットホームまで階段のないバリアフリー構造である。
跨線橋や構内踏切はないため、上下ホームを行き来するには駅の横にある踏切を渡る必要がある。
駅集中管理システム導入前は駅舎のないホームのみの駅であった。かつて、東岡崎方面のホームの入口近くに小さな待合室があったが、その待合室が解体されてからはホームのみの駅となっていた。
また、駅集中管理システム導入前には豊橋方面のホームの入口に桜の木があったが、駅舎を設置するため桜の木は切られた。
当駅で購入は不可能だが(豊橋駅、金山駅、名鉄名古屋駅で発売)「なごや特割2平日」(2枚組み1,780円)[5]「なごや特別2土休日」[6](2枚組み1,560円)利用可。なお名鉄名古屋駅までの大人1人の運賃は1,010円であり、なごや特割2平日1枚あたり130円、なごや特割2土休日1枚あたり230円差がある。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | NH 名古屋本線 | 下り | 東岡崎・名鉄名古屋方面[7] |
2 | 上り | 豊橋・豊川稲荷方面[7] |
当駅は普通列車しか停車しないため、豊橋駅へ行くには最低1回乗り換えが必要となる。
-
ホーム
-
駅名標
配線図
← 豊橋方面 |
→ 東岡崎・ 名古屋方面 |
|
凡例 出典:[8] |
駅周辺
東側の高台は県営御油住宅の他、住宅街が広がる。旧東海道の旧観を残す「御油の松並木」がある。また、西側を並走する国道1号沿いにはロードサイド店舗が多い。
- 名勝
- 御油の松並木
- 御油松並木資料館
- 御油神社
- 公共・文教施設
- 商業・金融機関
- ユニクロ豊川御油店
- 山田や(老舗の和食仕出し屋で、東海道をテーマとした歌川広重の版画のうち後期の作品に登場する。御油郵便局の近く)
- ヤマナカ御油店(スーパーマーケット)
- 豊川信用金庫御油支店
- 東海カントリークラブ
バス路線
駅前には広いスペースがないためバス停は設置されていないが、駅から北東へ約150mのところに豊川市コミュニティバス(御油地区地域路線ごゆりんバス)の「東沢2区集会所」バス停がある。
利用状況
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は588人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中253位、 名古屋本線(60駅)中56位であった[9]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は716人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中251位、 名古屋本線(61駅)中56位であった[10]。
- 愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員は、平成20年度325人である。愛知県内の名古屋本線の駅では、55駅中52位である。
- 『豊川市の統計』によると、2017年度の1日平均乗車人員は312人である。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2013年 | 300 |
2014年 | 286 |
2015年 | 301 |
2016年 | 296 |
2017年 | 312 |
隣の駅
脚注
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、972頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1006頁。
- ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、254頁。ISBN 978-4777013364。
- ^ 共通SFカードシステム「トランパス」を名古屋本線未導入駅10駅と豊川線3駅に導入します - 名古屋鉄道、2005年11月15日
- ^ なごや特割2平日・ - 名古屋鉄道(2012年4月3日閲覧)。
- ^ なごや特割2土休日・ - 名古屋鉄道(2012年4月3日閲覧)。
- ^ a b 駅時刻表:名古屋鉄道・名鉄バス、2019年3月23日閲覧
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。