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|ローマ字= Shin-Hakodate-Hokuto |
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2020年2月15日 (土) 06:54時点における版
座標: 北緯41度54分19秒 東経140度38分47秒 / 北緯41.9053度 東経140.6465度
新函館北斗駅 | |
---|---|
南口駅舎 | |
しんはこだてほくと Shin-Hakodate-Hokuto | |
所在地 | 北海道北斗市市渡1丁目1番1号 |
駅番号 | ○H70 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
電報略号 | ハテ←オオ←ヲヲ |
駅構造 | 橋上駅 |
ホーム |
2面2線(新幹線) 2面4線(在来線) |
乗車人員 -統計年度- |
633人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 |
2016年(平成28年)3月26日(新幹線) 1902年(明治35年)12月10日(在来線) |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 北海道新幹線 |
キロ程 |
148.8km(新青森起点) 東京から862.5 km |
◄木古内 (35.5 km) | |
所属路線 | ■函館本線(本線) |
キロ程 | 17.9 km(函館起点) |
◄H71 七飯 (4.1 km) (3.3 km) 仁山 H69► | |
備考 |
社員配置駅 みどりの窓口 有 *1942年 本郷駅から改称 *2016年 北海道新幹線開業に伴い、渡島大野駅から改称 |
新函館北斗駅(しんはこだてほくとえき)[新聞 1]は、北海道北斗市市渡(いちのわたり)1丁目1-1にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)北海道新幹線・函館本線(本線)の駅である。函館本線の駅番号はH70。電報略号はハテ。事務管コードは▲140106[1][注釈 1]。
概要
2016年に北海道新幹線開業により渡島大野駅(おしまおおのえき)から新函館北斗駅に改称され、函館駅方面へのアクセス駅となり[報道 1]、特急「スーパー北斗」・快速「はこだてライナー」を含めた全ての旅客列車が停車して新幹線と接続する[2]。現在日本最北端の新幹線駅だが、2030年度末に札幌駅まで延伸後は新小樽駅(仮称)が日本最北端の新幹線の駅となる。
駅自体は北斗市に属しているが、周囲を七飯町に挟まれており、北斗市街地・函館市街地よりも七飯町の中心部の方が近い。隣接する北海道新幹線車両基地の函館新幹線総合車両所は七飯町に所在する。
藤城支線を経由する下り普通列車は当駅を経由しない。
新幹線と函館市街との所要時間を短縮するため、五稜郭駅 - 当駅間の交流電化が行われており[3]、シャトル列車の「はこだてライナー」は733系電車で運転されている。
歴史
- 1902年(明治35年)12月10日:北海道鉄道の函館駅(初代・後の亀田駅) - 当駅間の開通に伴い、同線の本郷駅(ほんごうえき)として開業[4]。一般駅。
- 1903年(明治36年)6月28日:北海道鉄道の当駅 - 森駅間の開通に伴い、途中駅となる。
- 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道が国有化され、帝国鉄道庁の管轄となる[4]。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となる。
- 1942年(昭和17年)4月1日:渡島大野駅に改称[4]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、公共企業体日本国有鉄道(国鉄)に移管。
- 1967年(昭和42年):跨線橋設置。
- 1981年(昭和56年)5月28日:貨物の取り扱いが廃止[5]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いが廃止[5]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:簡易委託駅となり、無人化[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に承継。
- 1988年(昭和63年)12月:駅舎改築[5]。
- 1992年(平成 4年)4月1日:簡易委託が廃止され、完全無人化。
- 1998年(平成10年)5月21日:北海道新幹線 新函館駅(仮称)駅部調査開始[6]。
- 2005年(平成17年)5月22日:北海道新幹線 新青森駅 - 新函館駅(仮称)間建設工事の起工式挙行[7]。
- 2006年(平成18年)2月1日:市町村合併に伴い、所在地が北斗市となる。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅番号を設定[報道 2]。
- 2012年(平成24年)2月:新函館駅(仮称)建設のため駅舎解体。
- 2013年(平成25年)6月15日:新函館駅(仮称)駅舎建設工事の安全祈願および立柱式挙行[報道 3]。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
-
解体された渡島大野駅時代の旧駅舎(2008年9月)
-
「新函館(仮称)駅建設地」の看板(※解体済)
-
旧跨線橋から七飯方面と、その向こう側で建設中の函館新幹線総合車両所を俯瞰する。右側から新幹線本線、新ルート切り替え後の在来線線路(左下が現在の4番線)、使用停止となった在来線旧線路。
-
新函館北斗駅在来線ホーム建設の様子(2014年7月)
-
同(2014年9月)
駅名決定までの経緯
計画時からの仮称であった「新函館」に、所在地である北斗市の名を加えたものである。
開業に向けた駅名選定の時期に、北斗市の海老沢順三市長(当時)が市議会で「(北斗市に出来るのだから)北斗駅にすべきだ」と発言して異議を唱えた。対して函館市側が即座に抗議したことで、駅名の正式決定までに様々な紆余曲折があった。そのため、「函館北斗」[8][新聞 8]などの仮称も見られた。
- 経過
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 3月25日:函館市議会が、仮称通り「新函館駅」とするように求める議案を多数決で可決[新聞 10][新聞 8]。
- 10月29日:函館商工会議所の松本栄一会頭が記者会見で妥協案として「新函館北斗」を提案することを表明[新聞 11]、北海道側も函館市・北斗市と調整に乗り出す考えを示した[新聞 12]。
- 11月25日:函館市の工藤寿樹市長が北斗市に協議の申し入れを行い、北斗市の高谷寿峰市長が協議に応じる考えを示した[新聞 13][新聞 14]。
- 11月26日:函館市および北斗市の市長および議会の正副議長の6人で、正式に協議することが決定した[新聞 15]。
- 12月16日:北斗市、函館市の間で初めて会談が行われたが、平行線に終わり、従来の主張を再確認する程度にとどまった[新聞 16][新聞 17]。
- 2014年(平成26年)
- 4月14日:北斗市、函館市の間で再び協議が行われたが、平行線のままとなり[新聞 18]、最終的に双方とも駅名案を出さずにJR北海道に一任する方針となった[新聞 19][新聞 20]。
- 5月14日:JR北海道の島田修社長が、北海道の意見を聞いた上で駅名を決めると発言[新聞 21]。
- 6月4日:北海道が6月中に「新函館北斗駅」を提案する方針を固めた[新聞 22]。
- 6月8日:高橋はるみ北海道知事が、新駅名に関する質問に対し即答を避けた[新聞 23]。
- 6月10日:高橋が「仮称である『新函館』と所在地である『北斗』を駅名に入れてほしい」と回答[新聞 24]。
- 6月11日:JR北海道が同日行われた定例記者会見において、駅名が「新函館北斗駅」に決定したことを正式に発表[新聞 25]。
駅構造
終日社員配置駅。みどりの窓口・指定席券売機・在来線近距離券売機、自動改札機(在来線・新幹線とも)が設置されている。
駅舎は壁面が高さ15メートルのガラスで覆われており、2階からガラス越しに函館山を望むことができる。支柱は北斗市三ツ石(渡島当別)にある灯台の聖母トラピスト大修道院前のポプラ並木をイメージした。天井や壁面には地元産の道南スギ材を張り、内装には北斗市茂辺地が道内発祥の地とされる煉瓦も使用されている。南口と北口を結ぶ自由通路の壁面もガラス張りで、2階からは新幹線ホームを見下ろせる[新聞 26]。 駅舎の南側は北斗市観光協会が運営する「北斗市観光交流センター」となっており、1階にアンテナショップと交流スペース、2階に観光案内所と飲食店を構える。
新幹線
相対式ホーム2面2線を持つ橋上駅である。12番線ホームは将来の札幌延伸のために島式で整備されており、反対側に1線増設できる構造となっている。11番線ホームは在来線1・2番線ホームと同一平面上にあって接続しており、乗り換え改札を介して行き来が可能である。
11・12番線ホームともに階段・エスカレーター・エレベーターが設置されており、橋上駅舎内の出口及び在来線乗り換え改札に通じている。新幹線改札口には、指定席券売機、新幹線自動改札機(モバイルSuica対応)が設置されている。
新青森・東京方面から来た列車は(臨時を除く)12番線ホームに到着し、いったん新青森側の引き上げ線に入ってから始発列車として11番線に入る。このため、在来線から新幹線への乗り継ぎ客は、ホーム間の改札を使って平面乗り換えができるが、新幹線で到着した乗客は一度、橋上駅舎へ上がる必要がある。
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
11 | 北海道新幹線 | 新青森・盛岡・仙台・東京方面 |
12 | (定期列車は降車のみ) |
-
新幹線改札口
-
新幹線ホーム
-
新幹線駅名標
-
線路終端部。列車止めがあり、その先は将来の札幌方面延伸に向け工事中となっている。写真中央部、高架橋の奥に見えるのが建設中の渡島トンネル。
在来線
島式(一部単式)ホーム2面4線をもつ。本来は単式ホームである2番線の函館側先端の反対側を一部切り欠いて、函館方面からの行き止まりである1番線が設置されており、函館駅とのシャトル列車「はこだてライナー」専用としている。1・2番線のみ電化[注釈 3]されており、島式の3・4番線は非電化である。
1・2番線ホームと新幹線11番線ホームは同一平面で連結しており、双方の間に乗り換え改札が設置されている。多くの乗客が当駅に長く留まらず、新幹線と在来線を乗り継ぐと想定しており、在来線ホームの幅は4 - 6 m 程度とあまり広くはない。待合室なども必要最低限の構造に抑えられている[新聞 27]。
在来線改札口および新幹線との乗り継ぎ改札口には、在来線近距離券売機、自動改札機が設置されている。また、新幹線との乗り継ぎ改札にはマルス端末が1台設置されており、途中の無人駅からの乗客に対する乗車券・新幹線特急券の発券[注釈 4]と乗り越し精算が対応可能になっている。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■函館本線 | 上り | 函館方面 | はこだてライナー |
2 | 特急 | |||
下り | 長万部・東室蘭・苫小牧・千歳・札幌方面 | 特急・普通 | ||
3 | 特急 | |||
上り | 函館方面 | 普通 | ||
4 | (予備ホーム) |
-
在来線改札口
-
新幹線乗り換え改札口
-
在来線ホーム(1・2番線)
-
在来線ホーム(2~4番線)
-
在来線駅名標
ホーム計画の推移
当駅は函館市街地にある函館駅から遠く、函館駅へのリレー列車(後のはこだてライナー)の運行が必要であることから、JR北海道は所要時間を短縮するため五稜郭駅 - 当駅間の交流電化を決定、[3]、2013年(平成25年)3月に同区間の電化工事を開始[報道 9]した。
当駅でも設計段階から、乗り継ぎ時間を短く抑えるホームの配置が課題となっていた。九州新幹線の新八代駅で行われていた対面乗り換えが理想とされたが、札幌方面への乗り継ぎも考慮する必要があり、単純ではなかった。
2012年(平成24年)2月にホーム配置の案が公表された[3]。在来線側が島式ホーム1面2線および単式ホーム1面1線、さらに島式ホームの反対側に函館駅方面へのリレー列車専用となる切欠きホーム1線を設け、計2面4線となる。新幹線と平面乗り換えができるように、連絡通路・改札で相互のホームを接続するため、在来線ホームも1面は単式である必要があったが、函館・札幌双方の列車と新幹線を接続させるため、函館リレー列車専用のホームを設けた。新幹線側は相対式ホーム2面2線となり、一方が前述の連絡改札で在来線側と接続する。在来線ホームと平面で接続されている新幹線ホームが1つであるため、新幹線下りのほとんどの便で平面乗り換えができない構造となった。
2013年(平成25年)3月に公開されたホーム配置の図[報道 9]では、前年の案に加え、札幌駅延伸までに新幹線ホームの最も外側に1線を整備する予定とし、最終的に2面3線になるとした一方、乗り継ぎ方法や在来線ホームの計画は変更されなかった。新設の「はこだてライナー」専用線は1番線とされ、従来の1番線は2番線に改番された。乗換改札は新幹線11番線ホームと在来線1・2番線ホームの間と、駅舎上の2箇所とした。また、「はこだてライナー」は通常3両編成だが、混雑時には6両編成に増結するため、有効長は6両分となった[新聞 28]。
利用状況
1981年(昭和56年)度の1日乗降客数は274人[9]、1992年(平成4年)度の1日乗降客数は230人[10]だった。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
2011年(平成23年) | 49 | [11] |
2012年(平成24年) | 54 | [11] |
2013年(平成25年) | 62 | [11] |
2014年(平成26年) | 62 | [11] |
2015年(平成27年) | 1,830 | [11] |
2016年(平成28年) | 712 | [新聞 29][11] |
2017年(平成29年) | 633 | [新聞 29][11] |
駅弁
主な駅弁は下記の通り[12]。
- 鰊みがき弁当
- 山海ほたてめし
- みかどのかにめし
- 豚わっぱ飯
- 北海道新幹線E5系はやぶさ弁当
- 北の駅弁屋さん
- 蝦夷ちらし
- 北斗七星
- 北の朝市海鮮丼
- 函館100万ドルの夜景弁当
- 大玉ほたてと大漁ウニ弁当
駅周辺
かつては駅周辺は田畑が広がっていたが、新駅建設時には北斗市により、駅南側の13.5ヘクタールの区画整理を中心とした開発が行われている[13]。
- 北海道道262号新函館北斗停車場線
- 北海道道1176号新函館北斗停車場七飯線
- 函館新幹線総合車両所
- 新函館北斗駅前ビル
- ホテル・ラ・ジェント・プラザ函館北斗
- 北斗市観光交流センター別館
- 新函館北斗駅前郵便局(2016年3月25日、「大野駅前郵便局」より改称[報道 10])
バス路線
北海道新幹線開業に伴いバスの新規乗り入れや乗り入れ拡大が行われた。函館バスは駅前に乗り入れるバスを約30本から約100本に増強[14][15]。大沼交通は大沼公園方面へのバス路線を新設[16]、函館タクシー(函館帝産バス)や北海道観光バスは函館市内各所とを結ぶ路線を新設した[17][18]。札幌市方面とを結ぶ高速バス2路線も乗り入れを開始した[19][20]。
北斗市の旧上磯町方面への直通バスは北海道新幹線開業時点では運行されていなかった(年に数回の臨時便に限り、北斗市南北市街地循環バスの一部が乗り入れていた)ものの、2018年11月16日に北斗市南北市街地循環バスを再編した函館バス28系統が運行を開始[21]。起終点を総合分庁舎前(旧・大野町役場)から新函館北斗駅まで延長し、上磯方面と直接バスでの往来が可能となった[22]。
- 函館バス
- 函館市内方面(北斗市大野経由、七飯・大中山経由、七飯・大川経由)、北斗市上磯方面(北斗市大野経由)、大沼鹿部線、函館江差線、快速瀬棚号が乗り入れる。
- 函館タクシー(函館帝産バス)
- 北海道観光バス
- 五稜郭本町・函館駅前・湯の川温泉方面
- 北海道中央バス、道南バス、北都交通
- 高速バス 高速はこだて号 札幌行き
- 北海道バス
- 高速バス 函館特急ニュースター号 札幌行き
- 大沼交通
- 大沼公園方面
※2016年度には季節限定の高速バス「しりべし号」(ニセコバス運行、函館駅前 - 新函館北斗駅 - 蘭越 - ニセコ駅前 - 倶知安駅前)が運行された[23]。
旧渡島大野駅
駅名は、所在地である旧大野町に旧国名の「渡島」を付したもので、1942年(昭和17年)に「本郷駅」から改称された[24]。当駅は旧本郷村の反対に遭い本郷村を通らず旧市渡村に作られており[10]、また駅開業に先立つ1900年(明治33年)に本郷村や市渡村などは合併して大野村となっていたが、駅名は本郷が採用された。
- 構造
七飯駅管理(夜間連絡先は五稜郭駅)の無人駅であった。単式ホーム・島式ホーム複合型の2面3線を有する地上駅であり、互いのホームは両ホーム北西側を結んだ跨線橋で連絡していた。駅舎側(構内西側)から1、3、4番線で、1番線が単式、3、4番線が島式ホームとなっていた[注釈 5]。
1 | ■函館本線 | 長万部方面 |
---|---|---|
3・4 | ■函館本線 | 函館方面(4番線は待避線) |
1983年(昭和58年)時点では4番線の外側の側線、および1・3番線の間の中線(2番線)はそれぞれ貨物列車用の副本線となって運用されていた[9]。そのほか4番線の外側に函館方からさらに分岐し、3線に分かれる側線も有していた[9]。
1993年(平成5年)時点では4番線の外側、及び1、3番線の間の中線(2番線)、各1線を側線として有していた[10]。このうち、少なくとも3番線の外側の側線は2013年3月時点で現存していた[報道 9]。そのほか1番線旭川方から分岐し2線に別れる側線を1線、4番線の外側に側線を1線有した[10]。
- 駅舎
駅舎は構内の南西側(旭川方面に向かって左側)に位置し、単式ホーム中央部に接していた。有人駅時代の駅舎は改築され出入口上部の合掌や左右対称の出窓がある[24]ログハウス風[10]の建物となっており、駅舎内にトイレを有していた。有人駅時代には「水田発祥八郎沼公園のある駅」と記載された駅スタンプが設置されていたが[10]、2008年(平成20年)時点では無くなっていた模様である[24]。 新幹線用の新駅舎設置のため、2012年(平成24年)に仮設の駅舎が設けられ、旧駅舎は解体された。駅の銘板と駅施設である煉瓦造りの作業小屋については、保存されることとなっている。なお、新駅舎は当初は2015年(平成27年)6月に完成する予定であったが[新聞 30]、工事の遅れで同年9月3日に延期された[新聞 7]。
-
駅前(2011年8月)
-
ホーム
-
駅構内
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 北海道新幹線
- ■函館本線
- 特急「スーパー北斗」停車駅
脚注
注釈
- ^ 渡島大野駅時代の物だが、駅名改称後の補充券も同番号で発行されているため、事務管コードに変更は無い可能性が高い。
- ^ 当初は2015年(平成27年)6月3日に完成する予定だったが[新聞 2][新聞 6]、駅舎内の案内板の取り付け位置などについて、JR北海道と鉄道建設・運輸施設整備支援機構の協議が長引いたため、工期が遅れた。
- ^ 函館から当駅まで交流20,000V・50Hzにより電化されている
- ^ 新青森駅同様、新幹線特急券は改札内端末での発券と同時に車掌端末(車内改札用)へ入場データが送られるように設計されている。有効な乗車券を持っている場合はマルス端末に通す事で入場記録が印字される。
- ^ 当駅の構内に掲示されている発車時刻表に発着番線が記載されており、長万部方面へ発着する列車は1番線、函館方面に発着する列車は3、4番線と記載されている。
出典
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ 北海道・東北新幹線、特急スーパー北斗・北斗/はこだてライナー時刻表
- ^ a b c “2012/02 新幹線新函館駅の概要まとまる”. 北海道新幹線2015年新函館開業ウェブサイト. 函館商工会議所 (2012年2月10日). 2013年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月30日閲覧。
- ^ a b c 『日本鉄道旅行地図帳 1号 北海道』 26頁
- ^ a b c d 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行
- ^ “これまでの経緯”. 北海道新幹線. 青森県 (2014年9月18日). 2014年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月12日閲覧。
- ^ “北海道新幹線新青森・新函館(仮称)間 これまでの経過”. 渡島総合振興局. 2014年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月12日閲覧。
- ^ 『鉄道ファン』通巻603号 33頁
- ^ a b c 『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』 24頁
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報道発表資料
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は無視されます。 (説明) - ^ "大野駅前郵便局(北海道)の局名改称" (PDF) (Press release). 日本郵便北海道支社. 25 January 2016. 2016年1月29日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2016年1月29日閲覧。
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新聞記事
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参考文献
書籍
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- 今尾恵介(監修) 編『日本鉄道旅行地図帳 1号 北海道』新潮社(新潮「旅」ムック)、2008年5月、26頁。ISBN 978-4-10-790019-7。ISBN 4-10-790019-3。
- 本久公洋(著者)『北海道鉄道駅大図鑑』北海道新聞社、2008年8月、15頁。ISBN 978-4-89453-464-3。ISBN 4-89453-464-9。