「熱郛駅」の版間の差分
Mister0124 (会話 | 投稿記録) m H26-30の乗降人員を追記 |
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|画像説明= 熱郛ホール(2017年9月) |
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|よみがな= ねっぷ |
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|ローマ字= Neppu |
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2020年2月15日 (土) 08:45時点における版
熱郛駅 | |
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熱郛ホール(2017年9月) | |
ねっぷ Neppu | |
◄S30 黒松内 (8.1 km) (15.4 km) 目名 S28► | |
所在地 | 北海道寿都郡黒松内町字白井川 |
駅番号 | ○S29 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線 |
キロ程 | 140.4 km(函館起点) |
電報略号 | ネツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1903年(明治36年)11月3日 |
備考 | 無人駅 |
熱郛駅(ねっぷえき)は、北海道(後志総合振興局)寿都郡黒松内町字白井川(しろいかわ)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はS29。電報略号はネツ。函館支社管轄の北端にあたり、次の目名駅(磯谷郡蘭越町目名)から滝川駅(滝川市栄町4丁目9)までは、北海道旅客鉄道鉄道事業本部管轄となる。
概要
国鉄時代は北海道総局(札幌鉄道管理局。現在のJR北海道本社鉄道事業本部)と青函船舶鉄道管理局(現在のJR北海道函館支社)の境界が当駅 - 上目名駅間にあり、当駅始発の区間設定もあった。また、急行「せたな」の始発駅でもあった。国鉄分割民営化後も長万部駅 - 当駅間の区間設定(1.5往復)が設定されていた[1]。2016年3月25日まで[2]は朝の当駅始発長万部行きのみの1便が設定されていたが、同年3月26日より倶知安発の始発列車に統合され、区間運転は廃止された。
この当駅始発長万部行きの区間輸送が残っていた理由は、北海道教育局が定める高等学校通学区域の特例として、黒松内町の一部(寿都町と境界を接する黒松内町作開地区を除く)が北海道長万部高等学校の通学区域に入っているので、その通学の便を図るためであった[3]。廃止になった1往復も通学時間帯に運転されていた。
歴史
- 1903年(明治36年)11月3日:北海道鉄道 森駅 - 当駅間の開通に伴い、同線の熱郛駅(ねっぷえき)として開業[4][5]。一般駅。
- 1904年(明治37年)10月15日:北海道鉄道 当駅 - 小沢駅間が延伸開業。同時に、歌棄駅(うたすつえき)に改称[5]。
- 1905年(明治38年)12月15日:熱郛駅に再改称[5]。
- 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道の国有化に伴い、国有鉄道に移管[4][5]。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となる[4][5]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1975年(昭和50年)2月7日:貨物扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:簡易委託駅となり、無人化[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 1990年(平成2年)12月15日:駅舎改築。
- 1992年(平成4年)4月1日:簡易委託廃止、完全無人化。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリングを実施[7]。
駅名の由来
当駅の所在地近辺の地名より。地名は、アイヌ語の「クンネ・ネッ・ペッ」(黒い標木(目印となっている木)の川)の詰まった言葉に由来する[8][9]。
旧駅名の歌棄(うたすつ)は、アイヌ語の「オタ・シュツ」(浜の草原が尽きて砂原に掛かる辺り)に由来する[9]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅となっている[8]。互いのホームは駅舎側ホーム西側と対向側ホーム西側部分を結んだ構内踏切で連絡している[8]。駅舎側(南側)ホームが上下共用の1番線、対向側ホーム(北側)がやはり上下共用の2番線となっている[8]。そのほか2番線旭川方から構内中央部分までの行き止りの側線を1線有している[10]。この側線は1983年(昭和58年)4月時点では1番線の函館方にて合流する中線であった[10]。1983年(昭和58年)4月時点ではそのほか1番線函館方からホーム西側まで戻る形の行き止りの側線(貨物側線)を1線有していた[10]。この側線と中線の函館方転轍機は1993年(平成5年)3月までには撤去されていた[8]。
長万部駅管理の無人駅となっている。駅舎は構内の南側に位置しホーム中央部分に接している[8]。有人駅時代の駅舎は改築され、「熱郛ホール」と名付けられた[11]、町民サロンを併設し[9]、出入口に三角屋根の庇[9]と明かり窓を有し[11]、木製板張りの内装の駅舎となっている[11]。周囲の自然豊かな山々をイメージし、雪に備えて基礎を高くして階段を備えた建物である[9]。駅舎内にトイレを有する[11]。また、人形の置かれたショーケースが設置されている[11]。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ■函館本線 | 上り | 長万部方面 |
下り | 倶知安・小樽方面 |
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ホーム(2017年9月)
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構内踏切(2017年9月)
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駅名標(2017年9月)
利用状況
- 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は68人[10]。
- 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は44人[8]。
- 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[12]。
- 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[13]。
駅周辺
疎林がどこまでも続いているような場所に位置する[8]。
- 国道5号
- 北海道道265号熱郛白井川線
- 道の駅くろまつない
- 黒松内新道黒松内インターチェンジ
- 黒松内町役場熱郛支所
- 寿都警察署白井川駐在所
- 熱郛郵便局
- 白井川小学校
- 黒松内岳 - 駅の西。標高740m。
- 白井川
隣の駅
脚注
- ^ 日本交通公社『交通公社全国小型時刻表』1988年3月号より。2015年9月現在も残る朝の上り列車 (熱郛発7時台)の他、下り長万部発15時台、上り熱郛発16時台の列車が存在した。
- ^ 交通新聞社『JR時刻表』2015年6月号
- ^ 道立高等学校の通学区域について - 北海道教育委員会
- ^ a b c 宮脇俊三 編『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』原田勝正、小学館、1993年6月、183頁。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ a b c d e f 今尾恵介 編『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』新潮社、2008年5月、26頁。ISBN 978-4-10-790019-7。
- ^ 西崎さいき 監修 編『無人駅探訪』全国停留場を歩く会 編著、文芸社、2011年6月、150頁。ISBN 978-4-286-10447-8。
- ^ "駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 12 September 2007. 2014年9月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 宮脇俊三 編『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』原田勝正、小学館、1993年6月、45頁。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ a b c d e 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、札幌、2004年2月、34頁。ISBN 4-89391-549-5。
- ^ a b c d 宮脇俊三 編『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』原田勝正、小学館、1983年7月、29頁。ISBN 4-09-395101-2。
- ^ a b c d e 本久公洋『北海道鉄道駅大図鑑』北海道新聞社、札幌、2008年8月、36頁。ISBN 978-4-89453-464-3。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。