「和倉温泉駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎 |
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|よみがな = わくらおんせん |
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2020年2月15日 (土) 10:11時点における版
和倉温泉駅* | |
---|---|
駅舎 | |
わくらおんせん Wakuraonsen | |
所在地 | 石川県七尾市石崎町タ55-3 |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) のと鉄道 |
電報略号 | ワク |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
(JR西日本)515人/日 (のと鉄道)205人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)12月15日[2] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■七尾線**(JR西日本) |
キロ程 |
59.5km(津幡起点) 金沢から71.0 km |
◄七尾 (5.1km) | |
所属路線 | ■七尾線**(のと鉄道) |
キロ程 | 5.1 km(七尾起点) |
◄七尾 (5.1 km) (3.5 km) 田鶴浜► | |
備考 |
共同使用駅(JR西日本の管轄駅) 直営駅 みどりの窓口 有[1] |
和倉温泉駅(わくらおんせんえき)は、石川県七尾市石崎町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・のと鉄道の駅である[1]。
概要
能登地方の代表的な温泉である和倉温泉への最寄駅である。1925年に鉄道省七尾線が延伸した際に「和倉駅」として開業した(1928年までは終点駅)[2]。1980年に「和倉温泉駅」に改称され、1987年からJR西日本の駅となった[2]。2015年3月現在、JR西日本管内で最も北に位置する駅でもある[3]。事務管コードは▲541820[4]。
国鉄時代は貨物の取り扱いもあり、同駅近隣にあるイソライト工業の貨物運送のため陶器車も常備車として在籍していた。同駅から約500mほど枝分かれしたイソライト工業への引込線も貨物取扱廃止時まで営業していて、専用のディーゼル入替機関車が工場と駅を往復していた。
1991年に七尾線が当駅まで電化されるのと同時に七尾線の一部がのと鉄道に経営移管され、JR七尾線の終点駅は当駅、のと鉄道七尾線の起点駅は1駅南の七尾駅となり(当駅は国鉄・JRとしては63年ぶりに終点駅に戻ったことになる)、七尾駅 - 当駅間はJRとのと鉄道の共用区間となった[2]。その際、普通列車は七尾駅を境に系統分離して七尾駅以南はJR、以北はのと鉄道が運行することとし、共用区間ではJRは優等列車のみの運行となった[2]。
したがって当駅には2015年現在、大阪駅・金沢駅から七尾線に直通する当駅発着のJRの特急列車と、七尾駅を起点とするのと鉄道の普通列車のみが乗り入れている[2]。駅自体はJR西日本が七尾鉄道部管理の直営駅として管理を受け持っている。
2015年10月の観光列車「花嫁のれん」運行開始に伴い、当駅の装飾をはじめ改修・整備が行われている。[5]。
JR西日本の自社管轄駅で最北端に位置する。
歴史
- 1925年(大正14年)12月15日 - 鉄道省(国鉄)七尾線の七尾駅 - 当駅間延伸により、和倉駅(わくらえき)として開業[2]。一般駅。
- 1928年(昭和3年)10月31日 - 七尾線が当駅から能登中島駅まで延伸し、途中駅となる[2]。
- 1976年(昭和51年)8月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1980年(昭和55年)7月1日 - 和倉温泉駅に改称[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる[2]。
- 1991年(平成3年)9月1日 - 津幡駅から当駅まで電化[2]。非電化区間(当駅 - 輪島駅間)は西日本旅客鉄道からのと鉄道に移管[2]。両会社の共同使用駅となる。
- 2015年(平成27年)10月 - 当駅の改修・整備[5]。
- 2017年(平成29年)3月2日 - 改修工事終了[6][7]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持ち、列車交換が可能な地上駅[1]。コンクリート2階建の駅舎を備える。1番のりば側に駅舎があり、2番のりばへは跨線橋で連絡している[1]。
前述通りJR西日本の直営駅であり、みどりの窓口が設置されている[1]。JR用のタッチパネル式自動券売機、みどりの券売機が設置されているほか、のと鉄道の自動券売機も設置されている。なお、改札はJRの特急列車の発着時のみ行い、のと鉄道の利用客は乗車時に整理券を取り、下車時に運賃・切符を運賃箱に入れる。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | ■JR七尾線(特急) | 上り | 七尾・金沢方面 |
■のと鉄道七尾線 | 七尾行き | ||
下り | 穴水方面 |
- のと鉄道の普通列車は基本的に上下線とも1番のりばに停車するが、1番のりばに特急列車が停車している間は2番のりばに停車する。また、行き違いを行う場合は七尾行き(上り)が1番のりば、穴水方面(下り)が2番のりばに停車する。
- 入線メロディは七尾線内の他の駅とは異なり、「和倉音頭」が使用されている。
利用状況
「石川県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | JR西日本 | のと鉄道 |
---|---|---|
1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗車人員 | |
1995年 | 1,033 | 637 |
1996年 | 959 | 560 |
1997年 | 875 | 581 |
1998年 | 751 | 552 |
1999年 | 708 | 534 |
2000年 | 704 | 507 |
2001年 | 647 | 416 |
2002年 | 588 | 329 |
2003年 | 546 | 296 |
2004年 | 548 | 290 |
2005年 | 460 | 274 |
2006年 | 489 | 265 |
2007年 | 461 | 251 |
2008年 | 455 | 277 |
2009年 | 406 | 259 |
2010年 | 400 | 252 |
2011年 | 382 | 230 |
2012年 | 384 | 230 |
2013年 | 410 | 233 |
2014年 | 422 | 253 |
2015年 | 626 | 263 |
2016年 | 556 | 212 |
2017年 | 515 | 205 |
駅周辺
駅のロータリーは、石川県道1号七尾輪島線と 石川県道248号和倉和倉停車場線がT字型に交差する部分にある。石川県道248号和倉和倉停車場線を北に向かい、「和倉温泉東」交差点をさらに進むと 和倉温泉の温泉街に至る。「和倉温泉東交差点」から東に 石川県道47号七尾能登島公園線で能登島大橋をわたると能登島に至る。
また、駅から東には石川県道133号石崎港線が伸びている。
施設
- 石崎郵便局
- 七尾鹿島広域圏事務組合消防本部和倉分署
- 七尾市立石崎小学校
- 七尾市立香島中学校
- 和倉温泉シーサイドパーク
- 和倉ゴルフ倶楽部
- 和倉昭和博物館とおもちゃ館
- 能登島ガラス工房
道路
バス路線
バス停名は和倉駅前。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- ■七尾線
- 普通列車の設定がないため、施設上の隣の駅を記載する。
- 七尾駅 -
(小島信号場)- 和倉温泉駅
- *:
打消線は廃止信号場 - のと鉄道
- 七尾線
- 七尾駅 - 和倉温泉駅 - 田鶴浜駅
脚注
- ^ a b c d e f 全駅43号、p.27。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 全駅43号、p.11。
- ^ なんでもランキング - 西日本旅客鉄道(2015年3月16日閲覧)
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b “北陸の観光列車 〜概要〜” (PDF). JR西日本 ニュースリリース (2014年7月7日). 2014年10月14日閲覧。
- ^ “JR七尾鉄道部 和倉温泉駅リニューアル”. 交通新聞 (交通新聞社). (2017年3月6日)
- ^ “和倉温泉駅 改修が完了”. 北國新聞(朝刊) (北國新聞社): p. 4. (2017年3月3日)
- ^ 和倉駅前時刻表 Archived 2011年12月7日, at the Wayback Machine. - 北陸鉄道
- ^ 和倉線の支線、「石崎漁港」発着便は「和倉温泉駅」バス停より1つ七尾駅寄りの「石崎口」バス停を経由し、「和倉駅」は経由しない。
参考文献
- 『週刊 JR全駅・全車両基地』 43号 富山駅・高岡駅・和倉温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月16日。