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「天王寺区」の版間の差分

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区の人口は[[1950年代]]に85,000人あまりを記録して以来地価の高騰や生活環境の稠密化のため長年減少傾向が続いていたが、近年地価の下落や再開発などが進み『交通の便が良い、市内有数の文教地区』としての特性が見直されつつあり、再び増加に転じている。[[2005年]]に行われた[[国勢調査]]では[[中央区 (大阪市)|中央区]]、[[西区 (大阪市)|西区]]、[[福島区]]、[[北区 (大阪市)|北区]]に次ぐ+9.0%という高い増加率を記録した。<!--大阪市の[[都心回帰]]を牽引している区といえるだろう。-->
区の人口は[[1950年代]]に85,000人あまりを記録して以来地価の高騰や生活環境の稠密化のため長年減少傾向が続いていたが、近年地価の下落や再開発などが進み『交通の便が良い、市内有数の文教地区』としての特性が見直されつつあり、再び増加に転じている。[[2005年]]に行われた[[国勢調査]]では[[中央区 (大阪市)|中央区]]、[[西区 (大阪市)|西区]]、[[福島区]]、[[北区 (大阪市)|北区]]に次ぐ+9.0%という高い増加率を記録した。<!--大阪市の[[都心回帰]]を牽引している区といえるだろう。-->


区の中心駅となる天王寺駅は大阪府の[[和泉|泉州]]地域や[[中河内 (大阪府)|中河内]]地域南部、大阪市内の天王寺駅以南、[[奈良県]]や[[和歌山県]]などからの主要玄関口であり、[[優等列車]]も停車する。[[大阪市高速電気軌道谷町線]]や[[Osaka Metro御堂筋線]]だけではなく、[[JR]]の各線からでも最初のターミナル駅の為、奈良県民や和歌山県民(いわゆる[[奈良府民]]、[[和歌山府民]])の利用者も多い。
区の中心駅となる天王寺駅は大阪府の[[和泉|泉州]]地域や[[中河内 (大阪府)|中河内]]地域南部、大阪市内の天王寺駅以南、[[奈良県]]や[[和歌山県]]などからの主要玄関口であり、[[優等列車]]も停車する。[[Osaka Metro谷町線]]や[[Osaka Metro御堂筋線]]だけではなく、[[JR]]の各線からでも最初のターミナル駅の為、奈良県民や和歌山県民(いわゆる[[奈良府民]]、[[和歌山府民]])の利用者も多い。


== 地理 ==
== 地理 ==

2020年3月23日 (月) 10:39時点における版

てんのうじく ウィキデータを編集
天王寺区
天王寺動物園
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 大阪府
大阪市
市町村コード 27109-8
面積 4.84km2
総人口 87,394[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 18,057人/km2
隣接自治体
隣接行政区
大阪市浪速区東成区生野区
阿倍野区西成区中央区
区の花 ももパンジー
天王寺区役所
所在地

543-8501
大阪府大阪市天王寺区真法院町20番33号
北緯34度39分28秒 東経135度31分9.7秒 / 北緯34.65778度 東経135.519361度 / 34.65778; 135.519361座標: 北緯34度39分28秒 東経135度31分9.7秒 / 北緯34.65778度 東経135.519361度 / 34.65778; 135.519361
天王寺区役所

地図
外部リンク 大阪市天王寺区

天王寺区位置図

ウィキプロジェクト
あべのハルカスから見下ろす天王寺区。中央やや上には四天王寺伽藍が見える

天王寺区(てんのうじく)は、大阪市を構成する24行政区のうちのひとつ。

概要

大阪市都心部の南東に位置し、大阪環状線内の区の一つである。北・西側は中央区浪速区、東側は東成区生野区、南側は阿倍野区および西成区に接する。

区の中部に位置する大阪上本町駅と南端に位置する天王寺駅の周辺に商業地域が広がる。とりわけ大阪駅に次ぐターミナル駅の天王寺駅周辺は、隣接する阿倍野区の北端に位置する大阪阿部野橋駅周辺の商業地域と共に「天王寺・阿倍野」と位置づけられ、関西地方でも有数の商業地域となっている。上町台地上は全体的に住宅地が多く、公園、教育機関、医療機関も多い。真法院町小宮町北山町には閑静な住宅地が残されている。戸建て住宅やアパート等の低層住宅も一部地域を除くと少なく、ビルやマンションなど土地の高度利用が進んでいる。

区の人口は1950年代に85,000人あまりを記録して以来地価の高騰や生活環境の稠密化のため長年減少傾向が続いていたが、近年地価の下落や再開発などが進み『交通の便が良い、市内有数の文教地区』としての特性が見直されつつあり、再び増加に転じている。2005年に行われた国勢調査では中央区西区福島区北区に次ぐ+9.0%という高い増加率を記録した。

区の中心駅となる天王寺駅は大阪府の泉州地域や中河内地域南部、大阪市内の天王寺駅以南、奈良県和歌山県などからの主要玄関口であり、優等列車も停車する。Osaka Metro谷町線Osaka Metro御堂筋線だけではなく、JRの各線からでも最初のターミナル駅の為、奈良県民や和歌山県民(いわゆる奈良府民和歌山府民)の利用者も多い。

地理

大阪市の中南部に位置する。南北には上町台地が走り、区域の大半は上町台地上に位置する。

隣接している区

歴史

日本書紀』に593年(推古天皇元年)、聖徳太子の創建と記され、日本最古の官寺である四天王寺によってその名を知られる天王寺一帯は、古代においては難波京の南端に位置していた。以降も四天王寺は平野奈良方面を結ぶ熊野街道奈良街道が交わる交通の要衝だったこともあり、門前町が形成されていった。室町後期から江戸時代にかけて度々戦場となり、大坂の陣においても茶臼山は、冬の陣においては徳川方の、夏の陣においては豊臣方の真田信繁の陣営が置かれた。

大坂の陣後に松平忠明によって寺院整理が行われ、天満の北縁と上町台地の空堀以南に寺町群が形成された。そのうち小橋寺町(12ヶ寺)・八丁目東寺町(11ヶ寺)・八丁目中寺町(15ヶ寺)・八丁目寺町(13ヶ寺)の東半分・生玉中寺町(12ヶ寺)・生玉寺町(14ヶ寺)・天王寺寺町(14ヶ寺)・下寺町(25ヶ寺)が当区に位置しており、大阪市24区のうち最も寺院が多い区となっている。下寺町界隈の上町台地の崖線には口縄坂源聖寺坂清水坂など天王寺七坂があり今も風情を残している。

夕陽丘の地名は、平安時代歌人藤原家隆が、この地から見た大阪湾に沈む夕陽の絶景を歌ったことに由来する。

江戸・明治にかけて早くから住宅地化が進み、特に明治以降は多くの学校や病院が立地したため、現在でも比較的閑静な住宅街である。また1889年には天王寺駅が開設、1895年には後に大阪環状線となる城東線が天王寺駅から分岐・開通し、交通の要衝としても栄えるようになった。また1903年には第5回内国勧業博覧会が開かれ、跡地は天王寺公園となった。

1925年東区から旧東成郡西高津村と東平野町にあたる地域が、南区から旧東成郡天王寺村生野村の城東線内にあたる地域が分区されて天王寺区が誕生。1943年の区再編の際に、末吉橋通以南・上町筋以東を東区から編入、千日前通以北・上町筋以西を南区へ移譲、松屋町筋以西を浪速区へ移譲して現在の区域となった。

区内の町名

交通

大阪の南の玄関口である、JR天王寺駅中央改札口付近

鉄道

西日本旅客鉄道
O 大阪環状線: 天王寺駅 - 寺田町駅 - 桃谷駅 - 鶴橋駅 - 玉造駅
近畿日本鉄道
D 大阪線A 奈良線): 大阪上本町駅 - 鶴橋駅(近鉄駅の所在は生野区
大阪阿部野橋駅は天王寺駅と接しているが阿倍野区の所在である。
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)
■ 谷町線谷町九丁目駅 - 四天王寺前夕陽ヶ丘駅- 天王寺駅
■ 千日前線: 谷町九丁目駅 - 鶴橋駅
御堂筋線天王寺駅は阿倍野区の所在である。

バス

区内では天王寺駅周辺(停留所名はあべの橋)、上本町六丁目(近鉄上本町駅)が路線の拠点となる。

道路

教育

大学

高等学校

中高一貫校

中学校

小学校

幼稚園

専修学校

病院

名所・旧跡・観光スポット・施設

天王寺区に本社を置く企業

愛眼本社

出身有名人

政治

文化・芸術

芸能

スポーツ

天王寺区ゆかりの著名人

関連項目

外部リンク