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「都営地下鉄浅草線」の版間の差分

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3500と3600の撤退した事が確認できる資料がない。完全に廃車になってないのでまだ乗り入れている。
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* [[東京都交通局5500形電車 (鉄道)|5500形]]
* [[東京都交通局5500形電車 (鉄道)|5500形]]
*: 5300形の置き換えのため2017年度から導入されており、2018年6月30日に営業運転を開始した<ref name="subway20180523">「[https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2018/sub_p_201805238023_h.html 浅草線の新型車両「5500形」6月30日(土)デビュー!]」 東京都交通局、2018年5月23日</ref><ref name="railfjp20180701" />。2021年度までに27編成を投入し、前述の5300形を全編成を代替する計画である<ref name="plan2016-p57">「{{PDFlink|[http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/information/plan/pdf/plan2016.pdf 東京都交通局経営計画2016]}} p.57</ref><ref name="subway161206">「[https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2016/sub_p_201612065973_h.html 〜浅草線リニューアル・プロジェクト 第1弾〜 平成30年春、都営浅草線に新型車両「5500形」を導入します]」東京都交通局 2016年12月6日</ref>。
*: 5300形の置き換えのため2017年度から導入されており、2018年6月30日に営業運転を開始した<ref name="subway20180523">「[https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2018/sub_p_201805238023_h.html 浅草線の新型車両「5500形」6月30日(土)デビュー!]」 東京都交通局、2018年5月23日</ref><ref name="railfjp20180701" />。2021年度までに27編成を投入し、前述の5300形を全編成を代替する計画である<ref name="plan2016-p57">「{{PDFlink|[http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/information/plan/pdf/plan2016.pdf 東京都交通局経営計画2016]}} p.57</ref><ref name="subway161206">「[https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2016/sub_p_201612065973_h.html 〜浅草線リニューアル・プロジェクト 第1弾〜 平成30年春、都営浅草線に新型車両「5500形」を導入します]」東京都交通局 2016年12月6日</ref>。
*: 当初は2017年度1編成・2018年度7編成の投入予定だったが、のちに2017年度19編成導入に前倒し変更されている<ref>{{PDFlink|[http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/about/contract/pdf/gpa_08.pdf 政府調達協定関係・通達に基づく公表事項 東京都交通局2017年度調達予定]}}。</ref><ref>{{Cite press release|url=https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/about/information/plan/pdf/plan2019_01.pdf|title=東京都交通局経営計画2019 |page=42 |publisher=東京都交通局 |accessdate=2019-05-28}}</ref>。
*: 当初は2017年度1編成・2018年度7編成の投入予定だったが、のちに2017年度19編成導入に前倒し変更されている<ref>{{PDFlink|[http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/about/contract/pdf/gpa_08.pdf 政府調達協定関係・通達に基づく公表事項 東京都交通局2017年度調達予定]}}。</ref><ref>{{Cite press release|url=https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/about/information/plan/pdf/plan2019_01.pdf|title=東京都交通局経営計画2019 |page=42 |publisher=東京都交通局 |accessdate=2019-05-28}}</ref>が実際はH30年に8編成導入された
* [[東京都交通局5300形電車|5300形]]
* [[東京都交通局5300形電車|5300形]]
* [[東京都交通局E5000形電気機関車|E5000形電気機関車]]
* [[東京都交通局E5000形電気機関車|E5000形電気機関車]]
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:* [[京成3700形電車|3700形]]
:* [[京成3700形電車|3700形]]
:* [[京成3400形電車|3400形]]
:* [[京成3400形電車|3400形]]
:* [[京成3500形電車|3500形]]

:* [[京成3600形電車|3600形]] - 営業運転での京急乗り入れ不可
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File:Keisei electric railway Series 3100.jpg|3100形
File:Keisei electric railway Series 3100.jpg|3100形
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:* [[京成3200形電車|3200形]](落成 - 2007年)
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:* [[京成3300形電車|3300形]](落成 - 2008年)
:* [[京成3300形電車|3300形]](落成 - 2008年)
:* [[京成3500形電車|3500形]](落成 - 2016年)
:* [[京成3600形電車|3600形]](落成 - 2020年) - 編成の先頭および最後尾が電動車でないため、京急線乗り入れ不可であった。


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2020年10月15日 (木) 16:13時点における版

東京都交通局 浅草線
シンボルマーク
浅草線の最新鋭車両の5500形 (2019年3月8日 京成本線京成佐倉 - 大佐倉間にて)
浅草線の最新鋭車両の5500形
(2019年3月8日 京成本線京成佐倉 - 大佐倉間にて)
基本情報
日本の旗 日本
所在地 東京都
種類 地下鉄
路線網 都営地下鉄
起点 西馬込駅
終点 押上駅
駅数 20駅
路線記号 A
路線番号 1号線
路線色       ローズ
開業 1960年12月4日
所有者 東京都交通局
運営者 東京都交通局
車両基地 馬込車両検修場
使用車両 車両を参照
路線諸元
路線距離 18.3 km
軌間 1,435 mm標準軌
線路数 複線
複線区間 全区間
電化方式 直流1500 V架空電車線方式
閉塞方式 自動閉塞式
保安装置 C-ATS
最高速度 70 km/h[1]
路線図
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
京急線直通区間
leer leer leer leer leer
KHSTa
KK72 三崎口駅 京急: 久里浜線
KHSTa STR
KK64 浦賀駅 京急: 本線
ABZg+l STRr
HST
KK61 堀ノ内駅
ABZg+l KHSTeq
KK53 逗子・葉山駅 京急: 逗子線
HST
KK49 金沢文庫駅
STR
←京急: 空港線
FLUG KHSTaq ABZg+r
KK17 羽田空港第1・第2ターミナル駅 東京国際空港
HST
KK11 京急蒲田駅
HST
KK01 品川駅
tSTRa tSTR
tSTRl tABZg+r
京急: 本線
tBHF
A-07 泉岳寺駅
LSTR
ENDEa
KDSTaq ABZgr
馬込車両検修場
tSTRa tENDEa
tSTRl tABZg+r
etABZgl extSTR+r
tBHF extSTR
0.0 A-01 西馬込駅
tSTR extSTRe
tSTR exKDSTe
馬込工場
tKRZ
JR東海:東海道新幹線
tKRZ
JR東:横須賀線湘南新宿ライン
tBHF
1.2 A-02 馬込駅
HUBlg
2.1 A-03 中延駅
tKRZ
東急:大井町線
tBHF
3.2 A-04 戸越駅
STR+l tKRZ
東急:池上線
tSTR
tKRZ
JR東:山手線
HUBlf
4.8 A-05 五反田駅
tBHF
5.5 A-06 高輪台駅
LSTRq tSTRaq tABZg+r
京急: 本線
tBHF
6.9 A-07 泉岳寺駅
LSTR tSTR tSTR+l
三田線
HUBq
8.0 A-08 三田駅 /←田町駅
KRZu STR+r tSTR tSTRl
東京モノレール羽田空港線
9.5 A-09 大門駅 /←浜松町駅
tKRZt tSTRq
大江戸線
STRq tKRZ STR+r
JR東:山手線・京浜東北線
mtKRZ uSTR+r tSTR STR
ゆりかもめ
tABZg+l umKRZt tABZgr STR
都営汐留連絡線
tSTR STR tSTR+l
汐留駅
tSTR
10.5 A-10 新橋駅
tSTRr tSTR STRl tKRZ
tSTR+l
tKRZt tSTRq tTHSTt
日比谷線 (右)銀座駅
tLSTR HUBlf
tSTR
11.4 A-11 東銀座駅
tKRZt tSTRq tKRZt
JR東:京葉線
tBHF tHST
12.2 A-12 宝町駅 京橋駅
HUBtf
13.0 A-13 日本橋駅
tKRZt
tKRZt
東西線
tSTR tSTRl
銀座線
tLSTR HUBrg
13.8 A-14 人形町駅
tSTRl
tKRZt tSTRq
日比谷線
tSTR tSTR+l
JR東:総武線(快速)
tKRZt
tKRZt
新宿線馬喰横山駅
HUBtg
14.5 A-15 東日本橋駅 馬喰町駅
tKRZt tSTRq tSTRr
tKRZh
JR東:総武線(各駅停車)
HUBrf
15.2 A-16 浅草橋駅
HUBlg
15.9 A-17 蔵前駅
tKRZt
tSTRq
大江戸線
tSTR tSTR+l tSTRq
銀座線
16.8 A-18 浅草駅
tBHF hSTR
17.5 A-19 本所吾妻橋駅
tSTR+r tSTR hSTR
半蔵門線
hHST
18.3 A-20 KS45 押上駅
tSTR tSTR POINTER1 hSTRe
とうきょうスカイツリー駅
tSTRl tKRZt tSTReq ABZql
東武:伊勢崎線
tSTRe
京成: 押上線
eABZgl exKDSTeq
向島検修場
STR
京成線方面直通区間
leer leer STR leer leer
ABZg+l
京成:本線
HST
KS09 青砥駅
STR
京成: 本線
HST
KS10 京成高砂駅
ABZgl STR+r
北総: 北総線
STR HST+GRZq
HS14 印旛日本医大駅
STR
京成: 成田空港線(成田スカイアクセス線)
HST STR
KS40 京成成田駅
BST STR
駒井野信号場
tSTR+l tSTReq ABZgr STR
京成: 東成田線
tSTR tSTRa tSTRa
tSTR etABZg+l tSTRr
tSTR FLUG tHST
KS41 空港第2ビル駅 成田国際空港(第2・3ターミナル)
tHST+GRZq tSTR
KS44 東成田駅
tSTRl tSTRq tKRZt tSTRq tSTR+r
FLUG tKHSTe tSTR
KS42 成田空港駅 成田国際空港(第1ターミナル)
tSTRe
芝山鉄道線
KHSTe
SR01 芝山千代田駅

浅草線(あさくさせん)は、東京都大田区西馬込駅から墨田区押上駅までを結ぶ、東京都交通局が運営する鉄道路線都営地下鉄)である。『鉄道要覧』には1号線浅草線と記載されている[2]。開業当初は「都営1号線」と称した(後述)。基本的に都営浅草線と呼ばれることが多い。

営業区間全線にわたって地下線を走行するが、車両基地(馬込車両検修場)への引込線高架線を走行する。路線名の由来は下町のイメージが色濃く残り、かつ国際的観光地でもある浅草から。車体および路線図や乗り換え案内で使用されるラインカラーは「ローズ」、路線記号はA。ただし、線内では朱色(バーミリオン)・茜色等も用いられる。

概要

東京都区部を南部から中央部・墨東地域にかけて走る。泉岳寺駅京急本線と、押上駅で京成押上線と接続し、本路線を含めた鉄道5事業者(京急・東京都交通局・京成北総芝山)による相互直通運転が行われており、千葉県北西部の成田市印西市芝山町の各方面から神奈川県逗子市横須賀市三浦市に渡る広域鉄道網を形成している。都営地下鉄の路線では唯一、2社以上の私鉄と相互直通運転をしている。詳細は「運行概況」の節を参照。

直通先の京急線・京成線がそれぞれ東京国際空港(羽田空港)、成田国際空港(成田空港)へのアクセスを担っているため、浅草線自体も空港アクセス路線としての役割を有し、羽田空港第1・第2ターミナル駅成田空港駅を結ぶ列車も設定されている。また、2010年7月17日に開業した北総線経由のアクセスルートである成田スカイアクセス(成田空港線)との直通運転も行っており、都心部から成田空港へのアクセス路線としての役割は強さを増している。

路線はおおむねJR山手線・JR京浜東北線地下鉄銀座線・JR横須賀・総武快速線といった既設の旅客流入路線のバイパスとなる線形をとっている。収支状況は平成27年度決算で純損益約107億円の黒字[3]である。

路線データ

  • 路線距離(営業キロ):18.3 km(全線地下)
  • 軌間:1435 mm(標準軌
  • 駅数:20駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流1500 V 架空電車線方式
  • 閉塞方式:自動閉塞式
  • 保安装置:C-ATS
    • 現在、日本の地下鉄で唯一、非ATCの保安装置を採用。
  • 列車無線方式:誘導無線 (IR) 方式
  • 最高速度:70km/h[1]
  • 表定速度(2013年4月時点)
    • 北行 30.9km/h・南行 31.1km/h
    • エアポート快特(押上 - 泉岳寺)35.4km/h
  • 所要時分(2013年4月時点)
    • 北行 35分35秒・南行 35分20秒
    • エアポート快特(押上 - 泉岳寺 11.4km)19分20秒
  • 車両基地馬込車両検修場

本路線の建設費用は822億5,569万円である。主な内訳は線路費が553億4,195万円、用地買収・権利設定費用が92億4,443万円、総係費・建設利息が82億4,475万円、車両費が33億3,457万円(以下、省略)となっている[4]

沿革

戦前より地下鉄への参入を希望してきた東京都にとって、浅草線は初の地下鉄路線であり、その建設は多くの流転を経て実現した。

東京都心部の銀座・新橋地区を経由して京成電鉄(当時は京成電気軌道)の押上と京浜急行電鉄(京急、当時は京浜電気鉄道)の品川を高速鉄道で結ぶ構想はかねてからあり、明治の市区改正を経て1920年に「東京市告示第2号」として示された7路線の中にも1号線(品川八ッ山 - 新橋 - 築地 - 両国西側 - 雷門 - 押上)として記載されていた。その後、関東大震災等を経てその構想は変化し、第二次世界大戦による空襲被害を受けた後の1946年には戦災復興院により「告示第252号」において、武蔵小山 - 五反田 - 田町 - 虎ノ門 - 銀座 - 浅草橋 - 上野 - 本郷三丁目 - 巣鴨 - 板橋一丁目の「1号線」が示されていた[注釈 1]が、急速な復興と将来の経済成長を見越した新たな高速鉄道(地下鉄)計画として策定された1956年都市交通審議会答申第1号では再び馬込 - 五反田 -泉岳寺 - 押上間が1号線として指定された。この際、帝都高速度交通営団(当時の営団地下鉄、現・東京地下鉄〈東京メトロ〉)だけでは建設が追い付かないという東京都の主張が容れられ、1号線は東京都によって建設されることになった。また、その際には高輪(泉岳寺)から南の馬込へ伸びる区間も東京都が建設することになった。同区間は1962年の東京都都市計画地方審議会では「6号線」(その後の三田線)に変更されたが、馬込に車両基地用地を確保していた都交通局の要望もあり、1964年12月の建設省告示で実情に合わせて浅草線の延長区間に戻された[5][6]。一方、高輪(泉岳寺) - 品川間は京急が京急本線の延長として建設することになった。

開業順では3番目だが、1号線となったのは、東京湾側から時計回りでナンバリングされた際、上記ルートの西側が最も東京湾に近かったからである。

1956年10月に都の参入が正式に認められ、免許が交付されると、新造の地下鉄線はともに都心にターミナルのない京成と押上駅で、京急と品川駅での相互乗り入れを前提に建設が進められた。当時は京成と京急で軌間が異なっていたが、京成が1372mmから改軌して都営と共に京急の1435mm軌間に3者が統一することとなった。路線建設は京成側から進められ、1960年に押上 - 浅草橋間が開業、順次路線が延長された。当時同じく建設中であった営団日比谷線と競い合うように工事が進められたが、浅草線は軟弱地盤に悩まされて工事が遅れ、地盤陥没による死亡事故まで発生した[7]

これらが重なり、1964年10月10日開幕の東京オリンピックまでに全線開通が間に合わなかった。このため、東京都交通局は開幕に先立つ同年10月1日に新橋 - 大門間を単線で暫定開業させ(下記参照)、オリンピック開催期間中は建設工事を休止した。この遅延は、6号線問題も絡んだとはいえ泉岳寺以南の路線計画が不安定なままという事情も影響していた[8]

1968年都市交通審議会答申第10号において、東京1号線は、「品川及び西馬込の各方面より田町、新橋、浅草橋及び浅草の各方面を経て押上方面に至る路線」として示されている。その後答申第15号では、押上 - 青砥 - 高砂 - 大町附近 - 鎌ヶ谷市北部 - 千葉ニュータウン小室地区への延伸計画が示され、青砥 - 高砂間は京成線の複々線化を行うものとされた。このうち西馬込 - 押上が都営浅草線、品川 - 泉岳寺が京急線、青砥 - 京成高砂が京成線の線増分、京成高砂以東が北総開発鉄道(現:北総鉄道)北総線として開業している。

なお当初計画では浅草駅は存在せず、浅草橋から駒形を経由して押上に向かう予定であった(このほかにもいくつかのルート案があった)。しかし利便性を考慮して駒形駅を北に移動し浅草駅を設けることとなり、さらに蔵前・本所吾妻橋の各駅が追加された。駒形の駅用地は駒形変電所(地下変電所)として活用されている。

また、かつては西馬込から南進し、神奈川県方面へ延伸する計画も存在しており、1985年運輸政策審議会答申第7号において「今後整備について検討すべき路線」として位置付けられていた。しかし、2000年運輸政策審議会答申第18号ではこの計画は削除されている。

開業当初、他に都の経営する地下鉄は存在しておらず、単に都営地下鉄線と呼ばれていたが、その後現三田線が開業すると、1968年の都市交通審議会答申第10号の路線名称を借用し都営1号線都営6号線と称した。その後、正式名称を公募することになり、新宿線の開業を年末に控えた1978年7月1日より1号線は浅草線、6号線は三田線、10号線は新宿線の名称が与えられた。

浅草線ホーム看板。羽田空港と成田空港に通じる

東京の都市交通の中で国鉄 (JR) 山手線の東側を通る昭和通りは交通量が多く、そのことは江戸橋(現日本橋) - 新橋間で同通りの地下を走行する1号線(浅草線)の建設と経営を東京都が行う重要な動機だった[注釈 2]。しかし、新宿をはじめとした山手線西側の副都心(新都心)開発は東京の重心を西側にずらし、そこから外れた浅草線の輸送人員数や混雑率は他の地下鉄路線と比較すると低くなったが、これは輸送力増強の余地にもなった。1991年に京成が成田空港駅1998年に京急が羽田空港駅(現羽田空港第1・第2ターミナル駅)に乗り入れると、浅草線は両空港や東京都心部を結ぶ空港アクセス鉄道の機能を飛躍的に強め、一部駅の通過運転で速達性を重視した「エアポート快特」の運転も行われるようになった。

年表

  • 1955年昭和30年)10月3日:東京都が蔵前2丁目 - 押上間の地方鉄道敷設免許の申請ならびに馬込 - 蔵前2丁目間の営団地下鉄(現・東京地下鉄)が所有していた鉄道免許の譲受を申請。
  • 1956年(昭和31年)
    • 8月27日:地下鉄1号線最初の建設工事を開始。
    • 10月3日:前年の10月3日に申請した免許の取得と免許譲受が許可される(つまり、押上 - 馬込間の地方鉄道免許を取得)。
  • 1960年(昭和35年)
    • 10月12日5000形電車が完成する。
    • 11月25日:西馬込 - 馬込間の地方鉄道敷設免許を申請。
    • 12月4日都営1号線として押上 - 浅草橋間 (3.2km) 開業。地下鉄と郊外の民鉄事業者による初の乗り入れとして京成電鉄と相互直通運転開始。京成曳舟 - 荒川(現・八広)間の旧向島駅付近に向島検修場を開設。
  • 1962年(昭和37年)
    • 3月9日東日本橋 - 人形町間の人形町駅付近で地盤陥没事故、死者1名。これにより同区間の開業を延期。
    • 5月31日:浅草橋 - 東日本橋間 (0.6km) 開業(地盤陥没事故の影響で、単線での暫定開業)。
    • 9月30日:東日本橋 - 人形町間 (0.7km) 開業、浅草橋 - 東日本橋間複線化。同日、浅草橋駅の線路配線を一部変更(引き上げ線を旧北行線に移設、旧留置線を新北行線に変更)。
  • 1963年(昭和38年)
    • 2月28日:人形町 - 東銀座間 (2.4km) 開業。東銀座駅には折り返し設備がないため、列車の折り返しは同駅から0.9km先の汐留信号所(初代)で行った。高砂検修場を開設。
    • 12月12日:汐留信号所(初代)を駅に格上げして新橋駅とし、東銀座 - 新橋間 (0.9km) 開業。
  • 1964年(昭和39年)
    • 4月21日:西馬込 - 馬込間の地方鉄道敷設免許を取得。
    • 10月1日:新橋 - 大門間 (1.1km) 開業(単線運転。このため約半数の列車は新橋駅折り返し)。
  • 1968年(昭和43年)
    • 6月15日:新橋 - 大門間複線化。京急車の浅草線内営業運転を開始。
    • 6月21日:大門 - 泉岳寺間 (2.6km) 開業[9]。京浜急行電鉄と相互直通運転開始[9]
    • 11月15日:泉岳寺 - 西馬込間 (6.9km) 開業。全線開通。馬込検修場・車両工場が完成し、向島・高砂検修場を廃止。
  • 1970年(昭和45年)
    • 7月:ラインカラーを導入(導入当時は朱色   であった)。それまでは赤色が使われていたが、(当時の)営団との協議により赤色は丸ノ内線に譲渡された。
    • 京急の夏季休日ダイヤの関係で一部列車が臨時増結し、東京の地下鉄で初めて8連で乗り入れる。
  • 1973年(昭和48年)12月31日:労働争議により、浅草線の大晦日 - 元日の終夜運転を中止する。
  • 1976年(昭和51年)
    • 2月28日:5200形電車を導入(導入当時は5000形の一部であった)。
    • 6月10日:全列車が6両編成となる。
  • 1978年(昭和53年)
    • 6月21日:ラッシュ時において京急線からの直通列車で8両編成の運転を開始する(朝夕各6往復)。
    • 7月1日:都営1号線から都営浅草線に改称。
  • 1986年(昭和61年)12月31日:浅草線を含む都営地下鉄で大晦日 - 元日の終夜運転を再開。
  • 1987年(昭和62年)7月15日:乗り入れ車両の冷房の使用が開始される。
  • 1988年(昭和63年)11月16日:京急からの直通列車がすべて8両編成となる。
  • 1989年平成元年)3月19日:江戸橋駅を日本橋駅に改称。
  • 1991年(平成3年)3月31日:北総開発鉄道(現・北総鉄道)と相互直通運転開始。5300形電車営業運転開始。
  • 1993年(平成5年)
    • 4月1日:京急空港線が羽田駅(現天空橋駅)まで暫定開業したことに伴い、羽田駅への直通列車が運行開始。この時、京急空港線は6両編成までしか対応していなかったため6両編成による京急直通列車が復活した[注釈 3]
    • 9月1日:押上 - 泉岳寺間でAM放送を受信できるサービスを導入[10]
  • 1994年(平成6年)11月1日:AM放送を受信できるサービスを全線に拡大[11]
  • 1994年(平成6年)12月10日:京急空港線の8両編成対応工事完了に伴い、同線直通列車が8両編成となる。
  • 1995年(平成7年)7月2日:5000形電車の営業運転終了。冷房化率100%となる。
  • 1998年(平成10年)11月18日:京急空港線全線開業に伴い、地下鉄初の特急列車となるエアポート快特・エアポート特急(現在は廃止)運転開始。
  • 2000年(平成12年)4月20日:正式名称を都営浅草線から浅草線に改称。
  • 2002年(平成14年)10月27日:芝山鉄道と相互直通運転開始。
  • 2004年(平成16年)6月:馬込車両検修場完成。馬込工場を廃止。
  • 2006年(平成18年)
    • 4月1日:新橋 - 大門間に大江戸線との連絡線である「汐留連絡線」が開通。
      5200形のさよなら運転(2006年11月3日 北総線千葉ニュータウン中央駅)
    • 11月3日:5200形電車の営業運転終了。西馬込 - 北総線千葉ニュータウン中央間でさよなら運転を実施。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月17日:C-ATSの一部機能を使用開始。
    • 7月8日:未明に泉岳寺駅構内の送電ケーブルから火災が発生し、その後三田駅で発生した車両故障(京急車両)が重なり、始発から15時40分頃まで全線不通になる。運行再開後も京急線との直通運転を終日中止。翌9日、関東運輸局が交通局に文書で警告する事態となる。
  • 2010年(平成22年)7月17日:北総線経由で成田空港を結ぶ京成成田空港線(成田スカイアクセス)開業に伴い、同線との直通運転を開始。ダイヤ改正を実施し、運行種別に「アクセス特急」が追加。
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)10月21日:ダイヤ改正を実施し、エアポート快特の種別を橙色に変更。
  • 2014年(平成26年)11月8日:ダイヤ改正を実施し、6両編成の運転を廃止。全列車が8両編成となる。ただし、土休日深夜に京急線の浦賀始発泉岳寺行きとその折り返しとして普通京急川崎行き終電が設定されているため泉岳寺駅に限っては6両編成も見ることができる。
  • 2017年(平成29年)4月1日:人形町駅で改札通過サービスが開始される[13]
  • 2018年(平成30年)

最初の開業について

押上 - 浅草橋間の開業は1960年(昭和35年)12月1日に予定され、開通式はその前日となる11月30日に実施した。

しかし、全体の施設完成後の同年11月に東京陸運局に運輸開始認可の申請を行い、11月25日より5日間にわたり運輸省(現・国土交通省)による運輸開始検査を行った際に、駅施設の内装の不備、駅務員の教育不足などいくつかの指摘事項を受けた。

このため、12月1日の開業時に運輸開始認可が下りず、旅客営業ができなくなるという事態が発生した。その後、東京都は指示された期限内に完成させること、業務指導を徹底することを確約し、再確認を受けた12月4日の午後になり、運輸開始認可を受けた。このため、当日も始発からの運転開始が、押上駅14時35分発からの運行となり、多くの混乱が生じた[4]

運行概況

以下の鉄道路線との乗り入れが存在し、相互直通運転の多様性が特色として挙げられる。大部分の列車が他社線と直通しているため、終点駅である押上駅折り返しの列車は少なく、特に押上駅方では早朝・深夜を除きほとんどの列車が京成電鉄押上線に直通する。大幅なダイヤ乱れが生じた場合でも、押上駅での折り返し運転は原則としてされない。列車は最大で4事業者にまたがって運転される。これはPASMOにおける改札内乗継回数の上限と重なるが、乗り入れ先のうち芝山鉄道線内ではPASMOが使用できない。

押上経由
泉岳寺経由

乗り入れ先を含めた運用距離の累計は225.0 kmで、これは有楽町線副都心線系統の有料列車・臨時列車を含めた運用距離187.7 kmを上回り、東京の地下鉄では最長である。

現行ダイヤでは成田空港駅 (京成本線経由)- 三崎口駅 (京急久里浜線)間を結ぶ列車が当線を経由する最長距離の列車 (141.8 km) であり、東京の地下鉄としては千代田線取手駅JR常磐緩行線) - 伊勢原駅小田急小田原線)間 (100.3 km)、有料列車では、土曜・休日運転の副都心線経由の「S-TRAIN西武秩父駅西武秩父線) - 元町・中華街駅横浜高速鉄道みなとみらい線)間 (113.8 km) をしのぐ最も長い直通距離である。なお該当列車は全て京急の車両で運転される。

泉岳寺から南方向は京急線直通旅客の便を図り、品川・羽田空港横浜方面への列車を多く運転している。支線的位置付けの西馬込駅 - 泉岳寺駅間については区間運転列車も多く設定されており、日中はこの区間の列車の3分の2にも及ぶ。それとは逆に押上駅 - 西馬込駅間の線内運転のみを行う列車は平日朝の4往復と土休日夜の押上発普通西馬込行き1本のみとなっている。

列車種別が案内上多数存在するのが大きな特徴である。

浅草線内で通過運転するのはエアポート快特のみであり、その他の列車は浅草線内は各駅に停車するが、直通先の種別で案内されている。

エアポート快特を除き、南行は押上駅で、北行は品川駅で表示を変更した上で乗り入れ先での種別を表示(京急線内でエアポート急行となる列車は「急行」と表示・案内し、泉岳寺駅でエアポート急行表示に変わる)し、線内で終点になる列車と京急線品川行きの列車は「普通」を表示する(放送などの案内では「各駅停車」を用いることもある)。京急線品川駅や押上駅で種別を変えて直通する列車もある。なお、エアポート快特は南北両方向とも押上駅で乗り入れ先の種別に表示を変更する。

運行される種別は多いが、エアポート快特が通過駅を持つ他は、浅草線内では各駅に停車する。浅草線と直通または接続し、泉岳寺駅から京急線内を「普通」で運行する京急線下り方面の列車は、平日に2往復、土曜・休日に2.5往復のみである。京急線内の普通停車駅のホーム有効長[注釈 4]の関係上、浅草線直通列車は北品川駅梅屋敷駅などには停車できないため、該当する列車はすべて品川駅発着である。なお、時刻表ではエアポート快特以外は「普通」扱いである。また、快特については京急が「快特」、京成は「快速特急」を正式名称としており、都営側では直通先に準じて案内している。

ダイヤ

乗り入れ先である京急本線・北総線が20分サイクル、京成本線・押上線が40分サイクルのパターンダイヤのため、浅草線でも40分サイクルのパターンダイヤが組まれている。泉岳寺駅 - 押上駅間は運転密度が高く、平均5分間隔で運転される。エアポート快特は泉岳寺駅および押上駅で先着列車の待避を受ける。

昼間時間帯の運転パターン(京成押上線含む)。2019年10月26日改正時点
種別・系統\駅名 西馬込 京急線方面 泉岳寺 押上 青砥 京成線・北総線方面 運行本数
(1時間あたり)
使用車両 備考
運行区間 エアポート快特 成田スカイアクセス線
直通
羽田空港 成田空港 1 - 2本 計3本 京成車・京急車
(スカイアクセス線対応)
  • 京成線・成田スカイアクセス線内アクセス特急
  • 押上にて横浜方面快特に接続
青砥・京成高砂発着 ←羽田空港 1 - 2本 京成車・都営車
  • 一部、京成高砂発着
  • 京成線内快速特急
  • 京急線内快特(京急蒲田停車)
  • 押上にて横浜方面快特に接続
区間便 6本 都営車
快速 京成佐倉・成田空港→ 3本 京成車・都営車・京急車
  • 泉岳寺にて同駅始発・終着の横浜方面快特に接続
横浜方面快特 三崎口 3本 京急車
  • 一部、京成高砂発着
  • 押上にてエアポート快特を待避
北総線直通 ←羽田空港 印旛日本医大 3本 北総車・都営車・京成車・京急車
  • 京急線内快特

日中時の全体では、1時間に西馬込駅 - 泉岳寺駅間が9本、泉岳寺駅 - 押上駅間が12本(このうち3本はエアポート快特)の運転となる。日中は泉岳寺駅で接続が図られ、西馬込駅発着の列車と京急線内発着の列車との乗り換えがしやすくなっている。

箱根駅伝開催日は京急蒲田駅付近にある第一京浜の踏切を選手が通過するため、毎年1月3日には臨時ダイヤが組まれ、一部の羽田空港行きが京急川崎行きに変更されていた。2012年10月21日に高架化工事が完成したため、2013年開催分からは臨時ダイヤそのものが廃止された。

エアポート快特

優等列車として、エアポート快特が運行されている(別料金不要)。停車駅は駅一覧表を参照。

新設当時は羽田成田の両空港を結ぶ列車との位置付けであったが、車両運用の都合上昼間時および朝ラッシュ前の南行と夕方ラッシュ終了後の北行のみが運行されていた。また、浅草線内でエアポート快特と同じ駅に停車し(ただし大門駅は通過)、青砥駅または京成高砂駅が始発・終着駅となる「エアポート特急」も運行されていたが、1999年7月31日の京急の白紙ダイヤ改正で「エアポート快特」に統合された。その後のダイヤ改正で日中の列車が京成佐倉駅発着となるなど、空港間連絡列車の意味合いは薄れていたが、2010年7月17日に成田スカイアクセス線が開業し、この日のダイヤ改正で京成佐倉駅発着のエアポート快特を同線経由(京成線内アクセス特急)の成田空港駅発着に変更したため、再び空港間連絡列車として運行されるようになった。

将来、浅草線内の当該列車運行部分の駅に追い越し設備を設け、羽田・成田両空港間を1時間程度で結ぶ構想が国土交通省で検討されている(#今後の動きの節も参照)。現行では各駅を55km/hで通過している。

車両

4社と相互直通運転を行っているため、2020年現在で最大15形式の車両が運行されている。京急2100形は浅草線へは通常は入らないが、泉岳寺駅までは入線できるため、泉岳寺駅に限り2019年現在で最大16形式の車両を見ることができる。

どの列車がどの車両で運用されるかは列車番号の末尾アルファベットで区別されており、「T」が都交通局車両、「K」が京成車両、「N」が北総車両および千葉ニュータウン鉄道車両、「H」が京急車両となっている。列車番号については『MY LINE 東京時刻表』(交通新聞社)にも掲載されている。また、乗り入れ先の車両がそれぞれの自社線に直通しない(京成車による西馬込-泉岳寺折り返し、北総車による泉岳寺・青砥・京成高砂行き、京急車による西馬込行き)運用もある。

2014年11月8日のダイヤ改正前までは、平日の朝に京成電鉄の6両編成で運転される列車が西馬込 - 京成高砂間に1往復あったが、同改正後は全列車が各事業者の8両編成で運行されている。

自局車両

東成田線成田スカイアクセス線を除いた京成と京急、北総鉄道北総線に乗り入れている。京急線の横浜方面には平日は朝・夕夜のみ乗り入れるほか、土休日は終日羽田空港 - 逗子・葉山間の京急線内のみを往復する運用も存在する。

  • 5500形
    5300形の置き換えのため2017年度から導入されており、2018年6月30日に営業運転を開始した[15][16]。2021年度までに27編成を投入し、前述の5300形を全編成を代替する計画である[17][18]
    当初は2017年度1編成・2018年度7編成の投入予定だったが、のちに2017年度19編成導入に前倒し変更されている[19][20]が実際はH30年に8編成導入された。
  • 5300形
  • E5000形電気機関車
    大江戸線車両の馬込車両検修場までの牽引回送用。

過去の車両

乗り入れ車両

全て8両編成

京浜急行電鉄
京成電鉄
北総鉄道

過去の乗り入れ車両

京浜急行電鉄
  • 旧1000形(1968年 - 2008年)
  • 2100形(通常は乗り入れず、乗り入れ実績があるのは2011年、2019年の都営フェスタへの送り込み回送と2019年1月1日と2020年1月1日の初日号のみ)
京成電鉄
北総鉄道
芝山鉄道

利用状況

2018年度の朝ラッシュ時最混雑区間(本所吾妻橋浅草間)の混雑率133%である[22]。最短で2分30秒間隔と高頻度で運行されており、東京メトロ銀座線(浅草 - 新橋間)、総武快速線横須賀線(馬喰町 - 新橋間)、山手線(新橋 - 五反田間)等、ほぼ全区間で他路線のバイパスとなるような線形をとっていることから、混雑率は都営地下鉄の路線で最も低い。

開業以降の輸送実績を下表に記す。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

都営地下鉄浅草線輸送実績推移
年度 輸送人員[23][24] 最混雑区間(本所吾妻橋 → 浅草間)輸送実績[25] 特記事項
運転本数:本 輸送力:人 輸送量:人 混雑率:%
1960年(昭和35年) 15,622 1960年12月4日、押上駅 - 浅草橋駅間開業
1963年(昭和38年) 19 9,108 13,120 140 最混雑区間は押上 → 本所吾妻橋間
1965年(昭和40年) 157,354 19 9,108 18,242 200 1964年10月1日、数回の延伸開業を経て大門駅まで開業
1967年(昭和42年) 19 9,108 21,959 241
1968年(昭和43年) 24 16,800 23,928 142 1968年11月15日、全線開業
1970年(昭和45年) 409,074 23 16,080 24,095 150
1975年(昭和50年) 454,128 24 17,280 24,919 144
1980年(昭和55年) 461,443 24 18,720 22,984 123
1981年(昭和56年) 24 18,480 25,170 136 最混雑区間を泉岳寺 → 三田間に変更
1985年(昭和60年) 486,528 24 18,720 26,245 140
1990年(平成02年) 570,129 24 20,880 29,211 140
1992年(平成04年) 615,040 24 23,040 28,150 122 最混雑区間を押上 → 本所吾妻橋間に変更
1995年(平成07年) 592,921 24 23,040 36,595 159
1996年(平成08年) 24 23,040 33,900 147
1998年(平成10年) 24 23,040 32,087 139
1999年(平成11年) 24 23,040 33,024 144
2000年(平成12年) 571,897 24 23,040 29,499 128
2001年(平成13年) 584,414 24 23,040 129
2002年(平成14年) 593,123 24 23,040 30,885 134
2003年(平成15年) 579,757 24 23,040 26,188 114
2004年(平成16年) 574,995 24 23,040 124 最混雑区間を本所吾妻橋 → 浅草間に変更
2005年(平成17年) 582,599 24 23,040 121
2006年(平成18年) 597,415 23 22,080 136
2007年(平成19年) 623,714 23 22,080 29,450 133
2008年(平成20年) 632,555 23 22,080 29,877 135
2009年(平成21年) 627,217 24 23,040 28,087 122
2010年(平成22年) 623,563 24 23,040 25,550 111
2011年(平成23年) 605,990 24 23,040 26,040 113
2012年(平成24年) 635,486 23 22,080 25,866 117
2013年(平成25年) 657,513 23 22,080 24,980 113
2014年(平成26年) 669,603 23 22,080 26,140 118
2015年(平成27年) 696,743 24 23,040 27,713 120
2016年(平成28年) 718,855 24 23,040 30,231 131
2017年(平成29年) 742,803 24 23,040 29,743 129
2018年(平成30年) 764,911 24 23,040 30,576 133

駅一覧

  • 駅番号は北行方向(西馬込から押上の方向)に増加。
  • 全駅東京都に所在。すべて8両編成に対応したホームを持つ。
  • 停車駅 … ●: 停車、|: 通過
  • エアポート快特以外の種別はすべて全駅に停車する。
駅番号 駅名 駅間キロ 累計キロ エアポート快特 接続路線 所在地
京急直通運転区間 KK 空港線羽田空港第1・第2ターミナル駅まで
KK 久里浜線三崎口駅まで
KK 逗子線逗子・葉山駅から(北行のみ)
KK 本線浦賀駅から(北行のみ)
A-01 西馬込駅 - 0.0 京急本線直通   大田区
A-02 馬込駅 1.2 1.2  
A-03 中延駅 0.9 2.1 東急電鉄OM 大井町線 (OM04) 品川区
A-04 戸越駅 1.1 3.2 東急電鉄:IK 池上線戸越銀座駅:IK03)[26]
A-05 五反田駅 1.6 4.8 東日本旅客鉄道JY 山手線 (JY 23)
東急電鉄:IK 池上線 (IK01)
A-06 高輪台駅 0.7 5.5   港区
A-07 泉岳寺駅[* 1] 1.4 6.9 京浜急行電鉄KK 本線(上記の路線・駅まで直通運転あり)
東日本旅客鉄道:JY 山手線・JK 京浜東北線高輪ゲートウェイ駅:JY 26・JK 21)
A-08 三田駅 1.1 8.0 都営地下鉄I 三田線 (I-04)
東日本旅客鉄道:JY 山手線・JK 京浜東北線(田町駅:JY 27・JK 22)
A-09 大門駅 1.5 9.5 都営地下鉄:E 大江戸線 (E-20)
東日本旅客鉄道:JY 山手線・JK 京浜東北線(浜松町駅:JY 28・JK 23)
東京モノレールMO 東京モノレール羽田空港線モノレール浜松町駅:MO 01)
A-10 新橋駅 1.0 10.5 東京地下鉄G 銀座線 (G-08)
東日本旅客鉄道:JT 東海道線上野東京ライン)(JT 02)・JY 山手線 (JY 29)・JK 京浜東北線 (JK 24)・JO 横須賀線 (JO 18)
ゆりかもめU 東京臨海新交通臨海線 (U-01)
A-11 東銀座駅 0.9 11.4 東京地下鉄:H 日比谷線 (H-10)
地下通路で銀座駅日比谷駅有楽町駅に連絡[* 2]
中央区
A-12 宝町駅 0.8 12.2 [* 3]
A-13 日本橋駅 0.8 13.0 東京地下鉄:G 銀座線 (G-11) ・T 東西線 (T-10)
A-14 人形町駅 0.8 13.8 東京地下鉄:H 日比谷線 (H-14)、半蔵門線 半蔵門線水天宮前駅:Z-10)
A-15 東日本橋駅 0.7 14.5 都営地下鉄:S 新宿線馬喰横山駅:S-09)
東日本旅客鉄道:JO 総武線(快速)馬喰町駅:JO 21)
A-16 浅草橋駅 0.7 15.2 東日本旅客鉄道:JB 総武線(各駅停車)(JB 20) 台東区
A-17 蔵前駅[* 4] 0.7 15.9 都営地下鉄:E 大江戸線 (E-11)[* 5]
A-18 浅草駅[* 6] 0.9 16.8 東京地下鉄:G 銀座線 (G-19)
東武鉄道TS 伊勢崎線(東武スカイツリーライン)(TS-01)[* 7]
A-19 本所吾妻橋駅 0.7 17.5   墨田区
A-20 押上駅[* 8]
スカイツリー前)
0.8 18.3 京成電鉄:KS 押上線(KS45、下記の路線・駅まで直通運転あり)
東京地下鉄:Z 半蔵門線 (Z-14)
東武鉄道:TS 伊勢崎線(東武スカイツリーライン)(TS-03)[* 7]
京成・北総直通運転区間 KS 本線経由成田空港駅まで
KS 成田空港線(成田スカイアクセス線)経由成田空港駅まで
HS 北総鉄道北総線印旛日本医大駅まで
SR 本線・東成田線経由芝山鉄道線芝山千代田駅まで
  1. ^ 泉岳寺駅は他社接続の共同使用駅で、東京都交通局の管轄駅である。
  2. ^ 東銀座駅⇔銀座駅・日比谷駅・有楽町駅との連絡業務は行っていない。
  3. ^ 宝町駅⇔京橋駅・八丁堀駅との連絡業務は行っていない。
  4. ^ 1984年までの副駅名は「国技館前」。
  5. ^ 蔵前駅での乗り換えには地上の道路を歩く必要がある。
  6. ^ かつての副駅名は「雷門前」。
  7. ^ a b 東武線に乗り換える場合、浅草駅では、地下通路経由では銀座線の改札を通行できないため、地上の道路を歩く必要がある。押上駅は連絡通路で直結している。
  8. ^ 押上駅は他社接続の共同使用駅で、京成電鉄の管轄駅である。

今後の動き

2001年5月の「首都圏の空港アクセス緊急改善対策」および8月の「都市再生プロジェクト第二次決定」を受け、国土交通省・東京都・中央区・鉄道事業者などが検討委員会を設置し、周辺の再開発とともに日本橋・東銀座間から東京駅への支線建設が検討された[27]。この計画が実現した場合、東京駅から羽田・成田両空港への新たな直通アクセス路線となる。特に成田空港へは2010年7月17日に開業した成田スカイアクセスと直通した場合、最短アクセス路線となる。

国土交通省は羽田・成田両空港間を乗り換えなしで結ぶ鉄道の整備を計画している。2008年8月9日に発表されたのは、浅草線の途中駅(宝町駅・三田駅周辺)に特急列車待避設備を新設することで両空港駅間を65分で結ぶ計画(予算はおよそ400億円)[28]。これに対し、同年9月7日にはバイパスとして並行する別線を新たに建設する案(およそ3000億円)も発表され、さらに10分の時間短縮が可能とされている[29](「都心直結線」も参照)。この案では東京駅付近へ駅の設置も検討するとされている。同年10月、国土交通省はバイパス線建設を最有力候補にすることを発表した[30]

2016年2月5日より、一部の車両において無料Wi-Fi公衆無線LAN)サービスが開始された[31]

ホームドアについては、浅草線では相互直通運転各社の乗り入れ車両数が多く、これまでの定位置停止装置等を車両に搭載する方式でホームドアを整備するのは難しい。そこで都交通局は、車両のドアに貼り付けられたQRコードを駅のカメラで読み取ることでホームドアを開閉連動させる技術をデンソーウェーブと共同開発した。2017年11月24日より大門駅1番線ホームで実証実験を行った後、新橋駅、大門駅、三田駅、泉岳寺駅にホームドアを設置した[32]。以後、2023年度までに浅草線内の押上駅以外の全駅にホームドアを整備する予定[33]。押上駅については、京成電鉄と協議を進める[33]

2020年には開業60周年を迎え、それに伴い2018年にリニューアル・プロジェクトの基本構想を発表するとしている。

その他

注釈

  1. ^ このうち、ややルートが異なるものの、浅草橋 - 上野 - 本郷三丁目間は現在の大江戸線、本郷三丁目 - 巣鴨 - 板橋一丁目は現在の三田線が結ぶ形となっている。
  2. ^ なお浅草線のルート上の昭和通りに都電は通っていなかった。
  3. ^ 北総(開発)鉄道所有車は8両編成のみのため、北総車は西馬込 - 泉岳寺折り返しまたは西馬込 - 青砥・高砂系統で主に運用され、北総線-京急空港線系統には北総車が入らないという変則的な運用が組まれていた。
  4. ^ 6両までの対応。
  5. ^ 現行放送更新前の東海道線 (名古屋地区)中央西線で使用していたものと同様。

脚注

  1. ^ a b 杉崎行恭『山手線 ウグイス色の電車今昔50年』JTBパブリッシング、2013年 p.173
  2. ^ 東京都交通局告示 東京都地下高速電車の路線の名称及び区間」では「浅草線」と定められている。
  3. ^ 平成27年度東京都高速電車事業会計決算審査意見書 (PDF) 東京都監査事務局 2016年10月5日
  4. ^ a b 東京都交通局「都営地下鉄建設史 - 1号線 - 」参照。
  5. ^ 篠原力『今だから話せる都営地下鉄の秘密』洋泉社、2011年10月6日、176-177頁。ISBN 9784862487698 
  6. ^ 岡本、1994、25-29p。
  7. ^ 和久田、1987、94p。
  8. ^ 詳しくは「都営地下鉄三田線」の項目を参照。和久田、1987、95-96p。
  9. ^ a b “湘南 - 京葉 地下で結ぶ/京浜急行←→都営地下鉄←→京成電鉄/相互乗り入れの開通式”. 読売新聞 (東京都: 読売新聞社): p. 10(夕刊). (1968年6月20日) 
  10. ^ “地下鉄でAM聞けます”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1993年9月2日) 
  11. ^ “都営地下鉄の車内でニュースや音楽--11月1日スタート”. 毎日新聞(東京朝刊/社会) (東京都: 毎日新聞社): p. 27. (1994年10月14日) 
  12. ^ 浅草線C-ATS全線運用開始について 東京都交通局 2011年2月23日
  13. ^ 平成29年4月1日(土)から人形町駅で改札通過サービスを開始します!”. 東京都交通局 (2017年3月13日). 2019年4月28日閲覧。
  14. ^ "3月17日(土)から新たな乗換駅の設定を開始します 人形町駅(東京メトロ・都営交通)⇔水天宮前駅、築地駅⇔新富町駅" (PDF) (Press release). 東京地下鉄. 15 February 2018. 2019年4月27日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年3月7日閲覧
  15. ^ a b 浅草線の新型車両「5500形」6月30日(土)デビュー!」 東京都交通局、2018年5月23日
  16. ^ a b 東京都交通局5500形が都営浅草線で営業運転を開始 - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2018年7月1日
  17. ^ 東京都交通局経営計画2016 (PDF) p.57
  18. ^ 〜浅草線リニューアル・プロジェクト 第1弾〜 平成30年春、都営浅草線に新型車両「5500形」を導入します」東京都交通局 2016年12月6日
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参考文献

関連項目