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'''名古屋競馬場'''(なごやけいばじょう Nagoya Racecourse)は[[愛知県]][[名古屋市]][[港区 (名古屋市)|港区]]泰明町一丁目1番地 |
'''名古屋競馬場'''(なごやけいばじょう Nagoya Racecourse)は[[愛知県]][[名古屋市]][[港区 (名古屋市)|港区]]泰明町一丁目1番地 |
2021年5月13日 (木) 21:16時点における版
名古屋競馬場のスタンド | |
施設情報 | |
---|---|
通称・愛称 |
土古競馬場 金シャチけいばNAGOYA |
所在地 | 愛知県名古屋市港区泰明町一丁目1番地 |
座標 | 北緯35度06分46秒 東経136度52分01秒 / 北緯35.11278度 東経136.86694度座標: 北緯35度06分46秒 東経136度52分01秒 / 北緯35.11278度 東経136.86694度 |
起工 | 1948年1月 |
開場 | 1949年6月 |
所有者 | 愛知県競馬組合 |
管理・運用者 | 愛知県競馬組合 |
収容能力 | 7,050人 |
コース | |
周回 | 右回り |
馬場 | ダート(1周1,100m) |
名古屋競馬場(なごやけいばじょう Nagoya Racecourse)は愛知県名古屋市港区泰明町一丁目1番地 にある地方競馬の競馬場である。競馬場のかつての地名から愛称として土古競馬場(どんこけいばじょう)とも呼ばれている。キャッチフレーズは「金シャチけいばNAGOYA」(きんシャチけいばなごや)。
概要
愛知県競馬組合(愛知県、名古屋市、豊明市からなる一部事務組合)によって競馬が開催されている。
笠松競馬場開催時は場外発売を行っている。なお、同組合はかつて中京競馬場でも「公営中京競馬」としてレースを開催していた(現在は休止)。オッズパーク、楽天競馬加盟競馬場。
名古屋競馬場に所属する競走馬は、弥富市の弥富トレーニングセンターで調教される。
2005年から個人協賛競走が取り入れられた。これは現在廃止された上山競馬場、高崎競馬場に続くものである。
全国で初めて前日夜間発売を実施した(下記参照)。
トータリゼータシステムは富士通フロンテックである。
沿革
コース
かつては障害競走が行われていて内馬場には1コーナーから3コーナーに向かうたすき状の障害コースの名残が見られ、3コーナーからの襷の入り口付近に生垣障害が残っている。
- 1周1100m、幅23m、右回りダートコース
- 直線距離194m(第4コーナーからゴールまで)※ 現存する競馬場の中で日本一短い直線である。
- 距離設定:800m、1300m、1400m、1600m、1800m、1900m、2500m(かつては2400mも存在した)
- 2500mは名古屋グランプリのみで使用される。
- 1300mは2011年11月17日を最後に、2013年現在使用されていない。
- 最大出走頭数(フルゲート):12頭[注 1]
- コースの形状から外枠の出走馬が人気薄でも来ることがある。そのため以前から枠番連勝複式(枠複)の7-8はよく売れる。
ギャラリー
-
正門 -
コース -
パドック -
電光掲示板
利用料金
入場料
名古屋競馬場開催時は100円(場外のみ発売時は無料)。
- 硬貨を直接自動改札機に投入する方式である。
- 毎週火曜日は「レディースデー」のため、女性は入場料が無料になる。
- 通常、15時20分以降は無料で入場できる。
- 名古屋競馬場オフィシャルサイトから無料入場券(クーポン券)をプリントアウトしたもの、または携帯電話・スマートフォンで無料入場券の画面を有人の入場門で提示すると無料で入場できる。くわしくはクーポン券を参照。
- 名古屋市交通局の「バス・地下鉄全線一日乗車券」または「ドニチエコきっぷ」を有人の入場門で提示すると無料で入場できる。
有料席[1]
- 金シャチプレミアムラウンジ プラチナルーム(定員6名)、ゴールドルーム(定員4名)、エクセレントシート(14席)がある。
- グリーンホール(第2スタンド2階、全席自由)500円[注 2]
- 特別観覧席(第2スタンド4階、全席指定)700円[注 2]
※ 場外のみ発売時は300円(通常はグリーンホールのみ開放)
主な競走
中央競馬との指定交流競走(ダートグレード競走をのぞく)のレース名は「名古屋チャレンジカップ ○○○賞」である。なお、○○○には果物の名前などが入る。例としてパパイヤ賞やグレープ賞など。
ダートグレード競走
4(3)歳以上
- かきつばた記念(JpnIII)
- 名古屋グランプリ(JpnII)
- 名古屋大賞典(JpnIII)
- 2005年、第5回ジャパンブリーディングファームズカップ
- 2009年、第9回ジャパンブリーディングファームズカップ
東海地区SP重賞競走
2歳
3歳
- 東海クイーンカップ(SPI・牝馬限定)- GRANDAME-JAPAN(3歳シーズン)対象競走
- 駿蹄賞(SPI)
- 東海ダービー(SPI)
- 秋の鞍(SPI)
- 湾岸スターカップ(SPII)
- 新春ペガサスカップ(SPI)
- 梅桜賞(SPII・牝馬限定)
- スプリングカップ(SPI)
- 中京ペガスターカップ(SPII)- 2020年まではSIに格付けされていた
- 若草賞(SPI・牝馬限定)- GRANDAME-JAPAN(3歳シーズン)対象競走
3歳(4歳)以上
- 東海桜花賞(SPI)
- 名港盃(SPII)
- 秋桜賞(SPI・牝馬限定)- GRANDAME-JAPAN(古馬シーズン)対象競走
- ゴールド争覇(SPI)
- 東海菊花賞(SPI)
- マイル争覇(SPII)
- 新春盃(SPII)
- 名古屋記念(SPI)
- 梅見月杯(SPI)
- ベイスプリント(SPI)- 2020年新設
※ SP=スーパープレステージ(Super Prestige)の略
準重賞競走
- 尾張名古屋杯(C級)
持ち回り開催
JRA2歳認定競走
- フレッシュゴールド(認定競走新馬(初出走)戦)(1着賞金2,000,000円)
- セレクトゴールド(認定競走未勝利戦)(1着賞金1,500,000円)
騎手招待競走
- レディスヴィクトリーラウンド(2016年創設、地方競馬の女性騎手による交流競走)
- ヤングジョッキーズシリーズ(2017年 - 、トライアルラウンドを開催)
所属騎手
かつては天才と呼ばれた坂本敏美(1985年落馬事故により引退、2008年2月死去)らが所属していた。
J-PLACE名古屋
2013年4月13日より場内において、日本中央競馬会(JRA)からの委託により「J−PLACE名古屋」としてJRAの馬券を全レース発売する。
発売する馬券の種類
○…発売 ×…発売なし △…他地区場外発売のみ
単勝 | 複勝 | 枠番連複 | 枠番連単 | 馬番連複 | 馬番連単 | ワイド | 3連複 | 3連単 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名古屋競馬 | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
J−PLACE | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
馬券の詳細
- 2006年10月23日より「マルチ投票・フォーメーション投票」を導入した。
- 2010年4月26日より一日に発売できるレース場が今までの2場から3場に変更になった。
- 2012年6月9日をもって本場開催での枠単の発売を終了した(他地区場外発売時を除く)。また6月12日から共同トータリゼータシステムを導入し、6月18日からワイドの発売が開始された[3]。
- マークカードも船橋競馬場を除く南関東地区、ホッカイドウ競馬、ばんえい競馬などで使用している地方競馬共通マークカードに移行した。
場外馬券売場
その他の発売所における発売日程については公式サイトを参照。
JRA馬券発売
- ◆:中央競馬開催日はJRAの券売機にて発売・払い戻しを実施。中央競馬非開催日は、その週の開催最終日の翌日はJRAの券売機で購入した馬券をJRAの券売機で、それ以外の日は中京競馬場以外のJ-PLACEで購入された馬券のみを地方競馬の券売機で払い戻し。
- ☆・★:J-PLACEとして中央競馬開催日(代替開催日は除く)に全レース発売。☆は重賞競走の前日発売を実施、★はGI競走(J・GIを除く)の前日発売を実施。払い戻しはJ-PLACEで購入された馬券のみを名古屋・笠松開催日、並びに両主催者が指定した他場場外発売日に実施。
愛知県競馬組合管理
- ☆サンアール弥富(愛知県弥富市 弥富トレーニングセンター内) ※2000年10月開設[4]
- ☆サンアール磯部(三重県志摩市 道の駅伊勢志摩に隣接) ※2001年5月開設[4]
- サンアール大須(愛知県名古屋市中区 万松寺ビル2階) ※2007年12月18日開設[5]
- ◆中京競馬場
その他、定期的に発売を行っている箇所
- 大井競馬場内「ふるさとコーナー[6]」
- 発売は大井競馬開催日(南関東他場の場外発売日も含む。以下同じ)のみ。
- 大井競馬発売開始時刻(ナイター開催日は12時)の20分後以降に発走する競走から、最終競走まで発売。ただし、大井競馬最終競走の発走時に発売中の競走がある場合は、大井競馬最終競走の発売締切時にすべての発売を終了するため、以降に発走する名古屋競馬の競走は前売発売のみ取り扱う。
- 払戻は開場時刻から大井競馬の最終競走発売締切時刻まで、ふるさとコーナーで取り扱う。
払い戻しについての注意
裏面が白い馬券を発行する自動発売払戻兼用機を2008年3月17日にサンアール大須に3台、2009年9月29日に名古屋競馬場の第2スタンド1階投票所南側に12台をそれぞれ導入した。下記の点で注意が必要である。
- 裏面が白い馬券の払い戻しは上記の自動発売払戻兼用機の他、名古屋競馬場第2スタンド1階北側の1台と同スタンド2階のグリーンホールの1台および外向発売所の新型自動払戻機でも可能であるがサンアール弥富・サンアール磯部・中京競馬場・笠松競馬場・シアター恵那の自動払戻機ではできない。そのため各払戻所の係員に申し出る必要がある。
- 裏面が黒い馬券の払い戻しは従来の払戻機、新型自動払戻機およびサンアール大須の自動発売払戻兼用機で払い戻しが可能であるが名古屋競馬場の自動発売払戻兼用機ではできない。
- 笠松競馬場関連施設(笠松競馬場・シアター恵那)で購入した馬券は名古屋競馬場(第2スタンド1階および外向発売所の専用窓口)でも払い戻しが可能であるが、サンアール弥富・サンアール磯部・サンアール大須・中京競馬場ではできない。
- 名古屋競馬場外向発売所では、名古屋競馬場開催日のみ払い戻しが可能である。ただし、早朝発売および前日夜間発売時はできない。
- ふるさとコーナーで購入した馬券は、ふるさとコーナー関連施設(大井競馬場内)でのみ払い戻しが可能である。
- 2012年6月12日から共同トータリゼータシステムを導入するため、6月12日以降に名古屋競馬場および場外施設で発売された勝馬投票券は全国の地方競馬場施設で払戻が可能になる[3]。
- 2013年4月13日から「J−PLACE名古屋」として発売されたJRAの勝馬投票券は、名古屋を含む全国のJ−PLACE施設のみで払戻が可能。
早朝発売
名古屋競馬場外向発売所で当日行われる全レースを9時00分から午後3時30分まで発売[1] 。
- 名古屋競馬開催日のみ実施。
- 他場のレースは発売しない。
- 的中馬券の払い戻しも可能。
前日夜間発売・リレーナイター
前日夜間発売
名古屋競馬場外向発売所でシリーズ初日を除いて、2日目から最終日までの名古屋競馬の全レースを前日の17時30分から21時00分まで発売。なお、名古屋競馬場ではリレーナイター実施日は外向発売所が閉鎖されるため場内にて発売する。サンアール大須でも2009年3月まで名古屋競馬場と同じ日程で発売していたが、4月より主にリレーナイター実施日および名古屋競馬重賞競走の前日に次の日の名古屋競馬の全レースを発売することに変更された。
- マークカード記入の際は前日発売欄を塗りつぶす必要がある。
- 他場のレースは発売しない。
- 的中馬券の払い戻しも可能。
リレーナイター
名古屋競馬場や笠松競馬場などの昼間開催のレース終了後に大井競馬場、川崎競馬場や門別競馬場の夜間に行われるレース(ナイターレース)を12時00分より発売する。なおサンアール磯部・大須では最終レース締切時刻まで発売を行うが、サンアール弥富と中京競馬場では昼間開催の競馬場の最終レースと同時にナイターレースの発売も終了する。
- 2006年7月10日に名古屋競馬場の全レース終了後に大井競馬場のナイターレースを発売したのが最初である。なお、この日は名古屋競馬では薄暮開催を実施していたために最終レース発走時刻は18時00分で、リレー発売されたのは大井競馬第6レースから10レースまでの5競走であった。
- 2007年6月より、ダートグレード競走が行われる日を中心にリレーナイター実施日を2006年よりも増加させた。なお、この年以降は「リレーナイター」という名称で呼ばれるようになった。
なお、2010年5月現在「前日夜間発売」は行われていない。前日夜間発売よりも「リレーナイター」として他場を発売した方が売り上げもよく、ファンにも好評のためである。そのために2010年度は、昨年度までよりもリレーナイター実施日を大幅に増やした。
最高払戻金
2009年9月1日第2レース(10頭立て)で、3連勝単式(3連単)で720通り中593番人気の3,413,400円。なお、的中票数は46,252票中わずか1票(100円)であった。
競馬新聞
予想紙は『競馬エース』と『競馬東海』の2紙で、価格はいずれも550円(2018年現在。ちなみに発行元は両紙とも同じ会社である。詳しくは競馬エース#沿革を参照)。なお、2003年までは穴予想で有名だった『競新(ケイシン)』という名前の予想紙もあった。
出走馬がパドック(下見所)周回中に予想紙記者による解説が行われている。
CS中継
2011年4月〜2013年3月は、スカパー!のエキサイティング・グランプリ(709ch)で開催日に無料放送(ノースクランブル放送)の「名古屋競馬中継」(13:00 - 17:00)を、2013年4月〜2014年3月は、セレクトショピング Ch.217(無料放送)で中継していた(10:00 - 17:00)。
2014年4月からは、地方競馬ナイン(701chか702ch)で中継している(10:00 - 17:00)。
グリーンチャンネルではダートグレード競走を中継放送している(詳細はグリーンチャンネル地方競馬中継を参照)。
愛知県のケーブルテレビ局であるスターキャット・ケーブルネットワークはレース開催日の22:00-22:30に「名古屋けいばレースダイジェスト」を放送。
マスコット
マスコットキャラクターのデザインは2005年の一般公募によって採用された。3頭の馬に名古屋の名物エビフライを合わせたものである。なお、グループ名および3頭それぞれにも一般公募によって命名がなされている。
- 【グループ名】758(なごや)ドリームゲッターズ
- 【各馬の名前】ゼッケン7番…かけるくん、ゼッケン5番…あたるくん、ゼッケン8番…ゆめちゃん
なお、競馬場内には3頭がいろいろな行動をしているイラストが掲げられている。例として、一升瓶を片手にお酒を飲んでいるあたるくんやコンピュータに向かって何やら研究中のかけるくんなど。
その他
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
馬主席は特別観覧席の馬場に向かって一番左(入り口に近いほう)の列となっている。
名古屋競馬場の関連施設で購入した馬券には払い戻しの有効日が印字される。なお、このようになったのは新賭式(3連勝複式(3連複)・3連勝単式(3連単))が導入されてからである。
実況は弘報館の畑野謙二が担当している。以前は弘報館の河村憲広や岸和田競輪場の岸和田BBスタジオでキャスターを務めていた岸根正朋が担当していた。
レースのテレビ中継に関して、かつては東海桜花賞といった重賞レースのみテレビ愛知で中継していた。しかし1990年4月から三重テレビにて定期放送(『ダイナミック競馬』)が開始されてからは三重テレビで放送されることが多くなった(同時にマイル争覇に「三重テレビ賞」の冠名がついた)。その後三重テレビの冠レースは「新春盃」であり、現在でも不定期で重賞レースのみ生中継することがある。
正月期間を除く毎年1月と2月のシリーズの初日は日曜日である。冬季期間中、本場開催を行わない金沢競馬場での売上が見込めるとの理由から。また、日曜日に限らず平日でも名古屋競馬場開催時の場外売上は笠松競馬場よりも金沢競馬場の方が上である。なお、2010年は1月と2月に中京競馬場で中央競馬の開催があったために名古屋競馬の日曜日開催は2月28日の一日のみであった。
全国でも珍しい滞在型交流を実施している。冬季期間中、金沢競馬場所属の競走馬が所属変更することなく名古屋・笠松両競馬場の馬房に滞在してレースに出走する。馬だけでなく調教師などの関係者も滞在をする。また、騎手も毎年10名前後滞在してレースに参加する。
内馬場の芝生を利用してグラウンド・ゴルフ大会が2006年3月と7月に行われた。
交番(小碓(おうす)交番)が名古屋競馬場会館の敷地内にある。なお、以前は外向発売所の上に存在した。
2005年6月6日 - 8月13日と2006年7月10日 - 7月14日に薄暮開催(トワイライト競馬)が行われた。なお、1985年にも実施されたことがあった。
2005年11月3日に行われたJBC競走を記念して、当日に名古屋競馬場4つ目となるファンファーレ「VICTORY」が生演奏により披露された。JBCスプリントでは無事に演奏されたが、JBCクラシックでは従来の録音されたSP用ファンファーレも流された。当初は演奏されたものの船橋競馬場所属のナイキアディライト(当時牡馬5歳/石崎駿騎乗)が枠入りを拒否し続けたため、全馬もう一度枠入りからやり直しになり、その結果10分以上発走が遅れてしまい、演奏するはずのマーチングバンドはすでに引き上げていたことからSP用ファンファーレになった。また、当日はテレビにて生中継をしていたが、その中継終了時刻は16時30分だったため、JBCクラシックのレース途中で放送が打ち切られた。この日以降ファンファーレ「VICTORY」は、ダートグレード用として使用されている。なお、すべてのファンファーレと発売締め切り前の音楽は公式サイトで聴くことができる。くわしくはファンファーレを参照。
2007年4月より、「TRIPLE DREAMS」として今までの名古屋競馬場・笠松競馬場に金沢競馬場も加えた相互発売体制になった。基本として月曜日は金沢競馬場のレースを名古屋競馬場・笠松競馬場にて、火・水・木曜日は名古屋競馬場・笠松競馬場のレースを金沢競馬場にてそれぞれ場外発売する。なおサンアール大須でも金沢競馬のレースを発売するが、サンアール弥富・磯部と中京競馬場では発売しない日がある。
2007年7月24日、外部業者による過失により漏水事故が発生し発券システムが故障したため、開催中止になった。
2009年8月に大型映像装置「グランビスタ」がLED(発光ダイオード)表示になった。今までの電球表示よりも画質が細かくなったために、レースなどの映像が明るく鮮やかに見られるようになった。また、オッズや払戻金は場内のテレビと同じものを表示できるようになった。
2009年10月に第3スタンドの改修が終了し、1階に「展示室」が設けられた。名古屋競馬の歴史の年表や今までに行われたレースの広報用ポスター、競馬場上空からの写真などが展示されている。また、期間限定ではあるが「名古屋けいばフォトコンテスト」の作品もここで見ることができる。
2012年6月12日から共同トータリゼータシステムを導入し、6月18日からワイドの発売が開始となった。オッズ画面が富士通フロンテックの導入場(南関東・兵庫など)ではなく、金沢・高知・福山に導入されている日本トーターの導入場の画面に近いものとなったが、自動音声は変更されていない。したがってトータリゼータシステムは富士通フロンテックとなる。
2013年2月10日に名古屋競馬場マラソン大会第1回ダート王決定戦が行われた。普段、競走馬が走る周回コースをランナーが走るイベントである[7]。2014年3月15日に第2回リレーマラソンダート王決定戦が行われた[8]。種目はリレーマラソン(42.195km)、5kmマラソン(1部・2部)、ファミリーラン(1.1km)の3種類[8]。
一般競走のゼッケンは白、特別競走は緑のゼッケンが使われている。SP重賞のゼッケンは独特な数字の字体が使われており、色は深青。基本的には、一定期間使い回されている。なお、SP重賞でレース名と馬名が入った特注のゼッケンが使われているのは、東海ダービー(ゼッケンの色は白)だけであったが、2017年7月17日に開催された第21回名港盃以降のSP重賞から、レース名と馬名が入った深青のゼッケンが使用されている。
現在 レースの表彰式は重賞レースと冠協賛レースで行われている。当日の出走表に本日の表彰式と記載があり、確認できる。
2020年2月27日よりCOVID-19感染拡大防止のため無観客での開催を実施したが、同年8月26日より場外馬券発売を再開、9月1日より本場開催での観客の入場を再開した[9]。2021年1月14日よりCOVID-19の更なる感染拡大防止のため無観客での開催となった[10]。
弥富トレーニングセンターへの移転
2026年開催予定の愛知・名古屋アジア大会において、中日新聞は2016年9月28日朝刊紙上において「競馬場を弥富トレーニングセンターに移転し、跡地に選手村を建設する構想がある」と報じた。この時点では具体的な移転時期は明記されておらず、名古屋競馬場や愛知県競馬組合からも移転等のコメントは発表されなかった。
2016年12月19日、愛知県競馬組合は正式に弥富トレーニングセンターに移転することを決めた。移転案によると、競馬場の解体と新競馬場建設の総工費は94億円で、弥富トレーニングセンターの敷地の一部、17万平方メートルを売却して移転費に充てる。2017年3月28日に開かれた組合議会で名古屋競馬場を弥富トレーニングセンターに移転するための費用を含めた2017年度予算案を全会一致で可決、2022年度の開業を目指すことになった[11][12]。
新競馬場はナイター設備を導入し、他場と競合しない冬季のナイター開催を予定している[12]。現在の名古屋競馬場跡地は場外馬券売場などに活用される予定である。
アクセス
公共交通機関
- 2012年11月末までは開催日のみ名鉄名古屋本線・常滑線 神宮前駅から名鉄バスによる無料送迎バスが運行されていた。運行終了後も神宮前駅、東海通駅にある停留所はそのまま残されており、近接するバス停から発車する名古屋市交通局のバス(名古屋市営バス)を利用するよう呼びかけられている。
- 名古屋臨海高速鉄道あおなみ線 名古屋競馬場前駅下車徒歩3分。
- 名古屋市営地下鉄名港線 東海通駅(東海通バス停)から名古屋市営バス幹神宮1系統(河合小橋・多加良浦・中川車庫前行き)または東海12系統(右まわり港区役所・河合小橋・中川車庫前・サンビーチ日光川行き)、競馬場正門下車徒歩1分。
- 名古屋市営地下鉄名港線六番町駅(六番町バスターミナル)から名古屋市営バス東海12系統河合小橋行き、競馬場正門下車徒歩1分。
- 名古屋市営地下鉄東山線高畑駅(地下鉄高畑バス停)から名古屋市営バス高畑18系統港区役所行き、競馬場下車徒歩3分。
- 名鉄名古屋本線・常滑線神宮前駅(神宮東門バス停)から名古屋市営バス幹神宮1系統河合小橋・多加良浦・中川車庫前行き、競馬場正門下車徒歩1分。
- 名鉄バスセンター(3階2番のりば)から三重交通バスサンビーチ日光川・南桑名行き、競馬場前下車徒歩3分。
自動車
- 無料駐車場完備(714台)
脚注
- ^ 以前はすべての競走でフルゲートは12頭であったが経営悪化によるコスト削減のためダートグレード競走、重賞競走、中央競馬・他地区地方競馬所属馬との交流競走、新馬戦競走などを除き10頭で行われている。なお、2007年4月以降は一部の特別レースが12頭で実施されている。
- ^ a b 当日のあおなみ線名古屋競馬場前駅着の往復乗車券の復券を競馬場内総合案内所に提示すると、特別観覧席またはグリーンホールが無料になる。なお、当日が満席の場合は次回来場の際に使用できる「招待券」がもらえる。受付時間は、開門から15時40分である。このサービスは名古屋競馬開催日のみ有効で他の競馬場の場外発売日は実施しない。そのため場外発売日に上記の招待券を持参しても使用できない。
出典
- ^ a b 競馬場のご案内名古屋競馬オフィシャルサイト、2020年11月10日閲覧
- ^ 第1回 西日本ダービーの実施についてnetkeiba.com、2016年8月5日閲覧
- ^ a b “ワイド馬券(拡大馬連複勝馬投票券)導入について”. 愛知県競馬組合 (2012年5月15日). 2012年5月16日閲覧。
- ^ a b “競馬事業の沿革”. 金シャチけいばNAGOYA(公式サイト). 2020年2月8日閲覧。
- ^ “名古屋けいば場外「サンアール大須」オープン”. 地方競馬全国協会 (2007年11月27日). 2007年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月8日閲覧。
- ^ ふるさとコーナー発売日程(2014年10月 - 12月) Archived 2014年11月29日, at the Wayback Machine. - 東京シティ競馬、2014年11月19日閲覧
- ^ http://www.pref.aichi.jp/0000055881.html 愛知県ホームページ(2012年11月2日)
- ^ a b 名古屋競馬場マラソン大会第2回ダート王決定戦大会プログラム
- ^ 名古屋けいば. “金シャチけいばNAGOYA|名古屋けいばオフィシャルサイト”. 金シャチけいばNAGOYA. 2021年1月13日閲覧。
- ^ 名古屋けいば. “金シャチけいばNAGOYA|名古屋けいばオフィシャルサイト”. 金シャチけいばNAGOYA. 2021年1月13日閲覧。
- ^ 名古屋競馬場、弥富移転へ 跡地にアジア大会選手村中日新聞、2016年12月20日閲覧
- ^ a b 名古屋競馬場が弥富トレセン移転へサンケイスポーツ、2017年3月29日閲覧
外部リンク
公式のもの
- 公式サイト
- Nagoya Dreamgetters(名古屋競馬場公式アカウント) (@758Dreamgetters) - X(旧Twitter)
- nagoyakeiba758 - YouTubeチャンネル
関係団体のもの
- 名古屋けいばの未来を考える会(名古屋競馬場関係者有志で結成された会)
- 名古屋けいばの未来を考える会 (@nagoyakeiba) - X(旧Twitter)
- 名古屋けいばの未来を考える会 (270113809679757) - Facebook
- 地方競馬全国協会公式サイト「競馬場紹介」名古屋競馬場