「1982年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」の版間の差分
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|[[都裕次郎]]||[[中日ドラゴンズ|中日]]||初||[[金城基泰]]||南海||3 |
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2021年8月23日 (月) 05:56時点における版
1982年のオールスター | |
Previous: 1981 | Next: 1983 |
試合概要
前年、後楽園シリーズを制し、8年ぶりの日本一を達成した読売ジャイアンツの藤田元司監督が全セ(オールセントラル・リーグ)を率い、パ・リーグを制した日本ハムファイターズの大沢啓二監督が全パ(オールパシフィック・リーグ)の指揮を執ったオールスターゲーム。
第1戦はこの年まで12年連続盗塁王に君臨し続けた全パの1番福本豊(阪急)が初回から打ちまくり4打数4安打1四球の全打席出塁でMVP。続く第2戦、珍記録が生まれた。全セが5対4の1点リードで迎えた7回表、斉藤明夫(大洋)が登板。2死1,2塁で代打の平野光泰(近鉄)に同点打を叩かれたことから斉藤は延長11回までの5イニングを投げることになった(試合そのものは引き分けに)。これは個人の球宴史上最多投球回記録である。第3戦も4回から2対2の同点が続き、連夜の延長も考えられた7回表、全セが1点勝ち越し、それを定岡正二(巨人)、山本和行(阪神)が守りきった。またこの第3戦では7回の全パの攻撃で無死1、3塁から大宮龍男(日本ハム)がショートゴロを打ち6-4-3と渡って併殺とするが送球の間に島田誠(日本ハム)が本塁に突入するもタッチアウトとなり、オールスターゲーム史上初のトリプルプレーが成立した。
3試合制のオールスターゲームが1勝1敗1分のタイに終わったのは史上初である(2013年にも記録)。
選出選手
セントラル・リーグ[1] | パシフィック・リーグ[1] | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
監督 | 藤田元司 | 巨人 | 監督 | 大沢啓二 | 日本ハム | ||
コーチ | 古葉竹識 | 広島 | コーチ | 上田利治 | 阪急 | ||
安藤統男 | 阪神 | 山本一義 | ロッテ | ||||
投手 | 江川卓 | 巨人 | 3 | 投手 | 江夏豊 | 日本ハム | 15 |
定岡正二 | 巨人 | 初 | 工藤幹夫 | 日本ハム | 初 | ||
西本聖 | 巨人 | 3 | 木田勇 | 日本ハム | 3 | ||
北別府学 | 広島 | 4 | 山田久志 | 阪急 | 11 | ||
松沼雅之 | 西武 | 2 | |||||
山本和行 | 阪神 | 4 | 杉本正 | 西武 | 初 | ||
工藤一彦 | 阪神 | 初 | 東尾修 | 西武 | 6 | ||
尾花高夫 | ヤクルト | 初 | 山内孝徳 | 南海 | 初 | ||
都裕次郎 | 中日 | 初 | 金城基泰 | 南海 | 3 | ||
郭源治 | 中日 | 初 | 村田辰美 | 近鉄 | 2 | ||
斉藤明夫 | 大洋 | 3 | |||||
大野豊▲ | 広島 | 2 | |||||
捕手 | 山倉和博 | 巨人 | 2 | 捕手 | |||
若菜嘉晴 | 阪神 | 5 | 大宮龍男 | 日本ハム | 2 | ||
中尾孝義 | 中日 | 初 | 中沢伸二 | 阪急 | 5 | ||
袴田英利▲ | ロッテ | 初 | |||||
一塁手 | 中畑清 | 巨人 | 2 | 一塁手 | 柏原純一 | 日本ハム | 3 |
二塁手 | 篠塚利夫 | 巨人 | 初 | 二塁手 | 落合博満 | ロッテ | 2 |
三塁手 | 原辰徳 | 巨人 | 2 | 三塁手 | 羽田耕一 | 近鉄 | 2 |
遊撃手 | 真弓明信 | 阪神 | 4 | 遊撃手 | 石毛宏典 | 西武 | 2 |
内野手 | 衣笠祥雄 | 広島 | 8 | 内野手 | 加藤英司 | 阪急 | 11 |
岡田彰布 | 阪神 | 3 | 有藤通世 | ロッテ | 13 | ||
掛布雅之 | 阪神 | 7 | 河埜敬幸 | 南海 | 3 | ||
モッカ | 中日 | 初 | 大石大二郎 | 近鉄 | 初 | ||
外野手 | 山本浩二 | 広島 | 10 | 外野手 | 福本豊 | 阪急 | 12 |
松本匡史 | 巨人 | 2 | 平野光泰 | 近鉄 | 4 | ||
山本功児 | 巨人 | 初 | 島田誠 | 日本ハム | 4 | ||
杉浦亨 | ヤクルト | 2 | クルーズ | 日本ハム | 初 | ||
田尾安志 | 中日 | 3 | 大田卓司 | 西武 | 2 | ||
長崎啓二 | 大洋 | 初 | 門田博光 | 南海 | 7 | ||
栗橋茂 | 近鉄 | 3 |
- 太字はファン投票で選ばれた選手。▲は出場辞退選手発生による補充選手。
試合結果
試合 | 試合日 | 球場 | 開始時刻 | 勝利 | スコア | 敗戦 | MVP | 入場者数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1戦 | 7月24日(土) | 後楽園 | 18時30分 | パシフィック | 7 - 2 | セントラル | 福本豊 | 35389人 |
第2戦 | 7月25日(日) | 西武 | 18時32分 | パシフィック | 5 - 5 | セントラル | 柏原純一 | 33059人 |
第3戦 | 7月27日(火) | 大阪 | 18時30分 | セントラル | 3 - 2 | パシフィック | 掛布雅之 | 23450人 |
第1戦
オーダー
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第2戦
オーダー
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第3戦
オーダー
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テレビ・ラジオ中継
テレビ中継
- 第1戦:7月24日
- 第2戦:7月25日
- 第3戦:7月27日
テレビ放送以来29年間に渡って日本選手権シリーズ・オールスターゲームのいずれかの放映権を獲得してきた日本テレビはこの年、開局以来初めてその両方の中継権を失った。日本シリーズは西武対中日で争われ、両球団主催試合の全国中継はいずれもフジ系列とTBS系列が執り行っていた(当時)。
ラジオ中継
- 第1戦:7月24日
- 第2戦:7月25日
- 第3戦:7月27日