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1996年のオールスターゲーム (日本プロ野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NPB 1996年のNPBオールスターゲーム
1996サンヨーオールスターゲーム
ゲームデータ
スポンサー 三洋電機
セ監督 野村克也
パ監督 仰木彬
セ投票最多 江藤智
パ投票最多 イチロー
第1戦
日程 7月20日
開催地 福岡ドーム
スコア セリーグ 4-7 パリーグ
MVP 山本和範
第2戦
日程 7月21日
開催地 東京ドーム
スコア セリーグ 3-7 パリーグ
MVP 清原和博
第3戦
日程 7月23日
開催地 富山アルペンスタジアム
スコア パリーグ 2-4 セリーグ
MVP 金本知憲
« 1995
1997 »

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1996年のオールスターゲームは、1996年7月に行われた日本プロ野球オールスターゲーム

試合概要

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前年、日本一に輝いたヤクルトスワローズ野村克也監督が全セ(オールセントラル・リーグ)を率い、パ・リーグを制覇したオリックス・ブルーウェーブ仰木彬監督が全パ(オールパシフィック・リーグ)を率いた。オリンピックイヤーということもあり、4年ぶり第3戦が開催され、北陸・富山アルペンスタジアムで行なわれた。

第1戦は初開催となった福岡ドームにて、プロ生活21年目で初のファン投票選出となった山本和範近鉄)が代打で登場の6回裏に逆転本塁打を放ちMVPを獲得。

第2戦は、9回表全セの攻撃が二死無走者で打者・松井秀喜(巨人)という場面で、右翼を守っていたイチローが登板した場面が特筆される。仰木監督がファンサービスの観点から行った起用であるが、これに対して野村監督が「格式」の観点から冒涜行為だとばかりに自軍の投手高津臣吾を代打に送った。結果はゴロであった。この考え方の相違がからんだ出来事は球界に波紋を広げた[1](イチローが2015年メジャーリーグベースボールで初登板した際にも取り上げられた[2])。

第3戦は金本知憲(広島)の3ラン本塁打などでセントラルリーグが一矢を報いた。

選出選手

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セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
監督 野村克也 ヤクルト 監督 仰木彬 オリックス
コーチ 三村敏之 広島 コーチ 江尻亮 ロッテ
長嶋茂雄 巨人 東尾修 西武
投手 斎藤雅樹 巨人 6 投手 西崎幸広 日本ハム 8
山部太 ヤクルト 2 野村貴仁 オリックス
高津臣吾 ヤクルト 2 星野伸之 オリックス 6
田畑一也 ヤクルト 鈴木平 オリックス
吉井理人 ヤクルト 3 伊良部秀輝 ロッテ 3
紀藤真琴 広島 2 成本年秀 ロッテ 2
佐々岡真司 広島 3 ヒルマン ロッテ
ガルベス 巨人 西口文也 西武
斎藤隆 横浜 2 今関勝 日本ハム
佐々木主浩 横浜 4 島崎毅 日本ハム
今中慎二 中日 5 グロス 日本ハム
中山裕章 中日 3 武田一浩 ダイエー 3
藪恵壹 阪神 3 高村祐 近鉄
捕手 古田敦也 ヤクルト 7 捕手 中嶋聡 オリックス 5
西山秀二 広島 2 伊東勤 西武 13
中村武志 中日 6 吉永幸一郎 ダイエー 4
一塁手 落合博満 巨人 15 一塁手 清原和博 西武 11
二塁手 立浪和義 中日 5 二塁手 小久保裕紀 ダイエー 2
三塁手 江藤智 広島 3 三塁手 中村紀洋 近鉄 2
遊撃手 野村謙二郎 広島 6 遊撃手 浜名千広 ダイエー 3
内野手 オマリー ヤクルト 3 内野手 堀幸一 ロッテ 2
辻発彦 ヤクルト 9 初芝清 ロッテ 3
大豊泰昭 中日 3 田中幸雄 日本ハム 7
和田豊 阪神 6 水口栄二 近鉄
久慈照嘉 阪神 3
外野手 前田智徳 広島 3 外野手 イチロー オリックス 3
金本知憲 広島 2 秋山幸二 ダイエー 12
松井秀喜 巨人 3 山本和範 近鉄 5
佐伯貴弘 横浜 2 田口壮 オリックス 2
山崎武司 中日 ブリトー 日本ハム
パウエル 中日 2 村松有人 ダイエー
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。▲は出場辞退選手発生による補充選手。数字は出場回数。

試合結果

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第1戦

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全セ 0 0 0 0 0 3 0 0 1 4 10 0
全パ 3 0 0 0 0 4 0 0 X 7 10 0
  1. セ:紀藤)、●)、田畑)、佐々岡(広) - 西山(広)、古田(ヤ)
  2. パ:ヒルマン)、○グロス()、S高村) - 伊東西)、吉永)、中嶋
  3. 勝利グロス(1勝)  
  4. セーブ:高村 (1S)  
  5. 敗戦:藪(1敗)  
  6. 本塁打
    パ:イチロー(オ)1号(初回先頭打者ソロ・紀藤)、ブリトー(日)1号(2ラン・紀藤)、山本(近)1号(3ラン・藪)
  7. 審判
    [球審]井野(セ)
    [塁審]前川(パ)・井上(セ)・桃井(パ)
  8. 試合時間:2時間8分

オーダー

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セントラル
打順守備選手
1[右]松井秀喜
2[遊]野村謙二郎
3[三]江藤智
4[指]落合博満
5[一]オマリー
6[中]パウエル
7[左]山﨑武司
8[二]辻発彦
9[捕]西山秀二
[投]紀藤真琴
パシフィック
打順守備選手
1[右]イチロー
2[左]村松有人
3[遊]田中幸雄
4[一]清原和博
5[指]ブリトー
6[中]秋山幸二
7[三]初芝清
8[二]小久保裕紀
9[捕]伊東勤
[投]ヒルマン

第2戦

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全セ 0 0 0 0 3 0 0 0 0 3 6 1
全パ 0 0 0 0 2 4 1 0 X 7 7 0
  1. セ:斎藤雅)、山部(ヤ)、●ガルベス(巨)、佐々木) - 古田、中村
  2. パ:伊良部(ロ)、星野(オ)、○島崎(日)、西崎(日)、イチロー(オ) - 吉永、中嶋、伊東
  3. 勝利島崎(1勝)  
  4. 敗戦ガルベス(1敗)  
  5. 審判
    [球審]村田(パ)
    [塁審]井上(セ)・前川(パ)・井野(セ)
  6. 試合時間:2時間21分

オーダー

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セントラル
打順守備選手
1[中]前田智徳
2[二]立浪和義
3[三]オマリー
4[一]落合博満
5[指]大豊泰昭
6[右]松井秀喜
7[捕]古田敦也
8[左]佐伯貴弘
9[遊]久慈照嘉
[投]斎藤雅樹
パシフィック
打順守備選手
1[右]イチロー
2[二]堀幸一
3[遊]田中幸雄
4[一]清原和博
5[指]ブリトー
6[中]秋山幸二
7[三]中村紀洋
8[捕]吉永幸一郎
9[左]田口壮
[投]伊良部秀輝

第3戦

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
全パ 1 0 1 0 0 0 0 0 0 2 7 0
全セ 0 3 0 0 0 0 1 0 X 4 6 0
  1. パ:●今関(日)、鈴木(オ)、武田(ダ)、野村(オ)、西口(西)、成本(ロ) - 中嶋、吉永
  2. セ:○斎藤隆(横)、中山(中)、田畑、吉井(ヤ)、高津(ヤ)、佐々木、S佐々岡 - 中村、古田、西山
  3. 勝利斎藤隆(1勝)  
  4. セーブ:佐々岡 (1S)  
  5. 敗戦今関(1敗)  
  6. 本塁打
    セ:金本(広)1号(3ラン・今関)
  7. 審判
    [球審]桃井(パ)
    [塁審]井野(セ)・村田(パ)・井上(セ)
  8. 試合時間:2時間13分

オーダー

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パシフィック
打順守備選手
1[右]イチロー
2[左]村松有人
3[中]秋山幸二
4[一]清原和博
5[三]初芝清
6[二]堀幸一
7[指]田中幸雄
8[捕]中嶋聡
9[遊]浜名千広
[投]今関勝
セントラル
打順守備選手
1[中]前田智徳
2[遊]野村謙二郎
3[三]江藤智
4[一]オマリー
5[指]パウエル
6[右]松井秀喜
7[左]金本知憲
8[二]和田豊
9[捕]中村武志
[投]斎藤隆

テレビ・ラジオ中継

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テレビ中継

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ラジオ中継

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脚注

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関連項目

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外部リンク

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