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[[2013年]]には、観光開発の一環として、[[ななつ星 in 九州]]の運行開始に合わせて、[[水戸岡鋭治]]のデザインにより駅舎を茶色に塗装する等の改修が行われた<ref>[http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_13751475352.html 「ななつ星」運行に合わせ 豊後森駅改修] 大分合同新聞、2013年7月30日</ref><ref>{{PDFlink|[http://www13.jrkyushu.co.jp/NewsReleaseWeb.nsf/a1ed4d49de57a3b049257acc00537891/7d5ed1537cef0a5b49257bb700399d6e/$FILE/%E4%B9%85%E5%A4%A7%E6%9C%AC%E7%B7%9A%E3%80%8C%E8%B1%8A%E5%BE%8C%E6%A3%AE%E9%A7%85%E3%80%8D%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%AB.pdf 久大本線「豊後森駅」リニューアル]}} 九州旅客鉄道株式会社、2013年7月30日</ref>。


=== のりば ===
=== のりば ===

2021年9月3日 (金) 11:06時点における版

豊後森駅
リニューアル後の駅舎
ぶんごもり
Bungo-Mori
北山田 (5.4 km)
(4.1 km) 恵良
所在地 大分県玖珠郡玖珠町大字帆足245-5[1][2]
北緯33度16分58.58秒 東経131度9分18.89秒 / 北緯33.2829389度 東経131.1552472度 / 33.2829389; 131.1552472
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 久大本線
キロ程 73.2 km(久留米起点)
電報略号 フモ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[3]
乗車人員
-統計年度-
338人/日(降車客含まず)
-2016年-
開業年月日 1929年昭和4年)12月15日[4][5][6]
備考 業務委託駅[2]
テンプレートを表示
豊後森駅構内(リニューアル後)
豊後森駅構内。奥に豊後森機関庫が見える
リニューアル前の駅舎(2008年8月20日撮影)
駅東側から構内を望む(リニューアル前)

豊後森駅(ぶんごもりえき)は、大分県玖珠郡玖珠町大字帆足にある、九州旅客鉄道(JR九州)久大本線である[1]

玖珠町の中心駅で[3]、久大本線の重要な拠点駅としての機能を持っている。かつては恵良駅を起点とする宮原線の列車が1984年の同線廃止まで当駅に発着していた[7]

歴史

駅構造

駅舎に接した単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線を有する地上駅である[3]。ホーム間は跨線橋で結ばれており、駅舎は三角屋根の木造建築となっている[1]

JR九州サービスサポートが駅業務を行う業務委託駅[2]。駅舎内部の待合所に自動券売機が設置されている。2011年3月までは直営駅であったが、業務委託化の際にみどりの窓口は営業を終了した。

2013年には、観光開発の一環として、ななつ星 in 九州の運行開始に合わせて、水戸岡鋭治のデザインにより駅舎を茶色に塗装する等の改修が行われた[12][13]

のりば

のりば[14] 路線 方向 行先[14]
1・2・3 久大本線 上り 日田久留米博多方面
下り 由布院大分方面

利用状況

1965年(昭和40年)度には乗車人員が985,113人(定期外:347,639人、定期:637,474人)、降車人員が989,147人で、手荷物(発送:2,448個、到着:2,281個)や小荷物(発送:6,253個、到着:31,631個)も取り扱っていた[15]

2015年(平成27年)度の乗車人員は124,591人(定期外:33,800人、定期:90,791人)、降車人員は125,001人である[16]

※1日平均乗車人員の数値は各年度版「大分県統計年鑑」による年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。


年度 年間
乗車人員
定期外
乗車人員
定期
乗車人員
一日平均
乗車人員*
年間
降車人員
出典
1965年(昭和40年) 985,113 347,639 637,474 - 989,147 [15]
- - - - - - -
1990年(平成2年) 314,569 112,179 202,390 - 303,915 [17]
1991年(平成3年) 315,258 117,855 197,403 - 311,844 [18]
1992年(平成4年) 298,906 108,071 190,835 - 296,464 [19]
1993年(平成5年) 284,630 98,544 186,086 - 282,465 [20]
1994年(平成6年) 283,314 98,728 184,586 - 280,231 [21]
1995年(平成7年) 273,659 92,868 180,791 - 272,547 [22]
1996年(平成8年) 245,591 83,956 161,635 - 243,370 [23]
1997年(平成9年) 207,483 75,807 131,676 - 208,858 [24]
1998年(平成10年) 199,536 72,274 127,262 - 201,116 [25]
1999年(平成11年) 188,424 66,455 121,969 - 190,601 [26]
2000年(平成12年) 179,633 6,715 172,918 492 183,422 [27]
2001年(平成13年) 175,713 59,507 116,206 481 179,936 [28]
2002年(平成14年) 184,518 57,108 127,410 506 188,053 [29]
2003年(平成15年) 189,255 56,136 133,119 519 191,851 [30]
2004年(平成16年) 180,471 50,911 129,560 494 182,989 [31]
2005年(平成17年) 164,083 46,315 117,768 450 166,284 [32]
2006年(平成18年) 157,877 43,613 114,264 433 160,273 [33]
2007年(平成19年) 159,581 42,045 117,536 436 162,002 [34]
2008年(平成20年) 165,560 39,875 125,685 454 167,068 [35]
2009年(平成21年) 155,020 36,138 118,882 425 155,551 [36][注釈 1]
2010年(平成22年) 148,079 39,722 108,357 406 146,673 [38][注釈 1]
2011年(平成23年) 137,195 36,887 100,308 375 136,433 [39][注釈 1]
2012年(平成24年) 129,520 33,422 96,098 355 129,317 [40][注釈 1]
2013年(平成25年) 133,418 37,580 95,838 366 129,930 [41][注釈 1]
2014年(平成26年) 118,564 33,199 85,365 325 117,729 [42][注釈 1]
2015年(平成27年) 124,591 33,800 90,791 340 125,001 [16][注釈 1]
2016年(平成28年) - - - 338 - [43]
2017年(平成29年) 非公表
  • * 一日平均乗車人員は年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。

駅周辺

豊後森駅周辺は玖珠町の中心部にあたる[1]。駅北側には久大本線と並行して大分県道678号書曲野田線が通り[1]、同県道や駅北側西側の大分県道43号玖珠山国線に沿って商店街が形成されている。また駅から約700メートル、玖珠川を挟んで対岸にあたる塚脇地区には国道210号が通り、こちらにも商店街や郊外型の量販店、大分県警察本部玖珠警察署大分合同新聞社玖珠支局などがある。

バス路線

2014年平成26年)10月現在、日田バス大分交通グループ(玖珠観光バス)の一般路線と、コミュニティバス「玖珠町まちなか循環バス」の計16路線が発着する[11]

日田バス・玖珠観光バス・玖珠町まちなか循環バスは駅前広場のバス乗り場に発着する。駅前の道路上のバス停には、玖珠町がコミュニティバスとは別に運行する「ふれあい福祉バス」と、隣の九重町が町内と玖珠町中心部を結んで運行するコミュニティバスが発着する。停留所名は玖珠観光バスのみ「豊後森」で他は「森駅前」である。旧国鉄宮原線代替路線の宝泉寺温泉方面をはじめ、高塚愛宕地蔵尊へ向かう路線や、豊後中村駅経由で飯田高原九重山方面へ向かう路線などがある。

かつては玖珠観光バスのバス乗り場のみが駅前広場にあり、日田バスと玖珠町まちなか循環バスは駅前道路上にバス停を設けていたが、2014年(平成26年)10月1日より、日田バスと玖珠町まちなか循環バスの乗り場は玖珠観光バスのバス乗り場に発着するようになった[11][44]。この際に、九重町コミュニティバスや玖珠町ふれあい福祉バスも同じバス停に統一しようとしたが、これらは白ナンバー車を使用する自家用有償旅客運送であり、バス停近くで白ナンバー車の乗降を禁じた道路交通法の規定のため、断念している[11]

発着路線

豊後森機関区

豊後森機関庫

かつて当駅には豊後森機関区が併設されていた。1934年(昭和9年)の久大線の全線開通時に開設され、ディーゼル化にともない1970年(昭和45年)に廃止された。梅小路蒸気機関車館と同規模とされる。

豊後森機関区に設置された扇形機関庫は機関区の廃止後もそのまま残された。2006年(平成18年)3月には、町が機関庫をJR九州から買い取った。

扇形機関庫と転車台は、2009年平成21年)2月6日に近代化産業遺産に認定され[3]2012年(平成24年)に国の登録有形文化財に登録された[3]

2015年6月に、福岡県志免町に保存されていた9600形蒸気機関車(29612号機)が移設され[45]、同年11月には「豊後森機関庫ミュージアム -BUNGOMORI ROUNDHOUSE MUSEUM-」が開設されている[46]

恵良駅方面に向かう車窓からは、進行方向右側に見える。

隣の駅

九州旅客鉄道(JR九州)
久大本線
北山田駅 - 豊後森駅 - 恵良駅

脚注

注釈

  1. ^ a b c d e f g 大分県統計協会が廃止されてウェブ上で公開[37]

出典

  1. ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、21頁。 
  2. ^ a b c 大分支店内各駅”. JR九州鉄道営業. 2016年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月17日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 『JR九州のひみつ』 PHP研究所、2013年10月9日。ISBN 978-4-569-81493-3
  4. ^ a b c 『玖珠郡史』 玖珠町 九重町、1965年。
  5. ^ a b 諸河久 松本典久 『JRローカル線』 保育社、1994年。ISBN 978-4586508587
  6. ^ a b c 日本国有鉄道 総裁室修史課 『日本国有鉄道百年史 第9巻』 日本国有鉄道、1972年3月。
  7. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1984年1・2月号 p.256
  8. ^ “おとぎの駅にピッタリ 久大本線豊後森駅 装い新たにオープン”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1984年5月22日) 
  9. ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
  10. ^ 今村都南雄 『民営化の效果と現実NTTとJR』 中央法規出版、1997年8月。ISBN 978-4805840863
  11. ^ a b c d 松本健造(2014年10月11日). “バス乗り場統一し好評 豊後森駅前発着の3事業者16路線”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  12. ^ 「ななつ星」運行に合わせ 豊後森駅改修 大分合同新聞、2013年7月30日
  13. ^ 久大本線「豊後森駅」リニューアル (PDF) 九州旅客鉄道株式会社、2013年7月30日
  14. ^ a b 豊後森駅時刻表(JR九州2019.3.16改正)
  15. ^ a b 大分県総務部統計課 『昭和41年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1966年3月。
  16. ^ a b 平成28年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物)”. 大分県総務部統計課 (2017年3月30日). 2017年5月22日閲覧。
  17. ^ 大分県総務部統計課 『平成3年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1991年12月31日。
  18. ^ 大分県総務部統計課 『平成4年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1992年12月31日。
  19. ^ 大分県総務部統計課 『平成5年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1994年3月31日。
  20. ^ 大分県総務部統計課 『平成6年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1995年3月31日。
  21. ^ 大分県総務部統計課 『平成7年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1996年3月31日。
  22. ^ 大分県総務部統計課 『平成8年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1997年3月31日。
  23. ^ 大分県総務部統計課 『平成9年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1998年3月31日。
  24. ^ 大分県総務部統計課 『平成10年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1999年3月31日。
  25. ^ 大分県総務部統計課 『平成11年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2000年3月31日。
  26. ^ 大分県総務部統計課 『平成12年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2001年3月31日。
  27. ^ 大分県総務部統計課 『平成13年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2002年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  28. ^ 大分県総務部統計課 『平成14年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2003年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  29. ^ 大分県総務部統計課 『平成15年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2004年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  30. ^ 大分県総務部統計課 『平成16年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2005年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  31. ^ 大分県総務部統計課 『平成17年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2006年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  32. ^ 大分県総務部統計課 『平成18年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  33. ^ 大分県総務部統計課 『平成19年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 130 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  34. ^ 大分県総務部統計課 『平成20年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2009年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  35. ^ 大分県総務部統計課 『平成21年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2010年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  36. ^ 平成22年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 129.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年2月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
  37. ^ 池端真理 『全国都道府県統計協会刊行の統計資料調査について』 地域総合研究 第38巻 第2号 (鹿児島国際大学地域総合研究所) (2011年)
  38. ^ 平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
  39. ^ 平成24年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2013年8月5日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
  40. ^ 平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
  41. ^ 平成26年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2015年3月10日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
  42. ^ 平成27年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2016年3月29日”. 大分県総務部統計課. 2017年3月4日閲覧。
  43. ^ 駅別乗車人員上位300駅(平成28年度)” (PDF). 九州旅客鉄道 (2017年7月31日). 2017年8月2日閲覧。
  44. ^ JR豊後森駅のバス乗り場(森駅前停留所)を統一いたします。 (PDF) - 玖珠町・玖珠観光バス・日田バス、2014年9月24日
  45. ^ SL志免から玖珠へ 旧豊後森機関庫で引き渡し式 - 読売新聞、2015年6月23日
  46. ^ 大分)旧豊後森機関庫跡に鉄道ミュージアム 8日開館 - 朝日新聞、2015年11月8日

関連項目

外部リンク