「倶知安余市道路」の版間の差分
Reinforcing bar (会話 | 投稿記録) 仁木IC - 余市IC 2024年度開通予定 |
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2021年9月6日 (月) 10:56時点における版
一般国道自動車専用道路(A') (無料) | |
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E5A 倶知安余市道路 | |
路線延長 | 約 44 km |
起点 | 北海道虻田郡倶知安町 |
終点 | 北海道余市郡余市町登町 |
接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
倶知安余市道路(くっちゃんよいちどうろ)は、北海道虻田郡倶知安町から同余市郡余市町に至る総延長約44キロメートル (km) の北海道横断自動車道に並行する一般国道の自動車専用道路(国道5号)である。
高速道路ナンバリングによる路線番号は、「E5A」が割り振られている[1]。
東日本高速道路のプレスリリースによれば、倶知安余市道路の区間も後志自動車道の一部とされている[2][3]。
現在は全線で未供用となっている。
概要
道路諸元(倶知安 - 余市)
- 起点:北海道虻田郡倶知安町字旭(〈仮称〉倶知安IC)[4]
- 終点:北海道余市郡余市町登(余市IC)[4]
- 延長:39.1 km[4]
- 構造規格:第1種3級[4]
- 設計速度:80 km/h[4]
- 道路幅員:13.5 m[4]
- 車線数:2車線[4]
- 車線幅員:3.5 m[4]
北海道横断自動車道のうち基本計画区間とされていた黒松内 - 余市間(約74 km)のうち、2011年12月6日に札幌第1合同庁舎で開催された国交相の諮問機関である社会資本整備審議会(第5回北海道地方小委員会)において、黒松内 - 倶知安間(約30 km)が当面現道活用とされたのに対し、倶知安 - 余市間(約44 km)は別線を国道5号バイパス道路として新規に整備する方針が決まった[5][6]。この別線整備区間とされた倶知安 - 余市間が倶知安余市道路である。
国土交通省の計画段階評価資料(2011年)によれば、倶知安余市道路区間のルートについて(1)国道276号を介して共和町や岩内町方面からのアクセス性を重視し市街地方面へ若干迂回する案と(2)路線延長短縮による時間短縮を重視して直線的に結ぶ2案がそれぞれ検討され、沿線の意向や後志地域全体の政策目標への効果を踏まえ(1)案が採用された[7]。 この道路を含めた黒松内 - 余市間の道路整備により、国際規格コンテナの通行支障区間となっている稲穂峠の迂回路や、沿線から小樽市・札幌市の救急指定病院への搬送時間短縮、有珠山をはじめとする火山や地震など有事の際の道央自動車道代替ルートとしての役割や、新千歳空港と世界的なリゾートであるニセコ町とを結ぶルートの確保などが様々な機能が期待されている[8][9]。道内有数の豪雪地域であることを踏まえ、積雪した中での交通手段として整備の目的でもある。
倶知安余市道路のうち共和町-余市町間(約27.7 km)は新規事業採択時評価を経て2014年度に新規事業化されており、今後は調査設計や用地買収等を経て着工を目指す。工期については事業化からおよそ10年が目途とされており、2025年度に供用開始予定[10]。この区間の事業費は1090億円を見込んでおり[11]、整備により札幌市と倶知安町の車での所要時間は従前より35分短縮されて約1時間45分となる見込[12]である。
一方の倶知安町から共和町間(約16 km)は「専門家から猛禽類調査の継続を要請されたため」として北海道開発局から調査中区間とされ共和町 - 余市町間と同時に事業着手されなかったものの[13]、2年遅れて2016年度より事業に着手している[14]。
歴史
インターチェンジなど
- 施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用開始されていないか完成していない事を示す。なお、未開通区間の名称は仮称である。
- 接続路線名の特記がないものは町道。
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 倶知安から (km) |
備考 | 所在地 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国道5号現道当面活用区間(黒松内方面) | ||||||||
- | 倶知安IC | 道道58号倶知安ニセコ線 | 0.0 | 事業中[10][14] | 後志総合振興局 | 虻田郡 倶知安町 | ||
- | 共和IC | 国道5号(現道) | 11.5 | 岩内郡 共和町 | ||||
- | 仁木南IC | 国道5号(現道) | 余市郡 | 仁木町 | ||||
- | 仁木IC | 35.8 | 2024年度開通予定[15] | |||||
13 | 余市IC | 道道753号登余市停車場線 | 39.1 | 余市町 | ||||
E5A 後志自動車道(小樽方面) |
脚注
注釈
出典
- ^ 高速道路ナンバリング路線図(国土交通省)
- ^ “E5A後志自動車道(余市IC〜小樽JCT間)が平成30年12月8日(土)に開通します” (PDF). 東日本高速道路株式会社 (2018年10月19日). 2018年10月19日閲覧。
- ^ “開通予定区間 -道路名:北海道横断自動車道 黒松内釧路線-”. 東日本高速道路
- ^ a b c d e f g h “一般国道5号倶知安余市道路(倶知安~共和、共和~余市) 再評価原案準備書説明資料 平成30年度” (PDF). 北海道開発局. p. 1・2. 2020年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月7日閲覧。
- ^ “倶知安-余市間は先行整備を - 高速道整備で開発局案”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2011年8月11日)
- ^ “倶知安-余市間を別線で先行整備へ - 審議会が計画段階評価”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2011年12月6日)
- ^ 北海道横断自動車道(黒松内~余市)における計画段階評価(国土交通省) (PDF, 4.56 MiB)
- ^ “後志の背骨形成に動き 北海道横断自動車道黒松内 - 小樽間の現状”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2012年1月1日)
- ^ 平成26年度新規事業採択時評価資料 -一般国道5号北海道横断自動車道 倶知安余市道路(共和~余市)-(国土交通省北海道開発局)2014年3月5日 (PDF, 4.13 MiB)
- ^ a b c “平成26年度新規事業採択時評価結果 費用便益分析の結果 -一般国道5号北海道横断自動車道 倶知安余市道路(共和~余市)” (PDF). 国土交通省北海道開発局 (2014年3月5日). 2020年12月22日閲覧。
- ^ “倶知安余市道路が14年度の新規事業化候補に - 27km1090億円”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2014年2月25日)
- ^ 倶知安町広報資料 -札幌・小樽圏がより近く!高速道路 倶知安余市道路(共和~余市)が着工!(倶知安町)2014年5月1日 (PDF, 495.28 KiB)
- ^ “共和-余市間自専道の14年度着手決まる - 工期10年見込む”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2014年3月5日)
- ^ a b c 平成28年度新規事業候補箇所説明資料【高規格幹線道路】(国土交通省) (PDF)
- ^ “防災・減災、国土強靭化に向けた道路の5か年対策プログラム(北海道ブロック版)を策定” (PDF). 国土交通省 北海道開発局 (2021年4月27日). 2021年5月13日閲覧。