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2021年9月28日 (火) 09:19時点における版
アンドリュー・チーチー・ヤオ | |
---|---|
生誕 |
1946年12月24日(77歳) 中華民国 上海市 |
国籍 | 中華人民共和国 |
研究分野 | 計算機科学 |
研究機関 |
スタンフォード大学 プリンストン大学 清華大学 香港中文大学 |
出身校 |
国立台湾大学 ハーバード大学 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 |
主な受賞歴 |
ポーヤ賞 (SIAM) (1987) クヌース賞 (1996) チューリング賞 (2000) |
プロジェクト:人物伝 |
チーチー・ヤオ | |
---|---|
各種表記 | |
繁体字: | 姚期智 |
簡体字: | 姚期智 |
拼音: | Yáo Qīzhì |
ラテン字: | Yao2 Chi1ch'ih4 |
発音: | ヤオチーチー |
広東語拼音: | Jiu4 Kei4 Zi3 |
広東語発音: | ユーケイジー |
閩南語白話字: | Lâu Kî-tì |
日本語読み: | ようきち |
英文: | Chi-Chih Yao |
アンドリュー・チーチー・ヤオ(Andrew Chi-Chih Yao、中国語: 姚期智; 拼音: Yáo Qīzhì、1946年12月24日 - )は、著名な計算機科学者にして計算理論家。ミニマックス法を用い今日「ヤオの法則」として知られる理論を証明した。
中国上海に生まれた。国立台湾大学で物理学を学び、1972年にハーバード大学で物理学の博士号を取得した。1975年にはイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で計算機科学の博士号を取得している。
1996年、クヌース賞を受賞。2000年、「計算複雑性理論に基づく擬似乱数、暗号理論、通信複雑性などの計算理論への基本的貢献に対して」チューリング賞をアジア系で初めて授与された。
1982年から1986年までスタンフォード大学で正教授を務めた。1996年から2004年までプリンストン大学で工学と応用科学の教授を務め、アルゴリズムと複雑性の研究を続けた。2010年、中国北京の清華大学高等研究センター (CATSU) の教授となり、同大学理論計算機科学研究センター (ITCS) のセンター長となった。香港中文大学でも教授を務めた[1]。2015年に中国系初のノーベル賞受賞者であった楊振寧とともにアメリカ市民権を放棄し、中華人民共和国籍を取得した[2][3][4][5][6]。
米国科学アカデミーの会員、アメリカ芸術科学アカデミーのフェロー、アメリカ科学振興協会のフェローなども務めている。中国科学院の院士。妻のフランシス・ヤオも理論計算機科学の研究者として知られている。2021年京都賞先端技術部門受賞。
脚注
- ^ “ITCSC People”. www.itcsc.cuhk.edu.hk. 2016年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月12日閲覧。
- ^ “Quarterly Publication of Individuals, Who Have Chosen To Expatriate, as Required by Section 6039G”. Federal Register. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “杨振宁、姚期智正式转为中国科学院院士”. Xinhua News. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “Scientists drop U.S. citizenship”, Science 355 (6328): 891, (March 3, 2017), doi:10.1126/science.355.6328.890
- ^ “中国の軍事崛起は米防衛産業界出身が主役…米「中国のスパイ行為憂慮」”. 中央日報 (2017年3月30日). 2019年3月28日閲覧。
- ^ “ノーベル賞受賞の中国系研究者ら2人、外国籍放棄し中国科学院へ―中国メディア”. Record china (2017年2月22日). 2019年3月28日閲覧。