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「起亜自動車」の版間の差分

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'''起亜'''(キア、{{korean|hangul=기아|hanja=起亞|rr=Gia|mr=Kia}}, {{IPA-ko|ki.a|IPA}})は、[[大韓民国|韓国]]の[[自動車]]メーカー。2016年の販売台数は330万台で、世界第8位<ref>[https://focus2move.com/world-cars-brand-ranking-2016/ World Car Brand Ranking in 2016-Top50] Focus 2 move</ref>。
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1944年、[[永登浦区]]に'''京城精工'''として設立し、1951年に韓国初の国産自転車であるサムチュリーを製造した。1952年に'''起亜産業'''に改名した。自動車産業合理化措置による乗用車の生産中止を経て1987年に乗用車市場に再進出し、1990年に'''起亜自動車'''へ改称した。2021年に既存製造業中心のビジネスモデルから抜け出すという意志を込め、起亜自動車から'''起亜'''に社名を変更した。
前身は1944年設立された'''京城精工株式会社'''。1962年に[[マツダ]]の技術供与によって自動車業界に参入し'''起亜産業'''に改名<ref name=":0">{{Cite web|title="All Mazda" 世界のマツダ|url=http://maz.daa.jp/world/03kia.html|website=maz.daa.jp|accessdate=2021-09-29}}</ref>、1986年から[[フォード・モーター|フォード]]とも密接な関係だったが<ref name=":0" />、1998年の経営破綻で[[現代自動車]]の傘下に入って以来、現代とのみ密接な関係となり、「現代-起亜自動車グループ(現 [[現代自動車グループ]])」を構成している。2012年6月の時点で、同社の32.8%の株式を現代が所有。生産車種のほとんどが、現代の同クラスの車種と主要部品を共有している。


== 概要 ==
== 概要 ==
=== 年表 ===
=== 年表 ===
* [[1944年]]12月 - [[日本統治時代の朝鮮]][[京城]](現[[ソウル特別市|ソウル]])の永登浦(ヨンドゥンボ)で「京城精工」として創業<ref name=":0" />、当初は[[自転車]]部品の会社であった。
* [[1944年]]12月 - [[日本統治時代の朝鮮]][[京城]](現[[ソウル特別市|ソウル]])の永登浦(ヨンドゥンボ)で「京城精工」として創業<ref name=":0">{{Cite web |title="All Mazda" 世界のマツダ |url=http://maz.daa.jp/world/03kia.html |website=maz.daa.jp |accessdate=2021-09-29}}</ref>、当初は[[自転車]]部品の会社であった。
* [[1952年]]3月 - 京城精工、[[自転車]]「SAMCHOLLI」を発表。
* [[1952年]]3月 - 京城精工、[[自転車]]「SAMCHOLLI」を発表。
* [[1961年]] - [[オートバイ]]「[[ホンダ・カブ|C100(ホンダ・スーパーカブ)]]」を発売。
* [[1961年]] - [[オートバイ]]「[[ホンダ・カブ|C100(ホンダ・スーパーカブ)]]」を発売。

2022年2月16日 (水) 16:47時点における版

起亜
주식회사 기아
Kia Corporation
種類 株式会社
市場情報
設立 1944年
業種 輸送用機器
事業内容 自動車
代表者 安秉模 グループ会長、CEO
売上高 16兆3822億ウォン(2008年単体売上高)
営業利益 3085億ウォン(2008年単体営業利益)
純利益 1138億ウォン(2008年単体純利益)
主要株主 現代自動車グループ
関係する人物 鄭夢九
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起亜(キア、ハングル기아; ハンチャ起亞; RRGia; MRKia, IPA: [ki.a])は、韓国自動車メーカー。2016年の販売台数は330万台で、世界第8位[1]

1944年、永登浦区京城精工として設立し、1951年に韓国初の国産自転車であるサムチュリーを製造した。1952年に起亜産業に改名した。自動車産業合理化措置による乗用車の生産中止を経て1987年に乗用車市場に再進出し、1990年に起亜自動車へ改称した。2021年に既存製造業中心のビジネスモデルから抜け出すという意志を込め、起亜自動車から起亜に社名を変更した。

概要

年表

日本での販売

  • 1992年、日本法人「起亜ジャパン株式会社」を東京都港区芝公園に設立。前身は「起亜自動車日本支社」。同じく「起亜自動車」技術開発部門の東京R&Dセンターが港区芝公園に所在。
  • 1995年には東京R&Dセンターを千葉ニュータウン千葉県印西市)に移設。地上9階建ての自社ビルを建設。1996年からは「起亜ジャパン株式会社」の一部機能が同ビル内へ統合され、1999年まで同所にて営業。現在は現代-起亜自動車グループの日本での開発拠点となっている。
  • 東京モーターショーへは、1991年より出展。以後、1993年、1997年、1999年と連続して出展した。
  • 「Kia Elan」を日本名「ビガート(Vigato)」として日本で発売。東京輸入車ショー、名古屋輸入車ショーなどに出展した。
  • 1999年に現代自動車傘下となってからは、部品輸入等を現代自動車と共同化するなどの方針変更により、日本法人の役割は薄れた。2013年3月、起亜ジャパンを清算[7]
  • 日本進出中もフォード・フェスティバ(キア・プライド)の派生モデルの5ドア版「フェスティバ5」やセダン「フェスティバβ」(両方とも左ハンドル)、1997年にはロータス・エランのライセンス生産モデル「ビガート」を輸出していた。

デザイン

2006年9月1日に、ペーター・シュライヤー(フォルクスワーゲングループ全体のデザイン部門の元トップ)を起亜自動車のCDO(Chief Design Officer、最高デザイン責任者)として招聘した。シュライヤーは、各車種に「タイガーノーズグリル」[8]として知られる新しいコーポレートグリルを導入した。 シュライヤーは「私は力強い視覚面での信号、印、識別子を求めた。車の前面にはこの認識やこの表現が必要とされる。車は顔を必要とし、私は新しいキアの顔は強力で独特なものだと考える。人目を惹くことは不可欠であり、顔は遠くからでさえ直ちにキアを識別可能であるべきだ」[9]と述べている。なお、シュライヤーは、2012年12月に起亜自動車社長 兼 現代自動車グループの最高デザイン責任者に就任した。

モータースポーツ

STCCのオプティマBDE
リオのRXカー

2010年に北米PWCのキネティック・モータースポーツを支援し、KIA Racingとして自動車レースへの初のワークス参戦を開始。以降ツーリングカーレースを中心に活動している。2014年にはPWCのGTSクラス(オプティマ)とTC-Aクラス(フォルテ クープ)でチャンピオンを獲得した[10]

2016年には技術者集団STARD(Stohl Advanced Research and Development)の協力を得て、TCR規定のシード GT TCRを開発。TCRインターナショナルにも参戦した。

STCC(スカンディナビア・ツーリングカー選手権)にも2014年からプライベーターがオプティマで参戦。TCR規定が導入されて以降はシードに車両をスイッチしたが、2017年で活動を休止している[11]

ラリークロスでは元WRCドライバーのジジ・ガリ率いるGGRXがリオをベースとしたRXスーパーカーを開発し、2017年から散発的に世界ラリークロス選手権(World RX)に参戦している[12]

現行車種一覧

2022年1月現在

K9
レイ

乗用車


商用車

販売予定車種


過去の車種一覧

1979年から起亜産業が生産していたフィアット・132
起亜産業最初の乗用車であるキア・ブリサ

コンパクトカー・軽車(キョンチャ)

乗用車(コンパクトに該当しないセダン・ハッチバック)

ミニバン

クーペ系

SUV

商用車

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 日本へは「ビガート」の名称で輸出された
  2. ^ a b c d e f g h i j k 当初は亜細亜自動車から製造・販売

出典

外部リンク