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2023年1月27日 (金) 04:46時点における版

アダム・ウォーカー
Adam Walker
読売ジャイアンツ #44
2022年5月5日 マツダスタジアム
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ウィスコンシン州ミルウォーキー
生年月日 (1991-10-18) 1991年10月18日(32歳)
身長
体重
196 cm
104 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2012年 MLBドラフト3巡目(全体97位)
初出場 NPB / 2022年3月26日
年俸 1億円(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

アダム・ブレット・ウォーカー2世Adam Brett Walker II, 1991年10月18日 - )は、 アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキー出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。読売ジャイアンツ所属。

経歴

プロ入りとツインズ傘下時代

2012年MLBドラフト3巡目(全体97位)でミネソタ・ツインズから指名されプロ入り[2]

2013年はA級シーダーラピッズ・カーネルズで27本塁打、2014年はA+級フォートマイヤーズ・ミラクルで25本塁打を記録した[2]

2015年はAA級チャタヌーガ・ルックアウツで31本塁打と、長距離打者として更に結果を残し、11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]

2016年はAAA級ロチェスター・レッドウイングスで132試合に出場し、打率.243、27本塁打、75打点を記録した[2]

ブレーブス傘下時代

2016年オフの11月18日にウェイバー公示を経てミルウォーキー・ブルワーズへ移籍したが、28日にDFAとなり、12月2日にウェイバー公示を経てボルチモア・オリオールズへ移籍したが、2017年1月20日に再びDFAとなり、26日にウェイバー公示を経てアトランタ・ブレーブスへ移籍した[2]

2017年5月9日に自由契約となった[2]

オリオールズ傘下時代

2017年6月10日にオリオールズとマイナー契約を結んだが、7月23日に自由契約となった[2]

レッズ傘下時代

2017年8月4日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ[2]。オフの11月6日にFAとなった[2]。2017年はマイナー5球団(AA級、AAA級)合計で79試合に出場して、打率.190、15本塁打、46打点という成績だった[2]

アメリカン・アソシエーション時代

2018年アメリカン・アソシエーションカンザスシティ・ティーボーンズで開幕を迎え、3試合に出場した[3]

ナショナルズ傘下時代

2018年5月23日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ[2]。傘下AA級ハリスバーグ・セネターズで41試合に出場して、打率.200、4本塁打、17打点という成績だった[2]。オフの11月2日にFAとなった[2]

アメリカン・アソシエーション復帰

2019年にアメリカン・アソシエーションのミルウォーキー・ミルクメンと契約した。この年は98試合に出場して22本塁打を放った。

2020年新型コロナウイルスの影響で短縮シーズンとなったが、57試合で22本塁打を放って本塁打王を獲得し[4]、シーズンMVPを受賞した[5]

2021年は100試合に出場して、打率.320、リーグ新記録となる33本塁打、101打点、24盗塁の成績を残し、2年連続で本塁打王とシーズンMVPを獲得した[6][7]。またMLBと業務提携を結ぶMLBパートナーリーグ英語版として活動する4つの独立リーグ全体のMVPにも選出された[8]

巨人時代

2021年12月15日に読売ジャイアンツと契約した[9][10]。登録名はアダム・ウォーカー、背番号は44で、推定年俸は30万ドル(約3400万円)[1]

2022年は、規定打席不足ながら打率.271、23本塁打、52打点と上々の成績を残し、岡本和真(30本、リーグ2位)、丸佳浩(27本、リーグ3位)中田翔(24本)、グレゴリー・ポランコ(24本)と20本塁打以上を5人輩出、2007年以来15年ぶりの記録となった[要出典]。その一方で外野手リーグワーストとなる5失策と守備に課題を残したため、アメリカへの帰国を遅らせる形で秋季キャンプに参加した。東京ドームで侍ジャパンとの強化試合で唯一の外国人選手として出場、與座海人から本塁打を放った。

選手としての特徴・人物

2013年から2016年まで4年連続で25本塁打以上を記録するなど、2018年までのマイナー通算で143本塁打を放ち[2]、独立リーグでも本塁打王に輝いている長距離砲。一方、三振率が非常に高く、2016年には2.37打数に1回(42.3%)となる202三振を喫するなど[2]、2016年から2018年までの3年連続で35.0%を超えている[11]

父のアダム・ウォーカー英語版は1987年にNFLミネソタ・バイキングスに所属した元プロアメリカンフットボール選手(RB)であり[12]、いとこにデトロイト・タイガースなどで活躍しMLB通算1386安打を放った元プロ野球選手のダミオン・イーズリーがいる[13]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2022 巨人 124 428 406 58 110 28 1 23 209 52 5 0 0 1 18 1 3 98 11 .271 .306 .515 .821
NPB:1年 124 428 406 58 110 28 1 23 209 52 5 0 0 1 18 1 3 98 11 .271 .306 .515 .821
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績



外野












2022 巨人 96 130 3 5 1 .964
NPB 96 130 3 5 1 .964
  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最多

タイトル

アメリカン・アソシエーション
  • 本塁打王:2回(2020年、2021年)

表彰

アメリカン・アソシエーション
  • シーズンMVP:2回(2020年、2021年)

記録

NPB

初記録
その他の記録

背番号

  • 44(2022年 - )

登場曲

  • 「NARUTO OST Main Theme(Trap Remix)」Drop the Bassline(2022年 - )
  • 「departure!」小野正利(2022年 - )
  • Gurenge(Demon Slayer)(Remix)」LiSA(2022年6月 - )

脚注

  1. ^ a b 【巨人】新外国人ウォーカーは年俸3400万円 背番号「44」”. スポーツ報知 (2021年12月15日). 2022年4月25日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o MLB公式プロフィール参照。2022年4月24日閲覧。
  3. ^ 2018 Kansas City T-Bones Statistics”. Baseball-Reference.com. 2022年4月30日閲覧。
  4. ^ 2020 American Association Batting Leaders”. Baseball-Reference.com. 2021年12月30日閲覧。
  5. ^ ADAM BRETT WALKER II NAMED AMERICAN ASSOCIATION PLAYER OF THE YEAR”. www.milwaukeemilkmen.com. 2021年12月15日閲覧。
  6. ^ 2021 American Association Batting Leaders”. Baseball-Reference.com. 2021年12月30日閲覧。
  7. ^ 巨人が米独立リーグ2年連続MVPの右の大砲、アダム・ウォーカー外野手を獲得”. スポニチ Sponichi Annex (2021年12月15日). 2021年12月15日閲覧。
  8. ^ J.J. Cooper (2021年11月29日). “Adam Brett Walker Named 2021 MLB Partner Leagues Player Of The Year”. Baseball America. 2021年12月30日閲覧。
  9. ^ 巨人が米独立Lで2年連続MVPウォーカーと契約合意 右打ちの大型外野手”. 日刊スポーツ (2021年12月14日). 2021年12月15日閲覧。
  10. ^ 読売巨人軍 (2021年12月15日). “新外国人選手との契約合意について”. 読売巨人軍公式サイト. 2021年12月15日閲覧。
  11. ^ 宇根夏樹 (2021年12月15日). “読売に入団したウォーカーはNPBでも打てるのか。2021年は独立リーグで打率.320と33本塁打”. Yahoo!ニュース個人. 2021年12月30日閲覧。
  12. ^ Adam Walker Stats”. Pro-Football-Reference.com. 2021年12月30日閲覧。
  13. ^ 【巨人】新助っ人・ウォーカー、父は元NFL選手、いとこは大リーガー「日本でプレーすることは夢でした”. スポーツ報知 (2021年12月16日). 2021年12月30日閲覧。
  14. ^ 【巨人】新外国人ウォーカー初打席初安打初打点デビュー 代打で登場しフェンス直撃の適時二塁打”. 日刊スポーツ (2022年3月26日). 2022年4月17日閲覧。
  15. ^ 【巨人】新外国人ウォーカー特大の来日初アーチ、丸らとともに「丸ポーズ」を披露して喜ぶ”. 日刊スポーツ (2022年4月17日). 2022年4月17日閲覧。

関連項目

外部リンク