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大江竜聖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大江 竜聖
読売ジャイアンツ #64
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県座間市
生年月日 (1999-01-15) 1999年1月15日(25歳)
身長
体重
173 cm
82 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2016年 ドラフト6位
初出場 2019年3月29日
年俸 2800万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

大江 竜聖(おおえ りゅうせい、1999年1月15日 - )は、神奈川県座間市出身のプロ野球選手投手)。左投左打。読売ジャイアンツ所属。

経歴

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プロ入り前

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座間市立東原小学校時代に軟式野球を始める。座間市立南中学校在学中は、ヤングリーグの横浜ヤング侍に所属していた[2]

高校は二松學舍大学附属高等学校に進学。1年時から控えとしてベンチ入りし、主にリリーフとして登板。同校の全国高等学校野球選手権大会初出場に貢献した。翌年の選抜高等学校野球大会にも出場し、愛媛県立松山東高等学校相手に16奪三振の力投を見せるも試合には敗れた[3]

2016年10月20日に行われたドラフト会議では、読売ジャイアンツから6位指名を受け、11月16日に契約金3000万円、年俸480万円で入団に合意した[4]。背番号は64[4]。担当スカウトは吉武真太郎[5]

巨人時代

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2017年は、高卒ルーキーながらシーズン途中から二軍の先発ローテーションに加わり、12試合の登板で4勝3敗、防御率2.30の成績を残した[6]。オフに、20万円増の推定年俸500万円で契約を更改した[7]

2018年も一軍昇格がなかった。二軍では18試合に登板し3勝7敗、防御率4.58の成績であった[8]。オフに、60万円増の推定年俸560万円で契約を更改した[9]

2019年は、春季キャンプを一軍でスタートすると[10]、そのまま開幕一軍入りも果たした[11]。しかし、4月15日に二軍降格となり[12]、これ以降の一軍昇格はなかった。最終的に8試合の登板に終わり、0勝0敗1ホールド、防御率6.75を記録。二軍では、23試合に登板し、2勝4敗、防御率5.06を記録した[13]。オフに、60万円増の推定年俸620万円で契約を更改した[14]

2020年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大で開幕が延期となり、個人調整期間中であった4月に宮本和知投手チーフコーチの勧めで投法オーバースローからサイドスローに転向した[15][16]。開幕一軍は果たせなかったが、7月24日に一軍登録されると救援陣の中でも主にワンポイントリリーフとしてフル回転し、高梨雄平中川皓太大竹寛と共に盤石リリーフ陣を形成した。最終的に43試合の登板で3勝0敗9ホールド、防御率3.11を記録するなど、飛躍の年となった。オフに、1580万円増となる推定年俸2200万円で契約を更改した[17]

2021年は、春季キャンプを一軍で迎えたが、2月16日に右太もも裏を痛めて離脱[18][19]。怪我の影響で開幕一軍入りを逃したが、開幕直後の4月6日に一軍登録され、同日にシーズン初登板を果たした[20]。最終的に47試合登板、13ホールドのキャリアハイの成績を残した。12月14日に600万円増の推定年俸2800万円で契約を更改した[21]

2022年は、5月1日に一軍登録されるものの3試合に登板するのみで5月7日に登録抹消されると、再び一軍に昇格することがないままシーズンを終えた。11月26日に490万円減の推定年俸2310万円で契約を更改した[22]

2023年は、オープン戦で結果を残し、4年ぶりとなる開幕一軍入り。シーズン開始後も好調を維持し、シーズン8試合目の登板となった4月29日の広島戦で9回表を0点に抑え、その裏にチームがサヨナラ勝利を収め2年半ぶりに勝利投手となった。同年7月の登録抹消[23]までに32試合に登板し4勝0敗6ホールド・防御率4.09を記録、オフには490万円増の推定年俸2800万円で契約を更改した[24]

選手としての特徴

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高校時代の最速は149km/h[25]。プロ入り後の2020年に習得した、プレートの左端に立って体を左方向に曲げながら左サイドスローで投げる変則投法が特徴。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2019 巨人 8 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 49 10.2 13 3 3 1 0 7 1 0 9 8 6.75 1.50
2020 43 0 0 0 0 3 0 0 9 1.000 156 37.2 21 5 22 1 5 30 0 0 15 13 3.11 1.14
2021 47 0 0 0 0 0 0 0 13 ---- 145 33.0 29 2 17 1 2 23 0 0 16 15 4.09 1.39
2022 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 26 5.1 5 1 3 0 1 5 0 0 2 1 1.69 1.50
2023 32 0 0 0 0 4 0 0 6 1.000 89 22.0 15 3 10 0 2 16 1 0 10 10 4.09 1.14
2024 16 0 0 0 0 0 0 0 5 ---- 56 13.2 9 1 8 0 0 13 0 0 4 4 2.63 1.24
通算:6年 149 0 0 0 0 7 0 0 34 1.000 521 122.1 92 15 63 3 10 94 2 0 56 51 3.75 1.27
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手












2019 巨人 8 0 4 0 0 1.000
2020 43 0 9 0 1 1.000
2021 47 4 8 0 0 1.000
2022 3 0 3 0 0 1.000
2023 32 1 6 0 1 1.000
2024 16 0 2 1 0 .667
通算 149 5 32 1 2 .974
  • 2024年度シーズン終了時

記録

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初記録
投手記録
打撃記録

背番号

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  • 64(2017年 - )

登場曲

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脚注

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  1. ^ 巨人 - 契約更改 - プロ野球」日刊スポーツ。2023年11月28日閲覧
  2. ^ 横浜ヤング侍 OB紹介」横浜ヤング侍公式ホームページ。2019年2月17日閲覧
  3. ^ 二松学舎大付・大江、雰囲気のまれた後手後手5失点」日刊スポーツ、2015年3月26日。2019年2月17日閲覧
  4. ^ a b 巨人、D6指名の大江と合意 契約金3000万円」サンケイスポーツ、2016年11月16日。2019年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月21日閲覧
  5. ^ 2016年プロ野球ドラフト会議指名選手、担当スカウトたちのコメント一挙公開」ベースボールチャンネル、2016年10月21日。2021年3月21日閲覧
  6. ^ 2017年度 読売ジャイアンツ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」日本野球機構。2021年4月29日閲覧
  7. ^ 巨人 - 2018年度契約更改」サンケイスポーツ。2017年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧
  8. ^ 2018年度 読売ジャイアンツ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」日本野球機構。2021年4月29日閲覧
  9. ^ 巨人原監督期待の大江は60万円増「来季こそ1軍」」日刊スポーツ、2018年11月19日。2019年3月18日閲覧
  10. ^ 巨人D1・高橋、3年目の高田&大江が春季キャンプ1軍スタート」『SANSPO.COM(サンスポ)』サンケイスポーツ、2019年1月21日。2019年3月18日閲覧
  11. ^ 阿部、中島、炭谷ら/巨人開幕1軍メンバー」日刊スポーツ、2019年3月28日。2021年3月21日閲覧
  12. ^ 巨人畠、ソフトバンク福田ら抹消/15日公示」日刊スポーツ、2019年4月15日。2021年3月21日閲覧
  13. ^ 2019年度 読売ジャイアンツ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」日本野球機構。2021年4月29日閲覧
  14. ^ 巨人・大江は60万円増の620万円「球速アップを目指す」」スポニチ、2019年11月18日。2021年3月21日閲覧
  15. ^ 【巨人】大江竜聖、プロ初勝利…サイド転向から3か月、緊急事態を救った1回無安打0封」スポーツ報知、2020年8月1日。2021年3月21日閲覧
  16. ^ 巨人・大江竜聖投手 サイドスロー転向で飛躍の予感/中継ぎ投手の戦い」週刊ベースボールONLINE、2020年8月14日。2020年10月15日閲覧
  17. ^ 巨人大江1580万円増「サイドにして良かった」」日刊スポーツ、2020年12月16日。2020年12月16日閲覧
  18. ^ 【巨人】大江竜聖、1軍復帰へ先輩サイド左腕手本に進化「真っすぐもスライダーも勝負球に使えました」」スポーツ報知、2021年4月5日。2021年4月29日閲覧
  19. ^ 巨人大江が帰京 ベーランで右太もも裏の張り」日刊スポーツ、2021年2月18日。2021年4月29日閲覧
  20. ^ 【巨人】大江竜聖、1軍昇格後即登板…右太もも裏の張りから復帰」スポーツ報知、2021年4月6日。2021年4月29日閲覧
  21. ^ 巨人大江竜聖600万増「後半スタミナ足りなかった」来季60試合登板目標」日刊スポーツ、2021年12月14日。2022年11月28日閲覧
  22. ^ 【巨人】大江竜聖490万円ダウン「来年こそは何が何でも」登板3試合と激減 不振の理由語る」『日刊スポーツ』2022年11月26日。2022年11月26日閲覧
  23. ^ 【巨人】大江竜聖が出場選手登録を抹消 甲子園で練習後帰京」『スポーツ報知』2023年7月27日。2024年3月18日閲覧
  24. ^ 【巨人】 大江竜聖が490万円増の2800万円でサイン 来季へ「50登板を目標に」」『スポーツ報知』2023年11月28日。2024年3月18日閲覧
  25. ^ ドラフト 二松学舎大付・大江、巨人6位に喜び 「誰よりも努力」成長誓う」産経ニュース、2016年10月21日。2021年3月21日閲覧

関連項目

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外部リンク

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