「FM補完中継局」の版間の差分
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|||地理的・地形的難聴 <br />都市型難聴<ref name="soumu20170602">[http://www.soumu.go.jp/soutsu/tohoku/hodo/h290602a1001.html 青森放送株式会社のFM補完中継局に予備免許 青森県内でAMラジオの受信状況が改善(総務省東北総合通信局 2017年6月2日報道資料)</ref> |
|||地理的・地形的難聴 <br />都市型難聴<ref name="soumu20170602">[http://www.soumu.go.jp/soutsu/tohoku/hodo/h290602a1001.html 青森放送株式会社のFM補完中継局に予備免許 青森県内でAMラジオの受信状況が改善(総務省東北総合通信局 2017年6月2日報道資料)</ref> |
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2017年6月5日 (月) 10:32時点における版
この記事は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。 |
FM補完中継局(エフエムほかんちゅうけいきょく)とは、中波放送(AM放送)の放送区域において超短波放送(FM放送)用の周波数を用いる中波放送の補完的な放送、FM補完放送(エフエムほかんほうそう)を行う中継局である。本項目ではFM補完放送についてもあわせて記述する。
定義
「補完中継局」は、総務省告示基幹放送用周波数使用計画第1総則 第5項[1]に「中波放送を行う基幹放送局の放送区域において災害対策等のため補完的に超短波放送用周波数を用いて放送を行う中継局」と定義している。
「補完放送」は、総務省令電波法施行規則第2条第1項第28号の9[2]に次に掲げるものを定義している。
- (1) 超短波放送であつて、主音声(超短波放送又はテレビジヨン放送において送られる主たる音声その他の音響をいう。以下この号において同じ。)に伴う音声その他の音響を送るもの、又は主音声に併せて文字、図形その他の影像若しくは信号を送るもの
- (2) テレビジヨン放送であつて、静止し、若しくは移動する事物の瞬間的影像に伴う音声その他の音響(主音声を除く。)を送るもの、又は静止し、若しくは移動する事物の瞬間的影像に併せて文字、図形その他の影像(音声その他の音響を伴うものを含む。)若しくは信号を送るもの
- 引用の促音、拗音の表記は原文ママ
基幹放送の区分を規定する放送法施行規則別表第5号には定義されていない。本項目で述べる「FM補完放送」は上記の(1)が相当する。
前史
FM放送波をAM放送の難聴取対策に使用したのは、1990年7月に放送用周波数使用計画(現・基幹放送用周波数使用計画)に中波放送の外国波による混信対策が追加されて以降であり、最初に開設されたのは富山県・北日本放送の新川FM中継局で1991年9月26日に開局[3]した。その後、日本放送協会 (NHK) が1991年11月2日に沖縄県・西表島の祖納にNHKラジオ第1の中継局を開局した。
その後も21世紀初頭にかけて、沖縄県ではラジオ沖縄(2001年4月1日[4])、琉球放送(2001年4月1日[5]、2004年4月1日[6])、更にNHK沖縄放送局(2003年10月24日[7]、2007年4月1日[8])も離島の混信対策のためにFM中継局を開局している。
災害対策としては、2004年の新潟県中越地震でNHK新潟放送局のNHK赤塚ラジオ放送所に併設した中継局[9](NHK新潟放送局#平成16年新潟県中越地震発生後の主な対応も参照)、2011年の東日本大震災で岩手県のIBC岩手放送がテレビジョン放送の山田中継局に併設した臨時中継局[10][11][12]がある。
後に民間地上基幹放送事業者(民放)の周波数については、基幹放送用周波数使用計画に規定[13]された。
概要
2013年7月、総務省の「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」が中間とりまとめを公表[14]し、「AMラジオ放送によるFM波の利用促進(難聴対策、災害対策)、地上デジタルテレビ放送への移行により空いたV-Low帯域(アナログテレビの1 - 3chがあった帯域)の新たな活用(AMラジオ事業者等による難聴対策等としてのFM波利用)」などを骨子とする災害対策・難聴対策としての送信ネットワークの強靭化が提言された[15]。
総務省はこれを踏まえ、同年9月に「V-Lowマルチメディア放送及び放送ネットワークの強靭化に係る周波数の割当て・制度整備に関する基本的方針」を公表[16][17]した。この方針にAM放送の補完放送をFM放送により行うことができるとされた。
2014年1月に総務省は「AMラジオ放送を補完するFM中継局に関する制度整備の基本的方針」を公表[18][19]した。
この基本的方針では、補完放送を行う中継局を「FM補完局」と呼び、その開設目的は「都市型難聴対策」・「外国波混信対策」・「地理的・地形的難聴対策」・「災害対策」とされた。また、AM放送の「親局」を補完する「親局の主たる補完中継局」と「中継局」を補完する「その他の補完中継局」に分けられ、民放の親局に対応するFM補完局については放送対象地域ごとに1つの周波数を確保する(「基幹放送用周波数使用計画」で公示する)もの、中継局に対応する「その他の補完中継局」については目的ごとに使用周波数を割り当てるものとされた。
目的 | 周波数 (MHz) | |
---|---|---|
76.1 - 90.0 | 90.1 - 94.9 | |
都市型難聴対策 | - | ○ |
外国波混信対策 | ○ | |
地理的・地形的難聴対策 | ||
災害対策 | △[20] |
主たる親局の補完中継局の免許申請については告示に公示された期間内にするものとされた。空中線電力については同一放送対象地域のFM放送事業者の親局のそれ以下であることとされた。
NHKについては親局の主たる補完中継局の設置は認められないが、その他の補完中継局については民放と同様に設置が認められる[21]。
コールサインはAM放送と同時放送をするため、独自放送を行わない中継局同様に指定されない。
聴取方法
原理的にはFM放送が受信できるラジオで聴取できるが、周波数は基本的に90.1MHzから94.9MHzを割り当てるため、ラジオによって聴取可否が異なる。対応するラジオは今後の増加が見込まれている[22]。なお、FM放送を開始している放送局では「ワイドFM対応型のラジオ」を通信販売[23]したり、ノベルティグッズとしてプレゼントするなどの例も見られる。
ラジオの受信可能周波数帯 (76.0MHzから) |
聴取可否 | 備考 |
---|---|---|
90.0MHzまで | △ | 元々の日本のFMバンドに合わせたもので、主にFM放送初期の1960年代から1970年代、及びアナログテレビ終了前後の2010年代前半に製造されたラジオ(ラジカセ、チューナ含む)、2014年以前に製造された車載用機器(カーラジオ、カーナビゲーションなど)が該当し、聴取不可能。 ただし、周波数が90.0MHzをわずかに超える程度の場合は、PLLシンセサイザ(いわゆる電子チューナー)ではないアナログチューニングのラジオであれば、受信周波数範囲のマージンで受信できることもあり、90.2MHzの免許を受けた北日本放送では、「手で回して周波数を合わせるアナログダイヤル式のラジオはほとんどのタイプで聞くことができる」[24]「多くの日本向けラジオのFM帯域の上限ギリギリ、いわゆる「遊び」の部分で、電波をキャッチする事が出来るはず」[25]と告知した。 |
95.0MHzまで | ○ | FM補完放送の開始に伴う日本のFMバンドの拡張を受けて発売されたもので、FM補完放送対応を表明しているラジオのうち、ソニー[26]、チボリオーディオ[27]、オリンパス[28]製の一部機種やJVCケンウッド製の全機種等が該当。 一部のメーカー(パイオニア[29]など)では、本来であれば「ガードバンド」である99.0MHzまでカバーするものがある。 |
108.0MHzまで | FM補完放送対応を表明しているラジオのうち、ソニー製の一部機種[26]とパナソニック製や東芝エルイートレーディング (TLET) [30]製等の全機種や、かつて1980年代以降に製造された「ワールドバンドチューナー対応」等といった日本国外(特に欧米)のFMバンドに対応するいわゆるBCL向けラジオ[31]や、アナログテレビの1chから3chの音声が受信できるものとして発売されていたラジオ[32]、この周波数範囲のワイドFMモード[33]を含むいわゆる「広帯域受信機」と呼ばれる受信機[34][35]が該当。 ニッポン放送が「既に聴取できるラジオは数多く存在する」としているのはこのパターン。 |
愛称
2015年3月30日、FM補完放送により親しんでもらうためとして、東京の民放AMラジオ局3社が「ワイドFM」と言う愛称を制定し[36]、大阪の民放AMラジオ3社も「まいど!ワイドFM」というキャッチコピーでPR展開を行う[37]。他の放送局やラジオ受信機メーカー、販売店でもこの愛称を用いてアピールを行っている。
なお無線の世界では、周波数変調(FM変調)で通信・放送を行う際に、電波の占有周波数帯幅(周波数偏移)の広さを区別する言葉としてナローFM(略称 NFM、15kHz)・ワイドFM(略称 WFM、200kHz)という言葉が使われており、FMラジオ放送の場合はワイドFMが採用されているが、これとは関係ない。
また、「ワイドFM」とは別に、各局が独自に名付けた愛称やキャッチコピーもある。
放送局名 | 愛称・キャッチコピー |
---|---|
秋田放送 | ABSFM[90.1](キューマルイチ)[38] |
東北放送 | FM935(クミコ)[39] |
茨城放送 | i-fm(あいえふえむ)[40][41] |
文化放送 | 二刀流ラジオ。[42] |
ニッポン放送 | HappyFM93(ハッピーエフエムきゅうじゅうさん)[43] |
新潟放送 | つながるFM、ひろがるBSN[44] |
北日本放送 | KNBラジオ+FM90.2[45] |
北陸放送 | はじめましてFM94.0、AM1107これからも[46] |
東海ラジオ | くっつく!!FM92.9[47] |
CBCラジオ | I AM FM, CBC RADIO.[48] |
ラジオ大阪 | FMクイック (91.9MHz) [49] |
MBSラジオ | MBSラジオはFA宣言!![50] |
和歌山放送 | wbsFM 94.2(ダブリュー・ビー・エス エフエム きゅー・よん・に)[51] |
中国放送 | RCC-FM[52] |
山口放送 | エフエムKRY[53] |
南海放送 | Fnam(エフナン)[54] |
沿革
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 1月31日 - 総務省は「AMラジオ放送を補完するFM中継局に関する制度整備の基本的方針」を公表[18][19]。
- 3月12日 - 総務省は放送法施行規則等の一部を改正する省令案等について電波監理審議会に諮問し、原案を適当とする旨の答申を受ける[55][56][57][58][59][60][61]。
- 4月1日
- 5月19日 - 電波法施行規則に、主たる親局の補完中継局の免許申請については告示により公示された期間内にするものとされた[63]。
- 6月30日 - 基幹放送用周波数使用計画に、主たる親局の補完中継局の周波数が規定され、同時に「平成32年3月31日」までに使用されない場合は削除するものともされた[13]。
- 7月16日 - 九州総合通信局は南日本放送に予備免許を交付[64]。
- 8月19日 - 北陸総合通信局は北日本放送に予備免許を交付[65]。
- 8月24日 - 南海放送がV-Low帯FM実験試験局の運用を開始[66]。
- 9月3日 - 関東総合通信局はTBSラジオ&コミュニケーションズ(現TBSラジオ)、文化放送、ニッポン放送に予備免許を交付[67]。
- 10月31日 - 四国総合通信局は南海放送に松山(伊予)局の予備免許を交付[68]。
- 11月5日 - 中国総合通信局はNHK(松江放送局)に隠岐局の予備免許を交付[69]。
- 11月26日
- 12月1日 - 北日本放送と南海放送(松山(伊予)局)が本放送を開始。全国で最も早い本放送の開始となった[3][72]。
- 12月5日 - 東北総合通信局は秋田放送に予備免許を交付[73]。
- 12月22日
- 2015年(平成27年)
- 1月1日 - 南日本放送が本放送を開始[77]。
- 2月3日 - 四国総合通信局は南海放送に新居浜局の予備免許を交付[78]。
- 2月26日 - 東北総合通信局は秋田放送に免許を交付[79]。
- 3月2日 - 秋田放送が本放送を開始[80]。
- 3月13日 - 東北総合通信局はIBC岩手放送に山田局の予備免許を交付[81]。
- 3月21日 - 南海放送新居浜局が本放送を開始。
- 3月27日 - 東北総合通信局はIBC岩手放送に山田局の免許を交付[82]。
- 3月29日 - 前日まで臨時中継局として運用されてきたIBC岩手放送山田局が本放送を開始。
- 5月13日 - 東海総合通信局は東海ラジオ放送とCBCラジオに予備免許を交付[83]。
- 6月16日 - 中国総合通信局は山口放送に山口局の予備免許を交付[84]。
- 6月22日
- 6月30日
- 7月7日 - IBC岩手放送岩泉小本局が本放送を開始[88]。
- 7月8日 - 中国放送が広島局の試験電波発射開始[89]。
- 7月15日 - 信越総合通信局は新潟放送新潟局に予備免許を交付[90]。
- 7月17日 - 関東総合通信局はIBS(現・茨城放送)に水戸局の予備免許を交付[91]。
- 7月21日 - 山口放送山口局が本放送を開始[92]。
- 7月27日 - 近畿総合通信局は毎日放送(MBSラジオ)、大阪放送(ラジオ大阪)、朝日放送(ABCラジオ)に予備免許を交付[93]。
- 7月29日 - 中国総合通信局、山口放送に美祢局の予備免許を交付[94]。
- 8月7日 - NHK鹿児島放送局の与論局が本放送を開始 与論ラジオ中継局開局のお知らせ 与論町 2015年8月5日。
- 8月13日 - 関東総合通信局はIBSに水戸局の免許を交付[95]。
- 8月17日 - IBS水戸局が本放送を開始[96]。
- 9月2日 - 九州総合通信局はRKB毎日放送(RKBラジオ)、九州朝日放送(KBCラジオ)(福岡局・北九州局・行橋局・糸島局)、熊本放送、宮崎放送に予備免許を交付[97]
- 9月3日 - 関東総合通信局はIBSに高鈴局(後に日立局と呼称)の予備免許を交付[98][99]。
- 9月25日 - 東海総合通信局は東海ラジオ放送とCBCラジオに免許を交付[100]。
- 9月28日 - 新潟放送新潟局が試験電波発射開始[101]。
- 10月1日
- 10月5日 - TBSラジオ&コミュニケーションズ、文化放送、ニッポン放送が試験電波発射開始[104]。
- 10月14日 - 九州総合通信局は南日本放送に阿久根局、鹿屋局、枕崎局の免許を交付[105]。
- 10月20日 - 信越総合通信局は新潟放送新潟局に免許を交付[106]、新潟放送が本放送を開始[107]。
- 10月26日 - 東北総合通信局はラジオ福島に東金山局の予備免許を交付[108]。
- 11月1日 - 南日本放送阿久根局、鹿屋局、枕崎局が本放送を開始[109]。
- 11月5日 - 四国総合通信局は南海放送に川之江局、大洲局の予備免許を交付[110]。
- 11月16日 - 東北総合通信局はIBC岩手放送に一関局の予備免許を交付[111]。
- 11月18日 - 中国総合通信局は山口放送に長門局の予備免許を交付[112]。
- 11月27日 - 東北総合通信局はNHK(秋田放送局)に東成瀬局、東成瀬椿川局の免許を交付[113]。
- 11月29日 - 山口放送美祢局が本放送を開始[114]。
- 11月30日 - 東北総合通信局はIBC岩手放送に一関局の免許を交付[115]。
- 12月1日
- 12月3日 - 関東総合通信局はIBSに日立局の免許を交付[119]。
- 12月7日
- 12月14日 - 毎日放送(MBSラジオ)、大阪放送(ラジオ大阪)、朝日放送(ABCラジオ)が試験電波発射開始[123]。
- 12月22日 - 近畿総合通信局は和歌山放送に和歌山局の予備免許を交付[124][125][126]。
- 2016年(平成28年)
- 1月20日 - 北陸総合通信局はNHK(福井放送局)に福井川西局、福井国見局、越廼局の免許を交付[127][128]。
- 1月21日
- 1月27日 - ラジオ福島東金山局が本放送を開始[130]。
- 2月16日 - 和歌山放送和歌山局が試験電波発射を開始[131]。
- 2月18日 - 四国総合通信局は南海放送に八幡浜局、宇和島局の予備免許を交付[132]。
- 2月19日 - 近畿総合通信局は和歌山放送に御坊局、田辺局の予備免許を交付[133][134]。
- 2月29日 - 近畿総合通信局は毎日放送(MBSラジオ)、大阪放送(ラジオ大阪)、朝日放送(ABCラジオ)に大阪局の免許を交付[135]。
- 3月13日 - 南海放送八幡浜局、宇和島局が本放送を開始[136]。
- 3月19日正午 - 毎日放送(MBSラジオ)、大阪放送(ラジオ大阪)、朝日放送(ABCラジオ)の大阪局が本放送を開始[135][137][138]。
- 3月28日13時 - RKB毎日放送(RKBラジオ)、九州朝日放送(KBCラジオ)の福岡局・北九州局・行橋局・糸島局が本放送を開始[139]。
- 3月30日 - 九州総合通信局は大分放送に予備免許を交付[140]。
- 4月1日 - 宮崎放送が本放送を開始[141]。
- 4月4日 - 北陸総合通信局は北陸放送に予備免許を交付[142]。
- 4月15日 - 信越総合通信局はNHK(長野放送局)に木祖楢川局、南木曽局の予備免許を交付[143]。
- 4月18日 - 山口放送長門局が本放送を開始[144]。
- 4月21日 - 東海総合通信局はNHK(名古屋放送局)に奥飛騨温泉郷局(高山市)の予備免許を交付[145][146]。
- 4月27日 - 東北総合通信局はラジオ福島に西金山局の予備免許を交付[147]。
- 5月1日 - 熊本放送が本放送を開始[148]。
- 5月16日 - 近畿総合通信局は和歌山放送に和歌山局、御坊局、田辺局の免許を交付[149][150]。
- 5月30日 - 和歌山放送和歌山局、御坊局、田辺局が本放送を開始[151]。
- 6月9日 - 北海道総合通信局は北海道放送(HBCラジオ)、STVラジオに札幌局の予備免許を交付[152]
- 6月23日 - 大分放送が本放送を開始[154]。
- 6月29日 - 中国総合通信局は中国放送(福山局)、山口放送(萩局、柳井局)の予備免許を交付[155]。
- 7月27日 - 北陸総合通信局は北陸放送に免許を交付[156]。
- 8月1日 - 北陸放送が本放送を開始[157]。
- 8月2日 - 山口放送が萩局の本放送を開始[158]。
- 8月9日 - 九州総合通信局は熊本放送に人吉局、水俣局、宮崎放送に延岡局の予備免許を交付[159]。
- 8月16日 - 東海総合通信局は静岡放送に予備免許を交付[160][161]。
- 9月6日 - 九州総合通信局は長崎放送に佐世保局、佐賀局の予備免許を交付[162]。
- 9月9日 - 四国総合通信局はNHKに日和佐局(NHK徳島放送局)、宇和島局(NHK松山放送局)、宿毛局(NHK高知放送局)の予備免許を交付[163]。
- 10月1日 - 中国放送福山局が本放送を開始[116]。
- 10月6日 - 東北総合通信局はラジオ福島の福島局と郡山局の、IBC岩手放送の盛岡局と二戸局と大槌局の予備免許を交付[164][165]。
- 10月12日 - 山口放送が柳井局の本放送を開始。
- 10月18日 - 東北総合通信局は青森放送の青森局に、東北放送の仙台局に予備免許を交付[166]。
- 10月19日 - 北海道総合通信局はHBCラジオ、STVラジオに札幌局の免許を交付[167]、両社は本放送を開始[168][169]。
- 10月31日 - 静岡放送が試験電波発射開始[170]。
- 11月10日 - 九州総合通信局はNHK(宮崎放送局)に延岡局の予備免許を交付[171]。
- 11月14日 - 東北総合通信局はラジオ福島に西金山局の免許を交付[172]。
- 11月16日 - ラジオ福島西金山局が本放送を開始[173]。
- 11月18日 - NHK釧路放送局の川湯局、屈斜路局[174]が本放送を開始[175]。
- 11月19日 - NHK名古屋放送局の奥飛騨温泉郷局が放送開始[176]。
- 11月25日 - 信越総合通信局は日本放送協会(NHK長野放送局)に木祖楢川局、南木曽局の免許を交付[177]。
- 11月28日 - NHK長野放送局の木祖楢川局、南木曽局が本放送を開始[177]。
- 11月29日 - 中国総合通信局は山陰放送に鳥取局の予備免許を交付[178]。
- 11月30日 - 東海総合通信局は静岡放送に免許を交付[179]。
- 12月1日 - 静岡放送が本放送を開始[161]。
- 12月22日
- 12月23日 - IBC岩手放送盛岡局、二戸局、大槌局が本放送を開始[183]。
- 12月26日 - 九州総合通信局はNHK(鹿児島放送局)に徳之島局の予備免許を交付[184]。
- 2017年(平成29年)
- 2月1日
- 3月1日 - 中国総合通信局は山陰放送に鳥取局の免許を交付[186]し、山陰放送鳥取局が本放送を開始[187]。
- 3月2日 - 東北総合通信局はラジオ福島に福島局、郡山局の免許を交付[188]。
- 3月23日 - 近畿総合通信局は和歌山放送に新宮局、九度山局、串本局の免許を交付[189]。
- 3月26日 - ラジオ福島福島局、郡山局が本放送を開始[190]。
- 3月30日 - 関東総合通信局、茨城放送に守谷局の予備免許を交付[191] 。
- 3月31日 - 宮崎放送延岡局が本放送を開始[192]。
- 4月1日
- 4月6日 - 茨城放送の守谷局が総務省から本免許を交付[195]。
- 4月7日 - 茨城放送の守谷局が本放送開始[195][196]。
- 4月20日 - 東北総合通信局、東北放送の仙台局の免許を交付[197][198]
- 4月21日 - 中国総合通信局、山口放送の岩国局の免許を交付[199][200]
- 4月23日 - 山口放送の岩国局が本放送開始[201]。
- 5月1日 - 東北放送の仙台局が本放送開始[198][202][203]。
- 6月2日 - 東北総合通信局、青森放送の八戸局の予備免許を交付[204][205]
- 10月1日 - 青森放送の青森局[166]及び八戸局[205]が本放送を開始予定[206]。
補完中継局一覧(周波数使用計画を含む)
新たな事項を追加する際は出典を示してください。本文中に注釈を入れる方式が推奨されています。 |
- 凡例
-
- 局名が太字…親局を直接補完する中継局
- ◆…運用開始予定の局
- ※…周波数割当のみの局
- ★…廃止された局
- 無印…運用中の局
周波数 (MHz) |
送信場所 | 対応中波放送 | 目的 | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
放送対象地域 | 親局の送信場所 | 放送局名・系統名等 | 対応中継局 | ||||
76.1 | 奥飛騨温泉郷[146][145] | 中京広域圏 | 愛知・弥富 | NHK名古屋第1 | 地理的・地形的難聴 | ||
76.7 | 山田 | 岩手県 | 矢巾 | IBC岩手放送 | 災害 | 前身は臨時中継局[10][11][12] | |
77.0 | 与論 | 鹿児島県 | 霧島 | NHK鹿児島第1 | 地理的・地形的難聴 | ||
77.8 | 東金山 | 福島県 | 福島 | ラジオ福島 | |||
78.3 | 奄美住用 | 鹿児島県 | 霧島 | NHK鹿児島第1 | 外国波混信 | ||
78.8 | 与論 | 全国 | 鹿児島・霧島 | NHK鹿児島第2 | 地理的・地形的難聴 | ||
79.3 | 西金山[147] | 福島県 | 福島 | ラジオ福島 | |||
79.4 | 隠岐 | 島根県 | 出雲 | NHK松江第1 | 外国波混信 | ||
◆徳之島[184] | 鹿児島県 | 霧島 | NHK鹿児島第1 | ||||
79.5 | 与那国 | 沖縄県 | 南城 | ラジオ沖縄 | |||
79.6 | 南大東 | ||||||
80.1 | 新川 | 富山県 | 富山 | 北日本放送 | |||
砺波 | |||||||
名護 | 沖縄県 | 南城 | ラジオ沖縄 | ||||
80.3 | 岩泉小本 | 岩手県 | 矢巾 | IBC岩手放送 | - | ||
喜界 | 鹿児島県 | 霧島 | NHK鹿児島第1 | 外国波混信 | |||
与那国 | 全国 | 沖縄・豊見城 | NHK沖縄第2 | ||||
80.5 | 二戸[164] | 岩手県 | 盛岡 | IBC岩手放送 | 都市型難聴 地理的・地形的難聴 |
||
大槌[165] | 地理的・地形的難聴 | ||||||
80.7 | ◆徳之島[184] | 鹿児島県 | 霧島 | NHK鹿児島第2 | 外国波混信 | ||
81.3 | 奄美宇検 | NHK鹿児島第1 | |||||
81.4 | 南大東 | 沖縄県 | 豊見城 | 琉球放送 | |||
81.5 | 西表祖納 | 南城 | ラジオ沖縄 | ||||
東成瀬 | 秋田県 | 秋田 | NHK秋田第1 | 地理的・地形的難聴 | |||
81.6 | 屈斜路(弟子屈)[174][175] | 北海道 | 釧路 | NHK釧路第1 | |||
82.2 | 多良間 | 沖縄県 | 豊見城 | 琉球放送 | 外国波混信 | ||
82.6 | 父島 | 関東広域圏 | 埼玉・久喜 | NHK東京第1 | |||
母島 | |||||||
名護 | 沖縄県 | 豊見城 | 琉球放送 | ||||
82.7 | 伊良部 | 廃止された宮古中波中継局の代替 | |||||
83.1 | 西表祖納 | 全国 | 沖縄・豊見城 | NHK沖縄第2 | |||
83.4 | 奄美大和 | 鹿児島県 | 霧島 | NHK鹿児島第1 | |||
83.5 | 与那国 | 沖縄県 | 豊見城 | NHK沖縄第1 | |||
南大東 | |||||||
83.6 | 多良間 | 南城 | ラジオ沖縄 | ||||
83.9 | 西表祖納 | 豊見城 | 琉球放送 | ||||
84.1 | 伊良部 | 南城 | ラジオ沖縄 | ||||
川湯(弟子屈)[175] | 北海道 | 釧路 | NHK釧路第1 | 地理的・地形的難聴 | |||
84.6 | 父島 | 全国 | 埼玉・久喜 | NHK東京第2 | 外国波混信 | ||
母島 | |||||||
84.7 | 与那国 | 沖縄県 | 豊見城 | 琉球放送 | |||
85.2 | 西表祖納 | NHK沖縄第1 | |||||
85.5 | 一関[111] | 岩手県 | 矢巾 | IBC岩手放送 | 地理的・地形的難聴[111] | ||
85.6 | ★小千谷 | 新潟県 | 新潟 | NHK新潟第1 | 災害 | 新潟県中越地震の際、臨時の中継局が開局[9] | |
86.0 | 木祖楢川[143] | 長野県 | 長野 | NHK長野第1 | 地理的・地形的難聴 | - | |
86.3 | 国頭 | 沖縄県 | 南城 | ラジオ沖縄 | 外国波混信 | ||
86.4 | 美祢 | 山口県 | 周南 | 山口放送 | 外国波混信 地理的・地形的難聴 |
||
長門[112] | 外国波混信[112] | ||||||
萩[155] | 萩 (JOPL) | 都市型難聴 | |||||
86.6 | 南木曽[143] | 長野県 | 長野 | NHK長野第1 | 地理的・地形的難聴 | ||
86.8 | 福井国見[127] | 福井県 | 福井 | NHK福井第1 | 外国波混信 | ||
87.7 | 東成瀬椿川 | 秋田県 | 秋田 | NHK秋田第1 | 地理的・地形的難聴 | ||
87.8 | 石垣 | 沖縄県 | 南城 | ラジオ沖縄 | 外国波混信 | 中波1kW級中継局の割当があったが実現せず | |
88.1 | 日立[207] | 茨城県 | 水戸 | 茨城放送 | 地理的・地形的難聴 | ||
守谷[196] | |||||||
88.3 | 福井川西[127] | 福井県 | 福井 | NHK福井第1 | 外国波混信 | ||
88.8 | 国頭 | 沖縄県 | 豊見城 | 琉球放送 | |||
89.0 | 石垣 | 中波1kW級中継局の割当があったが実現せず | |||||
89.5 | 越廼[127] | 福井県 | 福井 | NHK福井第1 | |||
90.1 | 秋田 | 秋田県 | 秋田 | 秋田放送 | 災害 | ||
90.2 | 富山 | 富山県 | 富山 | 北日本放送 | |||
福岡(九千部山) | 福岡県 | 福岡 | 九州朝日放送 | 都市型難聴 災害 |
|||
90.3 | ※高松 | 香川県 | 高松 | 西日本放送 | - | ||
90.4 | 札幌[152] | 北海道 | 江別 | STVラジオ | 都市型難聴 | ||
※岐阜 | 岐阜県 | 岐阜 | 岐阜放送 | - | |||
宮崎 | 宮崎県 | 宮崎 | 宮崎放送 | 都市型難聴 災害 |
|||
90.5 | 東京(墨田) | 関東広域圏 | 埼玉・戸田 | TBSラジオ | |||
90.6 | 盛岡[164] | 岩手県 | 盛岡 | IBC岩手放送 | 都市型難聴 地理的・地形的難聴 |
||
大阪(生駒山) | 近畿広域圏 | 大阪・高石 | 毎日放送 | 都市型難聴 | |||
佐世保[162] | 長崎県・佐賀県 | 長崎 | 長崎放送 | 佐世保 (JOMF) | 地理的・地形的難聴 | ||
90.8 | 福島[164] | 福島県 | 福島 | ラジオ福島 | 都市型難聴 地理的・地形的難聴 |
||
郡山[164] | 郡山 (JOWO) | ||||||
※高知 | 高知県 | 高知 | 高知放送 | - | |||
90.9 | ※甲府 | 山梨県 | 甲府 | 山梨放送 | - | ||
91.0 | 福岡(九千部山) | 福岡県 | 福岡 | RKB毎日放送 | 都市型難聴 災害 |
||
91.1 | ※神戸 | 兵庫県 | 神戸 | ラジオ関西 | - | ||
91.2 | 川之江 | 愛媛県 | 松山 | 南海放送 | 地理的・地形的難聴 | ||
八幡浜[132][136] | 八幡浜 | 災害 | |||||
91.4 | ※岡山 | 岡山県 | 岡山 | 山陽放送 | - | ||
熊本 | 熊本県 | 合志 | 熊本放送 | 都市型難聴 | |||
91.5 | 札幌[152] | 北海道 | 江別 | 北海道放送 | |||
北九州 | 福岡県 | 福岡 | RKB毎日放送 | 北九州 (JOFO) | 都市型難聴 災害 |
||
※那覇 | 沖縄県 | 那覇 | 沖縄県民放2社のいずれか | - | |||
91.6 | 東京(墨田) | 関東広域圏 | 埼玉・川口 | 文化放送 | 都市型難聴 災害 |
||
田辺[133] | 和歌山県 | 和歌山 | 和歌山放送 | 田辺白浜 (JOVL) | 地理的・地形的難聴 | ||
九度山[180] | |||||||
91.7 | ◆青森(五所川原)[166] | 青森県 | 青森 | 青森放送 | 都市型難聴 地理的・地形的難聴 |
||
松山(伊予) | 愛媛県 | 松山 | 南海放送 | 災害 | 前身は実験試験局[66] | ||
新居浜 | 新居浜 (JOAL) | ||||||
宇和島[132][136] | 宇和島 (JOAM) | - | |||||
大洲 | 大洲 (JOAN) | 地理的・地形的難聴 | |||||
91.8 | 諫早 | 長崎県・佐賀県 | 長崎 | 長崎放送 | 諫早 | 都市型難聴 | |
91.9 | 大阪(生駒山) | 近畿広域圏 | 大阪・堺 | 大阪放送 | |||
92.2 | ※長野 | 長野県 | 長野 | 信越放送 | - | ||
鳥取(鉢伏山)[178] | 鳥取県・島根県 | 米子 | 山陰放送 | 鳥取 (JOHL) | 都市型難聴 外国波混信 |
||
92.3 | 周南(防府) | 山口県 | 周南 | 山口放送 | |||
柳井(石城山)[155] | 外国波混信 | ||||||
岩国 | 都市型難聴 外国波混信 |
||||||
◆人吉[159] | 熊本県 | 合志 | 熊本放送 | 人吉 | 地理的・地形的難聴 災害 |
||
92.4 | ※山形 | 山形県 | 山形 | 山形放送 | - | ||
※横浜 | 神奈川県 | 川崎 | アール・エフ・ラジオ日本 | - | |||
御坊[133] | 和歌山県 | 和歌山 | 和歌山放送 | 御坊 (JOVM) | 地理的・地形的難聴 | ||
串本[180] | 串本 | ||||||
92.5 | ◆宿毛[163] | 高知県 | 高知 | NHK高知第1 | 宿毛 | 災害 | 南海トラフ地震対策のための特例設置 |
92.6 | 長崎 | 長崎県・佐賀県 | 長崎 | 長崎放送 | 都市型難聴 | ||
92.7 | ◆八戸(階上岳)[205] | 青森県 | 青森 | 青森放送[205] | 地理的・地形的難聴 都市型難聴[204] |
||
新潟(弥彦山) | 新潟県 | 新潟 | 新潟放送 | 災害 | |||
行橋(大坂山) | 福岡県 | 福岡 | 九州朝日放送 | 行橋 | 都市型難聴 災害 |
||
92.8 | 鹿児島 | 鹿児島県 | 霧島 | 南日本放送 | 災害 | ||
92.9 | 名古屋(三国山) | 中京広域圏 | 愛知・あま | 東海ラジオ放送 | 都市型難聴 | ||
93.0 | 東京(墨田) | 関東広域圏 | 千葉・木更津 | ニッポン放送 | 都市型難聴 災害 |
||
※徳島 | 徳島県 | 徳島 | 四国放送 | - | |||
糸島 | 福岡県 | 福岡 | 九州朝日放送 | 都市型難聴 災害 |
|||
◆延岡[171] | 宮崎県 | 宮崎 | NHK宮崎第1 | 延岡 | 災害 | 南海トラフ地震対策のための特例設置 | |
93.1 | ※那覇 | 沖縄県 | 那覇 | 沖縄県民放2社のいずれか | - | ||
93.3 | 大阪(生駒山) | 近畿広域圏 | 大阪・高石 | 朝日放送 | 都市型難聴[208] 地理的・地形的難聴[208] |
||
大分[140] | 大分県 | 杵築 | 大分放送 | 地理的・地形的難聴 | |||
93.5 | 仙台[166][198] | 宮城県 | 仙台 | 東北放送 | 都市型難聴 地理的・地形的難聴 |
2016年6月30日 免許申請[209] | |
佐賀(八幡岳)[162] | 長崎県・佐賀県 | 佐賀 | 長崎放送 | 佐賀 (JOUO) | 地理的・地形的難聴 | - | |
93.6 | ◆宇和島[163] | 愛媛県 | 松山 | NHK松山第1 | 宇和島 | 災害 | 南海トラフ地震対策のための特例設置 |
93.7 | 名古屋(三国山) | 中京広域圏 | 三重・桑名 | CBCラジオ | 都市型難聴 災害[210] |
||
阿久根(紫尾山) | 鹿児島県 | 霧島 | 南日本放送 | 阿久根 | 災害 | ||
93.9 | 静岡(高草山)[160] | 静岡県 | 静岡 | 静岡放送 | 都市型難聴 地理的・地形的難聴 |
||
94.0 | 金沢(野々市)[142] | 石川県 | 野々市 | 北陸放送 | 都市型難聴 外国波混信 |
||
北九州 | 福岡県 | 福岡 | 九州朝日放送 | 北九州 (JOIL) | 都市型難聴 災害 |
||
94.1 | ※宇都宮 | 栃木県 | 宇都宮 | 栃木放送 | - | ||
94.2 | 和歌山(岩屋山)[124] | 和歌山県 | 和歌山 | 和歌山放送 | 都市型難聴 地理的・地形的難聴 |
||
新宮[180] | 新宮 (JOVN) | 地理的・地形的難聴 | |||||
◆水俣[159] | 熊本県 | 合志 | 熊本放送 | 水俣 | 地理的・地形的難聴 災害 |
||
鹿屋 | 鹿児島県 | 霧島 | 南日本放送 | 災害 | 過去にはAM1062kHzで中継局が運用されていた | ||
94.6 | 水戸(加波山) | 茨城県 | 水戸 | 茨城放送 | 都市型難聴 地理的・地形的難聴 |
||
◆福井[182] | 福井県 | 坂井 | 福井放送 | 都市型難聴 | |||
広島 | 広島県 | 広島 | 中国放送 | 都市型難聴 地理的・地形的難聴 |
2014年12月22日 免許申請[89] | ||
福山[155] | 福山 (JOEO) | 都市型難聴 | 2016年5月30日 免許申請[211] | ||||
◆日和佐[163] | 徳島県 | 徳島 | NHK徳島第1 | 日和佐 | 災害 | 南海トラフ地震対策のための特例設置 | |
糸島 | 福岡県 | 福岡 | RKB毎日放送 | 都市型難聴 災害 |
|||
94.7 | 延岡[159][212] | 宮崎県 | 宮崎 | 宮崎放送 | 延岡 | 地理的・地形的難聴 災害 |
|
94.8 | 行橋(大坂山) | 福岡県 | 福岡 | RKB毎日放送 | 行橋 | 都市型難聴 災害 |
|
枕崎 | 鹿児島県 | 霧島 | 南日本放送 | 災害 | |||
94.9 | ※京都または大津 | 京都府・滋賀県 | 京都・久御山 | 京都放送 |
同一放送対象地域内に複数の対象局がある場合、どの放送事業者にどの周波数が割り当てられるのかは予備免許交付の際に決定される。対象事業者は以下の通り。
またNHKは、独自にFM放送を運用していることから本来既存中波中継局との併存は認められていないが、国は南海トラフ地震災害で大きな被害を受けると想定される地域に限って認める方針に転換した。なお90MHz未満の中継局はいずれもFM単独設置。
ギャップフィラー中継局
FM補完放送の実施は放送事業者の義務ではなく[213]、必要とされながらも実施されない地域もある。
この状況に、近畿総合通信局は基礎自治体(市町村)が受信障害対策中継放送(通称ギャップフィラー)の制度を利用して中継局を開設することを認めた[214]。聴取者からみれば小規模ながらもFM補完中継局が開局することと同様に見えるが、制度が異なるので基幹放送用周波数使用計画に規定された周波数は使用できず、免許人が市町村であり電気料金や設備維持などの費用は市町村が負担すること、技術的には対象のAM放送を受信して再送信するものであることが異なる。
日本国外の事例
韓国では、1960年代に旧TBC(東洋放送)の前身ソウルFM放送が、最初に民放FMを始めた。
音楽放送以外にも、AM放送難聴対策としてのFM補完放送が広く行われており、「標準FM放送」として体系化され、呼出符号に「-SFM」(“Standard FM”の略)という後付が存在している。
1980年、韓国政府主導で言論統廃合施策が実施され、KBS(韓国放送公社)はTBCを吸収し、TBCラジオをKBS第2ラジオとして引き継ぎ、2015年現在もAM放送を継続しているが、標準FMでもサイマル放送していることから、“Happy FM”という愛称が付いている。また、同局運営のKBS第1ラジオでもAM放送を行っているが、テレビCMではAM放送の周波数ではなく、ソウル局の標準FM放送周波数を紹介している。
出典・脚注
- ^ a b 平成26年総務省告示第150号による基幹放送用周波数使用計画改正
- ^ 平成9年郵政省令第63号による電波法施行規則改正により第2条第1項第28号の17に定義される。平成25年総務省令第7号による電波法施行規則改正により同条同項第28号の9に繰上げ。
- ^ a b 沿革 北日本放送
- ^ 名護局・国頭局。沖縄本局 (783→864kHz) 以外に当時、放送支局・中継局がなかった。
- ^ 名護局・国頭局。沖縄本局 (738kHz) 以外に当時、沖縄本島に放送支局・中継局がなかった。
- ^ 石垣局・祖納局・与那国局。宮古島市(当時は平良市)に中波の放送支局 (1152kHz) が存在していたが2005年5月2日に廃局となった。
- ^ 祖納局(ラジオ第2)・与那国局。
- ^ 南大東局。
- ^ a b 新潟県中越地震災害に係る放送局(中継局)の予備免許 信越総合通信局報道資料 平成16年10月29日(Internet Archiveのアーカイブ:2004年11月10日収集)
- ^ a b 「東北地方太平洋沖地震」に伴う臨時放送局の免許情報 平成23年4月2日16:00現在 3月18日発表分 災害情報(東北総合通信局)(国立国会図書館のアーカイブ:2011年4月1日収集)
- ^ a b 臨時中継局としての免許の有効期限は「平成27年3月31日」まで。無線局免許状等情報 平成27年3月7日現在 総務省電波利用ホームページ(同上:2015年4月2日収集)参照。
- ^ a b FM補完中継局としての免許の日は「平成27年3月27日」である。無線局免許状等情報 平成27年4月4日現在 総務省電波利用ホームページ(同上:2015年5月2日収集)参照。
- ^ a b 平成26年総務省令第220号による改正
- ^ a b 「放送ネットワークの強靭化に関する検討会」中間取りまとめの公表及び意見募集の結果 総務省報道資料 平成25年7月17日(同上:2013年8月1日収集)
- ^ a b 「放送ネットワークの強靭化に関する検討会」中間取りまとめ (PDF) 同上別紙2(同上:同日収集)
- ^ a b V-Lowマルチメディア放送及び放送ネットワークの強靭化に係る周波数の割当て・制度整備に関する基本的方針の公表及び意見募集の結果 同上 平成25年9月27日(同上:2013年10月1日収集)
- ^ a b 「V-Lowマルチメディア放送及び放送ネットワークの強靭化に係る周波数の割当て・制度整備に関する基本的方針」 (PDF) 同上 同日(同上:同日収集)
- ^ a b AMラジオ放送を補完するFM中継局に関する制度整備の基本的方針(案)に対する意見募集の結果 同上 平成26年1月31日(同上:2014年2月3日収集)
- ^ a b 「AMラジオ放送を補完するFM中継局に関する制度整備の基本的方針」 (PDF) 同上別紙3(同上:同日収集)
- ^ 当該周波数を割り当てることができず、災害対策のために真に必要な場合に限る。
- ^ 日本放送協会第1236回経営委員会議事録(2015年4月28日開催、5月15日公表) (NHK)
- ^ 災害対策・難聴対策のためのFM補完中継局の予備免許取得について TBSラジオ、2014年9月3日
- ^ ワイドFMラジオを販売 CBCラジオ
- ^ “北日本放送、FM補完中継局の免許状交付”. KNBニュース. (2014年11月26日). オリジナルの2014年12月5日時点におけるアーカイブ。 2016年3月7日閲覧。
- ^ 木下一哉 (2014年11月26日). “KNBラジオはFMでも!”. 北日本放送. 2016年3月7日閲覧。
- ^ a b コンポ等の据え置き型ラジオは95.0MHzまで、ウォークマンやXperiaを含めたポータブルラジオは108.0MHzまで対応。なおAndroid 5.1までのXperiaは地域設定を「日本」以外に設定しないと聴取不可(6.0以降のXperiaは地域設定が「日本」でも聴取可能)。
- ^ NEWS(2015年12月4日「FM補完放送対応機種のご案内」参照)
- ^ 既存品はアップデートが必要。PJ-35 / PJ-30 ファームウェアアップデートについて(Windows)
- ^ 例・「〜スマートフォンとカーオーディオを連携させる新インターフェース「マルチディスプレイモード」に対応〜カロッツェリア メインユニット7機種を新発売」
- ^ TLETは(新)Aurexブランドも含めた同社のFM補完放送対応機は全機種108.0MHzまでの対応を公式表明している。
- ^ 2014年でも、ソニー、パナソニック、ANDO、Audio Comm、DEGEN、TECSUNや、アイコム、アルインコ、八重洲無線といった通信機型など、各社から多数販売されている。
- ^ 1970年代から各家電メーカーが発売したFM対応ラジオ(初期の製品例として、松下 RF-877(1973年[1])、ソニー ICF-7600(1977年[2]))、ラジカセ、コンポでは、大半はFMをアナログテレビの1chから3chの領域を含めた76MHzから108MHzで設定したもの、メーカーによってはアナログ4chから12chに当たる170MHzから222MHzが受信できたバージョンも多数ある(まれにUHF (13ch - 62ch) に当たる470MHzから770MHzが受信できたものもある)。ただし予め1chから3ch相当の音声周波数 (95.75, 101.75, 107.75MHz) に固定して設定している物は90MHz以上のFM補完放送を受信できない。
- ^ FM放送用の周波数偏移の大きい変調モードのこと。
- ^ 八重洲無線の製品の例
- ^ アルインコの製品の例
- ^ 「FM補完放送」呼称は“ワイドFM” ORICON STYLE、2015年3月30日
- ^ 関西AMラジオ3社が「まいど!ワイドFM」 ITpro、2015年7月28日
- ^ ABSラジオのFM補完中局
- ^ TBCラジオ|ワイドFM(FM補完放送)
- ^ IBS茨城放送i-fm
- ^ FM補完中継局 i-fm(あいえふえむ)開局!(2015年8月19日現在のアーカイブ)(オリジナルURL)
- ^ 二刀流ラジオ。文化放送AM1134kHz / FM91.6MHz
- ^ HappyFM93 ワイドFM FM補完放送 ニッポン放送
- ^ BSNラジオ ワイドFM
- ^ KNBラジオ FM90.2
- ^ ワイドFM 94.0MHz〜MROラジオがFMラジオでも聴けるようになります!
- ^ 東海ラジオFM92.9
- ^ CBCラジオ、FM放送も始まりました
- ^ ラジオ大阪FMに「クィック (91.9) と覚えて下さいね」とのロゴが貼ってある。
- ^ MBSラジオのワイドFM
- ^ 和歌山放送FM wbsFM 94.2
- ^ RCC-FM
- ^ FM補完放送 エフエムKRY KRY山口放送
- ^ 南海放送ラジオのFM局「エフナン(Fnam)」が開局しました | 南海放送(インターネット・アーカイブのキャッシュ)。
- ^ 第1003回電波監理審議会議事録 (PDF) 2014年3月12日開催 総務省(国立国会図書館のアーカイブ:2014年5月7日収集)
- ^ 第1003回電波監理審議会会長会見用資料 (PDF) 同日開催 総務省(同上:同日収集)
- ^ 放送法施行規則等の一部を改正する省令案等に係る電波監理審議会への諮問及びその答申並びに意見募集の結果-FM方式によるAMラジオ放送の補完中継局に関する制度整備及び北海道における地上デジタルテレビジョン放送の受信環境改善 総務省報道資料 平成26年3月12日(同上:2014年4月2日収集)
- ^ 制度整備の概要 (PDF) 同上別添1 (同上:同日収集)
- ^ 放送法施行規則の一部を改正する省令案 (PDF) 同上別添2-1 (同上:同日収集)
- ^ 電波法施行規則の一部を改正する省令案 (PDF) 同上別添3 (同上:同日収集)
- ^ 基幹放送用周波数使用計画の一部を変更する告示案 (PDF) 同上別添5-1 (同上:同日収集)
- ^ 平成26年総務省令第42号による改正
- ^ 平成26年総務省令第49号による改正
- ^ FM補完中継局に予備免許 -災害対策用FM補完中継局として、全国初の予備免許- 九州総合通信局報道資料 平成26年7月16日(国立国会図書館のアーカイブ:2014年8月5日収集)
- ^ FM補完中継局に予備免許 -災害対策用FM補完中継局として北陸管内で初、全国で2番目- 北陸総合通信局報道資料 平成26年8月19日(同上:2014年9月5日収集)
- ^ a b V-Low帯を利用した大電力FM同期放送の実用化にむけた実験について 南海放送 報道資料 2014年8月25日
- ^ 関東広域AMラジオ3社のFM補完中継局に予備免許 関東総合通信局 報道資料 平成26年9月3日(国立国会図書館のアーカイブ:2014年9月5日収集)
- ^ 南海放送株式会社の災害対策用FM補完中継局に予備免許 ≪四国初のFM補完中継局に対する予備免許≫ 四国総合通信局 報道資料 平成26年10月31日(同上:2014年11月6日収集)
- ^ 中国管内初、島根県隠岐地区で外国波混信対策用中継局の予備免許 中国総合通信局報道資料 平成26年11月5日(同上:同日収集)
- ^ 災害対策用FM補完中継局に全国で初の免許 総務省北陸総合通信局報道資料 平成26年11月26日(同上:2014年12月5日収集)
- ^ 南海放送株式会社の災害対策用FM補完中継局に免許≪全国初の災害対策用FM補完中継局に対する免許≫ 総四国総合通信局報道資料 同日(同上:同日収集)
- ^ 南海放送ラジオのFM局「エフナン(Fnam)」が開局しました~災害対策用FM補完中継局が本放送開始 ~ 南海放送 報道資料 平成26年12月1日
- ^ 株式会社秋田放送の災害対策用FM補完中継局に予備免許 東北総合通信局 報道資料 平成26年12月5日(国立国会図書館のアーカイブ:2015年1月9日収集)
- ^ 災害対策用FM補完中継局に免許を付与 -九州管内で初の免許 九州総合通信局 報道資料 平成26年12月22日(同上:同日収集)
- ^ 広報隠岐の島 2015年1月号 (PDF) p.14 隠岐の島町
- ^ テレビジョン中継放送局およびラジオ中継放送局の開局について (PDF) NHK第1236回経営委員会議事録 2015年4月28日
- ^ AMでもFMでもMBCラジオ 南日本放送 2014年12月22日
- ^ 南海放送株式会社の災害対策用FM補完中継局に予備免許 四国総合通信局報道資料 平成27年2月3日(国立国会図書館のアーカイブ:2015年2月13日収集)
- ^ 株式会社秋田放送の災害対策用FM補完中継局に免許 東北総合通信局報道資料 平成27年2月26日(同上:2015年3月6日収集)
- ^ ABSラジオのFM補完局開設について 秋田放送 2015年3月2日
- ^ 株式会社アイビーシー岩手放送及び株式会社エフエム岩手の中継局に予備免許 東北総合通信局報道資料 平成27年3月13日(国立国会図書館のアーカイブ:2015年4月2日収集)
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- ^ AMラジオ2社のFM補完中継局に予備免許 東海総合通信局報道資料 平成27年5月13日(国立国会図書館のアーカイブ:2015年6月2日収集)
- ^ 山口県内のAMラジオ難聴対策でFM補完中継局に予備免許 中国総合通信局報道資料 平成27年6月16日(同上:2015年7月2日収集)
- ^ 広島県内のAMラジオ難聴対策でFM補完中継局に予備免許 同上 平成27年6月22日(同上:同日収集)
- ^ 長崎放送中波ラジオ難聴地域の一部解消に向けて - 中波ラジオ放送のFM方式による補完中継局に、長崎県初の予備免許を付与 - 九州総合通信局報道資料 平成27年6月30日(国立国会図書館のアーカイブ:2015年7月2日収集)
- ^ 株式会社アイビーシー岩手放送の中継局に予備免許 - 岩手県下閉伊郡岩泉FM中継局に対する予備免許 - 東北総合通信局報道資料 同日(同上:同日収集)
- ^ IBCラジオ 80.3MHz 岩泉小本開局! IBCラジオ 2015年7月7日
- ^ a b AMラジオ放送を補完するFM局の免許申請 FMRCC広島 中国放送 2014年12月22日(2015年7月8日追記)
- ^ 株式会社新潟放送の災害対策用FM補完中継局に予備免許 信越総合通信局報道資料 平成27年7月15日(国立国会図書館のアーカイブ:2015年8月2日収集)
- ^ 株式会社IBS(茨城県域AM放送局)のFM補完中継局に予備免許 関東総合通信局報道資料 平成27年7月17日(同上:同日収集)
- ^ FM補完中継局「KRY山口FM」放送開始! 山口放送 2015年7月21日
- ^ 近畿広域AMラジオ3社のFM補完中継局に予備免許 近畿総合通信局報道資料 平成27年7月24日(国立国会図書館のアーカイブ:2015年8月2日収集)
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関連項目
- サイマル放送
- 受信障害対策中継放送
- エフエム沖縄 - 旧・極東放送。1984年に混信対策でAM放送局からFM放送局に転換した。