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第9期順位戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第14期名人戦 (将棋)から転送)
第9期 順位戦 / 第14期 名人戦
開催期間 1954年6月 - 1955年3月
前名人 大山康晴(通算3期目)
第14期名人 大山康晴(通算4期目)
△ 昇級 △
次期A 松下力/五十嵐豊一
次期B1 熊谷達人/廣津久雄
次期B2 下平幸男/山田道美
次期C1 加藤一二三/津村常吉
▼ 降級 ▼
次期B1 丸田祐三
次期B2 村上真一/南口繁一/萩原淳
次期C1 大和久彪/角田三男/星田啓三
次期C2 間宮純一
順位戦
0 陥落
降級者なし
順位戦
第8期第10期 >
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第9期順位戦(だい9きじゅんいせん)は、1955年度(1954年6月 - 1955年3月)の順位戦である。順位戦は将棋タイトル戦の一つである名人戦の予選にあたる棋戦である。ここでは第14期名人戦についてもあわせて記述する。

第14期名人戦七番勝負

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名人戦七番勝負は、大山康晴名人が高島一岐代八段を4勝2敗で下し、名人位を防衛した[1]

対局者 第1局 第2局 第3局 第4局 第5局 第6局
1955年
4月5日・6日
1955年
4月9日・10日
1955年
5月6日・7日
1955年
5月17日・18日
1955年
5月31日・6月1日
1955年
6月14日・15日
大山康晴名人 名人位防衛
高島一岐代八段

順位戦結果

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  •    :名人挑戦・次期昇級
  •    :次期降級

A級

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名人挑戦1名・降級1名

順位 棋士名 段位 年齢 前期成績(順位) 備考
1 升田幸三 八段 37 7-3(1) 0 0 休場
2 塚田正夫 九段 40 7-3(2) 5 3
3 大野源一 八段 43 6-3(10) 5 3
4 花村元司 八段 37 6-4(6) 5 3
5 灘蓮照 八段 28 6-4(8) 3 5
6 松田茂行 八段 33 5-5(3) 5 3
7 丸田祐三 八段 36 5-5(4) 1 7 降級
8 原田泰夫 八段 32 4-5(5) 3 5
9 高島一岐代 八段 38 9-3(4) 6 2 名人挑戦
10 松浦卓造 八段 40 8-3(5) 3 5

B級1組

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昇級2名・降級3名

順位 棋士名 段位 年齢 前期成績(順位) 備考
1 南口繁一 八段 36 4-6(9) 5 8 降級
2 小堀清一 八段 43 2-8(7) 6 7
3 高柳敏夫 八段 35 2-8(11) 7 6
4 荒巻三之 八段 40 7-5(10) 6 7
5 坂口允彦 八段 46 7-5(11) 7 6
6 板谷四郎 八段 41 6-6(1) 6 7
7 五十嵐豊一 八段 30 6-6(6) 9 4 昇級
8 萩原淳 八段 50 5-6(7) 1 12 降級
9 松下力 八段 42 5-7(2) 10 3 昇級
10 京須行男 七段 41 5-7(8) 6 7
11 清野静男 七段 32 5-7(9) 7 6
12 本間爽悦 七段 35 5-7(12) 6 7
13 二上達也 七段 23 7-2(10) 9 4
14 村上真一 八段 57 7-3(8) 6 7 降級
15 松田辰雄 八段 38 休場(14) 0 0 休場[2]

B級2組

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昇級2名・降級3名

順位 棋士名 段位 年齢 前期成績(順位) 備考
1 廣津久雄 七段 32 5-7(13) 8 4 昇級
2 梶一郎 八段 42 4-8(3) 7 5
3 佐瀬勇次 七段 36 7-4(3) 5 8
4 金高清吉 七段 36 6-5(1) 7 5
5 建部和歌夫 八段 45 6-5(2) 8 5
6 熊谷達人 六段 24 6-5(11) 9 4 昇級
7 星田啓三 六段 38 6-5(12) 4 9 降級
8 斎藤銀次郎 八段 50 5-6(9) 6 7
9 山本武雄 七段 38 4-6(4) 5 7
10 北村秀治郎 七段 47 4-7(5) 6 7
11 大和久彪 七段 41 4-7(6) 5 8 降級
12 山川次彦 七段 35 9-3(1) 6 7
13 角田三男 六段 45 9-3(11) 5 8 降級
14 加藤博二 七段 31 休場(14) 8 5
15 富沢幹雄 七段 34 休場(13) 0 0 休場

C級1組

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昇級2名・降級1名

順位 棋士名 段位 年齢 前期成績(順位) 備考
1 二見敬三 六段 23 2-9(7) 6 5
2 岡崎史明 六段 47 8-4(2) 4 7
3 加藤恵三 六段 46 8-4(3) 5 6
4 山中和正 六段 40 7-5(4) 7 4
5 橋爪敏太郎 六段 46 6-6(6) 4 6
6 下平幸男 六段 30 6-6(7) 8 3 昇級
7 神田鎮雄 六段 25 6-6(9) 3 8
8 木川貴一 五段 35 6-6(12) 7 4
9 藤川義夫 六段 46 4-8(5) 4 7
10 間宮純一 六段 46 4-8(10) 2 8 降級
11 山田道美 五段 21 10-1(11) 8 3 昇級
12 北村昌男 五段 20 7-3(12) 7 4

C級2組

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当初は8月までの四段昇段者を含めた17人による総当たり戦(16回戦制)として開始。

年度途中から関東と関西の2組に分けての各組総当たり(一人最大12局)に改編し、リーグ戦を実施。

昇級2名(東・西各1名)

東組

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順位 棋士名 段位 年齢 前期成績(順位) 備考
1 市川一郎 六段 52 3-9(8) 3 9
5 吉田六彦 六段 45 5-5(1) 3 9
6 平野広吉 五段 39 5-6(2) 5 7
7 津村常吉 四段 31 5-6(5) 9 3 昇級
9 浅沼一 四段 30 5-6(9) 7 5
11 鈴木禎一 五段 55 4-7(6) 0 0 休場[3]
12 佐藤豊 四段 40 3-8(10) 3 9
13 関根茂 四段 25 三段 9 3
14 大友昇 四段 23 三段 8 4
15 佐藤庄平 四段 22 三段 7 5

西組

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順位 棋士名 段位 年齢 前期成績(順位) 備考
2 橋本三治 五段 29 2-10(13) 7 5
3 増田敏二 五段 39 6-5(3) 6 6
4 西本馨 四段 31 6-5(8) 3 9
8 野村慶虎 六段 55 5-6(7) 5 7
10 畝美与吉 六段 54 4-7(4) 4 8
16 加藤一二三 四段 15 三段 11 1 昇級
17 市川伸 四段 19 三段 6 6

脚注

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  1. ^ 名人戦・順位戦|棋戦”. 日本将棋連盟. 2021年7月23日閲覧。
  2. ^ 1955年1月14日現役のまま死去。
  3. ^ 1955年1月7日休場を表明後現役のまま死去。

外部リンク

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